2008年:みちばた散策記

(7月)


7月31日、山梨県北杜市白州町中山峠

 最近、この時期毎年恒例となっている2箇所へ、顎関節症に病みながらも、疲れた身体に鞭打って出かけてみた。夏の蝶の観察時期は2回あって、一つは梅雨明けから8月初旬の各種ヒョウモンチョウの飛ぶ時期と、もう一つはクジャクチョウ等のヒオドヒチョウ属の蝶が現れる8月中旬過ぎである。そんな訳で初日から高原へ行けば良いのに、何故だか北杜市の里山の雑木林が好きで素通りが出来ないのである。まことに根っからの里山好きなのであろう。しからば私にとっての里山とは何かと言うと、クヌギやコナラの雑木林があって、オオムラサキやカブトムシやオニヤンマが見られる所という事になるのであろう。まあ、生まれ育った多摩丘陵と左程変らない訳で、今日もほとんどが多摩丘陵で見られるもの、かつて見られたものばかりであった。そんな中でも多摩丘陵では絶滅したキキョウやホソバセセリが見られてほっとしたし、また、美麗なルリボシカミキリもたくさんいた。

<今日見られた主なもの>花/ユウスゲ(写真上左)、キキョウ、オトギリソウ、ダイコンソウ、チダケサシ、オカトラノオ、ハエドクソウ、ヘクソカズラ、ビロードモウズイカ、タマアジサイ等。蝶/ホソバセセリ(写真上右)、オオムラサキ、キタテハ、オオミスジ、コミスジ、ジャノメチョウ、サトキマダラヒカゲ、オオミドリシジミ、ダイミョウセセリ等。昆虫/ルリボシカミキリ、ヨツスジハナカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、ゴマフカミキリ、カブトムシ、コクワガタ、アオカナブン、クロカナブン、カナブン、アブラゼミ、ヒグラシ、オニヤンマ、コノシメトンボ、ノシメトンボ、アキアカネ、ミヤマアカネ、ホソミオツネルントンボ等。その他/アマガエル、ヤマカガシ等。


7月30日(午後)、横浜市(仮称)オオタカの森

 昼食は、明日から清里方面へ一泊二日の遠征に出かけるので、その前に精力をつけておこうと焼肉ランチを食べに行った。焼肉一切れは顎関節症に問題がない大きさなのだが、何しろお安い肉なのだろう、筋張っていると顎に負担がかかって痛い。それでも美味しく食べ終わると、(仮称)オオタカの森へ行った。今日は焼肉を食べて来たからか、肉食のオオタカの幼鳥の出はすこぶる良かった。朝から来ている方によると、午前中もかなりサービスが良かったらしく、昨日午後からの悪天候の為にお腹を空かせていたのかもしれない。オオタカの成鳥の羽は青い色をしていて、この為に青鷹と呼ばれ、それが転じて大鷹となったという説があるが、幼鳥はサシバの様な茶褐色の色をしている。また、幼鳥の胸の黒い紋は縦に流れているが、成鳥になると横に並ぶようになるのだから面白い。いずれにしても今日はオオタカの幼鳥を思う存分観察出来て、久しぶりの最高の午後となった。

<今日見られた主なもの>鳥/オオタカの幼鳥(写真上、左は27日に撮影)、ウグイス、ガビチョウ、ヒヨドリ等。


7月30日(午前)、横浜市緑区新治市民の森

 昨日は午後だけでなく夜になっても、かなりの雨が降った。このためか今日はかなり過ごし易い。そこで新治市民の森へ久しぶりに行ってみた。途中、(仮称)アオバズクの森に寄って、昨日の雷雨でアオバズクはどうしただろうかといつも止っている枝を見上げると、ななんと姿が見えない。上からかなり太い枯れ枝が落ちて来て、アオバズクのお気に入りの枝の上に引っかかっていた。そこで安否が気になり探してみたら、ちゃんと別の枝に止まっていてほっとした。新治市民の森へ到着すると、今日は遊水池回りは割愛して、クヌギの樹液を見に行った。しかし、クロヒカゲ、ルリタテハ、キタテハが吸汁に来ているだけで、大物には出会えなかった。僅かに残る田んぼや水路の脇では、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボが草や枯れ枝の先端に止り、雑木林の小道ではオニヤンマが、かなり大きな池ではギンヤンマが舞い、何だかトンボ王国の様相を呈していた。

<今日見られた主なもの>花/ケイトウ(写真上左)、ダイコンソウ、ツユクサ、ヤブカラシ等。蝶/クロヒカゲ(写真上右)、アオスジアゲハ、ナガサキアゲハ、アカボシゴマダラ、キタテハ、ルリタテハ、ヒメアカタテハ、モンキチョウ、ジャノメチョウ、ヒメジャノメ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ等。昆虫/シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、ハグロトンボ、コノシメトンボ、ノコギリカミキリ、カナブン、クロカナブン等。


7月29日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 今月は7、8、9と3連休はしたものの、それ以外の日は短時間とはいえ、道端自然観察及び写真撮影を続けて来て、かなりくたびれた。それだけ雨の日が無かった証拠である。また、10日程経過した顎関節症は相変わらず口があまり開かないものの、食事以外は普通の生活が送れている。まあ、なんとはなしに宙ぶらりんな毎日なのだが、今日も遅く起床して短時間だが樹液に集る昆虫を探しに行った。ゴマダラチョウや特にアカボシゴマダラを各所で観察しているので、樹液に来ているのではないかと思ったのだ。しかし、両者とも樹液には見られず、その代わりにもっと素晴しいクロコノマチョウが来ていて嬉しくなった。クロコノマチョウは各所に普通に見られるが、いざ美しく撮影するとなると難しい蝶なのである。この他、とても大きなカブトムシの雄を見つけて、やっぱり夏ですねと挨拶を交わした。午後になると急に空は黒々とした雲に覆われ、凄まじい雷と豪雨に見舞われた。まこと命あるものにとっては恵の雨となった。

<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ、キンミズヒキ、ミズヒキ、ハエドクソウ等。蝶/クロコノマチョウ(写真上右)、クロヒカゲ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ等。昆虫/カブトムシ(写真上左)、キマワリ、クロカナブン、カナブン、オオスズメバチ、オオシオカラトンボ、ヒグラシ等。


7月28日、横浜市(仮称)アオバズクの森

 このところずっと野鳥以外の昆虫や花等の一般撮影が続いている。例年、7月中旬のツミやアオバズクの幼鳥の巣立ちが終ると、8月末まで鳥の撮影は夏休みに入る。そんな訳だから例年通りで仕方の無い事なのだが、野鳥が登場しないのはなんとなく寂しい。そこで、(仮称)アオバズクの森に行ってみた。こちらももうそろそろ雛が顔を出しても良い頃なのだが、一向にその気配が感じられない。いついっても一羽の成鳥が同じ場所に止っていて、連れ合いと雛のいる巣穴を見張っているとしか考えられないのだが、いったいどうした事だろう。自然度の低い横浜市内のかなり開発の進んだ場所に巣を構えているので、子供達に与える為のカブトムシ、クワガタムシ、大型の蛾等の餌が少なく、その為に雛の成長が遅れているのだろうか。そんな心配をさせられるが、必ず雛の巣立ちがあるものと信じ、今後とも見守って行きたい。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)等。


7月27日、横浜市都筑区大原みねみち公園

 横浜市は雷雲の通り道から離れているのか、なかなか雷様がやって来ない。埼玉や群馬ではかなり雨が降ったようだが、横浜市は雨が降らない日が続いている。しかし、今日も曇り空でにんまりする。最近、エゴヒゲナガゾウムシを各所で観察しているが、みんな手の届かない場所である。公園管理の方々が下枝をノコギリで切り落としてしまうため、眼の高さにエゴノキの実が見られる場所が少ないのだ。しかし、大原みねみち公園は、どういう訳かエゴノキの実が眼の高さで見られ、しかも数多く植栽されている。そこで、かつてはウシヅラ(牛面)ゾウムシと呼称されたユニークな顔を見たくて行ってみたが、いましたいましたたくさんいました。こんなにたくさんいると撮影はすこぶる楽で簡単に撮影出来たが、被写体が小さい為か、あるいは相変わらずの高温多湿の為かかなり疲れてしまった。そこで今日はエゴヒゲナガゾウムシだけで終わりと思ったが、ナワシロイチゴが美味しそうに日陰で熟していたので撮影した。

<今日見られた主なもの>花/ヤブラン、ヤブカラシ、ムクゲ等。蝶/アオスジアゲハ、アカボシゴマダラ等。昆虫/エゴヒゲナガゾウムシの雄(写真上右)、ニイニイゼミ、アブラゼミ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ベッコウハゴロモ等。その他/ナワシロイチゴの実(写真上左)等。


7月26日、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森

 今日は待ちに待った曇り日となった。もっとも曇り日といっても薄曇りだが、それでも車のクーラーの効きがだいぶ良くなった。こんなにガソリン代が高いのに、車のクーラーをつけたら大変な出費となるが、暑いのは本当に堪りませんなあ。また、1缶38円でまとめ買いしたUCCブレンドコーヒー190g入りがまだたくさん残っているのに、がんがんに冷えた缶コーヒーを飲みたくて、120円出しても自動販売機で買って飲む。まことに暑いのは堪りませんなあ。今日も東海地方は気温が異常に高くて、なんと岐阜県多治見市では39度になったというから恐ろしい。今日は曇り日なのに雑木林の中で涼もうと出かけたのだが、ノコギリクワガタを一匹見つけただけで終った。やはりこの森のクヌギの樹液の出とカブクワの個体数が多いのは、8月中旬からのようである。そんな訳で簡単に昆虫達をゲット出来るだろうと踏んだのに、森の外へ出ても撮るものが見当たらず、やっと熟し始めたブルーベリーの実を撮った。

<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス、キンミズヒキ、ミズヒキ、ヤマユリ、オカトラノオ、ヘクソカズラ、ツユクサ、ヤブカラシ等。蝶/モンキアゲハ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、ルリタテハ、アカボシゴマダラ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミ等。昆虫/ノコギリクワガタ(写真上右)、ノコギリカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ等。その他/ブルーベリーの実(写真上左)等。


7月25日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日は、久しぶりの寺家ふるさと村に於いての観察会である。去年も今日と同じ25日に開催され、テングタケやキタマゴタケ等のキノコが爆生していて、とても楽しい観察会となった。しかし、今年は10日前後が夏のキノコの発生ピークであったようで、キノコのポイントは閑古鳥が鳴いていた。と言う事は、今年の梅雨明けはかなり早かったと言うことになる。そんな訳でキノコのポイントにはニイニイゼミの脱殻が一杯で、エゴノキの実にはエゴヒゲナガゾウムシがたくさん見られた。昆虫横丁へ下りて来ると、相変わらず様々な昆虫で一杯である。そんな中で今日は種名不明のクモとハエを撮影して紹介する事にした。昆虫の種数はとんでもなく多く、こんな誰でもが気楽に散策出来る寺家ふるさと村の昆虫横丁にも、図鑑に載っていない昆虫が蠢いているのである。フィルム時代は勿体無くて撮影しなかった昆虫も、デジタルになってからは気がつけば撮るようにしているので、へーほー、そうなんだと勉強になる事が多くなった。

<今日見られた主なもの>花/ミズタマソウ、ダイコンソウ、ヤマホトトギス、オオバギボウシ、ヤマユリ、ヤブカンゾウ、ワレモコウ、オカトラノオ、タカトウダイ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ヤブカラシ等。蝶/キタテハ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ、コチャバネセセリ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ等。昆虫/ハエの仲間(写真上右)、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、トウキョウヒメハンミョウ、マメコガネ、オジロアシナガゾウムシ、エゴヒゲナガゾウムシ、ササキリの幼虫、エサキモンキツノカメムシ等。鳥/アオサギ、カルガモ、カイツブリ等。その他/クモの仲間(写真上左)、ニホントカゲ等。


7月24日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 昼食は久しぶりに安楽亭の焼肉ランチを食べたが、筋張った肉があると噛み砕くのが大変で、額関節にかなりの痛みを感じた。こんな状況だと煎餅なんて食べられないし、大好きなピーナッツも食べられそうも無い。また、大きな口を開けられないから、スイカや焼きとうもろこしも無理のようである。そう考えると今年の夏は柔らかいものばかりとなりそうだが、ウイロウやブリンはノーサンキュウである。時間をいつもよりかなりかけて焼肉ランチを食べ終わると、木陰に車を停めて昼寝をした。天気は残念な事に雲一つ無い晴れと変ったから、午後1時前後の散策は熱中症が心配である。心地良い昼寝の後に散策を開始すると、雑木林の小道の水が滲み出ている場所にカラスアゲハやウラギンシジミが集り、クヌギの樹液には、ルリタテハ、ジャノメチョウ、ヒメジャノメが吸汁に夢中であった。また、民家の庭先のマリーゴールドには早くもオンブバッタの幼虫が見られた。それにしてもオンブバッタは、何故だかマリーゴールドの花が好きである。

<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ、ヤブカンゾウ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ヤブカラシ等。蝶/ヒメジャノメ(写真上右)、カラスアゲハ、スジグロシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ルリタテハ、ジャノメチョウ、ウラギンシジミ等。昆虫/オンブバッタの幼虫(写真上左)、ササキリの幼虫、オオクモヘリカメムシ、オオシオカラトンボ、ナガメ等。


7月24日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園

 朝起きてみると今日は曇っている。今の季節、たとえ曇っていてもかなり気温が上がるのだが、何となくほっとするのは誰しも同じであろう。今日は何処へ行って何を撮ろうかとさんざん考えたが、鴨池公園へ行って池のトンボを撮る事にした。とは言っても、ウチワヤンマやギンヤンマ等の大物はいない普通の池なのだが、去年、キイトトンボやチョウトンボを観察しているので侮れない。今日も池に降りて行くと、チョウトンボが3匹程ひらひら舞っていた。21日に獅子ヶ谷市民の森で撮影しているので、今日はまあいいかなと見過ごした。池には多い順に、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボがいた。かつて子供の頃はシオカラトンボが一番多かったという記憶が残っているが、何故か鴨池公園においては少数派であった。トンボ以外では、エゴノキの実に、エゴシゲナガゾウムシの産卵痕がたくさん見られ、もちろん成虫も見られたが、トンボ撮影用の300ミリマクロでは撮る気が起きなかった。

<今日見られた主なもの>蝶/アオスジアゲハ、アカボシゴマダラ、キチョウ等。昆虫/コシアキトンボ(写真上左)、ショウジョウトンボ(写真上右)、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、チョウトンボ、アオモンイトトンボ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、エゴヒゲナガゾウムシ等。


7月23日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 本当に今日は暑いなあと思いながら、顎関節症と思われる症状の為に病院へ行った。口腔外科なる診療科目のある病院は少ないのだが、電車で二つ目の元住吉駅下車の関東労災病院にあって助かった。診察の結果は加齢による顎関節の磨耗ないし油切れという事で、就寝中のみマウスピースを嵌めて徐々に良い方向へと導く治療のようである。肩関節の磨耗ないし油切れによる五十肩が良くなって来たと喜んでいたら、今度は顎関節、本当に歳はとりたくないものである。病院通いはとても疲れるものだが、いくらか涼しくなった夕方に短時間だが茅ヶ崎公園へ行ってみた。これといったものを期待していた訳ではないが、人工的植栽起源と思われるコバギボウシの蕾が色付いていた。もうアブラゼミやミンミンゼミは出たかなあと思っていたのだが、ニイニイゼミの脱殻がほとんどで、ヒグラシも涼しげに鳴いていた。やはりまだ夏のしょっぱなのである。

<今日見られた主なもの>花/コバギボウシ(写真上左)、ヘクソカヅラ、ヤブカラシ等。蝶/スジグロシロチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/キハラゴマダラヒトリ?(写真上右)、カナブン、ゴマフカミキリ、トウキョウヒメハンミョウ、セマダラコガネ、マメコガネ、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、アミガサハゴロモ、ベッコウハゴロモ、ホシハラビロヘリカメムシ、ササキリの幼虫、オンブバッタの幼虫、クサギカメムシの幼虫等。


7月22日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 朝起きて外へ出たら目がちかちかするような日差しで、むっとする熱気も立ち込めている。やはり本格的な夏がやって来たんだなあと実感した。こんな日は散策に出向いても見るものは少なく、身体の為にも悪いので自宅蟄居と思ったが、(仮称)アオバズクの森のアオバズクの雛が巣立ったかもしれないと様子を見に行った。しかし、アオバズクは相変わらず一羽で、いつもと同じ場所に止まっている。ここの巣立ちは他所に比べるとかなり遅いようだ。そんな訳でシャッターを一回も切らなかったので、何か撮ろうと横浜動物の森公園へ行った。観察したものとしてはタマムシやゴマダラチョウ等多彩であったが、カメラの中に納めたのは葉上にたくさんいるハキナガミズアブやアミガサハゴロモ等とても地味なものばかりとなった。昼食はいつものようにスーパーつるかめで、198円のなつかしの味のソース焼きソバと105円の高菜のおにぎりを一個買ったが顎関節症の為に口が開かず、おにぎりを食べるのにとても苦労した。

<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス、ミズタマソウ、キンミズヒキ、ミズヒキ、ハエドクソウ等。蝶/アゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、メスグロヒョウモン、ルリタテハ、キタテハ、イチモンジチョウ、コミスジ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ等。昆虫/ハキナガミズアブ(写真上左)、タマムシ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、アミガサハゴロモ、カナブン等。その他/ウズグモ?(写真上右)、ハナイカダの実等。


7月21日、横浜市鶴見区獅子ヶ谷市民の森

 大きなメロンパンを食べようとしたら顎関節がカックン、まあ大丈夫だろうと思っていたら、大きく口を開けられなくなった。食べ物を食べる時もかなり痛い。大きな声と早食いが自慢だったが、かなりの小声でゆっくりと食事をせねばならなくなって、家族は大歓迎のようである。そんな訳で、今日は久しぶりに獅子ヶ谷市民の森へ行った。ここには午前中だけ陽が射さない昆虫横丁があるので期待したのだが、なんと草は完璧に刈られていた。これは困ったなあと思っていたら、草原の上を一目10匹ものチョウトンボが飛んでいた。地元の方によると、毎年今の時期にはこんなに集っているが、もうすぐ何処かへ飛び去ってしまうとの事であった。きっと発生源である池がこの近くにあって、羽化後はしばらく獅子ヶ谷市民の森の畑や草原に集って来るのだろう。しかし、こんなにたくさん飛んでいると、気の良い個体が棒の先等に止ってくれるから撮影はかなり楽であったが、それでも300ミリでなければ逃げられてしまった。

<今日見られた主なもの>花/ミソハギ、キバナコスモス等。蝶/アゲハ、アオスジアゲハ、ナガサキアゲハ、アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモン、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、チャバネセセリ、ウラギンシジミ等。昆虫/チョウトンボ(写真上右)、オニヤンマ、ウチワヤンマ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、マメコガネ、セマダラコガネ等。その他/イシミカワの実(写真上左)、シマヘビ等。


7月20日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日の朝刊を見ると、やはり昨日、東海から東北にかけて一気に梅雨が明けしたらしく、山梨県の甲府市では36.4度まで気温が上昇したらしい。オオムラサキ観察会が昨日だったら、参加された方々も暑さの為に相当ばててしまった事だろう。こうなっては首都圏平地の里山での道端自然観察は短時間で、木立の中や日陰という事になる。そんな訳で今日は梅雨明け散策第一弾として、寺家ふるさと村の昆虫横丁に行ってみた。もちろんその前に、例によってキノコ横丁にも寄り道してみたが、キノコはまったく無く、ニイニイゼミがうるさい位に鳴いていた。昆虫横丁は一頃に比べて賑やかさを失ったものの、それでもかなりの被写体に巡り合えたのだから素晴しい。もちろん昆虫を数多くカメラの中に納めたのだが、咲き始めたダイコンソウやとても面白い格好のヤマホトトギスの蕾、また梅雨が明けて暑くなっても涼しげに咲くツユクサ等にもカメラを向けた。

<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ(写真上左)、ヤマホトトギスの蕾(写真上右)、オオバギボウシ、ヤマユリ、ヤブカンゾウ、チダケサシ、オカトラノオ、タカトウダイ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ヤブカラシ、ヘクソカヅラ等。蝶/カラスアゲハ、イチモンジチョウ、スジグロシロチョウ、キタテハ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ、コチャバネセセリ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ等。昆虫/カブトムシ、カナブン、ニイニイゼミ、チョウトンボ、ハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、トウキョウヒメハンミョウ、マメコガネ、セマダラコガネ、ジンガサハムシ、ルリアリ等。


7月19日、山梨県北杜市白州町中山峠

 昨日のオオムラサキ観察会だけで自宅に戻っても良かったのだが、せっかくここまで来たのだからと、清里ユースホステルに一泊した。何もする事が無かったから非常に早く床に着いて午前7時に眼が覚めた。顔だけ洗って高原の清々しい空気を吸いに外へ出てみると、雲一つ無い真っ青な空が広がっていた。付近の梢からはキビタキの美しい囀りも聞える。朝食をとって宿を後にすると、このまま中山峠に下るのもなんだからと、八ヶ岳高原の方へ行ってみた。広々とした高原野菜の畑の向こううに、赤岳、横岳、編笠岳等の八ヶ岳が美しくそびえている。その左横には、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、鳳凰三山等の南アルプスの大パノラマも広がっている。もちろん背後には奥秩父の山々も鎮座している。こんな素晴しい景観を眺めて白州町中山峠へ行ったが、ピーカンの一日となって、これといった成果は得られなかった。しかし、ぐっすり眠ったから疲れ知らずで散策は出来、まあ良いかなと早々と帰宅の途に着いた。

<今日見られた主なもの>花/キキョウ、コマツナギ、ダイコンソウ、ヤブカンゾウ、チダケサシ、オカトラノオ、タカトウダイ、ネムノキ等。蝶/オオムラサキ、ルリタテハ、キタテハ、オオミスジ、コミスジ、イチモンジチョウ、ジャノメチョウ、クロヒカゲ、ミドリシジミ、ホソバセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/カブトムシ(写真上左)、カマキリモドキ(写真上右)、コクワガタ、アオカナブン、カナブン、アブラゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミ、オニヤンマ、コノシメトンボ、ノシメトンボ、アキアカネ、ヒメシロコブゾウムシ等。キノコ/タマゴタケ、テングタケ、カワリハツ等。その他/アマガエル、ヤマカガシ等。


7月18日、山梨県甲斐市(仮称)オオムラサキの森

 今日は待ちに待ったオオムラサキ観察会である。朝6時に起床して天気予報を見ると、昨晩見た時には一日中曇りであった筈だが、無常にも午後から雨へと変わっている。しかも、集合場所の甲府駅に到着すると雨が落ちて来た。しかし、あんりゃまあ不思議、オオムラサキのポイントへ到着すると、、雨はすっかり止んでしまった。先に行ってオオムラサキを集める秘伝のスプレーをAさんに撒いて貰ったためか、車を停めて歩き出した時からオオムラサキが各所にたくさん現れて、参加した方々全員、安堵と嬉々の顔となった。まずは証拠写真をとばかりにばんばばんシャッターを切ったが、次第に雄の羽を開いた写真が撮りたいという事になって頑張った。昼食前に大粒の雨が降って来て、これで万事休すかと思ったら、東屋で昼食をとり終わる頃には止んで薄日が射して来た。真にラッキーな事で、ますます皆さん頑張って雌雄が互いに見詰め合って羽を開く写真までゲットし、万々歳と観察会にて終了となった。

<今日見られた主なもの>花/コマツナギ、ヤブカンゾウ、ツユクサ、ネムノキ等。蝶/オオムラサキの雌(写真上左)、キタテハ、ルリタテハ、コミスジ、ジャノメチョウ、クロヒカゲ等。昆虫/アカマダラコガネ(写真上右)、セマダラコガネ、カブトムシ、カナブン、アオカナブン、ヨツスジハナカミキリ、アカハナカミキリ、オオスズメバチ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ等。キノコ/アイタケ等。その他/クマヤナギの実等。


7月17日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 朝起きたら空は曇っている。これはしめしめと思って、午前中は(仮称)アオバズクの森に行った。当たり前の事だが、アオバズクはいつもとまったく同じ場所にいた。それでもシャッターを切ったものの、変り映えしない写真となった。何処を見回しても一羽しかいないので、きっと一羽は巣の中にいるのだろう。天気は昨日と同じで次第に晴れて来て、湿度が高いからとても暑くなった。これでは何処へ行っても駄目だなあと思い、涼しい木陰で軽く昼寝をした後、自宅にすぐ帰れるからと茅ヶ崎公園へ行った。散策を開始するとまずはベッコウハゴロモを見つけた。昨日の寺家ふるさと村ではお尻にたくさん綿毛を着けた幼虫だったから、とても早い発生だなあと感じた。雑木林の縁の下草にはトウキョウヒメハンミョウがたくさんいた。トウキョウヒメハンミョウは自宅周辺のフィールドでは普通種なのだが、図鑑によると全国的には首都圏と山口県、福岡県に産する以外見られないという。

<今日見られた主なもの>花/ホタルブクロ、オカトラノオ、ツユクサ、ヤブカラシ等。蝶/ナガサキアゲハ、コミスジ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/ベッコウハゴロモ(写真上左)、トウキョウヒメハンミョウ(写真上右)、アオメアブ、ニイニイゼミ、コノシメトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、ホシハラビロヘリカメムシ、カナブン等。


7月16日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 午後からは、久しぶりに新治市民の森へ行ってカワセミを撮ろうと思っていた。しかし、天気予報は見事に外れて、とても暑い晴れとなった。こうなると暑いだけでなく逆光となるからカワセミの撮影は難しい。そこで木陰に車を停めて昼寝をむさぼったが、相変わらず陽の光は強い。しかし、夕方には曇りになるだろうと、デジスコ担いでポイントへ行った。まだ午後3時を少し回っただけなのに、常連さんの姿は既に無かったが、保土ヶ谷の方が一人頑張っていた。聞くところによると、今日はカワセミの出が悪いと言う。しかし、夕方が近づき曇って来ると、カワセミの雌がまず現れた。雌は雄に比べると動作がおっとりしていて撮影しやすいが、育児疲れの為か今一体色が芳しくない。するとかなりの時間待たされたが雄もやって来た。背景は夏場だからかかなり日陰は暗く、マイナス2の露出補正をしたにもかかわらず、僅かに露出オーバーとなってしまった。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上左)、カワセミの雌(写真上右)、コゲラ等。


7月16日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 有り難い事に今日も曇り日、そこで喜んで寺家ふるさと村へ行った。まずは梅雨明けがもうすぐだというのに、撮影していなかったツユクサを撮った。今年は何故だかネジバナもドクダミも撮らなかったなあと思いながら丁寧に撮影した。田んぼと雑木林の境の小道をキノコのポイントに向って歩いて行くと、人懐こいコミスジに出会った。第2化のもので羽化したてなのか、遠くに逃げ去ろうとはせずに下草に止ってくれる。ごくごく普通種の蝶だって、とってもご機嫌が良い時に出会わないと撮影は難しい。キノコのポイントへ行くと、既に発生のピークは過ぎていたが、羽化したてのニイニイゼミに出会えてラッキーであった。今日は曇り日だからと安心していたが、次第に空は晴れてとても暑くなった。そこで日陰の散歩道である昆虫横丁へ行ったが、これといった大物には出会えなかった。それでも、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ等がかなり見られた。

<今日見られた主なもの>花/オオバギボウシ、ダイコンソウ、ノササゲ、オトギリソウ、ヤブカンゾウ、チダケサシ、オカトラノオ、タカトウダイ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ヤブカラシ、ヘクソカヅラ等。蝶/コミスジ(写真上左)、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、メスグロヒョウモン、ルリタテハ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ等。昆虫/ニイニイゼミ(写真上右)、ハラビロトンボ、コロギス、オジロアシナガゾウムシ、トウキョウヒメハンミョウ、ヤマトフキバッタの幼虫、ササキリの幼虫、エサキモンキツノカメムシ等。キノコ/テングタケ、ウスキテングタケ、アイタケ、カワリハツ、ニオイコベニタケ等。


7月15日、横浜市緑区新治市民の森

 今日は久しぶりの曇り日である。こんな日は午後も絶好の散策及び写真撮影日和なので、まずは自宅周辺を掃き清めた後に、(仮称)アオバズクの森に寄った。当たり前の事だが、アオバズクは昨日とまったく同じ場所にいて、もちろんシャッターを切ったのだが、ほとんど昨日の写真と同じであった。そこで新治市民の森に予定より早く到着し、まずは鳥撮りマンの集るポイントに急いだ。新式デジスコ用雲台を開発者したチャリさんに会いたかったのだが、今日は来ていなかった。そこで皆さんと雑談を交わした後、車に戻って300ミリマクロをカメラに装着して梅田川へ行った。目的はハグロトンボである。小川の中に入るので長靴を履いたが、有り難いことに穴は空いてなく、快適に動き回る事が出来た。ハグロトンボの雄の腹部は緑色に光る。また、時折、羽を開いたり閉じたりするので、その瞬間が最高のシャッターチャンスなのだ。そんな訳で、たかがトンボだが、かなり辛抱してそんな瞬間を待った。

<今日見られた主なもの>花/ヤマハギ(写真上左)、ヒメヤブラン、ヤブラン、ヤブカンゾウ、ヨウシュヤマゴボウ、ヤブカラシ、ムラサキカタバミ、ツユクサ、アジサイ、タチアオイ、ヒャクニチソウ等。蝶/クロアゲハ、ヒメアカタテハ、アカボシゴマダラ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ等。昆虫/ハグロトンボ(写真上右)、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、ヒメアカネ、キイロトラカミキリ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫等。


7月14日(午後)、横浜市(仮称)アオバズクの森

 暑いと言っても真夏に比べれば大した事はないが、日向に出る気が起きないので早めに切り上げた。時計を見ると午前11時15分である。そこで数日前に見つけておいたアオバズクの様子を見に行った。このHPの掲示板で御馴染みのTさんが近場でアオバズクをたくさん見つけたので、それでは私もと探してみたのだ。近場で見つかったのは良かったが、車や人の往来が激しく撮影場所もとても狭い、更に、アオバズクに悪戯しそうなチョイ悪中学生の溜まり場のようなのだ。そこで土日と午後は避けて、お忍びで観察及び撮影という事になった。お仲間にも教えてあげたいのだが、なにせ前記したような場所なのでどうしようかと考えている。アオバズクが止っている枝の下には、餌となったカブトムシやノコギリクワガの硬い部分が散乱している。アオバズクを見つけたかったら地面にも注意との事であるが、まったく同感である。それにしても昆虫好き、特にカブクワファンには、アオバズクは困った存在に違いない。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)等。


7月14日(午前)、横浜市港北区新吉田町

 いよいよ熱射病に注意の真夏が近づいているし、疲れも溜っているから毎日のような更新は出来かねる。それでも何んの用事も無ければ、なるべく短時間でも散策しようと新吉田町へ行った。屋敷林であったケヤキやムクノキの大木を伐採して積んである場所があるので、タマムシが来ていないかと気になっていたのだ。しかし、今日は何も見られなかった。置いてある場所が日向で、昆虫たちの産卵には向いていないのかもしれない。そんな訳で意気消沈して日曜菜園へ行って見ると、私の大好きなハルシャギクやヒマワリやダリアが咲き、ブルーベリーの実がだいぶ大きくなっていた。また、田んぼも池も湿地も付近には無いのだが、驚いた事にハラビロトンボが見られた。日陰の路傍には早くもユウガギクが咲き、セマダラコガネやヒメクロオトシブミが葉上で休み、ウラギンシジミが飛んで来て、赤味がかったオレンジ色の美しい羽の表を見せてくれた。

<今日見られた主なもの>花/ハルシャギク(写真上左)、アカバナユウゲショウ、ヨウシュヤマゴボウ、ツユクサ、ドクダミ、ヤブカラシ、ダリア、ヒマワリ等。蝶/アオスジアゲハ、アゲハ、コミスジ、ヒメアカタテハ、ヒカゲチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ヒメクロオトシブミ(写真上右)、セマダラコガネ、オジロアシナガゾウムシ、ハラビロトンボ等。


7月13日(午後)、横浜市(仮称)ツミの森

 午後からは何処へ行こうかと、さんざん迷った。曇りになれば新治市民の森へ行って、カワセミと遊ぼうと思っていたのだが、相変わらず太陽は熱く輝いている。こんな状況では何処へ行っても駄目だろうと木陰で昼寝をしていると、にわかに空が曇り出した。この分で行くと夕立があるかもしれないからと、新治市民の森ではなくて逃げ場のある(仮称)ツミの森へ行った。ここにツミが営巣しているのはかなり前から知っていて、またもう何べんも撮影に通っているのだが、どっと鳥撮りマンがやって来て地元のカメラマンに迷惑がかかっては堪らんと、これまで散策記には書かなかった。しかし、そろそろツミの幼鳥はこの森を去るのではなかろうかと思われ、また、地元のカメラマンも充分に堪能出来たのでUPする事にした。そんな訳で、今日はことさら良い所へ止ってねと祈った訳だが、まあまあの写真が撮れてほっとした。もうすぐ梅雨明け、里山での鳥撮りは夏休みを迎える。

<今日見られた主なもの>鳥/ツミの幼鳥(写真上)、オナガ、ムクドリ、ハシブトガラス等。


7月13日(午前)、横浜市都筑区葛ヶ谷公園

 今日も晴れで、これで三日連続の晴れ日となった。こうなって来ると、あんまり贅沢を言っていると行く所がなくなる。そこで久しぶりに葛ヶ谷公園へ行ってみた。寺家ふるさと村でキノコがたくさん見られたので、少しぐらいは生えているのではないかと思ったのだ。しかし、このところ晴れが続いている事もあってか、期待は見事に裏切られてしまった。今日の特筆事項と言っては何だが、もう時期が過ぎたと思っていたのに、ヤマモモの実が手の届く高さに見られて嬉しくなった。ヤマモモは雌雄異株で果実は食べられるのだが、誰も収穫せずに落ちている事が殆んどで、まことにもったいない。それともう一つ、ゴマダラカミキリを2匹も観察した。かつてはイチジクの木にたくさん見られて最も普通なカミキリムシであったが、最近ではなかなか観察出来なくなっている。以上、今日は左程自慢出来る散策及び観察ではなかったものの、何となく嬉しくなった。

<今日見られた主なもの>花/ヨウシュヤマゴボウ(写真上左)、ホタルブクロ、ツユクサ、ドクダミ、ネジバナ、ニワゼキショウ、ヤブカラシ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、ツマグロヒョウモン、スジグロシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/ゴマダラカミキリ、アオドウガネ、トウキョウヒメハンミョウ、ニイニイゼミ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ等。キノコ/カワリハツ、ニオイコベニタケ等。その他/ヤマモモの実(写真上右)、ナワシロイチゴの実等。


7月12日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日は青空が広がる晴れで、これは暑くなるぞと思っていたら、やはり今季一番の猛暑となって、東京都心では33.8度を記録したという。こんな日は昨日の散策記で記したように、木立の中か日陰の道端しか無い訳で、何処へ行こうかとさんざん考えた挙句、木陰のキノコ横丁と日陰の昆虫横丁のある寺家ふるさと村へまた行った。今日はキノコではなく昆虫に的を絞ろうと思ったのだが、キノコ大好き人間の駒澤のN仙人に出会ってしまったのが運のつき、結局、キノコ横丁でたっぷりと時間を費やすはめとなった。三日前に来た時に卵から顔を出したキタマゴタケは生気を失った老菌となり、アイタケも皆萎びていた。その代わりにキッコウアワタケが美しく、焦げ茶の傘に純白の粉を着けた新鮮なテングタケの幼菌も見られた。その後、N仙人と大池裏まで行ったが、カイツブリの親子は子供が二羽と減っていた。残りの二羽は天敵にやられたのではなく、何処かで独立生活を送っているものと願いたい。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、チダケサシ、オカトラノオ、タカトウダイ、アキノタムラソウ等。蝶/クロヒカゲ、イチモンジセセリ、ベニシジミ、ルリシジミ等。昆虫/ヒメシロコブゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、キベリトゲハムシ、ヒメクロオトシブミ、トウキョウヒメハンミョウ、アカガネサルハムシ、ヤマトフキバッタの幼虫、ササキリの幼虫、クサギカメムシの幼虫、エサキモンキツノカメムシ等。キノコ/キッコウアワタケ(写真上左)、テングタケの幼菌(写真上右)、キタマゴタケ、ヤマドリタケモドキ、アイタケ、カワリハツ、テングツルタケ、ニッケイタケ等。その他/シュレーゲルアオガエル、アマガエル等。


7月11日、横浜市緑区新治市民の森

 今日は昨日よりもいくらか天気が良くて、陽の光がかなり降りそそぐ暑い日となった。こんな日は紫外線対策として日焼け止めクリームを塗らなくてはならないし、当然の事として日向を歩くとへとへとになる。道端自然観察はとっても面白いですよ、とは言い難くなる季節が、すぐそこまでやって来た。いつものように遊水池周りから散策を開始するが、ブタクサ等が繁茂して、小道はかなり歩きづらくなった。今日の特筆事項としては、ハグロトンボがたくさん見られた事である。今季初めてなのだが、いかんせん90ミリマクロレンズではすぐに逃げられてしまう。次回あたりに300ミリマクロレンズを装着して、梅田川でハグロトンボを狙おうと、今日は無理はしなかった。こんな日は遊水池周りだけでなく何処でもトンボ以外の昆虫は少なく、農家の畑の傍らに咲くヒャクニチソウや丸太の上で獲物を狙うオオイシアブを撮った。こんな具合だから、梅雨が明けたら曇り日と木陰散策しかしたくなくなるのは致し方ないようである。

<今日見られた主なもの>花/ヒャクニチソウ(写真上左)、ヒメヤブラン、ヤブラン、ヤブカンゾウ、ムラサキカタバミ、ツユクサ、アジサイ、タチアオイ等。蝶/スジグロシロチョウ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、クロヒカゲ、ベニシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/オオイシアブ(写真上右)、ハグロトンボ、ハラビロトンボ、ヒメアカネ、マダラアシナガバエ、ブドハハマキチョッキリ、ナガメ、チャバネアオカメムシ、ササキリの幼虫、クサギカメムシの幼虫、ヤマトフキバッタの幼虫等。


7月10日(午後)、横浜市緑区恩田川

 午前中の散策で手応えのある写真が撮れたので、自宅に帰って散策記を更新すれば皆様の心配も払拭出来るに違いないと昼食をとった後すぐに帰宅するつもりでいた。しかし、昼食後の睡魔が襲って来た。そこで恩田川の田んぼに車を停めた。有り難い事に禁煙は続いていて、先輩のSさんの言われたように、45日が峠であったらしくかなり楽になった。しかし、相変わらず眠気だけはちょくちょく襲って来る。まあ禁煙によって血が綺麗になり、その流れもスムーズとなって脳細胞もかなり甦りつつある証拠かもしれない。そこで田んぼを渡るそよ風を車内に引き込んで心地良く昼寝をした。1時間ほど経って起きてみると、これから田植えが始まる田んぼがあって、コチドリの幼鳥やハクセキレイの親子が餌を漁っていた。野鳥の幼鳥は森の中だけでなく、カイツブリやカルガモは池で、そしてコチドリの様なシギチドリ類は田んぼや干潟等にと、今の時期はフィールド中に幼鳥がいて、とても賑やかで楽しくなる。

<今日見られた主なもの>鳥/ハクセキレイ(写真上左)、コチドリの幼鳥(写真上右)、カルガモ、ムクドリ、スズメ等。


7月10日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今までの更新ペースからすれば、かなり間が空いたように思えるが、たったの3日間休んだだけである。天気は梅雨末期の様相を呈して思わしくなく、私用も飛び込んで来たし、連日の散策疲れも溜ったから、ここらで10日位散策は中止して、ゆっくり休養をとろうと思っていた。すると昨晩、「更新がないので心配している、更新が無いので毎日寂しい、掲示板の返信に生気が感じられない」等のメールが寄せられた。また、寺家ふるさと村のキノコ横丁では、キタマゴタケ、テングタケ、ウスキテングタケ、アイタケ等がたくさん見られ、リョウブも咲いて様々な蝶が来ているから、休んでいては駄目ですよとの激励のメールも頂いた。そこで仕方なく、身体に鞭打って寺家ふるさと村へ出かけてみた。すると情報通りにキノコがかなり発生していて撮影に手間取り、寺家ふるさと村のもう一つの楽しみである昆虫横丁では、かなりの急ぎ足の散策となってしまった。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ(写真上左)、チダケサシ、オカトラノオ、タカトウダイ、ムラサキカタバミ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ドクダミ、ネジバナ等。蝶/クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、オオチャバネセセリ、ベニシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ヒメシロコブゾウムシ、アカガネサルハムシ、ヤマトフキバッタの幼虫、ササキリの幼虫等。キノコ/キタマゴタケの幼菌(写真上右)、ヤマドリタケモドキ、アイタケ、カワリハツ、テングタケ、ウスキテングタケ、テングツルタケ、ニッケイタケ、ニオイコベニタケ等。その他/ナワシロイチゴの実、ツリバナの実等。


7月6日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 禁煙の先輩あたるSさんによると、禁煙してから45日目が一応の峠との事であった。忘れもしない5月22日から一本も煙草を吸っていないのだから昨日で45日となり、今日からは喫煙の誘惑を乗り越えた新しい日々が始まると期待して出かけた。しかし、今日も晴れでとても暑く湿度も高い。こんな日には三保市民の森の谷道しか無いなあと出かけたのだが、30分程歩いてみて、これは期待薄と至近の横浜動物の森公園へ転戦した。ここだって、それ程の変化がある訳では無いが、キノコの観察には良い場所があって期待して行って見ると、ムジナタケやマンネンタケが生えていた。そこでこれらのキノコを素直に撮った後、ハナイカダやオカウコギの実でも撮ろうとポイントへ行って見た。何故かそれらの木々がかなり多いフィールドなのだ。結局、本命としている野の花や蝶や昆虫はほとんど見られなかものの、バラエティーに富んだ写真をカメラに納めてほっとした。

<今日見られた主なもの>花/オカトラノオ、ムラサキカタバミ、ハエドクソウ、ホタルブクロ、ツユクサ、ニワゼキショウ、ネジバナ等。蝶/ナガサキアゲハ、クロヒカゲ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ等。昆虫/オジロアシナガゾウムシ、ハラビロトンボ等。キノコ/マンネンタケ(写真上左)、ムジナタケ、カワリハツ等。その他/オカウコギの実(写真上右)、ハナイカダの実、キブシの実等。


7月5日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 今日は自宅から至近のスーパーに寄ってから茅ヶ崎公園へ行った。なにしろUCCブレンドコーヒー190g入り1缶が38円で、お一人様1ケース(30本入)で980円と眼が飛び出る程の値段なのだ。自動販売機でもコンビニでも缶コーヒーは1缶120円なのだから、1本当たり82円もお得で、30缶だから2460円もお得となる信じられない安売りなのである。ガソリンに直すと約14リットルにもなるのだ。開店と同時に店内に入ったが、私と同じ考えの方々がかなりいたのには愕いた。そんな訳で茅ヶ崎公園には午前10時半に到着した。今日も晴れだが薄雲が覆っていて、しかも湿度が幾分低いのか、昨日よりは過ごし易い。かなり多くのコナラからは樹液が滴り、大物はいなかったがカナブンやヒカゲチョウがたくさんやって来ていた。また、シロスジカミキリの独特な産卵痕も見られたので嬉しくなった。今日は開園している生態園に足を踏み入れると、湿地にチダケサシがピンクにたくさん咲いていた。

<今日見られた主なもの>花/チダケサシ、オカトラノオ、ムラサキカタバミ、ホタルブクロ、ツユクサ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ガクアジサイ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、ヤマトシジミ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ等。昆虫/カナブン(写真上右)、ツツゾウムシ、マダラアシゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、トホシテントウ、オオシオカラトンボ等。キノコ/テングタケ(写真上左)、キチャハツ、ニオイコベニタケ、アラゲキクラゲ等。


7月4日(午後)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 昼食はいつものようにスーパーつるかめで、198円のなつかしの味のソース焼きソバと105円の鮭のおにぎりを一個買った。なんと合計で303円という究極の低プライス昼食である。ガソリン代は180円代へ、食料品もかなり値上がりした。何度も記しているように禁煙したからそんな値上がりも屁の河童なのだが、節約するにこした事は無い。最近、便利だがとても値段の高いコンビニにはほとんど行かなくなった。100円や98円ショップも食品に関してはかなり高い。やはり食品はスーパーが一番である。こんな状況が続くと、開いてて良かっただけでは売り上げがダウンする事だろう。午後からは美味しい昼食で眠気が押し寄せ、車を木陰に停めて昼寝した後、寺家ふるさと村のカイツブリの親子を見に行った。一昨日までは30分おき位に巣に戻って来たが、今日は親子で餌を漁ってばかりいて、一度も巣には戻って来なかった。そんな訳で写真は一枚しか撮れず、一昨日の巣の上で休む兄弟の写真を紹介する事となった。

<今日見られた主なもの>鳥/カイツブリの親子(写真上左)、カイツブリの雛(写真上右、7月2日に撮影)、アオサギ、カルガモ等。


7月4日(午前)、横浜市緑区新治市民の森

 何時だかは分からないが、恐らく夜が明け始めた頃、雷鳴がとどろいてかなりの雨が降った。朝起きてみると外はかなり明るく、青空が広がっている。7月に入って梅雨の様相もいよいよ変化し始めたようである。今日は曇り日だからとかなり期待していたのに、ピーカンで風もかなりある。これだけでも散策する気は失せるのだが、湿度がかなり高く蒸し蒸しと本当に暑い日となった。恐らく今季一の高温に違いない。そんな訳で、いつも期待を裏切らない新治市民の森なのだが、下草の葉の上には昆虫の姿はほとんど見られない。風もかなりあるから丸太にやって来たタマムシやカミキリ等を撮影しようと池ぶち広場の方へ行ってみたが、キイロトラカミキリが僅かに一匹這い回っているだけだった。そこで路肩に咲くヒメヤブランや風が遮られる日陰の葉上のマダラアシナガバエを撮り、まったくの貧果で汗びっしょりとなって車に戻った。

<今日見られた主なもの>花/ヒメヤブラン(写真上左)、ヤブラン、ヤブカンゾウ、ムラサキカタバミ、ホタルブクロ、ツユクサ、アジサイ、タチアオイ、ヒャクニチソウ等。蝶/キチョウ、スジグロシロチョウ、メスグロヒョウモン、ベニシジミ等。昆虫/マダラアシナガバエ(写真上右)、アリグモ、キイロトラカミキリ、シオカラトンボ、ハラビロトンボ、ヒメアカネ、オオイシアブ等。


7月3日、埼玉県(仮称)ツミの森

 ガソリン代は値上がったが、今のところ電車賃の値上げは無いので、久しぶりに電車で鳥撮りへ出かけた。もっとも、家庭向け電気料金は値上がるらしいので、公共交通機関の料金値上げもいずれやって来るに違いない。まったく困った事だが、我が小遣いは禁煙のお陰で、そんな値上げなんて屁の河童だが、家計に関しては苦しい限りで、生活を切り詰めて行かねばならい。もっともメタボ対策には清貧が特効薬なのだから、そう暗くならずにやって行くしかあるまい。今日は去年の今頃、ツミの幼鳥が撮り放題でとても楽しかった(仮称)ツミの森へ様子を見に行った。雛は5羽も孵っていたが、まだ巣や巣の近くでウロウロしていて、良い場所には止ってくれなかった。また、ポイント前の道路が工事中でかなり煩くしばらく続きそうなので、今後どうなるのかは分からなくなった。しかし、ツミのいる所にオナガありで、今日は巣から落ちたオナガの幼鳥を撮影する事が出来た。

<今日見られた主なもの>鳥/ツミの幼鳥(写真上左)、オナガの幼鳥(写真上右)、ウオバズク、ムクドリ等。


7月2日、横浜市都筑区鴨池公園

 今日、ガソリンを入れたら、なんと1リットリ当たり182円と、眼が飛び出る値段に高騰していた。春先に比べると一回の給油で約1000円、1ヶ月で約5000円も高くなった訳である。これでは遠出する気がなくなる筈だが、私の知り合いの鳥撮り狂は、相変わらず戸隠や霧ヶ峰に出かけているらしい。もっとも私は禁煙が続いているので、そんなガソリン代の高騰なんて屁の河童なのだが、それでもなんとなく元気が出ない。これから日本経済は不景気に突入するんだなあと思うだけで、目の前が真っ暗になるのだ。そんな訳で今日は近場の鴨池公園へ行った。春はとても楽しかった港北ニュータウンの公園だが、ここへ来て自然度の低さの為に昆虫等は低調である。しかし、キノコ位は生えているだろうと期待したのだが、やはりもう少し経ってからのようであった。それでも、エゴノキで葉を巻くエゴツルクビオトシブミや実ではエゴヒゲナガゾウムシを見つけて嬉しくなった。

<今日見られた主なもの>花/オカトラノオ、ツユクサ、ネジバナ、ニワゼキシヨウ、アカツメクサ、リョウブ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/エゴツルクビオトシブミ(写真上右)、エゴヒゲナガゾウムシ、カナブン、シロコブゾウムシ、トホシテントウ、エサキモンキツノカメムシ、クサギカメムシ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ、カノコガ等。キノコ/ヒナアンズタケ?(写真上左)、キチャハツ、ダイダイガサ、ニオイコベニタケ、キツネタケ、ナガエノチャワンタケ等。


7月1日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 7月中旬まではツミやアオバズク等の猛禽類の幼鳥で里山での鳥撮りは続くが、梅雨が明けると鳥撮りは約1ヶ月間程夏休みとなる。そこで午後からは、7月も何とか野鳥を登場させたいと思い、新治市民の森へ行った。いつ行ってもカワセミが見られるから嬉しくなる。ポイントへ到着すると誰もいない。野鳥撮影だけしか行なわない方々にとって、新治の毎度御馴染みのカワセミは飽き飽きしたのだろう。私の場合はしつこく月一度はカワセミ君に登場願う事にしているので、今日はかなり期待してカワセミの飛来を待った。すると、雄、雌、幼鳥の3羽がやって来た。にわかに空は晴れ渡って太陽が顔を出したので半逆光となって撮影は難しくなったが、なんとか雌と幼鳥をカメラの中に納める事が出来た。幼鳥は色彩こそ冴えないものの、その表情はとても可愛らしく、また尾がとても短いのもチャーミングポイントである。そこでもっと鮮明に写したかったのだが、警戒してか近くにやって来てはくれなかった。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雌(写真上左)、カワセミの幼鳥(写真上右)、アオサギ、ホトトギス、ウグイス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ツバメ、スズメ、ハシブトガラス等。


7月1日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 いよいよ7月に入った。初めと終わりが良ければ中間はどうでも良い散策記だから、確実に何かしら撮れる寺家ふるさと村へ行ってみた。今日は火曜日だから四季の家の駐車場はお休みで路上駐車となったが、戸塚区の何処かの公園と異なって、住人の方から文句が出ないので有り難い。ご婦人の方にお伝えしておくが、四季の家が休館日の時のトイレは、鴨志田公園と熊の池のトイレが使えるから安心して出かけて欲しい。散策を開始すると、まずはキノコを探しに行ってみたが、これといったものには出会えなかった。そこでいつも期待を裏切らない昆虫横丁へ行ってみると、なんとなんと藤沢からやって来たお仲間に久しぶりに出会った。蝶では、メスグロヒョウモン、オオチャバネセセリは勿論の事、ムラサキシジミやオオミドリシジミの雌もやって来ていた。昆虫ではキボシアオゴミムシがいて嬉しくなった。ゴミムシの仲間は、その名の如く草むらやゴミの中にいるからなかなか写せないのである。

<今日見られた主なもの>花/オカトラノオ、タカトウダイ、ムラサキカタバミ、ホタルブクロ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ナワシロイチゴ、リョウブ等。蝶/ムラサキシジミ(写真上左)、キアゲハ、スジグロシロチョウ、オオチャバネセセリ、キマダラセセリ、メスグロヒョウモン、オオミドリシジミ等。昆虫/キボシアオゴミムシ(写真上右)、ヒメシロコブゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、アカガネサルハムシ、キベリトゲハムシ、ジンガサハムシ、ヒメカメノコテントウ、ヤマトフキバッタの幼虫、ササキリの幼虫、ヒロヘリアオイラガ等。キノコ/キチャハツ、テングツルタケ、ニオイコベニタケ等。鳥/カイツブリ、カルガモ等。



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