
(3月)

昨日は片道820円もかけて千葉県まで行ったのに、無常にもすぐに雨が降って来て屈辱のノーシャッターに終わった。水戸黄門の主題歌ではないが、「人生楽ありゃ、苦もあるさ」てな具合で仕方が無い。その主題歌の続きは、「挫けりゃ、誰かが先に行く」とあるが、道端自然観察及び写真撮影においては、人より動植物を数多く判別出来る、良い写真をたくさん撮っているなんて事になるのだろうが、これは悪しき偏差値教育の残滓で、いかに観察と写真を楽しんでいるかが極意なのである。先だって、オジロビタキという珍鳥が出た舞岡公園で、カメラマン間にいざこざがあったらしいが、嘆かわしい限りである。今日は午前中は氷雨が降っていたが午後に止んだので、ほんの短時間だが葛ヶ谷公園へ行ってみた。ソメイヨシノは満開で、どうやら明日の入学式及び入社式の目出度い門出まで持ちそうである。樹木の花では各所に自生するアオキやサルトリイバラの花が可愛らしく咲いていた。
午後からは昨日と同じく新治市民の森へ行った。今日は土曜日だから、お仲間がたくさんやって来ている筈である。毎度御馴染みのスーパー“つるかめ”の399円のデラックス弁当をぱくつき、その後、いつもなら健康昼寝の時間なのだが、お仲間が帰らぬ内にとポイントへ急いだ。案の定、お仲間がたくさん集っていて愉快に談笑していた。鳥の出は相変わらず閑古鳥だが、お仲間の話は非常に盛り上っていた。なんとなんと、あの万年青年のような謎深きお人は、独身ではなかったのである。今日は花冷えというのか北風もやや強く、午後3時を過ぎると肌寒くなって来た。そこでお仲間はカーカーと鳴きながら帰って行った。そこで、これからは一人だけのお楽しみと、また椅子に座って小鳥がやって来るのを待ったが、昨日に比べるとサービスが悪かった。そんな訳で、枯れ木の天辺に止ったハシブトガラスにもシャッターを切った。さすがの私も今日はカーカーと鳴いて、肌寒い小道を車までとぼとほ戻った。
木々の花や実は一年に一回だけだが、春の芽吹きも、もちろん一年に一回だけである。しかも、その進み具合はかなり早く、あっと言う間に若葉となってしまう。そこで今日は、木々の芽吹きをテーマに横浜動物の森公園へ行った。まず最初に植栽ものだが、カツラの芽吹きを撮った。形がハート形の葉は、芽吹き時にはやや赤褐色がかっていて、とても可愛らしく感ずる。雑木林の中に入って行くと、ここでも陽だまりにミヤマセセリが活発に飛び回っていた。この森は何故だかハナイカダが多い。緑色が美しく葉が大型なので、逆光だと輝くように光ってとても印象的である。ヤマウコギも芽吹きが始まっていたので、もうタテジマカミキリも活動を開始したのに違いないと、3月4日に観察した場所に行って見ると、まだ寒いよとばかりにしっかりと同じ場所で小枝に抱きついていた。木々の花ではウグイスカグラやキブシは終期だが、クロモジが至る所で咲いていた。また、林床ではタチツボスミレやキジムシロもたくさん見られた。
午後からは、このまま帰ってもやる事がないので新治市民の森へ行った。連日のように午前午後と散策し、よく身体が持ちますねえと言われそうだが、朝遅く起床して午前中に2時間の散策、昼飯を食べて昼寝をしてから3時間弱の散策なのだから、実働4時間強という事になる。会社勤めなら朝早くからの8時間労働で口煩い上司もいる。それに比べれば好きな事をやっているのだし、戸外だから空気も良い。そんな訳で、かなり楽ちんと言えるのではなかろうか。またまた話が横道に逸れてしまったが、新治市民の森も、まだ夏鳥は飛来していないので人も鳥も閑古鳥だが、シジュウカラとヤマガラだけはたくさんいるから、皆さんが帰ってから、またしても椅子に腰を下ろしてシジュウカラとヤマガラに遊んでもらった。そんな事をして楽しんでいると、ジョウビタキの雌がやって来たので、まだ帰らないんだねぇーと話しかけたり、カワセミがぽちゃんと音を立てて獲物を獲ったりするから、時間はあっという間に過ぎ去った。
3月25日午前8時14分26秒(papurikaさんのお父さん調べ)に、このHPのアクセス数は30万を突破した。もうそんなにアクセクする事も無い。そこで、このところ道端自然観察が連日続いているし、今日は恵みの雨と予報されていたので、自宅静養とばかりに寝坊した。しかし、朝起きてみると陽が射しているではないか。これは困ったなあと自宅周りを掃き清めたが、まだ午前10時。いゃー行っちまえとばかりに新吉田町に車を走らせた。散策を開始すると、農家の庭先のビオラが美しい。また、目を凝らさなければ気づかないキュウリグサの可愛らしい花も咲いていた。植木屋さんの畑へ行くと、早くも純白の釣鐘状のドウダンツツジが咲き出していた。また、モンシロチョウより小ぶりな蝶がひらひら飛んでいるので、ツマキチョウに違いないと目で追ったら、ホトケノザの上に止った。抜き足差し足忍び足で近づくと、やはりツマキチョウの雄であった。しからば写真をと更に近づいたら、写真は結構よと飛び去ってしまった。
午後からは、またしても(仮称)ヤマセミの里へ行った。近場でもプチ遠征でも、オオルリやキビタキ等の夏鳥がやって来るまで、これといった野鳥は撮影出来ない。だから、こんな時にはヤマセミでも撮っておこうという訳である。また、前回は夕方遅くに現われ、また期待している絵になる岩に止ってくれなかったから、今度こそ良い写真をと思った訳である。現地には午後3時に到着したが、朝から来ている方々が、今日は午前中大サービスで、みなさん早帰りをしてしまったよと、心をぐさりと刺すお言葉を言われるではないか。しかし、それでもヤマセミは必ずやって来ると待っていたが、待てども待てどもやって来ない。太陽は山の端に没して、またしても鮮明な写真が撮れない時刻となったなあとぼやいていると、ヤマセミがやって来た。今日はとても大きな岩に止った。これは私が期待する岩ではないので落胆したが、もちろんばんばんシャッターを切った。ヤマセミは渓流の鳥だが、何だか岩山の鳥になってしまった。
このところ花と鳥がずっと続いたから、これでは、ハンドルネームの「花虫とおる」を「花鳥とおる」に変えなければならなくなってしまう。そこで、今日はコツバメでも撮ろうと新治市民の森に出かけた。散策を開始すると、路傍にクサノオーの真っ黄色の花が早くも咲き始めていて驚いた。スモモの畑へ登って行くと、いつもなら見られるカシラダカは一羽も見られず、きっと繁殖地に向け旅立ったのだろう。やっとスモモもほぼ満開となり、既に咲いているアンズもまだ咲き残っているから、スモモ畑は一年で一番美しい時を迎えた。そんな訳で早くも2枚の写真をカメラの中に納めたので、可愛らしいアカネスミレを撮ってからコツバメに会いに行こうと歩みを早めた。アカネスミレのポイントへ行ってみると、可愛らしい花が出迎えてくれたのは勿論、ミヤマセセリが現われて日向ぼっこをしていた。こうなったらコツバメのポイントへは余裕綽々で降りて行くと、なんと2頭が陽気な声を上げるが如くに追いかけっこをしていた。
今日は待ちに待った観察会である。午前中はハナモモ満開の元石川町へ行った。ベニスモモも満開で、もちろん、コスミレ、タチツボスミレ等も咲いていた。しかし、今日の散策記は寺家ふるさと村についてだけ記す事にした。美味しいラーメン屋「八戒」で昼食をとって寺家ふるさと村に戻って来ると、駐車場からすぐの路傍に可愛らしいアオイスミレが群落をつくって咲いていた。杉木立の中に入ると、去年に比べるとかなり増えたヤマルリソウ、気品溢れるナガバノスミレサイシンが咲いていた。そんな訳で、あっちでパチリ、こっちでパチリが始まり、風が強いことも相まって散策速度はかなり遅くなった。尾根に上がると、シュンランやニオイタチツボスミレも咲いていた。その後、去年と同じくヒメスミレの咲いている妙福寺まで行ったが、途中、ネコノメソウの群落と、まだ咲いていないがニリンソウの群落が広がっていた。妙福寺ではヒレンジャクは飛来していないものの、たっぷりと休んでから尾根を越えて引き返した。

今日は晴天で爽やかな散策日和、コツバメも飛び出したというし、シュンランも咲いているのだが、今日は夕方に(仮称)ヤマセミの里へ行くつもりであったので、午前中は早野の里へ寄り道した。散策を開始すると至る所にアオイスミレが咲いている。前にも記したように、葉が徳川家の紋章である葵に似ていて、花びらの廻りがやや縮れていて春一番に咲く可愛らしいスミレである。花芯にある幾筋もの青い細い線が印象的で、より可愛らしさを引き出すチャームポイントとなっている。早野の里に、まさかこんなにたくさんあるとは思わなかったので、とても嬉しくなった。更に気品溢れるナガバノスミレサイシンも少ないながら見られ、コスミレも元気に咲いて、普通種たるタチツボスミレが少なく感じられた。農家の畑ではハナモモ、アンズが咲き、スモモは明日にでも咲きそうな蕾の膨らみ具合であった。また、モンシロチョウが軽やかに飛んで、石垣の上ではルリタテハが日向ぼっこをしていた。
今日は夕方まで雨との事であったが、昼過ぎるとすぐに止んだ。そこで昼食後の運動にと、ほんの短時間だが茅ヶ崎公園へ行った。陽当りの良い場所にあるソメイヨシノはもうかなり花開いていた。新聞によると藤野町のギフチョウが羽化したというので、いよいよ春本番である。今日の目的はクロモジの花で、クロモジは三保市民の森や横浜動物の森公園等へ行けばたくさんあるのだが、どうしても茅ヶ崎公園のものを撮っておきたかったのだ。それにしても、クロモジとはとても良い響の和名である。もっとも樹木は野の花と異なって、由緒ある和名が多いと思う。また、文字数もスギ、モミ、ボケ等の二文字、コナラ、ケヤキ、マユミ等の三文字、そしてカマツカ、アオダモ、センダン等の四文字と、いたって文字数が少なく何となく単刀直入で実にスッキリとしている。野の花にあるオオイヌノフグリ、ナガバノスミレサイシン等の長い和名もあるのだろうか。いずれにしても樹木の名は遠い祖先から受け継がれている何かを感ずる。
昨日は新治市民の森で閑古鳥の群れに出会い、無念のノーシャツターに終った。そんな訳で、ここしばらく野鳥の写真がこの散策記に登場させられなくてとても残念である。そこで、目的のベニマシコは撮れずとも、何かしらの鳥の写真が2枚位は撮れるだろうと、電車とバスで北本自然観察公園へ行った。かなり寝坊して出かけたが、何と北本自然観察公園に12時15分に到着した。目指すベニマシコはすぐにヤナギの花芽を食べている姿を見つけたが生憎の晴天で、しかもカメラマンが多く、また枝被り等でシャッターを押す気にはなれなかった。どうせ夕方勝負だわいと余裕たっぷりに構えたが、待てども待てども一向にシャツターを押す事が出来ない。ことによったら2日続けてのノーシャッターかなと思ったが、午後4時を過ぎると空には薄雲が広がり、ベニマシコの数も2羽から4羽と増えて、何となく撮れそうな気配を感じた。それからは512メガのメモリーカードが一杯になるまで、ばんばんシャッターを切る事が出来た。
昨日、一昨日と雨が続いて、これでサクラを始め各種の花が一挙に咲きそうである。今季は冬鳥の飛来が少なかったから、もう春なのと欲求不満気味であるが仕方がない。今日は可愛らしいアブラチャンの花を撮りたくて鴨池公園へ行った。いつもだと小野路町や野津田町へ行って撮影するのだが、先だって鴨池公園の池の近くにアブラチャンを見つけて嬉しくなった。港北ニュータウンの公園は、それこそ何べんも訪れているのだが、毎回のように新発見をするのだから素晴しい。この他、ミツバアケビやコナラ等も芽吹いて、もちろん、キブシやウグイスカグラ等の花もたくさん咲いていた。また、鴨池公園の池に面する斜面には、タチツボスミレの美しい群落が広がっていた。午後からは毎度御馴染みの新治市民の森をデジスコ担いで一回りしたが、冬鳥がそろそろ帰っているのだろうか閑古鳥が鳴いていて、常連さんはあくびばかりで、私も久々のノーシャッターに終った。
ちょうど正午に小雨がぱらついて来た。そこで近くのスーパー“つるかめ”で、デラックス幕の内弁当を購入して昼食をとった。デラックスといっても、値段は399円なのだから素晴しい。最近、菓子パンは値上がりして105円で買えるものが少なくなった。私の様なメタボからの脱出を願っているものにとっては、値段は据え置きで中身を小さくしてもらった方が良いのだが、125円となったものが多い。何でも値上がりなのだから、福田さん、ガソリンの暫定税率を撤廃して、25円下げて下さいなと言いたくなる。話は横道にそれてしまったが、弁当をぱくついていると雨が止んでしまった。そこで至近の横浜動物の森公園へ行った。目的は湿地に生えるイヌコリヤナギである。どうしてだか分からないが、ネコヤナギやイヌコリヤナギの雄花がとても好きなのである。有り難い事にちょうど撮影には最適な咲き具合で助かった。その後、雑木林の中に入ってみたが、ウグイスカグラは今が盛りで、早くもクロモジの花も咲き出していた。
今日は電車で楽ちん鳥撮りに出かけようと思っていたが、午後から雨なので中止した。そこで一般撮影機材で新治市民の森を歩いてみた。野鳥においては今まで何べんも記したように素晴しい森なのだが、他のものに関しても一級の観察地である。とはいうものの、今日はほんの入口周辺のみを散策する事にした。アンズは咲いたかスモモはまだかと丘の上の畑へ行ってみると、スモモのみ僅か数輪だが咲いていた。満倉谷戸入口近くのお墓のシキミは、モクレン科なので今が花期とばかりに、クリーム色の花をたくさん付けていた。その後、梅田川沿いに下って引き返し鎌立谷戸へ行ったが、畑にはコマツナの花が咲いていた。ナノハナというとアブラナだが、アブラナは葉も花も皺がよっているが、コマツナは葉も花もピーンと張っている。こんな具合で自然度の高い新治市民の森だというのに、民家の庭先のハナモモやムスカリ等を撮ったりしていたら空は急に暗くなって、今にも雨が降り出しそうになった。
今日は一日中植木屋さんのつもりでいた。なにしろ植木の植替えは、昔から彼岸前後と相場が決まっている。きっと、この頃より植物の細胞は活発となり、芽吹きと同様に地下の根も目覚めるのだろう。今日は亡き父が大切にしていたジンチョウゲを2本、ツバキを3本植え替えた。ジンチョウゲは挿し木で増やす位だから適当にやっても心配ないと思うが、ツバキはそれなりに丁寧に移植した。一日中かかると思ったがちょうど正午に終了した。しかし、慣れない事をしたので腰と右膝が痛くなった。昼食後に健康昼寝をしたら腰の痛みはなくなったが、右足でスコップに力を込めた為か膝の痛みはなくならない。それでもちょっくら健康散策に行って来るかなと、撮影には不適な太陽光線だったが、一時間半ばかり東方公園とその周辺を散策した。東方公園は港北ニュータウンの公園の中でも自然度が低いのだが、その周辺は変化に富んでいてかなり楽しめる。今日はヤブツバキが咲いていて、アケビの芽吹きが始まっていた。
午後からは何処へ行っても鳥はいないだろうと、今日も昨日に引き続いて新治市民の森へ行った。これまた昨日と同じだが、鳥の出はすこぶる悪く、しかも午後の陽は強烈なので、木陰でお話をしている方々ばかりであった。レンジャクが今年は飛来しそうも無いので、夏鳥がやって来る4月中旬過ぎまで、この様な状況が続くものと思われる。しかし、珍しい鳥、格好が良い鳥、美しい鳥だけが野鳥ではないのだから、見られる鳥を美しく絵になるように撮れば良いのさと、私はいたって気楽なものである。そうは言っても朝早くからやって来ている方々はうんざりのようで、今日も皆さん早上がりとなって帰って行った。しかし、これからが本番なのよと、昨日の様に椅子に腰掛けてデジスコを構えたが、やはり昨日より鳥の出は悪いようである。それでも、ヤマガラ、シジュウカラ、カワセミ、ホオジロ、アオジ、ジョウビタキの雌に遊んでもらって、雑木林の木陰に太陽が沈むまで楽しんだ事は言うまでも無い。
いゃー、本当に暖かさが続きますね。今後寒の戻りはなく、このまま桜の花が咲いてしまいそうで、春の歩みは進み過ぎと文句の一つも言いたくなる。しかし、去年の「つれづれ観察記」を見てみると、花の咲き具合はむしろ遅れ気味なのだ。それだけ今年の1、2月は寒かったと言う事なのだろう。今日は昨日の葛ヶ谷公園に続いて、港北ニュータウンの茅ヶ崎公園へ行った。港北ニュータウンには、それこそ数え切れない程の公園があって、たとえ空身で急ぎ足で歩いても一日では廻りきれない。その中でも生態園のある茅ヶ崎公園は自然度が高く、今日は葉が徳川家の紋章である葵の葉に似ているアオイスミレが咲いていて、しかもかなりの株があるのには驚いた。多摩丘陵では一番早く咲くスミレで、花弁にフリルが入ったとても愛らしいスミレである。また、ニリンソウも葉を広げていて、その数も順調に増えていた。生態園の外には、カワヅザクラ、カンヒザクラ、トサミズキ、ヒュウガミズキと美しい花木も一杯であった。
午後からは何処へ行こうかと迷ったが、極端に冬鳥の飛来が少ない今季、晩秋からとても楽しませて貰ったジョウビタキの雌にお別れの挨拶をして来ようと、新治市民の森へ行った。途中、いつものように丘の上のスモモ畑に寄って見ると、カシラダカがかなり見られた。スモモやアンズの蕾もだいぶ膨らんで来ているから、来週末あたりに撮影に来なければなるまい。鳥撮りマンが集っているポイントへ行くと、みなさん木陰で休んでいる。野鳥の出が悪いことと、太陽光線がきつくて暑いという訳である。上着を脱いでシャツ一枚となり、更に腕まくりしている方もいる位だ。こんな状況だから、皆さん早上がりとなって帰って行ったが、これからだよな私の時間はと椅子に座って野鳥を待っていると、有り難いことに目的のジョウビタキの雌が現われてくれた。何回撮っても愛らしい姿には微笑みが浮かぶ。この他、ホオジロ等もたくさん現れ、普通種とはいえバンバンシャッターを切る事が出来てとても楽しかった。
今日は、もしかしたらアミガサタケが生えているかもしれないと、鴨池公園経由で葛ヶ谷公園へ行った。期待したアミガサタケは小さいものも出ていなかったが、この辺りは住宅街であるにもかかわらず畑が残されていて、植木屋さんの畑ではピンクのハナモモが眩しい程に咲いていた。満開の黄色のサンシュユとの対比がとても美しく、昨晩雷を伴った雨が降ったとは信じられない位のぽかぽか陽気で、本当に春爛漫という言葉が相応しい。葛ヶ谷公園へ到着すると、早くもモミジイチゴの純白の花が咲き、キブシが暖簾のように垂れ下がって咲いていた。雑木林の中に入ると、梢が燃えるように茶褐色の樹木を見つけた。これはきっと花の蕾が赤いからアカシデに違いない。こんな様々な花を目にすると、もうすぐギフチョウの季節がやって来るなあと思わずにはいられなかった。もしかしたら可愛らしいフデリンドウも咲いているのではとポイントを探してみたものの、こちらはまだ先のようであった。
今日は午後から雨と予報されていたので、午前中のみの撮影と思って、いつも通りに起床した。しかし、無常にも小雨が降っている。なんだよこれわ!と朝食をとった後、昨日の埼玉プチ遠征の疲れもあって、また布団に潜り込んだ。おばちゃん達得意の二度寝である。すると晴れて来たわよと女房様の声がする。とっても楽しい夢が断ち切られたが空は明るい。そこで昼食をとった後、新吉田町へ行って見た。亡き父が植木、ことに花木が好きだったので、その血を受け継いでいるのか花木の花が好きである。ボケは咲いたかカンヒザクラはまだかと期待したが、やっとボケの朱色の花が咲き始めていた。これならカンヒザクラもと植木屋さんの畑へ行って見ると、こちらもちらりほらりだが咲いていた。紅梅や河津桜も咲いていて、ちょっとした夢の様な美しい光景に包まれる。しかも、ジンチョウゲの甘い香りも漂って来るのだから素晴しい。しかし、なんとなんと、そんな夢心地も、また降って来た雨によって断ち切られてしまった。
午後からは亡き母の故郷だから血が騒ぐのか、今日で毎週連続6回目となる(仮称)ミヤマホオジロの森へ行った。ここも別段珍しい鳥がいる訳ではないものの、人口密度が少なくて多いに心が安らぐという訳である。北本自然観察公園から廻って来た方によると、あちらは芋洗い並みの大盛況との事であったが、こちらは僅か数名と嬉しい限りだ。まずは湖を半周しながら湖面に羽を休めるトモエガモ等の水鳥をカメラに納めた。ジョウビタキの雌が必ずいるポイントへ行ってみたが、こちらはお留守であった。更にルリビタキの若雄のポイント、ジョウビタキの雄のポイントと寄り道をしたが、こちらは今日も大歓迎で出迎えてくれた。今日はカメラマンがほとんどいないのではと、早めに(仮称)ミヤマホオジロの森の最大の野鳥観察ポイントへ登って行くと、カメラマンは僅かの1名だったが、なんとアトリが10羽も出迎えてくれた。しかし、そろそろ冬鳥の姿も少なくなって来たようなので、来週は連続訪問が途切れるかもしれない。
昨日はお医者さん廻りだったが、手術入院した患部はすっかり完治との事で、顔がぱっと明るくなった。こんなに楽々簡単なら、またなっても良いかなあと冗談を言いながら担当医にお礼を言った。残るは五十肩だが、こちらの方もかなり良くなって来ている。今日は今週も一日中曇り日は無く、逆光に鳴く北本自然観察公園のベニマシコはパスして、秋ヶ瀬公園へ行った。早起きは辛いものの自宅からほぼ1時間だから、県内の宮が瀬辺りに行くよりも近い位だ。珍しい鳥は入っていないものの、木立が美しく各所に切り株等も有って、普通の鳥でも良い写真が撮れるから嬉しくなる。しかも平坦で広大だから人口密度が低く鼻歌交じりに散策できる。今日は何故だかサービスの良いシメがいて、しめしめとじっくり撮影出来た。この他、シロハラが切り株の上で、コゲラが枯れ木の天辺で休んでいたりと多いに楽しませてくれた。たとえ珍しい鳥はいなくとも、秋ヶ瀬公園は鳥撮りの絶好のフィールドだとあらためて思った。
午後からは久しぶりに恩田川の田んぼへ行こうと思っていたが、またしても風が強くなると言うので泉の森公園へ行った。前回、カモの仲間にお別れを言いに行ったのに、ホシハジロとキンクロハジロを紹介していなかったので、今日はこの2種を狙った。しかし、太陽が強く高くなって来たし午後だから、水面に枯れた葦が映ってコントラストの非常に高い写真となってしまった。しからば日陰にいるものを写したらとも思ったが、なんとなく暗くて写欲がわかなかった。日向はあくまでも明るく日陰はあくまでも暗い、陽の光の季節がやって来たと言う訳である。やはりカモの仲間の撮影は冬ですねと呟いた。その後、ミソサザイを期待したが今日は御出ましにならないとの事、ことによったら山を目指して飛び去ったのかもしれない。しからばカワセミやぁーいと皆さん頑張っていたが、一度現れたが瞬時に何処かへ飛んで行ってしまったと言う。鳥たちにもそわそわする春が確実にやって来ているのだ。
昨日の午前中のみだが、久しぶりに雨が降ったので、固い地面を割ってツクシが伸びているのではないかと池辺町へ行った。その期待はずばり的中して、ツクシが畑の縁に顔を出していた。しかし、カメラを向けると春霞なのか空が何となく青くない。今日は南風が吹いて気温が18度近くまで上がるというから、空には水蒸気や花粉や土ぼこりが一杯なのだろう。そんな訳で、あまり良い写真とはならなかったものの、今年初めてのツクシということで紹介することにした。もう少し伸びたら頭と袴の部分は切り取って、醤油で炒めると本当に美味しい。また、セリも湿地に生えて来るから、フィールドは家族連れで賑やかになるだろう。例によっていつもの散策コースを一回りするが、遅咲きのブンゴウメのピンクの花が咲き始めカワヅザクラも咲いているから、とっても華やかである。民家の庭先にはスノーフレークが白い釣鐘を垂らし、ハナニラもかなり咲き始めていた。何処を見回しても春爛漫のフィールドがあった。
天気予報通り昼から風が強くなった。そこで、午後からは風に強い泉の森公園へ行った。それに前回、カモの仲間にお別れを言いに行ったのに良い写真が撮れなかったので、リベンジもしなければならないという訳である。今日は撮影が簡単な一眼とも思ったが、スコープの接眼レンズを30倍から20倍に変えて挑戦してみる事にした。カモ類は身体が大きいし、泉の森公園のように近くに寄って来る場所では高倍率の接眼レンズは不適と思ったのである。まあ、この思惑が見事に成功したのか、はたまた光の具合とカモちゃんのご機嫌が良かっためか、今日は比較的簡単に撮影出来た。ヨシガモのヨシ坊の緑の後ろ髪はかなり伸びて、とても美しくなった。また、ゴルバチョフ元大統領似のヒドリガモも美しく撮れた。この他、キンクロハジロのキンちゃん、ホシハジロのホッシー君も見られ、今日はカモのお仲間に、しっかりお別れの挨拶が出来た。もちろん、来年もまた来てねと言い添えた事は言うまでも無い。
今日は昼頃から風が強くなるというので、その前に散策しようと自宅から至近距離の新吉田町へ行った。散策を開始するやいなや、畑にはオオイヌノフグ等の野の花が咲き乱れていてとても美しい。そろそろネコヤナギの花が咲いているのではないかと行ってみると、有り難い事に咲いていた。しからばボケわ?と、これまた行ってみると、こちらの方は蕾が目一杯膨らんでいて、明後日頃からが撮影の敵機の様であった。その後、いつものコースを一回りしたものの、これといった写欲を誘うものには出会わなかったが、各所でキタテハが飛んでいた。こんなにいたんだとびっくりする程の数で、今年の厳しい冬を無事に乗り切ったようである。車に戻ろうと丘の上の畑から降りて来ると、柿の梢でスズメらしき囀りが賑やかなので目を向けて見ると、なんとモズがスズメの囀りを真似ていた。モズは他の鳥の囀りのもの真似が上手いと聞くが本当であった。もしかしたらスズメを誘って獲物にするつもりなのかもしれない。
今日は寺家ふるさと村の四季の家で開催されている蝶大好き人間のYKさんと、ご婦人なのに何故か虫大好き人間のRKさんの写真展を見に行った。お二人とも心優しい微笑を誘う作品の数々で、心がとても軽やかになった。写真展を見終わると、カメラ片手に付近を散策した。今日は気温がとても高くなって、固い蛹の皮を破ってモンシロチョウが舞い、テングチョウも冬眠から目覚めたようだ。また、スイバの葉にはコガタルリハムシがたくさん見られ、目が覚めるかのような今が盛りのオオイヌノフグリの群落にはナナホシテントウが歩き回っていた。更に、ノジスミレがその名の如く路傍に花をつけて咲いていた。春は確実に進んで、もう少しでチョウや虫やスミレの季節がやって来る。写真の方はサンシュユと咲き始めたトサミズキを暖かな青空に抜いて撮ろうと頑張ったのだが絵柄が今一で、ご覧のようにバックは地味な色彩となってしまった。春はオオイヌノフグリの水溜りと青空が何よりも似合う。
午後からはルリビタキにお別れの挨拶をしに行ったのだから、ジョウビタキの雄にもお別れを言おうと、(仮称)ミヤマホオジロの森へ行った。工事中で水量の少ない湖だが、マガモに混ざってトモエガモが1羽泳いでいた。ジョウビタキの雄が見られるポイントへ行くと、今日もヤマツツジの小枝に止っていた。これで4週連続である。ここが大のお気に入りなのだろう。これをそのまま撮っては毎度御馴染みの絵柄と思い、今日も枯れ枝を探して来てヤマツツジの脇に立ててみた。するとジョウビタキの雄はとても気に入ったようで、餌を啄ばみに地面に降りると挿した棒の先に止ってくれた。そんな事を繰返しながら、正面、横向き、見返りと様々なポーズをカメラに納めた。アトリがたくさん来ているとの情報を貰ったので期待してポイントへ登って行ったが、アトリどころか小鳥の姿がほとんど無い。にわかに曇って来て雨が降りそうな雲行きになった為だろうか。以上、今週の埼玉行きも、またまた貧果で泣き泣きの終了となった。
4月の10日位まで毎週埼玉へプチ遠征を決め込んでいるのだが、どうも芳しい鳥情報が入って来ない。唯一、コミミズクが人気であるものの、一眼を出して飛び物を狙う気にはならない。また、一日中曇りで風が弱い日に出かけようと思っているのだが、今週もそんな日はなかった。そこで何でも良いから撮ろうと、ヒレンジャクが飛来していない秋ヶ瀬公園はパスして、午前中は北本自然観察公園へ行った。ここは遊歩道がとても狭くて、カメラマンがたくさん来ているとくつろげないのだが仕方無い。散策を開始すると、さっそく北本名物のベニマシコが出迎えてくれた。しかし、イノコズチの実を食べていて、その姿はブッシュの中。これでは撮る気がしないので歩みを進めると、ベニマシコが湿地にある枯れ枝の上に羽を休めていた。これはラッキーと思ったものの逆光である。露出補正をプラスにして何枚か撮ったが、写真のようにやはり目が出なかった。ここのベニマシコは曇り日しかないなあとぼやきながらの早上がりとなった。
今日はルリビタキにお別れが言いたくて、(仮称)ルリビの森公園へ行った。冬鳥の飛来が少ない中、今冬、ジョウビタキとともに楽しませてくれた貴重な存在である。何処へ行こうかと考えた結果、野暮用を済ませてからでも電車で楽ちん、しかも、個体が今年見た中では一番綺麗であったし、そろそろ常連さんが撮り飽きていて、一人自由気ままに撮れそうな(仮称)ルリビの森公園に決めた。その予想は見事に当たって誰もいない。常連さん達がしつらえたお立ち台の横に私好みの棒を立てデジスコを組み立てていると、ルリビタキがもう棒の先に止って大歓迎である。一番絵になる背景を選んで、ダイソーで購入した300円の折りたたみ椅子に座ってスタンバイすると、ルリビタキはひっきりなしに現われてくれた。久しぶりに512メガのSDカードが一杯となって、地元の方に教えて貰ったジョウビタキのポイントへ行く前に、SDカードの中の画像をかなり消去した。
午後からは前記したように、風が強い日の逃げ場としての泉の森公園へ行った。目的はカモちゃんである。いつ頃、カモの仲間が旅立つのかは不勉強ではっきりとは分からないが、もうそろそろのような気がして、お別れを言わねばなりませんねという訳である。窪地にある池に行ってみると、可愛らしいヨシガモをはじめ、元ゴルバチョフ大統領似のヒドリガモ等、まだ1種類として旅立ってはいなかった。これはラッキーとデジスコを向けるが、ほんの少し動いているものでも一眼と異なって撮影が難しい。杭に登ればデジスコでも撮影は簡単なのだが、そうは問屋は卸さなかった。しかも、午後の西陽は強烈でコントラストが激しく撮る気が起きない。そんな訳で、コンクリートで出来た手すりに止ったコガモをカメラの中に納めたのみとなった。今日は午後の部の散策記アップは無しと不貞腐れて帰りかけると、なんと今まで姿を消していた泉の森公園のスターであるカワセミが、撮ってくださいよーとばかりに御出ましになった。
春は風が強く吹く事が多いと言われているが、今日も午後から風が強くなると予報されていた。風が強い日には泉の森公園が一番と決めているのだが、午前中は国道246号線の寄り道ということで長津田町へ行った。この散策記に載せる為の2枚の写真なんて、何処へ行っても軽く撮れると思っているのだが、記憶にある限りでは今日はワーストワンの部類となった。車を停めて散策を開始すると、フキノトウがたくさん生えていた。しかし、フキノトウをスッキリとした背景の中に納めるのはかなり難しい。しからば民家のサンシュユ等の木の花を撮ろうと思って探して見たものの、どうもここは寒い所なのか開花が遅れている。しからば路傍の野の花にと被写体を変えてみたが、何となく寒々しく春を感じさせるようには咲いていない。西高東低の冬型は、太陽光線をも冷たくするようである。そんな訳で陽当りの良い場所に生えていた、私の苦手なブロツコリーに似たニワトコの蕾をカメラに納めた。
午後からは、新治市民の森へデジスコ担いで鳥撮りに行った。一昨日はチュンチュンだけの極々貧果に泣いたから、何でも良いわなと気楽なものである。野鳥撮影のポイントへ行くと、早速、ホオジロが御出ましになった。もちろん常連さんのシジュウカラ、ヤマガラも続いて、入れ替わり立ち代わり現れる。そんな姿を椅子に座って撮っていると、小さな黒い物体が山積みにされている丸太の下に潜り込んだ。ミソサザイである。良い所に登ってよと期待したら、有り難い事に一番天辺に積んである丸太に登った。しかも、デジスコで3回シャッターが押せる位のかなりの時間にわたって、様々なパホーマンスを繰返してくれた。背後に細い立ち木があったので、それを画面から外して撮ろうとちょっと移動した瞬間、残念な事にミソサザイは飛び去ってしまった。その後、久しぶりにジョウビタキの雌が現われたし、珍鳥や大物は現れなかったものの、やっぱり楽しい新治市民の森の午後の一時であった。
昨日は野暮用でお休みしたが、毎日のように道端自然観察ばかりしていたら、身体は疲れるし思考回路も停止してしまうので、良い骨休みとなった。今日はサンシュユとウグイスカグラを撮るために横浜動物の森公園へ行ったが、散策を開始すると武蔵中山台住宅集会所の脇のミツマタが咲き始めていた。これはラッキーと撮影してから公園内に入ると、湿地にイヌコリヤナギの冬芽が銀色に輝いていた。一昨日はとても不調であったが、今日は出だしから調子が良い。それではお次はウグイスカグラだと雑木林に入って行くと、こちらの方は写欲を誘う姿では咲いていなかった。ふと傍らを見るとヤマウコギが生えていたので、もしかしたらと目を向けると、すぐに小枝になりすませて冬を送るタテジマカミキリが目に入った。長年の自然観察で鍛えた私の目は誤魔化せないのよねタテジマ君と呟いて丁寧に撮影したが、この写真で散策記を見てくれる方々に、タテジマ君が果たして分かるだろうかと不安になった。
午後からは確実に何かしらの野鳥の撮れる薬師池公園へ行って見ることにした。しかし、いつもなら空いている駐車所は係員がいて、ほぼ満車状態であった。梅の花が見頃になって、たくさんの観梅客が来ているのだろう。これでは落ち着いて野鳥撮影は不可能と考え、黒川に向けハンドルを切った。小野路町や野津田公園等も候補地にあがったが、このところ疲れが溜まっているので平坦な黒川に決めたという訳である。しかし、野鳥の姿はツグミ、モズが目立つくらいで、これといったものが見られない。今年何処でも見かけるジョウビタキ位はいるだろうと探してみたものの見当たらない。雑木林でアオゲラを観察したが、曇り空でしかも逆光、シャッターを押す気にもなれなかった。そこで畑にいるスズメを久しぶりに撮った。スズメも列記とした野鳥なのだから、散策記にアップしても良いだろうという訳である。今日はお疲れ様の早上がり、小田急線を越える事はしばらく無しだなあと苦笑した。
今日もレンジャクが来ていないかと、ポイント近くの早野の里へ行った。早野の里には、寺家ふるさと村周辺の鳥情報に詳しい方々がやって来ているので、自ずとレンジャクの情報も入って来るという訳である。みなさんが集っている場所へ行って見ると、雑談で暇つぶし中、「レンジャクは来ていないし、寺家も早野も野鳥はさっぱり」との事であった。そこで一般撮影機材で散策を開始したのだが、こちらの方の被写体もさっぱりである。今日は晴天との予報だったのだが曇りがちで、路傍の野の花の勢いも無い。しからば木の花と探し回ったのだが、ここにはサンシュユもマンサク等も無かった。そこで早野聖地霊園に咲いているミニスイセンとシバザクラを撮った。シバザクラは北アメリカ原産で色々な種類があるが、私が撮影したものはオータム・ローズという品種のようである。シバザクラの群生で著名な所は各所にあるが、順調に増えれば早野聖地霊園も見ごたえあるものになるかもしれない。
いよいよ3月に入った。今年は冬鳥の飛来が極端に少なく、鳥撮りを充分に堪能出来なかったので、もう3月なの?と嘆きたくなる。雪は何回も降ったし、とても寒かった時期もあったのだが、そんな訳で冬を感じないまま春が来たという感じである。とはいうものの、今日は春らしいものを撮ろうと茅ヶ崎公園へ久しぶりに行った。中学校に隣接する緑道の傍らに早咲きのツバキが美しい。このツバキはヤブツバキに比べるとピンク色で、植栽もだがとても花の付が良くて美しい。雑木林の中に入って行くと、早くもイボタやニワトコの芽吹きが始まり、ウグイスカグラの花がかなり開いていた。昨日、熊谷市では14度を越えてウグイスの囀りが聞かれたというから、花のウグイスもスタンバイということなのだ。今日の特筆事項はなんと言っても蝶で、ムラサキシジミ、アカタテハ、キタテハを確認した。ことにアカタテハは最近なかなかお目にかかれない蝶だから、近場の茅ヶ崎公園で確認してとても嬉しくなった。