1月31日、横浜市緑区北八朔公園
昨日は一日中雨で、今日も朝から雨が降っている。雨は午後からあがりそうだが、風が強いと予報されていたので、久しぶりにヨドバシカメラにでも行ってみようと家を出た。途中、昼食をとって外へ出てみると、薄日が射して来て暖かくなった。さあてどうしよう、ヨドバシカメラへ行くか散策に行くか、それが問題だと悩んだが、後者を選んで北八朔公園へ行った。公園内に植栽されているシナマンサクの開花の進み具合が気になっていたし、雨が降ったからエノキタケ位は生えているだろうと思ったのだ。期待したシナマンサクはかなり咲いていて、また、植栽されているカワヅザクラの蕾が膨らんでいるのには驚いた。今日はやや寒かったが、カワズザクラが植栽されている場所は日当りがすこぶる良い所なので当然とも言えるが、ちょいと早過ぎるなあとも思った。もう一つ期待したエノキタケだが、こちらの方は見当たらず、代わりにアラゲキクラゲが水を吸って美味しそうに爆生していた。
<今日見られた主なもの>花/カワヅザクラの蕾(写真上左)、シナマンサク(写真上右)、マンサク、ウグイスカグラ等。昆虫/チョウセンカマキリの卵のう等。キノコ/アラゲキクラゲ等。その他/アジサイの冬芽、ニワトコの冬芽等。
1月29日、東京都(仮称)ルリビの森公園
昨日の観察会は一日中曇りであったが、今日も一日中曇りで、明日明後日は大雨と予報されている。そこで天気図を見てみたが、やっぱり西高東低の冬型の気圧配置ではなくなっていた。まだ1月だから、これから何べんも冬型の気圧配置に戻るのだろうが、農作物や風邪を引いている方には良い按配ではなかろうか。そんな訳でもないが、今日は東京都にある(仮称)ルリビの森公園へ行った。ルリビタキはこんな曇り日の方がより青く写ってくれるので、心はうきうきという訳である。現地に到着してポイントに急ぐと、今日もルリビタキの雄が来るのを待っていてくれた。今年はどういう訳なのか、この公園のルリビタキの人気は今一で、ほとんどかまってやらないのだから真に不思議である。現地の方々に聞くと、某公園のイカルやアトリ、別の某公園のトモエガモ等に皆さん出向いているとの事である。そんな訳で天気も上々、ルリビタキの出も上々で、たっぷりと楽しんで家路に着いた。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、ジョウビタキ、シロハラ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、カワセミ、カイツブリ、キンクロハジロ、カルガモ等。
1月28日、東京都文京区小石川植物園
今日は待ちに待った観察会で、12月に雨天中止となったものを14日に開いたから、今月二回目となる。また、作品展が挟まったのだが、お仲間とお会いするのは何となく久しぶりと感じた。今日は正午頃から晴れるとあったが曇り日で、やや寒い天候となった。午前中は小石川植物園へ行ったのだが、樹木に詳しい鎌倉のHさんも参加されたので心強い。今日は花では、正門前のシナマンサク、梅林のウメ、売店の方にカンザクラが咲き始めていた。また、ハンノキの花が咲いていて、目線の高さで観察出来るのはとても有り難い。雄花は垂れ下がった花だが、雌花はどれなんだろうとHさんに聞くと、なんと上の写真の赤い小さな粒状のものであると教えて貰った。そんなこんなで午前の部はあっという間に終了し、午後より皇居の御堀に水鳥の観察に行ったが、ミコアイサはいたもののカワアイサは不在であった。また、今日のミコアイサはご機嫌が悪いのか近くには来てくれなかったものの、一同、双眼鏡にて観察し、まあまあ満足の午後となった。
<今日見られた主なもの>花/シナマンサク、カンザクラ、ウメ、チョウセンレンギョウ、ウグイスカグラ、ニホンスイセン等。鳥/アカハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ等。その他/イヌビワの実(写真上左)、ハンノキの実(写真上右)、ロウヤガキの実、ゴシュユの葉痕、コーカサスサワグルミの葉痕等。
1月27日(午後)、横浜市(仮称)ルリビの森公園
今日は午前中のみで帰宅と考えていたものの、前述したように四季の森公園で貧果に見舞われ、デジスコはノーシャツターに終った。そこで縁起をかついで、カツ(勝つ)カレーを食べた後に、(仮称)ルリビの森公園へ行った。すると昼食のカツカレー効果か、ルリビタキの雌が撮って下さいよーと盛んに現れた。デジタルカメラになってからは何枚撮ってもただだから、ばんばんシャッターを切った。とは言っても、一秒間に6コマ位撮れるデジタル一眼レフカメラとは異なって、私のデジスコ用のカメラは1.5秒間に1コマしか撮れないから、その枚数はたかがしれている。また、ルリビタキは時折尾を振るから、何枚も撮っておかないと尾がぶれている場合もあり、もちろん露出も変えて、出来るだけ何枚も撮る事にしている。そんな訳で、午後はあっという間にカメラの中に様々なルリビタキの雌の絵柄が収まり、早上がりの帰宅となった事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上)、ジョウビタキ、カワセミ、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ツグミ、シメ、コサギ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月27日(午前)、横浜市緑区四季の森公園
昨日で、里山写真クラブ第5回作品展は無事に終了した。搬出作業を終えた後、軽く会場にて打ち上げ会を開いたが、一週間の疲れがどっと出た。その為、昨晩は早く床に入ってぐっすり眠り、今朝は快調な目覚めとなった。そこで、シメがたくさん来ていると聞いている四季の森公園へ行って見た。しかし、群れはすでに去ったようで、シメの姿は数羽で、他の鳥の姿も少なかった。これでは仕方無いなあとデジスコを一般撮影機材に変えて散策を再開したが、ソシンロウバイは盛期を過ぎ、マンサクやウメは咲き始めで、やっぱり撮るものがない。日当りの良い場所に植栽されているミツマタの蕾が冬の陽に輝いて綺麗だが何となく黄色っぽい。そこで近寄って見ると、外側の一輪のみ咲いている蕾がかなりあった。また、同所に植栽されているサンシュユも蕾が弾けて、黄色い花弁がのぞいているものもあった。寒い日も多いが、やはり今年は暖冬なのかもしれない。
<今日見られた主なもの>花/ミツマタの蕾(写真上左)、マンサク、ソシンロウバイ、ウメ、ウグイスカグラ等。鳥/モズ、シロハラ、ツグミ、シメ等。その他/コブシの葉痕(写真上右)、シナサワグルミの葉痕等。
1月25日、横浜市鶴見区獅子ヶ谷市民の森
里山写真クラブ作品展では、搬入日と搬出日は午後3時頃から約3時間、当番日は一日会場に顔を出さなければならないのだが、それ以外の日も気になって落ち着かない。今日は日曜日なので、例年通りなら来場者が一番多い日となる。そこで、午後から様子見とお手伝いに会場に出かける事にして、午前中のみ至近の獅子ヶ谷市民の森へ行った。横溝屋敷では紅梅、白梅ともに咲き始め、付近の畑ではアブラナが咲いていた。暗いじめじめした場所に置かれてある丸太には、美味しそうなエノキタケが爆生していた。野性キノコを食べる趣味の鶴間の自転車おじさんには垂涎の的であるが、まさかここまで自転車では来られまい。その後、何かないかなあとウロウロしたのだが、本当にありませんねえーという訳で、民家の庭先のヤツデの実を撮ったり、植栽されているアキニレの葉痕を撮った。アキニレの小枝はものすごく細く、当然の事として葉痕も小さいのだが、あどけない少年顔を見つけると素通り出来ないのだ。
<今日見られた主なもの>花/ウメ、ソシンロウバイ、ウンナンオウバイ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、アブラナ等。蝶/スジグロシロチョウの蛹等。キノコ/エノキタケ等。その他/アキニレの葉痕(写真上左)、ヤツデの実(写真上右)、ノイバラの実、ヘクソカズラの実等。
1月24日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
午後からは毎度御馴染みの泉の森公園へ行った。前回、行く途中にある上川井の「なか卯」で、ハイカラ小うどんの無料券を貰ったので、利用しなきゃ損という訳である。また、前述したように冬型の気圧配置で季節風がかなり強いから、風が遮られる窪地の泉の森公園ならとも思ったのだ。しかし、「しらかしの池」周辺には寒気が居残っているが如くにとても寒い。久しぶりにカワセミを登場させようと期待したのだが、待てども待てどもやって来なかった。また、小鳥類の出も相変わらず悪いので、仕方無しに池の水鳥類に狙いを定めた。デジスコでは、ぴたっと静止しないカモやバン等の水鳥は撮影するのが難しいのだが、じっと待っていると、動きが緩やかでほとんど静止しているような時もあるので、チャンスとばかりにシャッターを切れば良いのである。しかし、こんなに寒いと、そんな瞬間をじっとを待っているのもしんどくて、今日は早上がりの帰宅となった。
<今日見られた主なもの>鳥/オオバン(写真上左)、ヒドリガモ(写真上右)、マガモ、オナガガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、バン、ハクセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、キジバト、ヒヨドリ、ツグミ、コサギ、アオサギ等。
1月24日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
昨日は、コーナンで980円で買った防寒コートでは暑過ぎる程であったが、今日は一転して極寒に戻った。昨晩、天気予報をテレビで見たが、モンゴル辺りに等圧線がかなり狭まった高気圧があって、とんでもない寒気が居座っているように思えた。予報官の話によると、今年は寒気が西南日本からやって来るとの事で、今日も福岡ではマイナス1.2度と今冬の最低気温を記録し、山口県等でも雪が降り続いているという。この為か、時折晴れるものの上空に寒気がある事を示す怪しげな黒い雲も浮かんでいた。今日は久しぶりに一般撮影機材で新治市民の森を散策したが、本当に被写体がありませんねえと言った状況であった。しかし、遊水地では鳥が囀っているのではなかろうかと錯覚するヤマアカガエルの大合唱が聞えて来た。ヤマアカガエルにとっては今が恋の季節、産卵の季節で、卵を産み終えると再度冬眠に入る。そんな訳で特筆事項はあったものの、ロウバイとオニグルミの冬芽の再登板となった。
<今日見られた主なもの>花/ロウバイ(写真上左)、ホトケノザ、ナズナ、ウメ等。その他/オニグルミの葉痕(写真上右)、センダンの葉痕、ニセアカシアの葉痕、ネムノキの葉痕、ヘクソカズラの実等。
1月23日、東京都町田市薬師池公園
昨日は20日から始まった里山写真クラブ第5回作品展の当番日で、久しぶりに午前10時から午後6時までの8時間労働に励み、まことに疲労困憊の一日となった。なにしろ当クラブきっての人気者と当番日が同じになった為に、開始時刻15分前より来場者が次々とやって来て、途切れる事無く続いたのだから当然である。そんな訳で昨晩はいつもより早く寝て、今日はかなり遅く起きて薬師池公園へ行った。前回、かなり手ごたえある写真が撮れたので、今日もまたと期待して出かけたという訳である。今年は世田谷区等の公園に多数のイカル、シメ、アトリがやって来ているのだが、多摩川を越したこちら側では例年通りある。そんな訳でシメに出会ってまあまあの写真が撮れたのが嬉しかった。この他、前回来た時と同様、ジョウビタキの雌が大歓迎してくれた。また、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ等の常連さんは非常に人懐こく、カワセミもやって来ていたから、普通種とはいえ、かなり多彩な野鳥に出会う事が出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/シメ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ジョウビタキ、シロハラ、ヒヨドリ、ヤマガラ、アオジ、カワセミ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、カワウ等。
1月21日、横浜市港北区新羽町
里山写真クラブ第5回作品展の展示作業は昨日無事に終わって、いよいよ今日から開催の運びとなった。今後、割り当てられた当番日に一日出向けば良いのだが、どうも初日はそわそわして落ち着かない。そこで午前中のみ近場の新羽町へ行って散策し、午後からは様子見に会場に行く事にした。今日は曇り日だが、時折薄日が差し込んで左程寒くは無かった。新羽丘陵公園の方へ登って行くと、早くも日溜りにあるニワトコが芽吹き始めているのには驚いた。ニワトコは雑木林の中では先頭切って芽吹くのだが、ちょいと早過ぎるなあと微笑んだ。その後、いつものように農耕地へ下って行くと、畑の南側の斜面には、ホトケノザやナズナがたくさん咲いていた。以上のような光景を記すと、まさに春近しの様相だが、畑の土留めの波板にはモンシロチョウの蛹やナガコガネグモの卵のうが見られ、鶴見川近くではチャンチンやムクロジの葉痕等が笑っていた。
<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ(写真上右)、ナズナ、ウグイスカグラ、ソシンロウバイ、ボケ等。蝶/モンシロチョウの蛹等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ等。その他/ニワトコの芽吹き(写真上左)、チャンチンの葉痕、ムクロジの葉痕、ナガコガネグモの卵のう等。
1月20日、横浜市鶴見区三ッ池公園
今日は、もう何べんも記している里山写真クラブ第5回作品展の作品搬入日である。搬入は午後3時からなので午前中のみ散策出来るという訳で、愛車「新治号」の荷台に出展なされる方々の作品をわんさか積んで、近場の三ッ池公園に出かけた。前回行った時に観察した痩せ細ったゴイサギのような貧相な鳥はかなりの珍鳥であったらしく、多くの鳥撮りマンが目の色を変えて押し掛けたらしい。しかし、残念な事に最近現れなくなったというのに、万が一を期待して今日もポイントには5名程のカメラマンが集っていた。私は美麗な鳥なら別だが、珍鳥趣味ではないからどうでも良いのだが、園内には相変わらずのカモやサギ類しかいないのだからお手上げである。一般撮影機材に変えて他のものを撮ろうかなあと思ったが、機材を変えるのも面倒だからとデジスコを担いで一回りしてみたものの、撮影出来たのはなんとアオサギとユリカモメのみであった。
<今日見られた主なもの>鳥/アオサギ(写真上左)、ユリカモメ(写真上右)、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、コサギ、カワウ、カワセミ、ツグミ、ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月19日、横浜市港北区新吉田町
愛車「新治号」の荷台には、前述したように21日から始まる里山写真クラブ第5回作品展に出展なされる方々の作品がわんさか積んであるので、事故ったらまずい、作品が壊れたらまずいと、今日は至近距離の新吉田町へ行った。もうすぐ大寒だというのに気温はぐんぐん上がって、正午過ぎには15度前後にまでなるというのだから驚きである。今まで最高気温が10度以下の寒い日々が続いたので、ちょっくら一休みといったところだろうか。そんな訳で快適な散策日和となったのだが、一日だけでは状況にほとんど変化は無く、期待を裏切らない新吉田町といえども、被写体探しには苦労した。今日は咲き始めた、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ等を撮ろうと思ったのだが、昨晩の雨の影響か、良い状態のものは少なかった。それではウメをと頑張ってみたのだが、写真になるコウバイは今一で、絵にし難い白梅を青空をバックにして切り取った。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、ソシンロウバイ、シナマンサク、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ等。昆虫/イラガの繭等。その他/クサギの葉痕(写真上左)、ヘクソカズラの実、ヒヨドリジョウゴの実等。
1月18日、東京都町田市薬師池公園
今日は21日から始まる里山写真クラブ第5回作品展に出展なされる、多摩地区や神奈川県県央に住む方々の作品を集めに薬師池公園に行った。もっとも集合時間は午後3時だから午前11時に到着して、かなり長い時間デジスコを担いで園内を散策した。薬師池公園はその名の通り広い池があってカワセミで有名だが、最近かなり寒いので、カワセミ君は重役出勤のようであった。しかし、ジョウビタキの雌がお相手してくれて、松の小枝に止る日本情緒溢れる年賀状向けの写真を撮影する事が出来た。今回私が作品展に出展する作品の内の一点は、昨年の今頃、この薬師池公園で撮影したジョウビタキの雌だから、ことによったら今日撮影した個体は昨年のものと同じかもしれない。その後、シロハラやシジュウカラ、アオジやヤマガラ等と遊んでいたら時間はどんどん過ぎ、遅いご出勤のカワセミを撮影して皆様集合の駐車場に戻った。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上)、シロハラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、カワセミ、キンクロハジロ、カイツブリ、カルガモ、カワウ等。
1月17日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
先週の土曜日は新治市民の森へ行ったが、まるで芋を洗うような人出で目が回ってしまった。そこで今日は泉の森公園へ行ってみた。現地に到着して驚いたのだが、いつもならカワセミ狙いのカメラマンがたくさんいるのに、今日は誰もいない。前回来た時、カワセミの出が悪かったので、きっともっと悪くなったのだろう。その予測は当たって、カワセミは夕方一度だけ現れただけであった。各所にあるカワセミで有名な池も、このところの寒さで凍ったりしてカワセミの飛来が減少している所が多い。泉の森公園の「しらかしの池」は氷こそ張らないものの、周りにある小さな池はかなり厚く氷が張ってしまうのだろう。また、寒くなるとカワセミの獲物も動かなくなったり深みに入ったりして、かなり漁が難しくなっているに違いない。お金を出せばご飯が食べられる私達と異なって、野性の中で生き抜くのは本当に大変な事であろう。そんな訳で、今日はたくさんいるホシハジロやキンクロハジロを撮ってご紹介する事となった。
<今日見られた主なもの>鳥/ホシハジロ(写真上左)、キンクロハジロ(写真上右)、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カルガモ、カイツブリ、バン、オオバン、ハクセキレイ、キセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、メジロ、カワセミ、キジバト、ヒヨドリ、ツグミ、コサギ、アオサギ等。
1月17日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園
昨日は散策日和であったにもかかわらず、月に1度の顎関節症の通院の為に、止む無くお休みとなった。有り難い事に痛みはほとんど無くなり、ピーナッツを食べても痛くないし、大好きなメロンパンも食べられるようになった。この為、通院は無罪放免となり、病院通いは全て無くなった。本当に、こんな状態がしばらく続いて欲しいものである。今日は久しぶりに横浜動物の森公園へ行ったが、やはり被写体が少ない。ただ、老人ホーム建設の為に雑木林が伐採されて裸地となり、そのまましばらく放置されている場所に行ってみると、カラスザンショウが細いサボテンの様に何本も立っていた。裸地にいち早く侵入して来る代表的な樹木で、この他、アカメガシワ、サンショウ、ゴンズイもたくさん生えていた。種子は野鳥が運んで来たものではなく、その場所にあったものが芽吹いたのではなかろうか。そんな訳で思わぬ冬芽葉痕の観察をした後、隣接する植木屋さんの畑で、ほころび始めたシナマンサクを撮影した。
<今日見られた主なもの>花/シナマンサク(写真上左)、ソシンロウバイ、ウメ等。その他/カラスザンショウの葉痕(写真上右)、ゴンズイの冬芽、ホオノキの冬芽、オニグルミの葉痕、マンリョウの実等。
1月15日、横浜市(仮称)ルリビの森公園
昨日は寒かったけれど、今日は昨日以上に寒い。明日の朝はもっと冷え込むらしい。日課である外回りの掃除の最中、箒を持つ手が耐え難い程冷たくなった。土曜日からは冬型の気圧配置が緩むとあるが、節分まではまだかなり厳しい寒さが続く事だろう。そんな訳で、今日は午前中の散策を中止にして、比較的気温が高くなる正午よりデジスコを担いで、ルリビタキの雌が出ているという(仮称)ルリビの森公園に行って見た。多くの野鳥は雄の方が綺麗で、地味な雌より人気が高い。もちろん、ルリビタキもこの範疇からは外れない。しかし、その可愛らしさは雌の方なのだが、雌を撮りたいと思っても何処の鳥撮りスポットでも人気が高い雄を手なずけているので、なかなか雌に遭遇出来ない。しかし、今日行った(仮称)ルリビの森公園では、鳥撮り仲間の言う通りにルリビタキの雌が出っ放しで、もう良いよという位に様々なポーズをとって歓迎してくれた。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上)、ジョウビタキ、モズ、シメ、ツグミ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、ホオジロ、カシラダカ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワセミ、コサギ、スズメ等。
1月14日、横浜市戸塚区舞岡公園
今日は待ちに待った道端自然観察会の日である。昨年の12月に予定されていたものが雨天中止となって、本日再度行なう事となったのだが、数えるのが嫌になる程多数の方が集った。今朝はかなり気温が低くかったようで、咲き始めたオオイヌノフグリ等の葉上には、小さな粗目の様な霜が降りていた。もちろん霜柱も各所で見られ、カワセミが飛来する池はかなり厚く氷が張っていた。それでも自然観察及び写真撮影が大好きな仲間の集合だから、わいわいがやがやの楽しい散策となった。今日一番の人気者はクズの葉痕で、クズというと草と思う方も多いが、太い蔓は樹木に絡み付いて残っている。この蔓に約30cm間隔で女性の顔の様に見える葉痕が残っていて、それぞれ微妙な違いがあって面白いのだ。また、エノキの根元の落葉の葉裏で越冬するゴマダラチョウの幼虫も相変わらずの人気で、その顔は角を生やしたコアラのようにも見える。午後3時近くになると北風がやや強くなって、後ろ髪を引かれたが寒さには抗し切れずに散会となった。
<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ、オオイヌノフグリ等。蝶/スジグロシロチョウの蛹(写真上右)、アゲハの蛹、ゴマダラチョウの幼虫等。昆虫/イラガの繭、オオカマキリの卵のう、ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/シメ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、モズ、タシギ、ヤマシギ等。その他/サワグルミの葉痕(写真上左)、イボタの実、ガマズミの実等。
1月13日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は割引券はないものの「すき家」にて「中華風とろみ豚の角煮丼」を食べた。この「すき家」という外食屋さんは、本当に様々なメニューを作り出すので感心する。牛丼一本槍の吉野家さんも見習って欲しいものである。昼食を食べ終わると、土曜日は余りにも人出が多くて逃げ帰った新治市民の森へ行った。まずは人がほとんど行かない旭谷戸へ行って見ると、ツグミが空き地で餌を探していた。ツグミは地面をつつくと数歩前進して胸を張り、また前進して地面をつつくという動作で餌を探す。こんな動作が何となくおかしくて、ツグミを好きな方も多いに違いない。もちろんツグミは枝にも電線にも止まるのだが、やはり地面でこんな動作を繰返しているのがツグミらしいと、ローアングルで撮影した。旭谷戸を後にして鳥撮りのポイントへ行ってみると、4名の方が見えていたが、静かにのんびりと鳥見鳥撮りをする事が出来た。たとえ珍しいものが見られなくとも、のんびりゆったりが最高である。
<今日見られた主なもの>鳥/ツグミ(写真上)、ジョウビタキ、モズ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、ホオジロ、カワセミ、コガモ等。
1月13日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園
今朝もかなり冷え込んで、本当に真冬らしくて結構な事である。そう思うのは、地球温暖化に対する危惧感があるからだろう。女房殿も言っていたが、ご幼少の頃はもっと寒くて雪もかなり降った。私の生家の前には氷場という名で天然氷の製造の為の池があったのだから、やはりかなり寒かったのだろう。今日行った鴨池公園の鴨池は、かなり厚く氷が張っていて、久しぶりにそんな光景を目にして嬉しくなった。それにしても今季は左程寒くは感じられない。きっと、かなり遅く起きてのフィールドへのご出勤であるし、980円でコーナンで買ったカストロコートが保温抜群なのだろう。今日の鴨池公園は予想通りに被写体が少なく、この公園内には見事に実をつけるアオキがたくさんあるので、まずはその実を撮った。前にも記したがアオキは雌雄別株で、鴨池公園には雌の株が多いという事になるのだろう。また、何も無い時には樹木の冬芽葉痕という訳で、今日はニワトコを撮った。
<今日見られた主なもの>花/カンツバキ等。その他/アオキの実(写真上左)、ニワトコの葉痕(写真上右)、イボタの実、ヒヨドリジョウゴの実、マンリョウの実、ガマズミの実、ヘクソカズラの実、ノイバラの実等。
1月12日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園
昼食は昨日記したように割引券を持っているのでバーミアンへ行った。バーミアンラーメンと焼き餃子を注文したが、合計617円が一割引で555円となる訳である。こんな毎日を繰返していると、本等に小遣いが減らない。土曜日の「ふしぎ発見」で、95%の国民が幸福と答えるブータンが紹介されていたが、幸福とは足るを知る事である。すなわち高望みをしないという訳である。まあ、お金に関してはそうであっても、写真に関しては足るを知らない私は、もう一度、ルリビタキに挑戦して満足行く写真を得ようと、今季3度目となる(仮称)ルリビの森公園へ行った。到着するとルリビタキの雄がすでにお待ちかねで、しかもカメラマンが誰一人いないから、自由自在に撮影ポジションを変える事が出来た。その結果、今月はルリビタキの雄はもう良いかなという位の写真が撮影出来た。美味しい食事も暖かい衣服も、そして良い写真も幸福にしてくれるなあと微笑んで、早上がりとなった事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキ(写真上)、ジョウビタキ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、カワセミ、キンクロハジロ、カルガモ等。
1月12日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
今日も日本海側はかなり雪が降っているのだろうか、季節風がやや強い。今の季節は何べんも記しているように被写体が少ないし、おまけに風があると写真撮影はお手上げである。それでも2枚位の写真ならなんとかなるだろうと早野の里へ行った。車を停めて散策を開始すると、霊園に植栽されている紅梅が咲き出していた。隣接する雑木林には、ウグイスカグラもかなり咲いていた。しかし、両方とも散策記に既に紹介しているので、もう少し先になったらと素通りし、日曜菜園や田畑がある場所へ下りて行った。まず最初に目に止ったのはキンカンである。キンカンは柑橘類の中でも熟すのが遅く今が食べ頃である。砂糖漬けにでもすれば別だが、それ程美味しいとは思わない。しかし、貴重な被写体だと歓迎してシャッターを切った。次に、前回来た時に見つけたウメモドキが植栽されている畑へ行った。有り難い事にまだ実がついていて、今日は風がやや強くて苦戦すると思ったが、これで早々、2枚の写真をカメラの中に納める事が出来た。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ、ソシンロウバイ、ツバキ、ウメ、オオイヌノフグリ等。その他/キンカンの実(写真上左)、ウメモドキの実(写真上右)、ノイバラの実等。
1月11日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
どこの外食産業でもサービス券を発行していて、殆んどが一割引程度、すなわち50円程度の割引券なのだが、そんな券を貰うと行かなければ損と感じてしまう。今日の昼食は前述したようにハイカラ小うどんの無料券があったので「なか卯」にしたが、お財布には期限が迫ったバーミアンの1割引き券があるので、明日はバーミアンに決まりである。そんな訳で、まだまだたくさんのサービス券があるから、使い切れなくなる恐れもある。話は随分横道にそれてしまったが、泉の森公園には相変わらずのカワセミ狙いの方がたくさん来ていたが、今朝の冷え込みの為か、カワセミの出は最悪のようであった。また、各種の小鳥類の出も芳しくなく、相変わらず「しらかしの池」に浮かぶカモ類の撮影となった。最後に余談だが、泉の森公園へ来ると必ず帰りに立ち寄るHomepicで、キリンの缶コーヒー30缶入りがなんと1500円で売っていたので購入した。こんな努力を毎日繰返しているので、本当にお小遣いが減らない。
<今日見られた主なもの>鳥/マガモ(写真上左)、ヒドリガモ(写真上右)、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、バン、オオバン、ハクセキレイ、キセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、カワセミ、シメ、キジバト、ハシブトガラス等。
1月11日(午前)、横浜市緑区三保市民の森
昨日は午後から新治市民の森へ行ったのだが、土曜日であったためか鳥撮りのポイントはとんでもない人出で、人込みが苦手だから別の場所に逃避した。しかし、ジョウビタキの雄が撮れただけで、この散策記をアップする事が出来なかった。そこで今日は、確実に鳥が撮れる泉の森公園へ行く事にしたが、上川井にある「なか卯」で貰ったハイカラ小うどんの無料券があったので、昼食は「なか卯」にしようと、午前中は三保市民の森へ行ってみた。どうせなにも無いだろうと三保平へ登って行くと、ソシンロウバイが満開であった。ところが近づいて見ると、花芯が花弁と同じ色のソシンロウバイとは異なった花芯が赤紫色のロウバイの枝も混ざっていた。そこで数本が株立ちしている根元を見ると、ロウバイと同じ花色の枝はソシンロウバイとは異なった株立ちから生えていた。図鑑を調べてみると、ソシンロウバイはロウバイの変種とあり、こんな現象が起こっても不思議ではないなあと納得した。
<今日見られた主なもの>花/ロウバイ(写真上左)、ソシンロウバイ、カンツバキ、オオイヌノフグリ等。その他/マンリョウの実(写真上右)、トキリマメの実、カラスザンショウの葉痕等。
1月10日、横浜市港北区新吉田町
昨日は関東地方南部でも雪が降ると予報されていたが、東京では初雪を観測したものの、横浜ではずっと雨であった。もっとも、東京での初雪はみぞれだったようである。今日は昨日雨をもたらした低気圧が三陸沖で急速に発達し、強い冬型の気圧配置となって、北海道から東北の太平洋側や中国地方にかけての日本海側では非常に強い風が吹き豪雪となったと報道されていた。そんな訳で今日の午前中は雲が多く風もやや強くてかなり寒く、しぶしぶ気乗りのしない散策となった。また、昨日の雨で花も散ってしまっただろうと思ったのだが、下記のように咲いていた。今日の特筆事項は紅梅が咲き出した事で、なんやかんやと言いながらも季節は確実に冬となり、そして春に向っているのだなあと感じた。余談だが、元旦にお財布を忘れてお賽銭を投じなかった杉山神社へ寄り道して、ぴっかぴかの百円玉を投げ入れた。もう一度、家内安全、健康第一、撮影繁盛をお祈りした事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>花/コウバイ(写真上左)、ソシンロウバイ、ツバキ、ホトケノザ等。その他/クズの葉痕(写真上右)、ノイバラの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、クコの実等。
1月8日、東京都(仮称)ルリビの森公園
負けん気が強い性格ではないが、一昨日、新治市民の森で良く出会う鶴見のSさんは、枝止まり石止まりの素晴しいルリビタキの写真をゲットなされた。それに比べると、時間が違うとはいえ、私は杭等の人工物に止るものしか撮れなかった。そこで疲れた身体に鞭打って、再挑戦とばかりに(仮称)ルリビの森公園へ行った。しかも、前回よりも2時間も早く午前11時にポイントに立ったのだから、相当気合が入っている証拠である。ポイントでは有り難い事にルリビタキがお待ちかねであったが、茂みの中や枝被りばかりで、すっきりした写真がなかなか撮れない。しかも気の強いジョウビタキの雌がやって来て、「ここは私の縄張りよー、出て行け」とルリビタキを追払う。もちろん、ルリビタキは近くでジョウビタキが何処かへ行くのを待っているのだが、こんな事の繰返しで、目指す枝止まり石止まりの写真が撮れない。それでも悪戦苦闘の正味4時間30分で、上記の様な写真を得る事が出来てほっとした。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、ジョウビタキ、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、カワセミ、アオジ、シメ、ヒヨドリ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウ、スズメ等。
1月7日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
いよいよ行く所が無くなって来たし、グループ彩の写真展が四季の家で始まったというので、本当に久しぶりに寺家ふるさと村へ行ってみた。メインの谷戸は草刈が徹底されていてツンツルテンだから、射谷戸を中心に短時間だが散策した。今日は晴れてはいるものの雲が多く、更に北風もやや強かったが、射谷戸入口の畑の縁には、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ等が咲いていた。その中でもホトケノザが抜きん出てたくさん見られた。そう言えば今日は七草、セリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザという訳だが、もちろん今まで何べんも記してるように、ホトケノザは前記したものではなく、田んぼの雑草であるコオニタビラコである。今日の散策で一番びっくりしたのは、朱色のボケが咲き始めていた事である。いつもはもう少し後だから、やはり今年は暖冬なのかもしれない。以上、今日の散策は短時間で切りやめ、四季の家に写真展を見に行った。
<今日見られた主なもの>花/ボケの蕾(写真上右)、ウメ、ソシンロウバイ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ等。その他/種名不明の葉痕(写真上左)、ポーポーの葉痕、ノイバラの実等。
1月6日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園
一日フルタイムで散策し撮影するのも疲れるから、午前中だけよと午後からやる事を用意したにもかかわらず、昨日はそれをこなしたが、今日の午後の用事は電話で簡単に済んでしまった。そこで午後も何処かへ行かなければならなくなって、しぶしぶ(仮称)ルリビの森公園へ行った。相談すると即お金を頂戴の悪名高き米国のグラフィックソフト会社のアドビでは無く、もちろん女子美、多摩美、武蔵美でもなく、ルリビタキのルリビである。駐車場に到着すると、なんとなんと新治市民の森で良く出会う鶴見のSさんが恵比須顔で帰る途中であった。「今日はルリビタキの出は最高でしたよ」と、撮影した枝に止まったもの、石に止ったもの等を液晶デイスプレイで見せてくれた。こんなに撮れれば早上がりも当然だなと思い、私も期待してポイントへ下りて行ったが、ルリビタキの出は左程では無かったが、なんとかカメラの中に納める事が出来た。しかし、Sさんのように枝止まり石止まりが撮れなかったので、再挑戦を誓った事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、ジョウビタキ、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、カワセミ、アオジ、ヒヨドリ、キセキレイ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、スズメ等。
1月6日(午前)、横浜市港北区新吉田町
早いもので今日は6日、相変わらず良い天気で、絶好の散策日和が続いている。しかし、何べんも嘆いているように、タムロン90ミリマクロを装着した一眼レフカメラで徘徊しても良い被写体は少ない。今年は落葉を捲って越冬する昆虫を探したり、蝶の卵や蛹等を探して撮る気にはなれないから尚更だ。とは言っても、無い無いと言いながらも行けば何かが撮れるのだから素晴しい。ことに自宅から至近距離の新吉田町は収穫が多いフィールドである。自然度はかなり低いにもかかわらず、雑木林、植木屋さんの畑、日曜菜園、農家の庭先等、変化に富んでいるからだろう。逆に自然度は高くとも、森だけ、田んぼだけ、畑だけ等の単調なフィールドだと被写体探しに苦労するし、見つかっても単調なものとなる。今日はまず農家の庭先の柿の木の枝でイラガの蛹を、日当りの良い雑木林でコウヤボウキの綿毛を、そして畑の縁には早くも、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ等が咲いていた。
<今日見られた主なもの>花/ウメ、ロウバイ、オウバイ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ等。昆虫/イラガの繭(写真上右)、ハラビロカマキリの卵のう、コカマキリの卵のう等。その他/コウヤボウキの綿毛(写真上左)、ノイバラの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、ヒヨドリジョウゴの実等。
1月5日、横浜市鶴見区三ッ池公園
今日から仕事始めの方がほとんどであろう。長い年末年始休暇の後は身体がだるいものだが、本年も頑張って仕事に精を出して貰いたいものである。かく言う私にも、もちろん仕事はあるのだが、毎度御馴染みの掃除や草むしりで、今年は散策を早く切り止めてでも真面目に取り組もうと思っている。さて今日は駐車場が開いた三ッ池公園へ行った。散策を開始すると顔見知りの方に出い、怪訝そうな顔をしているので、鳥を撮りに来たのだと告げた。「たいした野鳥はいませんよ」と言うので、普通の鳥であっても絵柄が良く撮れれば満足なので、ハシビロガモを狙って来たと答えた。そのハシビロガモだが、雄はマガモのように頭は濃い緑色なのだが嘴は黒くて平べったく、なんとなく胡散臭そうな格好をしている。この為、なかなか良い写真が撮れなく苦労しているのだが、今日は1時間半程かけてハシビロガモだけに時間を費やしたが、上記の写真程度にしか撮れなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/ユリカモメ(写真上左)、ハシビロガモの雄(写真上右)、キンクロハジロ、カルガモ、ヒドリガモ、アカガシラサギ、コサギ、アオサギ、カワウ、カワセミ、ハシブトガラス等。
1月4日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
今年に入って3日間、午前と午後のダブルヘッダー、ちょいとやり過ぎですよね。そこで今日からペースダウンして午前中のみ、至近距離の茅ヶ崎公園へ行った。たった2枚の写真を正味2時間で撮影すれば良いのだから簡単な筈だが、本当に被写体が無い。まずは、雑木林の中に咲いていたウグイスカグラを撮影した。ウグイスカグラはウグイスが囀り始める頃に満開となるから、そう名付けられたが、毎年、気の早い花があって、一輪、二輪と本番に先駆けて咲く。彩りのある被写体が少ない時だから、まことに神様仏様の存在だ。さらに散策を進めるが、これといった被写体が無い。そこで毎年必ずカメラを向ける独特な格好のクロモジの冬芽を撮影した。クロモジは高級な楊枝の材料で、ほのかな香りがあるので著名である。その後、今年初めての開園日であった生態園に出向いたが、撮影したいと思っていたキハダの葉痕は日陰になる部分にのみ楽しい顔があって、このため逆光となり撮影は諦めた。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ(写真上右)、ツバキ等。その他/クロモジの冬芽(写真上左)、サルトリイバラの実、ゴンズイの実、ソヨゴの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、キハダの冬芽等。
1月3日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
今日のお雑煮は餅を二切れにしたので、正午になるとお腹が空いて来た。そんな訳で、久しぶりに吉野家へ行って牛丼を注文した。もちろん、吉野家の白菜漬はピカ一なのであわせて注文した。しかし、漬物を注文してしまうと、これまた大好きで牛丼には最高の紅生姜を少ししか食べられなくなるのがとても寂しい。ネットで調べてみると、紅生姜は生姜(ねしょうが)を塩で下漬けした後に梅酢で数日間漬けこみ、取り出してから細切りにするとある。もっとも工業的に製造する場合は、赤系の食用色素を混ぜた梅酢をベースとした調味液で、あらかじめ細切りにしておいた生姜を漬け込む製法が普通とある。吉野家さんの紅しょうがは、もちろん後者だと思うが、てんこ盛りにする方も多くてとても美味しい。そんな訳で、今日は鶏肉ではなく牛肉を食したから鳥の出は良い筈と新治市民の森へ期待して行ってみたが、やはり常連さんだけのお出迎えとなった。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、モズ、アオジ、ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ツグミ、ヒヨドリ、コガモ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月3日(午前)、横浜市緑区北八朔公園
今年の正月は、まことに穏やかな晴天が続く。年末からこのような陽気であるし、ここしばらくは晴天が続くようである。新聞によると、派遣切りにあって仕事と住まいを失った方々の為に、労働組合や市民団体の手によって年越し派遣村が日比谷公園に誕生し、なんと300名以上の方々が集ったという。この為、用意したテントの数では足りずに、厚生労働省の講堂が開放されたという。こんな穏やかな晴天が続いているのに、派遣切りで目の前が真っ暗になった方には、青空さえも鉛色に見えるに違いない。そんな方々がたくさんいるというのに、今日も暖房の効いた部屋でお雑煮とおせち料理を食べて、北八朔公園へ出かけた。元旦から青空にウメ、ソシンロウバイと続いたから、青空をバックにマンサクも撮ろうと思ったのである。前回(12月29日)来た時より開花は進んでいるものと期待したが、やはり気温が低い日が続いているからか、ほんのちょっぴり前進した程度であった。
<今日見られた主なもの>花/マンサク(写真上左)、シナマンサク、ソシンロウバイ、ウグイスカグラ等。キノコ/アラゲキクラゲ等。その他/ヤマウルシの冬芽(写真上右)、ニワトコの冬芽、クロガネモチの実、サンシュユの実、カラスウリの実等。
1月2日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昨日も今日も前述した朝のお雑煮とおせち料理の為に、なかなかお腹が空かない。美味しくとも明日からは餅を二切れにしようと決意し、昼食は菓子パン二つで済ませた。午後からは恩田川へ鳥撮りと思って行って見たが、田んぼでは凧揚げに興じている方々やラジコン飛行機を飛ばしている方々で賑わっていた。こうなっては、またしても新治市民の森へ行くしかない。そこで私がご幼少の頃に流行った二葉百合子の岸壁の母の替え歌「花虫は来ました、今日も来た。この新治の森に今日も来た。とどかぬ願いと知りながら、もしや珍鳥、もしやオオタカ、ひかされて」という訳なのである。しかし、今日は旭谷戸の奥の方にジョウピタキの雄とモズがいるというので、そちらの方へまずは行ってみた。情報通りに人懐こいジョウビタキの雄が出迎えてくれ、モズも雄と雌が1羽づつ見られた。その後、鳥撮りのポイントへ行って見たが、「もしや珍鳥、もしやオオタカ」は、やはりとどかぬ願いとなった。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、モズの雌(写真上右、1月3日撮影)、カワラヒワ、カシラダカ、アオジ、ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、シメ、ツグミ、ハクセキレイ、コガモ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月2日(午前)、横浜市都筑区池辺町
余りにも美味しいので、今日もお雑煮とおせち料理をたらふく食べてしまった。女房殿がつくるお雑煮は、四国は香川県坂出市がルーツのもので、私なんか一年中このお雑煮を食べていても飽きないと思われる程に美味い。しかし、餅は本当に腹持ちが良いので、消化の為にと身体に鞭打って仕方なく散策に出かけた。昨日、ウメを撮ったので、今日はソシンロウバイを撮りたいなあと思い池辺町へ行った。東方公園に車を停めて散策を開始すると、まずはダッコちゃんのような顔をしたモミジバフウの葉痕を撮りに行った。ダッコちゃんとは、私がご幼少の頃に流行った空気で膨らませたビニール人形である。無事にユーモラスなモミジバフウの葉痕をカメラの中に納めたので、お次は今日の目的であるソシンロウバイを探しに植木屋さんの畑へ行った。今年もたくさん咲いていたが、絵になるような小枝がなかなか無く、まあこれで良いかなあ程度のものを青空に抜いて撮影した。
<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ(写真上右)、ウグイスカグラ等。蝶/ウラギンシジミ等。昆虫/オオカマキリの卵のう等。鳥/ジョウビタキ、カワラヒワ等。その他/モミジバフウの葉痕(写真上左)、ナンテンの実、ボケの実等。
1月1日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
今日の昼食は朝にお雑煮とおせち料理をたらふく食べたので、かつ屋のカツカレーを食べようと国道246号線に乗った。しかし、あーら残念、かつ屋さんはお休みで、仕方なくコンビニにてカツカレーを食べた。カレーは何処で食べてもほぼ同じ味で、ラーメンに比べれば地域格差等の少ない国民的合意の味だから安心である。私がご幼少の頃、東海林太郎、藤山一郎、三橋美智也、三波春夫、村田英雄、美空ひばり、二葉百合子、並木路子等が出演していた紅白は、まことにカレーライスと同じで国民的合意の大晦日の番組であった。しかし、昨今の紅白歌合戦は知らない歌手や歌ばかり、その他の番組もこれといったものが無い。まことに寂しい限りの大晦日であったが、今日は国民的合意の味のカレーライスを食べ、近在の鳥撮りマン合意の新治市民の森へ行った。本当に定番の行く所があるのは幸せで、今日も元旦にもかかわらず数多くのお仲間がやって来ていた。しかし、鳥の出は芳しく無かった。
<今日見られた主なもの>鳥/ホオジロ(写真上左、12月30日撮影)、ヤマガラ(写真上右)、カワセミ、カシラダカ、アオジ、シジュウカラ、ジョウビタキ、トラツグミ、ツグミ、ハクセキレイ、コガモ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月1日(午前)、横浜市港北区新吉田町
散策記をお読みの皆様、明けましておめでとう御座います。旧年中は勝手気ままな文章をお読み下さり、また、稚拙な写真をご覧下さり、まことに有難う御座いました。本年もかなりのペースダウンをするつもりですが、この散策記を続けてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。今日は1月元旦、いつもなら近所に住む兄宅に出向くのだが、親戚に行っている為に中止となり、それならば千葉県に住む女房殿の実家でもとも思ったのだが、こちらは風邪引きさんが多数で、これまた行くのが中止となった。そこで亡き両親の墓参りをしてから、新吉田町の杉山神社へ初詣に出かけた。何か被写体があるかもしれないとカメラと三脚は同伴したが、肝心要の野口英世さんのお賽銭を忘れてしまった。まあまた行った時に賽銭箱に投じれば良いと、家内安全、被写体繁盛を祈願した。そんな真摯な祈願が通じたのか、帰りがけにサルトリイバラの赤い実と早くも咲き始めた梅を、2009年初撮りとしてカメラの中に納める事が出来た。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、ソシンロウバイ等。昆虫/イラガの繭等。その他/サルトリイバラの実(写真上左)、ノイバラの実、クコの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、ヒヨドリジョウゴの実、ピラカンサの実、クサギの冬芽等。