2月29日(午後)、埼玉県(仮称)ミヤマホオジロの森
コミミズクは去年、一昨年とさんざん撮ったし、デジスコでは飛翔写真はかなり難しい。それよりなにより、カメラマンでごった返す場所には行きたくはないと、午後からは今日も(仮称)ミヤマホオジロの森へ行った。まず最初に、湖の岸辺にいるイカルチドリを撮った。バーダーさんが湖面を双眼鏡で覗いているのでその方向を見ると、、一羽のトモエガモが遠くに泳いでいた。例によってミヤマホオジロのポイントは夕方のお楽しみに残して付近を散策すると、ヤマツツジの小枝にジョウビタキの雄が止まっていた。今日で3回目となるが、決まってその場所に止っている。きっと居心地がとても良く餌も豊富なのだろう。今日もまたデジスコを向けて一枚撮ると、背後の木の枝にルリビタキの雌が止まっていた。するとジョウビタキは飛立って追払ったが、しばらくしてジョウビタキが何処かに散歩に出かけた隙に、今度はルリビタキの雌が同じ小枝のほぼ同じ場所に止った。写真撮影はもちろん楽しいが、こんな観察もとっても楽しいものである。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、ルリビタキの雌(写真上右)、アオゲラ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ミヤマホオジロ、アオジ、ビンズイ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、トモエガモ、コガモ、マガモ、アオサギ等。
2月29日(午前)、埼玉県さいたま市秋ヶ瀬公園
去年は様々な冬鳥がたくさんやって来て、冬を充分堪能出来たが、今年は本当に冬鳥が少なく、まるで冬が来なかったかの様な感じがする。今日も埼玉までプチ遠征したって、たいしたものはいないだろうと思ってはいたが、冬鳥の最後のスターたるヒレンジャクが今日やって来る事だってあるかもしれないと秋ヶ瀬公園へ行った。午前8時に子供の森の駐車場に到着するが、止っている車は僅かの2台である。と言う事は、たいしたものが出ていない証拠である。それでもデジスコをセットして散策を開始すると、シメやモズが出迎えてくれた。また、去年は飽きるほど撮影したアカゲラだが、今年は今日初めての観察となった。その後、かなり粘っては見たものの、これといったものにはお目にかかれないし、シャッターを押す事も無かった。それでも秋ヶ瀬公園の常連さんがぞくぞくやって来た。目的は秋ヶ瀬公園の野鳥では無く、夕方からの近くの田んぼのコミミズクである。まあ、それまでの時間潰しという訳なのだ。
<今日見られた主なもの>鳥/シメ(写真上左)、モズの雄(写真上右)、アカゲラ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、キクイタダキ、アオジ、シジュウカラ、メジロ、オナガ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月28日、横浜市港北区新吉田町
昨日はまたまた風が強かったので、家の周りの掃除をした。何でも無い外回りの掃除だが、竹の落葉の季節には竹の枯葉が多くなり、モミジの紅葉の後にはモミジの枯葉が多くなる。今日は何と梅の白い花びらがかなり多かった。たかが掃除だが、その気になれば季節を感じ取れる立派な道端自然観察なのである。一段落ついて時計を見ると10時半、今日はお休みにしようかなあとも思ったが穏やかな晴天、路傍の野の花を撮ろうと新吉田町へ行った。まずは野山のふわふわの代表選手であるネコヤナギを見に行ったが、まだ咲いていなかった。丘の上の畑に登って行くと、野山のくるくるの代表選手であるカラスノエンドウが咲いていた。後は青空の雫であるオオイヌノフグリを撮ろうと地主さんの池の畔の畑へ降りて行った。何処にでも普通な路傍のオオイヌノフグリやホトケノザ、しかしこれらを美しく撮影するのは山野草として人気の高い花々より撮影が難しい。有名女優は誰でもパチリで美しく撮れるが、庶民の美人を美しく撮るのは難しいのと同じである。
<今日見られた主なもの>花/カラスノエンドウ(写真上左)、オオイヌノフグリ(写真上右)、ウメ、マンサク、シナマンサク、ボケ、ナズナ、タネツケバナ、ホトケノザ、フキノトウ等。蝶/キタテハ等。昆虫/ナナホシテントウ等。鳥/ジョウビタキ、モズ、シロハラ等。
2月27日、東京都渋谷区明治神宮
今日は晴れだが風が心配された。しかし、御苑は窪地だし、頭の上を風が通り過ぎてしまうだろう。そう思ったのだが、鳥居をくぐって深い森へ入った瞬間、風は弱まってほっした。こんな日だから参加者は少ないだろうと思ったら、なんと8名の方が集った。ポイントへ行くと、しっきり無しにクロジ、アオジ、ソウシチョウ、シロハラが現れ、至近距離で見ているだけでも楽しかった。ヤマガラがたくさん見られるポイントへ行って、掌にヒマワリの種をのせて掲げると、すぐにヤマガラがやって来た。それからは入れ替わり立ち代わりヤマガラが掌にのって餌をついばんで行くのはもちろん、参加者の帽子の上にも何べんも止った。みなさん多いに愉しんで、目と鼻の先にやって来るヤマガラの愛らしい姿に感嘆した。午後はオシドリを見に行ったが、今回は丸秘の作戦によって至近距離にオシドリが泳いで来た。これまたみなさん充分にオシドリの美しさを堪能した。これだから止められない止らないカッパエビセンの様な観察会という訳である。
<今日見られた主なもの>鳥/オシドリの雄(写真上左)、オシドリの雌(写真上右)、カワセミ、ジョウビタキ、ルリビタキ、クロジ、アオジ、ソウシチョウ、シロハラ、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、モズ、ヒヨドリ、ツグミ、コサギ、カイツブリ、マガモ、ハシブトガラス、スズメ等。
2月26日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は安楽亭の焼肉ランチを食べたかったのだが、夕方から雨が降るというので、近くのスーパーつるかめで390円の弁当を買った。やけにご飯がぱさぱさしているなあと製造日時を調べてみると、今日の午前2時となっていた。寒さと乾燥で冬場はこんなものなのだろう。今日は健康昼寝も寄り道もしないで、野鳥の撮影ポイントに直行した。昨日、西陽がきつくコントラストが激しく良い写真が撮れなかったので、今日はリベンジという訳である。誰一人もいない雑木林の真ん中で、椅子に腰を下ろして小鳥を待つ。しかも可愛らしいヤマガラやアオジという訳である。昨今、公園と名が付く所は鳥撮りマンやバーダーはもとより、散歩及び犬同伴の散歩の方が多くて安らげない。小鳥だってそんな場所は嫌いな筈である。まあ、そんな訳で、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、ホオジロが、ひっきりなしにやって来た。更に近頃姿を現さなかったジョウビタキの雌も現れた。しかし、人間は誰一人やって来なかった。
<今日見られた主なもの>鳥/ヤマガラ(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、カワセミ、オオタカ、ノスリ、ミソサザイ、ツグミ、カシラダカ、ホオジロ、シジュウカラ、アオジ、コゲラ、コサギ、ハシブトガラス等。
2月26日(午前)、横浜市緑区三保町
今日は待ちに待った曇り日、被写体を青空に抜いて暖かい春の雰囲気を出すのは無理だが、こんな日はしっとりと落ち着いた写真が撮れる。雨は夕方からだと言うし、気温がかなり上がると言うから嬉しい限りである。とは言っても、曇り日だとこの時期撮るものが少なくなる。そこで三保町へ行って、植栽のマンサクやサンシュユを撮ろうと出かけてみた。まずは横浜動物の森公園の雑木林を覗いて見たが、ウグイスカグの花はほんの少ししか咲いてなく写欲を誘うものは無かった。秘密の近道を下ると三保町の植木屋さんの畑で、マンサクが満開であった。もっとも、花は小さく枯葉も全て落ちていたし、花の芯も薄紅色だからマンサクだろうと思っているのだが、山野に自生するマンサクに比べると幾分豪華である。まあ、シナマンサクとマンサクの交雑種もあるだろうから、ここではマンサクと言うことにしておく。もう一つ期待したサンシュユは、蕾はかなり開いてはいたものの完全に開花しているものは無かった。
<今日見られた主なもの>花/マンサク、サンシュユの蕾(写真上右)、ウメ、シナマンサク、ウグイスカグラ、オオイヌノフグリ、ナズナ、タネツケバナ、ホトケノザ、フキノトウ等。昆虫/イラガの繭等。その他/オニグルミの葉痕、センダンの葉痕等。
2月25日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは、一週間に一度はお邪魔する事に決めている新治市民の森へ行った。今日は、このところお会いしていないお仲間がいる内にと、寄り道せずに野鳥観察ポイントへ直行した。すると、一昨日及び昨日の強風で池の枯れた立ち木が二本も折れてしまったとの悲報に接した。残っているのはもう僅か、これではアカゲラやコゲラが塒や巣を掘る事も出来ない。新治のハンノキ林の池も普通の池になりそうで、本当に寂しくなった。それでも、お仲間が帰った後、椅子に座って小鳥達のお出ましを待った。シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、アオジ等がやって来たが、西陽が強くて良い写真が得られない。そんな訳で、既に日陰となっている池のカワセミに狙いを定めてシャッターを切った。野鳥撮影及び観察はカワセミに始まってカワセミに終ると言うが、飛翔写真では無い止り物のカワセミ撮影もそろそろ飽きて来た。超音波モーター内蔵の300ミリの望遠レンズでも買うかなと苦笑した。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上)、ノスリ、ミソサザイ、ツグミ、カシラダカ、ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、コサギ、ハシブトガラス等。
2月25日(午前)、横浜市都筑区池辺町
一昨日の春一番、それが変じての昨日の北風、いゃまぁ、ものすごい強風でした。この為、自宅周辺には落葉やゴミが散らばって、なんと45リットルのゴミ袋が一杯となった。そんな訳で掃除に時間がかかり、今日も車で10分の池辺町へ行った。暖かい日もあったから、先日見つけたツクシがかなり伸びているのではと期待したが、残念ながらほとんど生長していなかった。やはり植物の生長には水が必要で、雨がこのところ降っていないのだからと納得する。しからば野の花はと探してみたが、今一、写欲を誘うものには出会わなかった。一昨日の強風によって乾燥した畑の土が運ばれて、オオイヌノフグリが花だけ土の表面に顔を出しているのを見て笑ってしまった。これでは今日もまたまた貧果かなと思ったら、アセビの蕾が膨らんで可愛らしく並んでいた。こんな可憐な花なのにアセビは有毒で野性のシカも食べないから、春日大社にはアセビがたくさん見られると図鑑に書かれてあった。
<今日見られた主なもの>花/アセビの蕾(写真上右)、ウメ、オオイヌノフグリ、ナズナ、タネツケバナ、ホトケノザ、セイヨウタンポポ、フキノトウ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/ジョウビタキ等。その他/ツクシ(写真上左)、ボケの実等。
2月23日、横浜市港北区新吉田町
今日は気温がかなり高くなるが、正午近くから風がもの凄く強くなるらしい。この為、午前中の短時間勝負なのだが、昨日の埼玉プチ遠征の後だから早く起きる気がしない。こんな時は、遅く起きても間に合う新吉田町へ行くしかない。散策を開始すると、農家の庭先にビオレが陽を浴びて美しく咲いていた。ネコヤナギも咲いたかなあと行って見ると、もう少し先のようで、綿毛が青空に煌いていた。お次は植木屋さんの畑のシナマンサクを見に行ったが、本当に美しい時期は過ぎ去ったようで、前回来た時にはまだ咲き残っていたロウバイだが、こちらは完全に散っていた。しかし、赤、白、ピンクと様々なウメが咲き、路傍にはオオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナが咲いて美しい。今日もウメの花の蜜を吸うセイヨウミツバチを観察したが、なんとなんと軽快に飛翔するキタテハが2頭も見られた。いよいよ春間近、正午近くに風がもの凄く強くなり砂塵が舞うようになったが、なんと春一番であると気象庁から発表された。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、ボケの蕾(写真上右)、シナマンサク、オウバイ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ホトケノザ、フキノトウ、ニホンスイセン等。蝶/キタテハ等。昆虫/セイヨウミツバチ等。鳥/ジョウビタキ等。その他/ヒヨドリジョウゴの実、トキリマメの実、ヘクソカヅラの実、コウヤボウキの綿毛等。
2月22日、埼玉県(仮称)ミヤマホオジロの森
先週と同じく、午前中は北本自然観察公園へ行った。ぽかぽかした春の様な陽気で、また秋ヶ瀬公園が不調の為か、かなり多くのカメラマンやバーダーが見られた。アリスイを2羽、ベニマシコの雄を2羽、雌を3羽、クイナを4羽、ルリビタキの雄を2羽も見たにもかかわらず、証拠写真は用無しとノーシャツターに終った。粘れば良い写真が撮れたかもしれないが、カメラマンが多いのを嫌って早々と撤収し(仮称)ミヤマホオジロの森へ行った。ここもミヤマホオジロの出るポイントはカメラマンが多いから、皆さんが帰る頃に行けば良いと付近を散策した。すると、シロハラ、シメ、ルリビタキ、ジョウビタキに至っては、雄が2羽、雌が4羽もいた。しかも、カメラマンは私一人なのだから最高だ。珍鳥や人気の鳥撮りスポットは人が多くて心が休まらないばかりか、ぺちゃくちゃ機材や自慢話等で煩い方や連写のシャッター音で閉口する。どうせ今年は冬鳥の飛来が少ないのだから、いるものを丁寧に絵作りして撮影するのが一番である。
<今日見られた主なもの>鳥/シメ(写真上左)、メジロ(写真上右)、ノスリ、ミヤマホオジロ、ビンズイ、コゲラ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、モズ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、イカルチドリ、マガモ、ヒドリガモ、スズメ等。
2月20日、横浜市青葉区元石川町
今日は花を撮りたくなった。とは言っても今咲いている花は限られている。調布市にある神代植物公園にでも行けば、セツブンソウ、フクジュソウ、クリスマスローズ、スノードロップ、シナマンサク、ウメ等が咲いている筈だが、行って撮ろうという元気が出ない。そこで、これまでに紹介した事があるものの、まだ咲き始めのものだったので、今が盛りのオウバイを撮りに行った。普通、白や黄色の反射率の高い被写体はプラス補正なのだが、フクジュソウやオウバイ等をプラス補正すると花びらの質感が飛んでしまう。それでもやはり露出補正無しかプラス0.5位だろうと思ってシャッターを切ったが、液晶ディスプレイで確認すると、マイナス補正の方が良さそうである。そんな事でロウバイを撮るのにかなりの時間を費やした。結局、背景がやや暗めであった事もあってか、マイナス0.5補正が適正となった。その後、付近を散策するがこれといった被写体が無い。そこでサルスベリの種子を飛ばした後の枯れた実の形が面白かったので、明るい背景を選んでシャッターを切った。
<今日見られた主なもの>花/オウバイ(写真上左)、ウメ、ロウバイ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ホトケノザ等。昆虫/セイヨウミツバチ等。鳥/ジョウビタキ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシブトガラス等。その他/サルスベリの枯れた実(写真上右)、ニワウルシの葉痕、クサギの葉痕等。
2月19日、東京都千代田区皇居御堀
今日は午後から御堀に行った。前回の写真が良くなかったので、今度こそはと言う訳である。まずはカワアイサが見られた場所に行ってみると、その姿はなかったもののミコアイサの雄がいた。しかし、眠ってばかりいてなかなか起きない。そこで別の御堀に雌がいるというので行ってみた。こちらもぐっすり眠っている。これは困ったなあとしばらく眺めていると、瞬時だが頭を上げてくれた。そこですかさずシャッターを切った。鮮明とは言い難いが証拠写真程度のものは撮れた。その後、竹橋の御堀まで行こうと思ったが、ちょっと距離があるので雄がいる御堀に戻った。しばらく観察をしていると、キンクロハジロが近づくと眠りを中断して追払いにかかった。そんな瞬時の行動の時にもシャッターを切ったが、大きなセグロカモメがやって来ると相当長い間眠りを中断してくれた。しかし、目の周りが黒く光線具合も芳しくなくて、くっきりと目を写し出す事は出来なかった。今季の御堀行きはこれでお終いにするが、これからも冬になったら毎年挑戦し続けるつもりである。
<今日見られた主なもの>鳥/ミコアイサの雄(写真上左)、ミコアイサの雌(写真上右)、コブハクチョウ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、カルガモ、カワウ、カイツブリ、セグロカモメ、ユリカモメ、スズメ、ヒヨドリ、ハシブトガラス等。
2月18日、東京都町田市三輪町
今年はまだ来てはいないだろうが、万が一を期待してヒレンジャクの様子を見に行った。ほんの30分程ポイント周辺を散策しただけなのに、双眼鏡をぶら下げたバーダーが3人もやって来た。こんな事を言っては冬鳥達に申し訳ないのだが、2月も半ばを過ぎると、ジョウビタキやルリビタキ等の冬鳥は撮り飽きた見飽きたという感じになる。やはり、最後の大物であるヒレンジャクがやって来ないかなあと思うのは私だけではあるまい。そんな期待は空しく消えて、ヒレンジヤクはまだやって来てはいなかった。そこで一般撮影機材で付近を散策した。野鳥ばかりでなく様々なものが見られるのだから尚更だ。まず最初に目に入ったのはゴシュユである。ゴシュユは中国伝来の薬用木で、どうして1本だけ畑の片隅に植えられているのか不思議に思ったが、肥沃な場所だから小枝も太く、よって葉痕も彫が深くて嬉しくなった。この他、良く陽が当たる植木屋さんの畑ではサンシュユが咲き始めていて、これまた恵比須顔で撮影した。
<今日見られた主なもの>花/サンシュユ(写真上右)、ウメ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ホトケノザ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/ジョウビタキ、モズ、ツグミ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ等。その他/ゴシュユの葉痕(写真上左)、ヤドリギ等。
2月17日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からはデジスコ担いで新治市民の森へ行った。例によってスモモ畑に寄ってみたが、カシラダカの姿は見られなかった。そろそろ同所の食べ物が少なくなって来たのだろう。鎌立谷戸入口までやって来ると、ベテラン鳥撮りマンのSさんが引き上げて来る。寒くなったから早上がりとの事であった。今日は旭谷戸経由で尾根を越えて、鳥撮りのポイントへのコースをとった。しかし、旭谷戸にはツグミとモズがいる位で、期待したジョウビタキの雄は見られなかった。冬の初めに各所で見られたジョウビタキは、いったい何処へ行ってしまったのだろう。猛禽類が良く現れるようになったから、もしかしたら食べられてしまったのかもしれない。そんな訳で尾根を越える運動をしたのみで、いつものポイントへ到着した。日曜日だというのにお仲間は僅かの二人で、今日もまた椅子に座って常連さんであるヤマガラやシジュウカラと遊んだ。しかし、次第に気温は低くなって来て、寒さに耐えるのは健康に悪いと、いつもより早く撤収した。
<今日見られた主なもの>鳥/ヤマガラ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、オオタカ、ノスリ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワセミ、ツグミ、モズ、コサギ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月17日(午前)、横浜市都筑区池辺町
もうそろそろ暖かくなって欲しいなあと期待したのだが、今日もやや北風が吹いてかなり寒い。正午近くになると曇って来て、西の空には怪しげな雲が浮かんでいる。上空が非常に冷たい証拠だ。学生時代を過ごした信州では、こんな空模様になると粉雪がぱらついた。ここしばらく野鳥ばかりの散策記となっていたので、何か色鮮やかな花は咲いていないかなあと探してみたが、相変わらずカンツバキと紅梅が咲いている位で左程の変化は無かった。それでも農家の庭先でフキノトウとスノーフレークにお目にかかった。一回りした後に東方公園に隣接する畑に行ってみると、乾燥の為に畑は砂漠の様だが、縁には小さなツクシが顔を出していた。青空に抜いて撮りたかったのだが、曇り空となっていた為に寒々とした写真となり、ここで紹介するのは止めにした。また、畑の縁の斜面では、ナズナ、タネツケバナ、ノボロギク、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等が咲き、今季初めてとなるオオイヌノフグリを一輪切り取った。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、オオイヌノフグリ(写真上右)、フキノトウ、ツクシ、ナズナ、タネツケバナ、ノボロギク、ホトケノザ、カンツバキ、ツバキ、ニホンスイセン、スノーフレーク等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/モミジバフウの葉痕、ヤツデの実等。
2月15日、千葉県松戸市(仮称)オジロビタキの森
そもそも私の鳥撮りは道端自然観察の一環として始めたものなので、多くの鳥撮りマンやバーダーが目の色を変える珍鳥には左程の興味は無い。そんな訳で大騒ぎしたコノドジロムシクイも、まったく撮影に行く気が湧かなかった。今日行ったオジロビタキも約1ヶ月前から情報を得ていたのだが、まあその内にねと考えていたのだ。情報が流れた当初はわんさか人が集るから、人と会話するのもかったるいし、気ままに撮れる日を待っていたという訳である。有り難い事にオジロビタキは健在で、今日は2人のカメラマンしかいなかった。しかも、しばらくすると私だけとなって、本当にじっくりと撮影する事が出来た。オジロビタキはかなりの珍鳥で、毎年、首都圏でも一箇所位しか現れない。とても地味な色彩の小鳥だが、顔の表情やしぐさが抜群に可愛いいから、ロリコンでは無い私をも魅了する。今日は風がすっかり収まって道端はポカポカ陽気、こんな日にオジロビタキに遊んで貰えて、本当に生きている事に感謝した。
<今日見られた主なもの>鳥/オジロビタキ(写真上)、ビンズイ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、シメ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月14日(午後)、埼玉県(仮称)ミヤマホオジロの森
今日は一日ずっと北本自然観察公園で過ごすつもりであったが、風が強いし鳥の出も左程ではない。そこで菓子パンをぱくついた後、1時間程車中で昼寝をとって(仮称)ミヤマホオジロの森へ行った。相変わらず風が強いので、風が当たらない場所を選んで鳥の出を待った。すると、ルリビタキ、ジョウビタキ、モズ、シメ、ツグミ等が遊んでくれた。そんな事をしていると、いくらか風が弱くなって来たのでポイントへ行ってみた。カメラマンは一人もいなかったが、ミヤマホオジロやアオジが出迎えてくれた。背後の小枝に止ってよと念じたところ、かなり止ってはくれたものの、じっとしてはくれないからミヤマホオジロの雌とアオジしか撮れなかった。一眼ならなんとか撮れたかもしれないが、速写性に劣るデジスコだと難しい。それでも帰路の途中、ビンズイが絵になる小枝に止ってくれたので嬉しくなった。別段、珍しい訳ではないものの、いざ写そうとするとなかなか写し難い鳥の一つである。
<今日見られた主なもの>鳥/ビンズイ(写真上左)、ミヤマホオジロの雌(写真上右)、コゲラ、ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、モズ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、シメ、イカルチドリ、マガモ、ヒドリガモ、ホオジロ、スズメ等。
2月14日(午前)、埼玉県北本市北本自然観察公園
昨日は道端ピープーでとても風が強かったが、今日は止むだろうと思って北本自然観察公園へ出かけた。しかし、昨日程ではないものの相変わらず風が強い。やはり本格的な寒波が襲来しているのだと苦虫を潰した。それでも電車とバスで簡単に来られるから、カメラマンやバーダーの数はかなり多い。散策を開始すると、数名のカメラマンが集って鳥が出て来るのをじっと待っている。ヤマシギが出るのだという。ヤマシギなら舞岡公園でさんざん撮ったので、じっと待つ程の鳥では無いわなと奥へ進む。すると、またしても数名のカメラマンが集っている。今度はハチジョウツグミを待っているのだという。ツグミの亜種で少しばかり色彩が異なっている。かなり珍しいとの事だが、所詮、私にとってはツグミ、これまた待つ程の事は無いわなと引き返して来ると、セイタカアワダチソウの実をベニマシコが食べていた。紅色の美しい雄こそ見られなかったが、今日の目的であるベニマシコをカメラに納める事が出来てほっとした。
<今日見られた主なもの>鳥/ベニマシコの雌(写真上左)、ベニマシコの雄の幼鳥?(写真上右)、ノスリ、ハチジョウツグミ、ツグミ、シメ、ジョウビタキ、ルリビタキ、アオジ、シジュウカラ、ホオジロ、コジュケイ、カシラダカ、スズメ等。
2月13日(午後)、神奈川県(仮称)ミソサザイの森
午後からは迷う事無く、風が強い時の定番となっている(仮称)ミソサザイの森へ行った。駐車場に車を停めてセンダンの大木を見上げると黄褐色の実が鈴なりで、ヒヨドリがたくさん集って食事をしていた。センダンの実にしろピラカンサの実にしろ、ヒヨドリが啄ばむようになるのはだいぶ遅くなってからである。待てば待つほど熟して美味しくなるから食べないと思うのが一般的だが、私はもっと美味しいものを食べ尽くした後に、初めて食べるのではなかろうかと推測している。私なんぞ貧乏育ちで今も貧乏だから、ラーメンで一番美味しいチャーシューを最初には絶対食べない。そんな私と異なって、ヒヨドリは美味しいものから順に食べるのではなかろうか。野鳥撮影のポイントへ降りて行くと、今日はたくさんのカメラマンが集っていた。何か珍しいものでも出たのかなあと期待して行ってみると、可愛らしいミソサザイが現れたとの事であった。私もお仲間に入れて貰って、今季初撮りの楽しい一時を過ごすことが出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ミソサザイ(写真上右)、コゲラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、シロハラ、アカハラ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、キジバト、マガモ、オナガガモ、カワウ等。
2月13日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園
今日は今季一番の冷え込みで、しかも北風がかなり強いと予報されている。こんな日は道端自然観察には行きたくないのだが、厚手の股引、セーター、靴下、そして御馴染みのコーナンで買った980円の防寒作業着のお陰で予報のようには寒くない。立春を過ぎたからか、太陽光線はかなり強くなっているし、更に昨日医者に行ったら、1泊2日の手術の経過も良好で、1ヵ月後には目出度く完治するとの事であった。こうなるとかなり気分も体調も良好なのだが、風も手伝って見るもの撮るものに苦労する。まずは、ここの森はウグイスカグラがたくさんあるので、咲いているものもあるのではないかと探してみたら、2輪並んで咲いていた。その後、風が強くなって来たのでキノコちゃーんやぁーいと探してみたが、乾涸びたヒラタケがヤマグワの枯れ木に生えているだけだった。こうなったら最後の手段と樹木の葉痕を探した。すると丁度良い具合にカツラのひこばえがあったので慎重に撮影した。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ(写真上右)、ソシンロウバイ等。鳥/ジョウビタキ、ハクセキレイ等。キノコ/ヒラタケ、スエヒロタケ等。その他/カツラの葉痕(写真上左)等。
2月11日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは、もう雪が融けただろうと新治市民の森へ行ってみた。いつものようにスモモ畑へ登って行くとカシラダカが飛立って、良い絵柄の小枝に止ってくれた。これは幸先が宜しいと少し下って満倉谷戸を覗いてみると、栗林でモズが餌をとっていた。そこから広大な丘の上の畑に登ると、ツグミがたくさん畑の中を歩いていた。そんな訳で、後一枚何か撮れれば良いなあと気楽な気持ちで鳥撮りマン集結のポイントへ行って見ると、大勢のお仲間がやって来ていた。今日は特にカワセミ君が大サービスで、信じられない程高い場所からダイブを繰返した。その後、みなさんがお帰りになって、これからだよ花虫さんと活を入れ、椅子に座って小鳥を待つと、ホオジロ、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ等がやって来た。珍鳥を競って撮るのが主流となっている昨今の鳥撮りの世界だが、常連さんと戯れる鳥撮りも捨てたものじゃないなあとほくそ笑んで、夕陽が雑木林に完全に没するまで楽しんだ。
<今日見られた主なもの>鳥/カシラダカ(写真上左)、ホオジロ(写真上右)、コゲラ、カワセミ、ミソサザイ、アオジ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツグミ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、モズ、コサギ、スズメ等。
2月11日(午前)、横浜市緑区三保町
昨日の寺家ふるさと村は雪が多かった。そこで今日は国道246号線より南側に当たる三保町へ行った。車を三保市民の森へ停めて三保平まで登ってみると、紅梅が咲き始めていた。いつもなら谷道を歩くのだが、日陰のために雪が残り、道はぐちゃぐちゃであった。そこで散策コースを変えて、農家や畑のある小道を歩いた。まず最初にサンシュユの蕾を撮った。蕾はかなり膨らんで、中の黄色い花がのぞいていた。その後、今年は日本冬芽普及協会の活動がおろそかになっているので、春になる前にとクズとオニグルミの葉痕を撮った。気温は次第に上昇して道端はポカポカ陽気となって来たので、やはり彩りのある被写体はないかなあと探してみたら、シナマンサクが植木屋さんの畑に咲いていた。小ぶりの花だが枯葉もしっかり残っているし、マンサクではなくシナマンサクであろう。今日はそれほど期待した訳ではないが、カメラの中に様々な写真を残す事が出来て午前中は無事に終了した。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、シナマンサク(写真上右)、サンシュユの蕾、ソシンロウバイ、カンツバキ等。昆虫/ヒメアカボシテントウ等。その他/クズの葉痕、オニグルミの葉痕等。
2月10日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
昨晩また雪が降った。しかし、やがて雨となり雪はほとんど融けてしまった。今日は寺家ふるさと村の四季の家で開かれているOさんの野鳥写真展を見るついでに散策しようと出発した。しかし、国道246号線を越えると積雪はかなり多くなって、寺家ふるさと村は真っ白であった。まずは写真展を覗いたが、ウソ、サンコウチョウ、キビタキ、ルリビタキ等が出展されていた。私の様に野鳥の数が多い各所に出かけて、また餌付けされている場所等にも出向いているなら、それらの鳥の撮影は比較的簡単だが、餌付け無しのまったく自然状態で、寺家ふるさと村だけでそれらを撮るのは並大抵な事ではない。画質や絵柄等について批評される方もあるようだが、鳥撮りの経験者ならば「よくぞ撮りましたね!」と拍手を送る事だろう。その後、散策を開始したものの、なにしろ一面の銀世界、観察といってもみんな雪の中、足元に注意しながら歩き目は雪でちらちらして、ほんの短時間の散策であったが、かなりくたびれてしまった。
<今日見られた主なもの>花/ウメ、カンツバキ、ソシンロウバイ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ等。その他/スイセンの芽(写真上左)、ウメの蕾(写真上右)、ヤマイモの実、センダンの実、トキリマメの実、ヘクソカズラの実、コウヤボウキの実等。
2月8日、東京都板橋区浮間公園
今日は何となく気になっていた板橋区の赤塚公園へ行った。しかし、アカハラやツグミ等の野鳥が見られたものの、ピーカンで良い写真が撮れそうもない。また、巣箱を塒としているオオコノハズクは夕方遅くならないと顔を出さないというので、急遽、荒川戸田橋緑地まで歩いて行った。かなりの距離だが、軽量のデジスコだから左程苦にならなかった。しかし、ここでも期待したキジやベニマシコは見られず、地元の方がジョウビタキと遊んでいた。そんな訳で、またしても仕方なしに浮間公園へ行った。ここは広大な池がありカモ類の観察地として著名だから、デジスコのシャッターを切れるに違いないと思った訳である。珍しいカモでもいないかなと探してみたら、スズガモの雌が一羽だけ泳いでいた。キンクロハジロの雌に極似しているが、嘴の付け根が真っ白なので間違いは無かろう。その他、別段珍しい訳ではないものの、ハシビロガモ等を撮って埼京線に乗って帰路に着いた。
<今日見られた主なもの>鳥/スズガモの雌(写真上左)、ハシビロガモ(写真上右)、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、バン、オオバン、ゴイサギ、カワセミ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ等。
2月7日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
午後からは、風が強い日の鳥撮りの定番となっている泉の森公園へ行った。もうそろそろ何がしかの冬鳥がやって来ていて、賑わっているに違いないと踏んだのである。また、トラツグミやツミが良く現れるとの事で、もしかしたら幸運の女神が微笑んでくれるかもしれないと期待したのだ。しかし、鳥撮りマンの数こそ多いものの、これといった野鳥の姿は無いという。それでも前回に比べると、普通種だが、シジュウカラ、アオジ、メジロ、ヒヨドリ等の数は増えて、その囀りで賑やかになっていた。あともう一歩なのよねーと、地元の常連さんが言うのも頷ける。そんな訳でかなり粘ってはみたものの、結局は池にいる水鳥にデジスコの照準を合わせねばならなくなった。デジスコは緩やかに泳ぐカモですら捉えるのが難しいのだが、何故かほとんど動かないカイツブリが2羽いたので、ピントを合わせてシャッターを切った。去年生まれたものらしく、色が淡く身体も小さい。しかし、なんとはなしに可愛らしくて、女性達の人気者である。
<今日見られた主なもの>鳥/カイツブリ(写真上左)、アオジ(写真上右)、アオゲラ、コゲラ、キジバト、カワセミ、メジロ、シジュウカラ、ツグミ、シロハラ、ヒヨドリ、キセキレイ、ハクセキレイ、コサギ、アオサギ、カワウ、バン、オオバン、ヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモ、オナガガモ等。
2月7日(午前)、横浜市港北区新吉田町
昨日は雪が舞ったが雨となり、積雪には至らなかった。土曜日がまた雪ないし雨との事で、天気は周期的に変わる。ずっと乾燥していたら開花も芽生えも無い訳だから、春が近づいている証拠である。今日は青空一杯だが風が強い。こんな日は撮影不適の日和なのだが、脱メタボの為にも散策せねばならないと新吉田町へ行ってみた。丘の上の植木屋さんの畑のシナマンサクを見に行くと、前回よりだいぶ花開いたものの、その速度はかなりゆっくりだ。このところ雨が多かったから、新しいエノキタケが生えたかもしれないと見に行くと、去年生えたものばかりで、傘は大きくなり柄が黒く変わっていた。ここ新吉田町はキノコを食べる方がやって来ないから、エノキタケも思う存分生長し胞子を飛ばす事が出来るに違いない。今日の散策もまたしても貧果で、ホトケノザを青空に抜いたり、クマノミズキの小枝の又に着くイラガの繭を撮影した。きっとイラガにとって繭を作り易い場所だったんだろうなと微笑んだ。
<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ(写真上右)、シナマンサク、ソシンロウバイ、ウメ、オウバイ、ナズナ、オオイヌノフグリ、ツバキ、ニホンスイセン等。昆虫/イラガの繭(写真上右)等。鳥/ジョウビタキ、シジュウカラ等。キノコ/エノキタケ、ヒイロタケ等。その他/ヒヨドリジョウゴの実等。
2月5日(午後)、埼玉県(仮称)ミヤマホオジロの森
今日はずっと秋ヶ瀬公園のつもりでいたが、普通種ばかりで鳥撮りマンの姿も無い。もちろん常連さんの姿も無く、なんだか狐につままれたように感じた。きっと他所に行っているのだろうと、北本自然観察公園へ行くか(仮称)ミヤマホオジロの森へ行くかと迷ったものの、去年とても面白かった(仮称)ミヤマホオジロの森へ行ってみた。デジスコを担いでポイントまで行く途中、早くも綺麗なジョウビタキの雄がお出迎え。更に歩いて行くと、今度はジョウビタキの雌がお出迎え。そんな訳でポイントに着く前に早くも2枚の写真が収まった。これなら恵比須顔で帰れるなあと思ったら、その後、ほとんどシャッターを切る事は無かった。ポイントにはミヤマホオジロはいたものの、若鳥なのか今一色が鮮やかではなく、地面で餌を啄ばんでいるだけで枝には止まってくれない。しからば去年たくさんいたトラツグミをと探してみたものの、ツグミやシロハラだけしか見られなかった。以上、今季最初の埼玉行きは惨敗に乾杯となってしまった。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、ミヤマホオジロ、キクイタダキ、シロハラ、ツグミ、ビンズイ、モズ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、シメ、ヒヨドリ、スズメ、マガモ、ヒドリガモ、トモエガモ等。
2月5日(午前)、埼玉県さいたま市秋ヶ瀬公園
冬になったら今年も毎週のように埼玉通いと思っていたが、これといった写欲を誘う鳥情報も入って来ない。しかも、1月の初っ端に一泊二日だが手術入院したので、埼玉行きはとうとう今日まで延びてしまった。いよいよ2月に入ったので4月初旬までは埼玉通いと、かなり期待して出かけてみた。まずは去年それこそ何でもいた秋ヶ瀬公園へ行ってみた。今年の秋ヶ瀬公園は不調と聞いていたが、何かしらはいるだろうと思ったのだ。子供の森の駐車場に車を停めて外へ出ると、シメが良い所に止ってお出迎え。これはシメシメと思ったものの、結局シメの良い写真は撮れなかった。シメの群れが入っていて、その数は去年より格段に多いのだが、群れている鳥は敏感で撮るのがかなり難しい。そんな訳で今日の秋ヶ瀬公園はものの見事に惨敗となり、アカハラだけがせめてもの救いとなってくれたものの、2回程枝に止まったが、かなりの枝被りだったのが残念である。
<今日見られた主なもの>鳥/アカハラ(写真上左)、モズの雌(写真上右)、オオタカ、アカゲラ、コゲラ、シロハラ、ツグミ、シメ、ヒヨドリ、ルリビタキ、マヒワ、カワラヒワ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、スズメ等。
2月4日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは国道246号線を越えたら、かなり雪が積もっていると思って、新治市民の森へ行ってみた。車を停めて散策を開始するが、雪がまだあちこちに残っている為か、鳥の姿はほとんどない。いつものように丘の上のスモモ畑に行ってみたが、地面に雪が薄っすら残っているので、カシラダカの姿はまったく無かった。雪が融けないと餌を探せないのだろう。そんな訳で、いつものポイントへ足早に向った。こんな日だから誰もいないだろうと思ったのだが、鷹狂いの鷹姫さんがいて驚いた。到着して1時間程は暖かい日差しがあったためか、猛禽類が上空にかなり見られたが、陽が陰ると寒くなって猛禽類は飛ばなくなった。しからば小鳥さーんと粘ってみたが、こちらも姿がしばらくの間見えなかった。それでも午後3時を過ぎると夕御飯の時刻なのだろう、常連さんのシジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、ホオジロが現れた。また、久しぶりに池にはカワセミがやって来たが、なんとなくとても寒そうであった。
<今日見られた主なもの>鳥/シジュウカラ(写真上左)、カワセミ(写真上右)、ヤマガラ、ホオジロ、アオジ、ツグミ、シロハラ、シメ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、コサギ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月4日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
昨日は一日中雪が降り続いた。私が住んでいる地域では、昼近くになると雨が混じった雪となったために、それ程の積雪とはならなかったが、やや内陸の相模原市や町田市では10センチ前後の積雪量となったらしい。少量の降雪はとても風流だが、かなり積もると除雪で大変な事になる。まこと雪国の方々の冬の暮らしの労苦がしのばれる。今日は朝からとても日差しが暖かい晴れだが、日陰や畑や草原にはまだ雪が残っていて、雪がらみの写真を撮ろうと茅ヶ崎公園へ行ってみた。しかし、ツツジの枯葉が雪に埋もれている写真位で、まったくの期待外れに終った。もう少し雪が降り、更に風も強いと様々なものが雪の上に落ちていて楽しめるのだが、昨日は風がほとんど無い静かな雪であった。それでも、雪のために期待していたウグイスカグラの花はみんな落ちていた。そんな訳で、ガクアジサイの仲間の枯葉を撮ったり、ガマズミの枯葉を撮ったりと窮地の策でしのぐ事となった。
<今日見られた主なもの>花/ガクアジサイの仲間の枯れ花(写真上左)、ウグイスカグラ、カンツバキ、ツバキ等。鳥/ツグミ、シジュウカラ等。キノコ/アラゲキクラゲ、スエヒロタケ等。その他/ツツジの枯葉(写真上右)、ヤブランの実、マンリョウの実等。
2月2日(午後)、東京都大田区多摩川台公園
ぴったり正午に多摩川駅に到着した。何処の駅でも駅前に商店街が広がっているが、コンビニがあるだけで商店はほとんど無い。そこで駅構内で昼飯を食べた。下車する人は少ないものの東横線と多摩川線の乗り換え駅だから、駅構内なら繁盛という事なのだろう。多摩川台公園は駅から至近で、多摩川に沿って伸びる丘陵地で、前方後円墳の古墳跡でもある。水生植物園、四季の野草園、あじさい園等もあり、季節にはかなり楽しめるのだが、今日は紅白の梅とニホンスイセンが咲いている位であった。しかし、野鳥は多いようで、ジョウビタキの雌が出迎えてくれた。また、ツツジの植え込みでは、ウグイスが地鳴きを繰返していた。所々で駅を背にして左に多摩川の流れを眼下にし、右にはコーナンで買った980円の防寒作業着姿では怪しまれそうな田園調布の高級住宅街が広がっている。また、カトリック田園調布教会の建物が一際目を引く。以上、今日は貧果に終ったものの、また訪れてみたい公園である。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、ニホンスイセン、カンツバキ等。鳥/ジョウビタキ、ウグイス、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス等。その他/ゴンズイの冬芽(写真上左)、ニワトコの葉痕、ヤブランの実、ヤツデの実等。
2月2日(午前)、横浜市港北区綱島市民の森
明日は、またしても雪ないし雨と予報されている。また、来週は雨の日が多いようである。いよいよ西高東低の冬型は緩んで、春が近づいた証として、低気圧が太平洋側を周期的に通るようになったのだ。今日は電車に乗って皇居まで行って来ようと予定していたが、急遽用事が出来て午後4時に自宅に戻らなければならなくなった。そこで後述する多摩川台公園へ行く事にしたが、時計を見るとまだ10時である。そこで綱島市民の森を散策しながら駅まで行ってみようと歩き始めた。桃の里広場を覗いて見ると、ニホンスイセンが満開で、しかもみんな南の方を向いている。太陽の暖かい光を一杯に浴びたいと思っているのだろう。植栽されているウメも咲き始めていて、本当に狭い広場だが日光浴を兼ねて、ぼーっとするのには格好の場所である。その後、綱島公園を経て駅へ向ったが、民家の私道にオウバイが垂れ下がって咲いていて、頂きますと微笑んでシャッターを切った。
<今日見られた主なもの>花/ニホンスイセン(写真上左)、オウバイ(写真上右)、ウメ、ソシンロウバイ、カンツバキ、ツバキ等。鳥/ウグイス等。その他/ヤツデの実、アオキの葉痕等。
2月1日(午後)、横浜市都筑区鴨池公園
午後からは、前々から気になっていた港北ニュータウンの公園に鳥撮りに行った。何処にしようかなと考えたが、今日は鴨池公園から都筑中央公園まで行って見る事にした。鴨池公園はその名の通り、かなり広い池があって、昔から多くのカモが集ったのだろう。とは言っても毎年見られるカモは、マガモ、カルガモで、今日もその他のカモは見られなかった。この他、モズ、ツグミ、ルリビタキが見られたが、オナガの群れがとても賑やかで、民家の立派なカイズカイブキに止って実を啄ばんでいた。都筑中央公園へは久しぶりに行ったが、やはり港北ニュータウンでは一番大きな公園で、紅梅が咲き始めていた。鳥ではアオゲラが観察出来たが、撮影するまでに至らなかった。最近、この地域に住む鳥撮りもするご婦人二人と顔見知りになったので、きっと営巣するアオゲラを春になったら見つけてくれるに違いない。短時間であったが野鳥観察に於いても、侮る無かれ港北ニュータウンの公園となった事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>鳥/マガモ(写真上左)、オナガ(写真上右)、ルリビタキ、ジョウビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、モズ、カワセミ、カルガモ、スズメ等。
2月1日(午前)、横浜市港北区新吉田町
いよいよ2月に入った。今日は何としても花の写真で飾りたいと新吉田町へ行った。丘の上の植木屋さんの畑へ登って行くと、良く陽が当たる場所に植栽されているシナマンサクが咲き始めていた。先端がくるくる巻いた黄色い細い短冊のような花弁がとても印象的である。首都圏平地ではロウバイが各所に植栽されているから、まず咲く花としてのマンサクなのだが二番手となっている。最も、シナのつかない日本の山野に自生するマンサクが咲くのは、まだ先の事である。しかし、雪国や北国の山野では、ロウバイやシナマンサクは当然の事として自生していないのだから、マンサクが今年一番手の花として咲くのだろう。植木屋さんの畑ではコウバイはかなり咲いて、白梅もそろそろ咲き出していた。また、民家の庭先ではオウバイも咲いて、いよいよ春が間近となったなあと感じられた。しからばツクシンボウも顔を出したかなと、いつも見られる場所に行って見たが、こちらはまだ先のようであった。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、シナマンサク(写真上右)、オウバイ、ソシンロウバイ、カンツバキ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等。鳥/ジョウビタキ、ツグミ等。その他/ヒヨドリジョウゴの実等。