2月28日(午後)、東京都(仮称)レンジャクの里
昼食は久しぶりに安楽亭に行って焼肉ランチを食べた。その効果が即座に現れたのか元気が出て来て、午後は東京都の(仮称)レンジャクの里へ行った。去年は待てども待てどもレンジャクはやって来なかったのだが、今年は首都圏にも姿を現している。そこでサンシュユが咲く季節となったので、(仮称)レンジャクの里にもやって来ているのではないかと思ったのである。図鑑によるとレンジャク類は世界で8種類いて、その内の2種類、ヒレンジャクとキレンジャクがやって来る。しかし、繁殖地に食べ物がたくさんあると我が国には飛来しない年もある。レンジャク類が一番好きなのはヤドリギの実で、この実を食べると粘々した糞とともに種子を排出するので、ヤドリギの種子は樹木の小枝にへばり着く事が出来る。そんな訳でレンジャクとヤドリギは、切っても切れない深い共生関係にあるのだ。現地に到着すると期待は見事に叶えられて、ヤドリギの実を食べに来たキレンジャクとヒレンジャクを観察する事が出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/キレンジャク(写真上)、ヒレンジャク、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、コサギ、ハシブトガラス等。
2月28日(午前)、横浜市都筑区東方公園
本当に寒くてぐずついた天気が続いた。昨日はなんと雪まで降って来た。そう簡単に暖かくなられては、桃や桜が早く咲いて、コツバメやギフチョウ等も早く発生して大忙しになるから、まあ例年通りよりやや早い程度にしてもらいたいものである。今日はそんな訳で久しぶりの暖かい日となったが、それでも薄日が射す程度で、太陽の姿はほとんど見られなかった。公園内ではほとんど見るべきものが無い東方公園だが、付近を散策するとかなり面白いので出かけて見た。昔ながらの田園風景がある池辺町へ降りて行くと、日当りの良い斜面にタチツボスミレが咲き、今年初めてのウグイスの囀りを聞いた。その鳴き方はかなりぎこちなくて、ホーホケキョではなくてホーケキョのように聞えた。また、民家の周りでは、ハナダイコン、ハナニラ、スノーフレーク等が早くも咲き出し、昨日雪が降ったとは思えない本格的な春がやって来ていた。
<今日見られた主なもの>花/ネコヤナギの花芽(写真上右)、アセビ、ボケ、ウメ、サンシュユ、カワヅザクラ、カンヒザクラ、ツバキ、ウグイスカグラ、タチツボスミレ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、ハナニラ、ニホンスイセン、スノーフレーク、ハナダイコン等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/ウグイス、ジョウビタキ等。その他/アジサイの芽吹き(写真上左)、ニワトコの芽吹き、イボタの芽吹き、ツクシ等。
2月26日、東京都千代田区皇居御堀
今日は、昨日雨の為に順延となった道端自然観察会で明治神宮へ行った。今日は晴れることは無いにしても一日中曇りとの予報であったが、気温はとても低く、傘をさす程ではなかったものの、時折、小雨がぱらついた。午前中は御苑に入苑料を払って入ったが、クロジがたくさん見られ、もちろんお目当ての手乗りのヤマガラもたくさんいた。午後からは北池にオシドリを観察に行ったが、今年は数が少なく、また寒さのためか活動が鈍っているように思われた。オシドリを観察していると雨がやや降って来たので、午後1時30分だったが解散した。私は明治神宮前から千代田線に乗って二重橋前で下車し、皇居のお堀に行ってみた。ミコアイサはサービスが良くて近くに来てくれたが、桜田門のヨシガモ、クビワキンクロは、ご機嫌が良すぎるのか遠い所を泳いでいた。今日の散策は明治神宮が主であったが観察に没頭して写真を撮り損ねたので、皇居の御堀の方の散策記となった。
<今日見られた主なもの>鳥/ミコアイサの雄(写真上左)、ミコアイサの雌(写真上右)、コブハクチョウ、セグロカモメ、ユリカモメ、ヨシガモ、クビワキンクロ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、カイツブリ、ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月25日、東京都町田市三輪町
今日は月一回の道端自然観察会の日であったが、天候がおもわしくなくて明日に順延となった。朝起きて外を見ると、予報通りに雨が降っていた。完全に雨が止んだのは12時30分頃だったから、中止の決定は正解であった。雨が止むとじっとしていられない性格だから、久しぶりに寺家ふるさと村の隣にあたる町田市三輪町へ行ってみた。そろそろ芽吹きが始まる季節となったので、その前に冬芽葉痕をもう一度登場させようと思い、ゴシュユが一番と思ったという訳である。何故だか畑の脇に1本植栽されているのが不思議なのだが、植物園以外でゴシュユが見られるのはここだけである。ここのゴシュユは畑の栄養分をたらふく吸収してか、小枝は太くて葉痕が大きいから嬉しくなる。ゴシュユを無事にカメラの中に納めると付近を散策したが、小ぶりだが赤くて上品な梅が咲いていたので、昨日の薬師池公園の梅林での惨敗を晴らすが如くに撮影した。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、サンシュユ、カワヅザクラ、アセビ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、イヌコリヤナギの花芽等。鳥/モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、ジョウビタキ等。その他/ゴシュユの葉痕(写真上左)等。
2月24日、東京都町田市薬師池公園
今日も皇居の御堀にカモを写しに行こうと思ったのだが、午後から雨が降るかもしれないので止めにした。そこで他所より花期がかなり遅れる薬師池公園の梅林ならウメが見頃と思って行ってみた。桜に比べれば梅の開花期間は長いのだが、今年もじっくり梅の花と対峙する事がなかったなあと思ったので、このままお別れではちょっぴり寂しいという訳である。薬師池公園に行く途中、首都圏にもヒレンジャクが現れたとの情報があるのでポイントへ様子見に立ち寄ったが、閑古鳥が鳴いているだけであった。期待した薬師池公園の梅だが、ほぼ満開となっていて、昨日の雨でかなり花が痛んでいた。それに梅の花撮影の定番である青空バックも使えない曇天なので、期待した割には梅の良い写真は撮れなかった。しからば他のものはと探してみたのだが今まで登場したものばかりで、キヅタの実も前に紹介したのだが、レンジャクが大好きな実という事で再登場となった。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、シナマンサク、ソシンロウバイ、サンシュユ、カワヅザクラ、アセビ、ツバキ、ニホンスイセン、フクジュソウ等。鳥/ルリゾタキ、ジョウビタキ等。その他/キヅタの実(写真上右)、ヤツデの実、アジサイの芽吹き等。
2月22日(午後)、神奈川県(仮称)ソウシチョウの森
午前中はとても穏やかな晴天で、昼近くになっても風が強くなる事も無い。どうやら天気予報は見事に外れたなあとも思ったのだが、NHKのラジオでは東京23区に強風注意報が出されていると報じられていた。そんな訳で、やっぱり皇居の御堀は風が強いのかなと思って、後ろ髪を引かれる事無く(仮称)ソウシチョウの森へ行った。こんなぽかぽかした散策日和だというのに、駐車場はかなり空いて驚いた。暖かくなったとはいえ、やはりまだ2月、一般の方の散策にはちょいと寒いのだろう。ソウシチョウのポイントへ下りて行くと、ここにも3人しかカメラマンがいなくて驚いた。東京の某神社の森や川崎の多摩川に珍鳥が出ているというので、そちらの方へ皆さん行ったのだろう。天気は予報通り曇りとなって、しっとりとした写真が撮れる絶好の光線具合となった。しかも、ソウシチョウが頻繁に現れてくれるのだから嬉しい限りである。ソウシチョウは篭脱けだが、カラフルな色彩でとても愛らしい小鳥である。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ソウシチョウ(写真上右)、シメ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、キセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオサギ、コサギ、カワウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、バン、オオバン等。
2月22日(午前)、横浜市港北区新吉田町
今日は午後から曇るというので、皇居の御堀に前回のリベンジに行こうかなあとも思ったが、風が強くなりそうなので止めにした。また、最近、目がやや充血し、時たまくしゃみと鼻水が出る時がある。軽い風邪症状なのか、それとも花粉症なのかは定かではないが、ちょいと体調が思わしくない。そんな訳で、午前中は至近距離の新吉田町へ行った。散策を開始すると、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ナズナがお待ちかねで、民家の庭先や植木屋さんの畑では、オウバイ、紅白のウメ、サンシュユ、シナマンサク、カワヅザク等が賑やかに咲いている。そんな訳で、再登場となればかなりの花が咲いているのだが、今一絵になるようには咲いていない。今日あたり撮らなければ今季はもうお終いのウメも、なかなか写欲を誘うものには出会わない。やはり梅林に行かなければなあ等と考え散策を進めるが、これといったものに出会えず、畑の片隅に咲くホトケノザとぷっくり紅色に膨らんだブールーベリーの冬芽を撮った。
<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ(写真上左)、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、シナマンサク、ウメ、ボケ、オウバイ、サンシュユ、カワヅザクラ、ジンチョウゲ、アセビ等。その他/ブルーベリーの冬芽(写真上右)、ヤツデの実、ノイバラの実、トキリマメの実等。
2月21日、横浜市緑区横浜動物の森公園
今日は、横浜動物の森公園に隣接する武蔵中山台住宅の集会所の庭にあるミツマタが咲き始めているだろうと期待して行ってみた。しかし、咲き始めてはいたものの絵になる枝のものはこれからで、また来るしかないなと諦めた。そんな訳で横浜動物の森公園を散策する事となったが、たくさん生えているウグイスカグラが本格的に咲き始めていた。もうこれまで2回程この散策記に登場しているのでパスとも思ったが、他にこれといった彩りある被写体が無かったので撮影した。そろそろイヌコリヤナギが咲いているかもしれないと湿地に行ってみると、花芽が膨らんでネコヤナギのミニチュアのような姿で陽の光に輝いていた。きっと咲き出すのは2週間後位ではなかろうか。また、湿地にはアカメヤナギも生えているが、こちらの方も芽が膨らんで緑色になっていた。また、雑木林ではマユミが逸早く芽吹いていて、三寒四温という位だからまだ寒い日も多い筈だが、今年は確かに春への進みが早いようである。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ(写真上左)、イヌコリヤナギの花芽(写真上右)、ウメ、ミツマタ、ジンチョウゲ、サンシュユ、ニホンスイセン、タネツケバナ等。その他/マユミの芽吹き、ホウノキの冬芽、ヤツデの実、ヤブランの実等。
2月20日、東京都町田市薬師池公園
今日は午前中は雨で、溜りに溜った用事を片付けていると、正午近くに雨が止んだ。用事もほぼ片付いたので、薬師池公園へ行ってみた。今年は雪が降らない暖冬だし、また1月に作品展があったし、これが本当の理由かもしれないが歳をとったし、本当に冬が短く感じられる。後1週間で3月なのだから、信じられない程のスピードである。例年3月に入ると、近場のジョウビタキやルリビタキや各種カモ類の撮影は終了し、ベニマシコやレンジャク等を狙って埼玉への遠征が多くなる。また、各種の花も咲き始めるから結構忙しくなるのだ。そんな訳で、冬鳥の飛来が少ない中で楽しませてくれた薬師池公園のジョビ子に、お別れを言って来ようという訳である。いつもジョビ子がいる水車小屋付近で待っていたが現れず、旧荻野邸の庭へ行ったら、お待ちかねであった。ジョビ子も薬師池公園の常連のカメラマンにかまって貰えなくなったのか、居場所を変えたようである。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、アオジ、ヤマガラ、シロハラ、カワセミ、キンクロハジロ、カイツブリ、カルガモ、カワウ等。
2月19日、横浜市緑区北八朔公園
今日は午後から用事があるので、2月に入ってから連日無休で続いている散策は中止とも思ったが、寺家ふるさと村の四季の家で開催されているKさんたちの写真展を見るついでに北八朔公園へ寄ってみた。前回、カワヅザクラを青空バックで撮れなかったのが心残りで、もう一度挑戦という訳である。しかし、今日は青空と言っても午後から曇りになると予報されているので、真っ青とは言いがたいものの、それでもかなり綺麗に青空が広がっていた。とは言っても、カワヅザクラは春早くに開花する為か、花弁が痛んでいたりするものがあって、咲いているからといって絵になるような小枝はかなり少ない。また、時間を追うごとに太陽の位置が変わるから、もし完璧なる青空バックの写真を写そうと思ったら、かなり時間がかかるという訳である。そんな訳でイメージ通りには撮れなかったものの、なんとか無難に青空に抜いて撮影し、寺家ふるさと村へ急いだ。
<今日見られた主なもの>花/サンシュユ(写真上左)、カワヅザクラ(写真上右)、ジンチョウゲ、シナマンサク、マンサク、ニホンスイセン、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナヅナ、タネツケバナ等。その他/アジサイの芽吹き、カキの葉痕等。
2月18日、東京都千代田区皇居御堀
去年かなり楽しい思いをさせてもらった都内の公園へ行ってみたが、今年は環境が変ってしまって、まるっきり駄目であった。せっかく片道440円もかけて来たのにと嘆いても仕方が無い。そこで急遽、ヨシガモとクビワキンクロが飛来しているという皇居桜田門の御堀へ行った。しかし、今日は雲一つ無い晴天で、しかも午後だから西日が強い。そんな訳でコントラストが幾分和らぐ夕方まで待ったのだが、代わって写真にノイズが出るような暗さとなってしまった。それでも目的のヨシガモとクビワキンクロを、ちょい悪画質の写真だがカメラの中に納める事が出来た。ヨシガモの雌は初めて見たが、とっても可愛らしい顔なのには驚いた。また、クビワキンクロはキンクロハジロの雌とそっくりで、嘴の根元が白いと教えて貰わなければ見分けられなかっただろう。いずれにしても今日は不本意な転戦となり、もう一度、曇り日の時に、この両種を撮りに来ようと思った事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>鳥/ヨシガモ(写真上左)、クビワキンクロ(写真上右)、コブハクチョウ、カワウ、セグロカモメ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、コガモ、カルガモ、カイツブリ、シロハラ、ハクセキレイ、スズメ等。
2月17日(午後)、横浜市(仮称)ルリビの森公園
昨日の埼玉遠征で鳥撮りはかなり楽しめたので、午後からは帰宅とも思ったのだが、(仮称)ルリビの森公園に鶴見のコンタクトレンズおじさんや鶴間の自転車おじさんがお見えになっているというので、敬意を表して行って見た。何にも撮れなくても良いやと気楽なものであったが、散策を開始すると、畑に挿されている先端に面白い形に曲げられた鉄線がついている棒に、ジョウビタキの雌が止っていた。何の為の棒かは分からないが、病院の点滴のビンをぶら下げているものに形が似ている。ジョウビタキの止っている棒のすぐ傍の畑では、いよいよ春が近くなって種を撒く準備か、トラクターによる耕運の真っ最中であった。きっとジョウビタキは、耕運によってほじくり出されるミミズや昆虫の幼虫等を狙っているのだろう。ジョウビタキとしばし遊んで、(仮称)ルリビの森公園のポイントへ行ってみると、このところしばらく見られなかったルリビタキの雌が愛想良く何べんも現れて、私を含めたおじさんたちと楽しく遊んでくれた。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、エナガ、メジロ、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、カワセミ、コサギ等。
2月17日(午前)、横浜市緑区三保町
昨日の埼玉遠征の疲れがある筈だが、ぐっすり眠って遅く起きた為か体調が良い。G7後の中川財務・金融相の朦朧とした記者会見の姿が昨晩のテレビで放映されていたが、あんなに朦朧として呂律が回らないのは薬の飲み過ぎだけではなかろう。やはり飲酒も手伝っているのに違いない。それにしても絆創膏農相の赤城ちゃんや元首相の阿部ちゃん等、軟弱な二世議員が多過ぎる。話は随分横道に逸れてしまったが、今日は北風が強く真っ青な空が広がっていた。撮影には大敵の風だが、次第に治まるというのでうので三保町へ行ってみた。すると、野性のマンサクにしては花付が良過ぎるが、シナマンサクにしては小ぶりで花芯の色合いが薄いマンサクが咲いていた。きっと、野生種に近い園芸品種なのだろう。今日の散策で驚いたのは、ここ数日の暖かさの為か、なんとハナモモの蕾がかなり膨らんで色づき始めていた。今からこんな状況では、今年の横浜の桃源郷の見頃は早まるかもしれない。
<今日見られた主なもの>花/マンサク(写真上左)、ハナモモの蕾(写真上右)、シナマンサク、ウメ、サンシュユ、アセビ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ等。その他/オニグルミの冬芽、ゴンズイの冬芽、カラスザンショウの冬芽、ホウノキの冬芽等。
2月16日(午後)、埼玉県(仮称)ミヤマホオジロの森
前述したように、これといった野鳥のいない秋ヶ瀬公園を早々切り上げ、途中、幸楽苑にて493円でラーメンとギョウザを食べたが、午後1時頃に(仮称)ミヤマホオジロの森に到着した。しかし、風がかなり強くなって、鳥撮りには最悪のコンディションとなった。これでは帰った方が良いかなあとも思ったが、15分程昼寝をしてからポイントへ行ってみた。こんな風では誰もいないだろうと思ったが、なんと埼玉のHちゃん御一行が鳥を撮っていた。Hちゃんとは昨年5月の山中湖以来で、機材はなんとニコンD300とVRのサンニッパに変わっていた。今まで使っていたキヤノンも保持し続けているというのだから超お金持ちである。そんな訳で談笑しながら野鳥を待ったが、最近になってやっと顔を出すようになったというミヤマホオジロやアトリやヒガラがやって来た。その後、風が強くなり寒くなったのでHちゃん御一行は早上がりしたが、私はここまで来たのだからと一回りしてみた。しかし、やはりこの風では野鳥の姿は少なかった。
<今日見られた主なもの>鳥/ミヤマホオジロの雌(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、アトリ、ヒガラ、ヤマガラ、アオジ、カシラダカ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、マガモ、キンクロハジロ、カルガモ、カイツブリ等。
2月16日(午前)、埼玉県さいたま市秋ヶ瀬公園
昨晩、秋ヶ瀬公園の鳥情報が載っているHPを久しぶりに見たが、ヒレンジャク等の待ち望む野鳥は飛来していなかった。今年は昨年より冬鳥の飛来が少ないから、もしかしたら埼玉へは一度も行かずに春を迎えるかもしれない。そう思ったので、それならそうならない為にも、明日行ってみようという事になった。いつもお日様が高くなってから起床するのに、5時30分に起床して食事はせずに自宅を出発した。第三京浜、環八、新大宮バイバス経由で、1時間ちょいで秋ヶ瀬公園に到着する。渋滞さえ無ければ、かなり早く行けるのだ。子供の森の駐車場に到着すると、たった2台の車しか止っていなかった。まだ時間が早いからと思っていたが、その後、鳥撮りのカメラマンにはたったの3名しか会わなかった。レンジャクが飛来すると50人位集る広場も、ツグミとヒヨドリが餌をあさっているという有様であった。その後、ピクニックの森へ行ってみたが、ほぼ同様な状況で、早上がりして(仮称)ミヤマホオジロの森へ急いだ。
<今日見られた主なもの>鳥/シメ(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、アトリ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、キクイタダキ、ツグミ、シロハラ、モズ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、カワセミ、コゲラ、カルガモ等。
2月15日、横浜市緑区北八朔公園
今日は昨日程ではないが、気温が高くて散策には絶好の日和となった。今の季節、植物園にでも行かないと、一般撮影機材に適した被写体はまだまだ少ない。そこで再登場となるのだが、カワヅザクラが見頃となっている筈と、またしても自然度が低くくて他にこれといったものは見られないが北八朔公園へ行った。北八朔公園は馬鹿高いと悪評の横浜市の緑の協会の有料駐車場なので、いつも付近の農道に車を停めて歩いて行く。そんな訳で公園までの途中、撮り易い場所に咲いているオオイヌノフグリをみつけた。しかし、撮影している間に太陽が雲に隠れて、陽の光と戯れる早春の野の花のイメージとは異なった写真となってしまった。同様に、青空に浮かぶカワヅザクラと思っていたが、青空はいつの間にか消えてしまって、ごくごく普通の写真となってしまった。それでもカワヅザクラはピンクがかって花も大きくあでやかで、ソメイヨシノとは異なった魅力溢れるサクラであるなあと感じ入った事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>花/カワヅザクラ(写真上左)、オオイヌノフグリ(写真上右)、サンシュユ、シナマンサク、マンサク、ニホンスイセン、ホトケノザ等。その他/アジサイの冬芽、カキの葉痕等。
2月14日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは相も変らず新治市民の森へ行ったが、顔見知った女性は誰もいない。という事はチョコ一粒の義理チョコも無しという事で、今年は本当に寂しいチョコゼロの年となった。こんな事なら2月の道端自然観察会は、ヴァレンタインデーの日にするべきだったかなと苦笑した。かつてはチョコを貰い過ぎてお腹を壊した事も度々あったが、まったくチョコを貰えなくなったということは、私こと花虫とおるも老境に入ったという事なのだろう。今日の新治市民の森の鳥撮りのポイントは陽が良く当たるからかなり暑く、みなさん日陰が恋しいようであったが、小鳥達の出はすこぶる良かった。私が良く行く泉の森公園ではカワセミがぱたりと出なくなって、同公園の方々も「カワセミやーい!」とやって来るので人出も多かった。また、何べんも記しているように今年は冬鳥の飛来も少ないから、新治市民の森のカワセミ君は貴重な被写体となっているようである。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ホオジロ(写真上右)、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、コゲラ、コサギ、ハシブトガラス等。蝶/キチョウ、キタテハ、ルリタテハ等。
2月14日(午前)、横浜市都筑区東方公園
昨晩から未明にかけて南風が非常に強く、ゴーゴーと風音も聞こえて来た。もちろん春一番で、今朝の掃除は大変かと思ったが、枯葉やゴミは思った程には散らかっていなかった。もうすぐ春だから枯葉も少なくなっているのだろう。今日は朝から気温が高く、昼近くにはかなり上がると予報されていたが、散策を開始するとすぐに暑さに耐え切れなくなって、車に戻って薄着となった。また、今日はヴァレンタインデーなのだが、誰もチョコをくれないと思ったので、昨日スーパーでハート型のものを買って車の助手席に置いといた。しかし、こんな暑さだと融けるかもしれないと、直射日光の当たらない場所に移動した。帰宅してニュースを見ると、なんと横浜では24.8度にもなったのだという。こんなに気温が上がると成虫で越冬していた蝶も目覚めて、キチョウやキタテハが軽やかに飛んでいた。また、空き地ではツクシが顔を出し、植え込みのアセビの蕾が赤く色づいて膨らんでいた。
<今日見られた主なもの>花/アセビの蕾(写真上左)、ボケ、ウメ、ウグイスカグラ、ニホンスイセン、オオイヌノフグリ、ナズナ等。蝶/キチョウ、キタテハ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/ツクシ(写真上右)、アジサイの芽吹き、ニワトコの芽吹き等。
2月13日、東京都(仮称)トモエの里公園
昨日は久しぶりに帰宅ラッシュの電車に乗ったり、人人人でごった返す繁華街を歩いたりしたが、世の中不況とのことであるが、私の目には相も変らぬ東京があった。昨晩は遅く帰宅したので今日は寝坊したが、一日中曇り日との事なので、10日のリベンジとばかりに(仮称)トモエの里公園に行った。現地に到着したのは午前11時、ポイントに下りて行くと、なんとなんとトモエガモが杭に上っているではないか。下りちゃ駄目よ、下りちゃ駄目よと念じながら、早足で近づき撮影を開始した。すると今日はかなり長い時間杭の上にいてくれて、ばんばんシャッターを切る事が出来た。しばらくすると杭から下りたが、またしばらくすると、信じられない事にまた杭に上ってくれた。もちろんまたまたばんばんシャッターを切った。以上、ほんの数十分で曇り日の杭上り、10日のリベンジは成し遂げられた。自然相手の撮影はこんな事もあるから、止められない止らないカルビーの「かっぱえびせん」なのである。
<今日見られた主なもの>鳥/トモエガモの雄(写真)、ハクセキレイ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、オナガガモ、マガモ、カルガモ等。
2月12日、横浜市港北区新吉田町
昔の仕事仲間からのお誘いで、今晩、東京に出かけねばならなくなったので、午前中のみ新吉田町へ行って見た。毎日毎度御馴染みの散策だけでは単調過ぎるという訳で、お誘いにはなるべくお付き合いするようにしている。今日は風もなく穏やかな晴天で、厚手のセーターや防寒靴を脱ぎ捨てての散策となった。しかし、ウメは紅白とも満開であったが、その他のものはこれといったものには出会わなかった。もっとも良く陽が当たる畑の縁などでは、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、タネツケバナ等がたくさん咲いているのだが、図鑑的に撮るのは容易いものの、この散策記に載せる絵柄ではなかなか撮れない。また、今の季節ならではの被写体としてフキノトウが見られたのだが、こちらもなかなか手強い被写体で、すんなり美しく撮るのは難しい。そんな訳で、かなりうろうろ探したにもかかわらず、前に一度登場した事のあるシナマンサクをもう一度写さねばならなくなった。
<今日見られた主なもの>花/シナマンサク(写真上左)、コリヤナギの仲間(写真上右)、フキノトウ、ウメ、オウバイ、ソシンロウバイ、ボケ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、タネツケバナ、ニホンスイセン等。昆虫/イラガの繭等。その他/ネコヤナギの冬芽等。
2月11日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは心配された雨も降りそうも無いので、しっとりと小鳥達を撮影出来る筈と安楽亭で焼肉ランチを食べた後に、新治市民の森へ行って見た。散策を開始すると電線にキジバトが止まっていた。猛禽類が多いためか新治では何故かキジバトは貴重品である。しかし、空は灰色だから撮影する気にはなれない。野鳥撮影のポイントへ行くと、「えー、珍鳥でも何処かに現れたの?」と疑いたくなるように常連さんは誰もいなくて、カワセミ狙いの鳥撮りマンが数人いただけであった。聞くところによると、ここの管理人の一人であるHさんが何か珍しい鳥を見つけたのか、お仲間と何処かに消えたという事であった。まあ、そんなに遠くには行っていないだろうから探してみるのも良いかもしれないが、今日の目的は小鳥達をしっとりと撮る事だったので、それに専念した。その結果、何故だかホオジロは現れなかったが、アオジ、ヤマガラ、シジュウカラ、カワセミ等がとても愛想が良くて、楽しくシャッターを切る事が出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/アオジ(写真上左)、ヤマガラ(写真上右)、カワセミ、シメ、シジュウカラ、コサギ、キジバト、ハシブトガラス等。
2月11日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
今日は建国記念日で祝日である。昨晩の天気予報では一日中曇りとあったが、いつものように朝食を済ませて外回りの掃除をしようとドアを開けたら、なんと小雨が降っているではないか。なんだこれはどうしたのと思ったが、変化の激しい天気とも予報されていたので、その内に止むだろうと、ちょっとした大工仕事にとりかかった。もう二度と読まないかもしれない昔の文庫本等も含めて、蔵書がかなり溜って来たので本立てを購入した。それを組み立てて、地震の時に倒壊しないように金具をつけた。組み立ては順調終って外を見ると雨は止んでいた。時計を見ると10時15分、昼まで少ししか時間が残っていないので茅ヶ崎公園へ行って見た。茅ヶ崎公園には、この時期に満開を迎えるピンクの上品なツパキが植栽されている。また、生態園には僅か1本だがキハダが生えている。こんな目的があるから散策及び撮影は早く、更にイボタの芽吹きまで撮影した。それにしても、春の進み具合がかなり早いなと眉をしかめた。
<今日見られた主なもの>花/ツバキ(写真上左)、ウメ、ウグイスカグラ、ニホンスイセン等。その他/イボタの芽吹き(写真上右)、アジサイの芽吹き、カワヅザクラの芽吹き、キハダの葉痕、ニワウルシの葉痕等。
2月10日、東京都(仮称)トモエの里公園
久しぶりに昼近くまで用事があって、午後のみの散策となった。ここまで一般撮影機材でも順調に撮影をこなして来たが、いよいよ撮るあてがなくなった。そこで、またしても(仮称)トモエの里公園に行って見た。前回は運良く杭に上ってくれたが、雲一つ無い晴天の午後で、コントラストが高く赤味がかってしまい、トモエガモの後頭部の緑色がしっとりと出なかった。そこで午後3時頃から曇りとなるようなので、柔らかい光でトモエガモが撮れるかもしれないと期待して出かけた。しかし、待てども待てども杭には上ってくれず、仕方無しに水面に浮かぶ姿を撮影した。今日は風がやや強かったのでさざ波立つこともあって露出がころころ変わり、撮影にはかなり梃子摺ったが、なんとか水面に浮かぶ姿をしっとりと写す事が出来た。結局、帰宅時間まで一度も杭に上ってはくれず、こうなったら所期の目的である曇り日の杭上りに、今一度挑戦せねばならないなあと決意し、苦笑いを浮かべながら引き上げた。
<今日見られた主なもの>鳥/トモエガモの雄(写真)、カワセミ、ハクセキレイ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、オナガガモ、マガモ、カルガモ等。
2月9日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園
午後からは何処へ行こうかと迷ったが、またしても(仮称)ルリビの森公園へ行った。昼食はバーミアンで、またしてもラーメンとギョウザを注文した。しかし、確実に鳥が撮れるから(仮称)ルリビの森公園なのであり、確実に満足出来るからラーメンとギョウザなのである。中華料理店で、ラーメンとギョウザが美味しくなければ客が来なくなるから、この二つを頼めば外れる事は無いという訳である。(仮称)ルリビの森公園へ到着しポイントへ下りて行くと、なんと知り合いのMさんに出合った。ジョウビタキの雄は自宅近くにいるのだが雌はいないので是非撮りたいと言う。そこでジョウビタキの雌のポイントへご案内したら、「こんにちわ!ようこそ!」と即座に御出ましになった。そんな訳で短時間で、Mさんは思う存分ジョウビタキの雌をカメラの中に納められた。そこで、ご一緒に目的であるルリビタキの雄に会いに行った。しかし、どんよりとした曇り空で気温も低いためか、今日のご機嫌はさほどではなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ジョウビタキ、ヤマガラ、アオジ、シメ、シロハラ、スズメ、カワセミ、キンクロハジロ、カイツブリ、カルガモ等。
2月9日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
日がだいぶ長くなったので、そろそろ都内の公園や埼玉の鳥撮りで著名な公園等に出かけようと思っているのだが、なかなか重い腰が上がらない。鳥撮りを始めた頃は是が非でも撮りたいと思った鳥も、満足行く写真を撮ってしまうと、「まあ、その内にね」となってしまうのだから困ったものである。野鳥でも蝶でもキノコ等でも、一種でも多くのものに出会いたいと精を出している方がいるが、私は里山の代表的なものを撮影出来れば満足なのである。そんな訳で、今日も通い慣れたフィールドへ行って見た。しかし、相変わらずの被写体不足で、まずは雑木林の傍らに生えているウグイスカグラを撮った。一月からちらほら咲き出していたから、そろそろ本格的に咲き出してもおかしくないと思うのだが、相変わらずちらほらである。やはりその名の如く、ウグイスが囀るようになってからが盛期なのだ。この他、かなり膨らんでいるのではないかと期待したアブラチャンの花芽も、まだ固いままであった。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ(写真上左)、ウメ、ソシンロウバイ、ボケ、ニホンスイセン等。その他/アブラチャンの花芽(写真上右)、コウヤボウキの綿毛、キンカンの実等。
2月8日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
午後からは行っても撮るものが無いから行ってもねえと思いつつ、途中にある「なか卯」のサービス券もあるし親子丼も食べたいし、また、ホームセンターのHomepicとダイソーにも用事があったので、仕方なく泉の森公園へ行って見た。今日はもう2月8日、首都圏各所での冬鳥の飛来は少なく、毎シーズン必ず現れる珍鳥の情報もほとんど無い。そんな訳で、泉の森公園も今季はほぼ絶望的なのだが、唯一人気のあったサービスの良いカワセミもこのところ現れない。地元の常連さんによると、ぱったり現れなくなったのだから、出没していたツミに捕食されてしまったのではなかろうか。また、そろそろカワセミも恋の季節に入るが、こんな状況ではお手上げであるとも嘆いていた。そんな訳で、今日はほとんど小鳥のポイントで鳥を待ったのだが、シジュウカラがやって来た位で全くの不発に終わり、帰りがけに「しらかしの池」に浮かぶカモを撮ってからHomepicとダイソーに急いだ。
<今日見られた主なもの>鳥/オナガガモ(写真上左)、ホシハジロ(写真上右)、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、バン、オオバン、シジュウカラ、ヤマガラ、シメ、コゲラ、キジバト等。
2月8日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
このところ雨が降らないし、一日ずっとの用事も無いから、連日の散策が続いている。しかし、私も人の子、そろそろ疲れが出て来たのだが、日曜日だというのに新治市民の森へ行って見た。最近、土日はかなり多くの鳥撮りマンが集合して、口下手な私には苦痛なので行くのを控えていたが、土日しか来れないお仲間もいるので、たまには顔を出してみようと思った訳である。もちろんデジスコではなく、一般撮影機材での散策となった。しかし、自然度が高い所だから、この時期にはまだ被写体がとても少ない。それでも植栽されているウメを撮ったりしながら鳥撮りのポイントへ行って見た。すると予期したようにかなりの人出で、ことにカワセミ狙いの方が多かった。久しぶりに出会うお仲間達も世の中を覆う大不況の為か、なんとなく元気が無い。ことに自動車関連の部品会社に勤めている方は仕事が減って大変な様である。このような御時世下、禁煙が成功して小遣いを使わなくなったのは大正解のようである。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、ソシンロウバイ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ、ノボロギク、セイヨウタンポポ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/ミツバウツギの葉痕(写真上左)、ニセアカシアの葉痕、ネムノキの葉痕等。
2月7日(午後)、東京都(仮称)トモエの里公園
午後からは、久しぶりに(仮称)トモエの里公園に行って見た。ここには毎年かなり珍しいトモエガモの雄がやって来る。もちろん、もう何枚も愛らしい姿をカメラの中に納めているので、今年はパスしようかなとも思っていたが、これといった当ても無いので行って見た。午後1時30分頃に現地に到着したが、トモエガモの姿が見られてほっとした。しかし、朝から来ている方によると、ずっと木陰でじっとしているという事であった。それでも、地元の常連さんの話によると、午後2時半頃から3時半頃まで盛んに活動するというので、期待して待っているのだと言う。するとその通りに、午後2時半位から池の真ん中に泳いで来て、しばらくするとなんとなんと杭に上ってくれた。デジスコでカモを撮る時の定番は杭止まりなのだから嬉しい限りだ。また、一眼の方は、そこからの飛翔を辛抱強く待っている。案の定、5分位経ったら飛立って、連写のシャッター音が軽快に鳴り響いた。
<今日見られた主なもの>鳥/トモエガモの雄(写真)、カワセミ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、オナガガモ、マガモ、カルガモ等。
2月7日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村
今日はまだ早いとも思ったが、もしや来ているかもしれないと、寺家ふるさと村近くのレンジャクのポイントを覗いて見た。しかし、鳥撮りマンは誰もいないし、付近には絵になるような被写体も無いので、寺家ふるさと村に引き返した。遅く家を出て来て寄り道したから時間が無くなり、ほんのちょっと散策した後に四季の家で開催されているグループ彩のOさんの野鳥の写真展を見に行った。今日は風も無く穏やかな青天で、射谷戸入口辺りの陽が良く当たる畑の斜面には、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ等の早春の野の花が眩しい程に咲き出していた。また、畑の傍らに植栽されているポーポーの冬芽はかなり膨らみ、数輪だがボケの花も咲いていた。植木屋さんの畑のソシンロウバイは咲き終わって、紅梅がほぼ満開となった。短時間で数枚の写真をカメラの中に納めると前述したように四季の家に行ったが、今年のOさんの写真は、特にフクロウやアオバズクの幼鳥にスポットが当てられていた。
<今日見られた主なもの>花/ボケ(写真上左)、ウメ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、ニホンスイセン等。昆虫/イラガの繭等。その他/ポーポーの葉痕(写真上右)、ゴンズイの冬芽、ヤマウルシの冬芽、アカメガシワの冬芽等。
2月6日、横浜市緑区北八朔公園
今日は青空が広がったが風がやや強い。こんな時は風が遮られて撮影出来る所という事で、迷わず北八朔公園へ行った。前回、カワヅザクラやサンシュユの蕾がほころび始めていたので、もう咲いているに違いないと思ったのだ。公園に入ると、期待したサンシュユの蕾は予想通りに割れていて、黄色い花がちょっぴり顔を出してお待ちかねであった。秋に何べとも無く赤く輝く実を撮らせて貰ったのだが、もう花が咲いたという訳である。無事にサンシュユをカメラの中に納めたのでカワヅザクラを見に行ったが、有り難い事に数輪だが咲き始めていた。カワヅザクラは漢字で書くと河津桜で、カンヒザクラを片親とするものらしく、伊豆半島南部の河津辺りで発見された。今頃咲くカンザクラはカンヒザクラとヤマザクラ系の雑種と言われるから、いったいカワヅザクラのもう一方の親はどんなサクラなのだろう。そんな訳で今日は散策開始30分で2枚の写真が撮れたが、その後はこれといった被写体には巡り会わなかった。
<今日見られた主なもの>花/サンシュユの蕾(写真上左)、カワヅザクラ(写真上右)、シナマンサク、マンサク、オオイヌノフグリ、ニホンスイセン等。野鳥/ジョウビタキ、ツグミ、モズ等。その他/アジサイの冬芽、カキの葉痕等。
2月5日(午後)、東京都町田市薬師池公園
昼食はもちろん前述したラーメン屋「八戒」でギョウザ定食を食べた。まあ、昨日の悔恨を満足至らしめた訳だが、量もあってとっても美味しい。今年も3月下旬の道端自然観察会は、午前中はハナモモ満開の元石川の丘を散策し、そして昼食はこのラーメン屋「八戒」ということになる。そんな訳で去年参加した方々は、きっとその日が待ち遠しい事だろう。今日はちょっとした用事があったので午前中だけで帰宅するつもりであったが、美味しい定食を食べたので元気がもりもりとなって、午後からは薬師池公園へ行った。ここには見事な梅林があるのだが、地形的なものなのか花期が他所よりかなり遅い。しかし、咲き出せば花見の客がわんさかやって来るので、のんびり鳥撮りなんて出来なくなる。今日は白梅がほんのちょっぴり咲いた程度なので、来週一杯は静かに違いない。今日も相変わらず可愛らしいジョウビタキの雌が現れて満足行くカットが撮れたので、微笑み浮かべて早上がりの帰宅となった。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上)、シジュウカラ、スズメ、カワセミ、キンクロハジロ、カイツブリ、カルガモ、カワウ等。
2月5日(午前)、横浜市青葉区元石川町
今日は一日中曇りなら小石川植物園へ行こうと考えていたが、午後から晴れるというので、久しぶりに元石川町へ行ってみた。小石川植物園には売店があるのだが菓子パン程度で、やはり弁当を持参しなければならなくなる。しかし、今の季節は冷たい弁当はちょっとねーとなり、最寄り駅の白山周辺で昼食をとって行くと午後に入園となるから、写真が赤っぽくならない曇り日ならばという事になるのだ。その点、元石川町にはとっても美味しいラーメン屋の「八戒」があるから、昨日のバーミアンのような事も無い。今日はまず民家の生垣から垂れ下がるオウバイを撮った。毎年、ここのオウバイを撮るのだが、私が知っている限りでは、ここのは実に見事に咲く。その後、春分あたりに見頃を迎えるハナモモ畑が広がる丘周辺を散策したが、もちろん今の季節はこれといった花は咲いていない。そこで丘から降りて、スミナガシやアオバセセリの食樹であるアワブキの冬芽を撮った。
<今日見られた主なもの>花/オウバイ(写真上左)、ウメ、ロウバイ、ボケ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、ニホンスイセン等。その他/アワブキの冬芽(写真上右)、ニワトコの葉痕、ニワウルシの葉痕、ネムノキの葉痕等。
2月4日(午後)、横浜市(仮称)ルリビの森公園
今日の昼食は、久しぶりにバーミアンへ行って、ラーメンとギョウザを食べるつもりでいた。しかし、昨日、ニュートーキョーの890円のランチがとても美味しかったので、着席すると心変わりして839円のランチを注文した。しかし、こんなの頼むんじゃなかったと思わずにはいられない不味さで、あーあ、やっぱり所期の通りにラーメンとギョウザを頼めば良かったなあと落胆した。そんな訳で、今日の午後からの鳥撮りはノーシャッターとなるかもしれないと不安に感じたが、現地に到着するとルリビタキの雌が陽気に現れて盛んにポーズをとってくれた。今年は冬鳥の不作の年で、また、ここ数年で代表的な里山の鳥をほとんど撮ったから、遠征してでも撮りたいという鳥もないのだが、シャッターをたくさん切りたいなあという願望だけは消え失せてはいない。冬鳥は不作、世の中は不況、そんな暗い御時世だが、ルリ子ちゃんとの戯れは本当に心を朗らかにしてくれる。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上)、コゲラ、ツグミ、シロハラ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、アオサギ、ハシブトガラス等。
2月4日(午前)、横浜市港北区新吉田町
今日は待ちに待った立春、という事は昨日は節分で、昨晩は歳の数だけ福豆を食べた。ご幼少の頃は、ほんの僅かしか福豆を食べられなかったので、たくさん食べられる亡き祖母を羨ましく思ったが、いやはや歳をとってみると、福豆を20粒前後食べた頃が一番だったなあと感ずる。今日は昨日の午後に続いて曇り日で、立春の陽光は降り注いではいなかったが、何か花が咲いているのではないかと新吉田町へ行った。車を停めて散策を開始すると、民家の生垣からオウバイが垂れ下がって咲いていた。丘の上の植木屋さんの畑へ行って見ると、毎年楽しみにしているシナマンサクが咲き出していた。紅白の梅も五分咲き程度となって、着実に春が進んでいるなあと感じた。また、キヅタの実も大きく紫色に色づいていて、ヤドリギの実程ではないが、この実もレンジャクの好物だから、いよいよレンジャクにお目にかかれる季節となった。
<今日見られた主なもの>花/シナマンサク(写真上左)、ウメ、オウバイ、ロウバイ、ボケ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ、ニホンスイセン等。昆虫/イラガの繭(写真上右)等。その他/キヅタの実、ニワトコの葉痕等。
2月3日、東京都千代田区皇居御堀
先月28日の道端自然観察会でも午後に寄ったのだが、一眼レフにシグマの50〜500ミリズームでは距離があってミコアイサを上手く撮る事が出来なかった。そこで30倍の接眼レンズを装着したデジスコでの再挑戦となった。今日は午後から気温が上がるというし、白トビが防げる曇り日になるというので、かなり期待したという訳である。運良く日比谷線直通電車が来たので、ぐっすり眠って日比谷駅に降り立った。ここまで来たのだから吉野家さんはパスして、ニュートーキョーの890円のランチを食べた。やはり銀座、味は良いしボリュームもある。これならきっと良い事があるぞと御堀へ行ったら、ミコアイサの雄が2羽、雌が1羽の計3羽も待っていてくれた。しかし、眠ってばかりでなかなか起きない。今日はデジスコだからばっちり大きく写せるのだが、目を開けてくれなければ仕方が無い。その内に何とかなるだろうと辛抱強く待ったら、時折瞬時だが目を覚ましてくれ、午後3時30分を過ぎると本格的に活動を開始した。
<今日見られた主なもの>鳥/ミコアイサの雄(写真上左)、ミコアイサの雌(写真上右)、コブハクチョウ、カワウ、ユリカモメ、セグロカモメ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月2日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
最近、有り難い事に昼食のレパートリーが広がって焼肉を食べていなかったし、少々風邪気味なので、体力増強にと久しぶりに安楽亭に行ってみた。参加者各位のご協力で楽々の作品展であった筈だが、やはり深層心理ではかなり気を使っていて疲れたのだろう。ユンケル皇帝液に比べれば値段は安いし、お腹も膨れる焼肉ランチだが、お値段がお値段だからちょいと肉が堅い。いつもの場所に車を停めて鳥撮りのポイントまで歩いて行ったが、今日はかなり長く感じられたのだから体調がやはり今一なのだろう。今日はカワセミを久しぶりに登場させたいと頑張った。このところカワセミで著名な公園等でも、寒さからか姿が見られなくなった所もあって、いつも安定して観察出来る場所は新治市民の森が一番である。きっと餌が豊富なのだろう。カワセミを無事にカメラの中に納めると、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ等を撮り、常連さんばかりだがカメラの中はとても賑やかになった。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、アオジ(写真上右)、アオゲラ、ツグミ、モズ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、コサギ、スズメ、ハシブトガラス等。
2月2日(午前)、横浜市都筑区東方公園
昨日はもの凄く風が吹いたから、今日の朝の掃除は掃き応えがあった。駐車してある車を見ると、ボンネットや屋根の上に薄っすら細かい灰色の粉が着いている。何だろうとその時には気を止めなかったのだが、午後に行った新治市民の森入口周辺の駐車場に停めてある車にも、同様の灰色の粉の様なものが着いていた。これはきっと小規模な噴火が観測された浅間山の火山灰に違いないと思ったら、案の定、帰宅してテレビのニュースを見ると、南関東各所で降灰が記録されたという。さて、肝心要の散策であるが、まずは東方公園内に植栽されているトチノキの冬芽を撮った。トチノキの冬芽はふっくらとしていて大きく、粘々していて独特な貫禄のある冬芽である。また、葉痕も大きく、毎年必ずカメラの中に納める。その後、これといった被写体に遭遇しないので、東方町や池辺町の農耕地帯を散策したが、日当りの良い所では、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ、タネツケバナ等が咲いていた。
<今日見られた主なもの>花/ウメ、ソシンロウバイ、ボケ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ナズナ、タネツケバナ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう(写真上右)、オオカマキリの卵のう、イラガの繭等。その他/トチノキの冬芽(写真上左)、ニワトコの葉痕、モミジバフウの葉痕等。
2月1日、横浜市緑区三保市民の森
早いもので2月に入った。1月の写真の整理をしてみたが、被写体が少ない季節だった事と近場巡りばかりだった為か、良い写真はあまり無かった。焦ったって良い写真が撮れる訳では無いので、マイペースでやって行くしかなかろう。さて今日は予報通りに雲一つ無い青空だが、風のかなり強い日となった。こんな日は三保市民の森へ行くしかないなと行って見たが、予想した通りに三保平は風が遮られてぽかぽかした暖かい日溜りとなっていた。植栽されている梅も紅白揃い踏みで咲き、ロウバイも咲き残っていた。しかし、それ以外は固い蕾の中で、また各種の実も完全に落ちてしまっていた。谷道にも行って見たが期待したキノコは何も無く、また風が遮られる筈なのに今日はかなりあって、タケカレハの繭を見つけて撮影すると、またぽかぽか暖かい三保平に戻った。午後からは風が遮られる筈と踏んで泉の森公園へ行ったが、今日は「しらかしの池」周辺でも風が強くて撮影せずに引き返した。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、ロウバイ、オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ等。昆虫/タケカレハの繭(写真上左)、チョウセンカマキリの卵のう等。その他/カラスザンショウの葉痕、ポーポーの冬芽、キウイの葉痕等。