
(3月)

無事に午前中の散策は終了したので、昼食は何にしようかと考えたが、寺家ふるさと村に隣接する鴨志田団地にあるスーパーサンワの480円の中華弁当を食べる事にした。たったの480円なのに、シュウマイ、春巻、酢豚等、たくさんの種類のおかずが少しずつ食べられて嬉しくなる。その後、セリやヨモギ等を摘む方々の姿が見られる、春のうららの恩田川の田んぼの農道で健康昼寝をした後、毎度御馴染みの新治市民の森へ行った。デジスコを担いで散策を開始すると、ジョウビタキの雌に出合った。また、鎌立の奥でもジョウビタキの雄を観察した。また、お仲間によるとルリビタキの雌も現れたというので、まだ冬鳥達は旅たっていないようである。しかし、ジョウビタキは雌雄ともに良い場所には止ってくれなかったので、撮影出来たのは常連鳥の中の常連さんであるカワセミだけで、カワちゃんにはすまないが寂しい限りとなった。
今日は久しぶりに朝から晴天で、北風も治まって散策には好適な天気となった。何処へ行こうか、久しぶりに近場の新吉田町でカイドウでも撮ろうか、それとも横浜動物の森公園へ行って再度コツバメに挑戦しようか等とと考えたが、ハナズオーも咲いただろうし、スミレやチョウも見られるからと寺家ふるさと村へ行った。正午までの正味2時間で、観察会の時とは異なって割愛したポイントもあるから、観察出来たものは前回よりやや少なくなった。まずは目的のハナズオーを撮りに行ったが、気に入った絵柄がなかなか浮かんでこなかった。しからば、もしかしたらコツバメが観察出来るのではないかとポイントを数箇所回ってみたが、ミヤマセセリしか見られなかった。そこで、シロバナナガバノスミレサイシンを撮ろうとポイントへ行ってみた。昨日の日曜日にもかなりの方がやって来たのか足跡はたくさん残っていたが、シロバナナガバノスミレサイシンは美しく咲いていた。
今朝も曇っていて冷たい風が吹き、身に刺さるようであった。こんな風は中身の無い薄っぺらな財布には応える不況風のようで、世の中とても暗いのだから、もう少し暖かい風が吹いて貰いたいものである。「春のうららの隅田川」と歌われているように、春は寒さに耐えて来た身にも心にも優しくなくてはなあと愚痴でも言いたくなったが、予定通り散策を開始した。驚いた事にアヤメ科のシャガが咲き始め、ヤマブキの蕾もいつでも開花スタンバイといった具合に膨らんでいた。雑木林の中には、ハリギリ、サンショウ、アカメガシワ、コナラ等の芽吹きが始まっていて、日溜りにはタチツボスミレやアカネスミレが咲いていた。ハリギリはタラノキやウコギと同じウコギ科だから食用となり、もちろんサンショウの若葉も木の芽と呼ばれ食用とされる。11時近くになると青空が広がって気温が上がって来たので、やっとスジグロシロチョウが飛び始めたが、時折吹く風は引き続きとても冷たかった。
昨日の昼食は、お値段こそ高いがとっても上品で美味しい和食を頂いたので、今日は久しぶりに「かつ屋」に行って、カツカレーの梅を注文した。松竹梅の梅だから、一番お安いカツカレーという訳である。昨日、四季の家の駐車場にアンズとスモモが隣り合わせで植栽されていて、どちらも花をつけていた。その時、その実が話題となったが、アンズは松竹梅の梅の仲間で、豊後梅とほぼ同じような実だが、種と果肉との肉離れが良くて甘味がある。スモモは桃の仲間で、プラムと言った方がぴんと来る筈である。カツカレーの梅で思わぬ方向に話は逸れてしまったが、午後からは御馴染みの新治市民の森へ行って、御馴染みの常連さんの鳥を撮った。今日はジョウビタキの雄もいたから、シメやアオジの冬鳥がいても当然であるが、野鳥のポイントは谷戸の奥だから陽が射して来るまでは本当に寒かった。これでは冬鳥達がまだいるのも納得という訳である。

今日は、一昨日雨で順延となった道端自然観察会の日である。そんな訳で参加者は少ないかなとも思ったが、私も入れて11名となった。散策を開始すると、早くも田んぼで各種の野の花に足止めを喰らう。ここにシロバナのムラサキサギゴケがあった筈と言うので探してみると有りました。この田んぼには舞岡公園では希少種の春の七草のコオニタビラコがびっしり生えていた。再度散策を開始するとアオイスミレがお出迎え、杉林の奥には今が見頃のヤマルリソウ、咲き始めたナカバノスミレサイシン等々、各種の野の花やスミレが登場して早くも昼食となった。今日はバトミン栗羊羹さんの推薦で洗心亭でお値段はお高いが美味しい和食を食べた。牛丼等のお安いものばかり食べているのに胃はびっくり仰天しなかったので、午後は、アリアケスミレ、ヒメスミレ、シロバナナガバノスミレサイシン等を見ながら妙福寺まで行った。残念な事にレンジャクは不在であったが、コスミレ、ネコノメソウ、イチリンソウ、ニリンソウ等がたくさんお待ちかねであった。
昨日は楽しみにしていた道端自然観察会の日であったが、生憎の雨で中止となり明日への順延となった。昨日にとスケジュールを組んでいる方も多いだろうから、順延すれば事足りると言う訳でもない。今日の朝も一時だが、なんと雪が舞ったのには驚いた。桜の開花は例年より早かったが、満開となるのはこのところの寒さでかなり伸びて、例年並になるようである。今日はどうしてもスモモを撮りたくて新治市民の森へ行った。何故スモモが好きなのかというと、ギフチョウを撮影に行くとスモモが咲いていて印象に残っているからかもしれない。スモモはほぼ満開で、もう少し早く来れば良かったなあと思われた。その後、一般撮影機材で新治市民の森を一回りしてみたが、被写体はたくさん揃っている割には写欲を誘うものは少なかった。今日の散策での特筆事項としては、蝶のスプリングエフェメラルであるミヤマセセリを2頭も観察した。コツバメも探してはみたのだが、かなりの低温が災いしてか観察する事は出来なかった。
今日も夏目漱石先生一枚の往復交通費で行かれる、埼玉の(仮称)レンジャクの森公園へ行った。その内訳はガソリン代が800円、第三京浜国道代が往復で200円の計1000円という訳である。交通量は多いものの第三京浜から環8経由で、とにかく前の車を見て走っていれば、いつの間にか笹目橋を越えて埼玉という訳なのである。広大な無料の駐車場に車を停めて散策を開始すると、もう何処かへ行ってしまっただろうと思っていたヒレンジャクが15羽程いて嬉しくなった。ヒレンジャクはリュウノヒゲの実を食べに下りて来てはくれたものの、かなり食べて少なくなったようでヤナギやケヤキの新芽も食べていた。その他、やたらとシメが多く、夕方になるとオナガもたくさんやって来た。天気は午後になると予報とは異なって曇りとなり、念願の曇り日の中でヒレンジャクを撮る事が出来た。四月一杯、野鳥がいようがいまいが週一回のペースで埼玉詣を続けてみようと決意した。
昼食は一割引券を貰っていたので、バーミアンへ行ってラーメンとギョウザを食べた。財布の中には山田うどんの100円引き券もあって、こちらも使うつもりでいる。こんな割引券を大切にして利用する人間がいるのだから、外食産業さんが盛んに割引券を出すのも納得出来る。昼食を食べ終わって新治市民の森へ向うが、空は雲が厚くなり相変わらず風も強い。こんな天候ではカメラマンは誰もいまいと思って歩き始めると、里山写真クラブの仲間の「つくしの婦人」に出会ってびっくりした。午前中ですけどコツバメが卍飛行を繰返していましたよとの事であったが、曇りとなりデジスコだから鳥撮りのポイントへ急いだ。ポイントには鶴間の自転車替え歌おじさんこそ来ていなかったものの、多くの常連さんが集っていた。悪天候で昨日は家の中に一日中閉じ込められていたので、静寂と美味しい空気に飢えていた様である。鳥の出もこちらも常連さんだがすこぶる良くて、ばんばんシャッターを切った。
昨日は強風と雨とで、まさに春の嵐となった。ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの小説に同名の作品があったなあと思ったり、学生時代過ごした信州での雷を伴った春の嵐を思い出したりした。真に春は天候がころころと変る。今日も午前中は青空が広がったが、強風が吹き荒れていた。そんな訳で朝の掃除は、昨日と今日の強風の為に面白い程、ゴミや樹木の葉が散乱していた。こんな時に写真が撮れる場所は、近場ではここしかないと北八朔公園へ行った。駐車場は有料なので下の田んぼの農道に車を停めて歩いて行くのだが、田んぼの畦にはレンゲソウとケキツネノボタンが咲いていた。公園内の風が遮られる日溜りに行くと、テングチョウ、スジグロシロチョウ、モンシロチョウ、キチョウ、キタテハ、トラフシジミ、ムラサキシジミ等の多種類多数の蝶が見られた。中でもトラフシジミが観察出来て嬉しかったが、今一絵になる場所に止ってくれずにシャッターが切れなかったのが残念であった。
今日も晴天だから自然度の高いフィールドでは、コツバメやミヤマセセリといったスプリングエフェメラルの蝶が飛び回っているに違いない。そうは思うものの、今日も近くの鴨池公園へ行った。アブラチャンの花が撮りたかったからだ。以前はこの花を撮りたくて野津田公園や小野路町や早野の里へ行ったものだが、鴨池公園に1本あるのを知って嬉しくなった。アブラチャンの花は特別美しい訳ではないものの、ほんの少し芽吹きが始まった雑木林の中で黄金色の小さな花を咲かせるから、とても印象的なのである。今日はまたエゴノキの芽吹きも始まっていて、葉の裏に微細な黒点が散らばっていて可愛らしい。更に良く陽が当たる斜面には、タチツボスミレ、ヒメスミレが咲き出していた。相も変らぬ自宅を遅くで出ての短時間の散策であったが、のんびりと注意して歩けば、港北ニュータウンの公園にも様々な被写体が待っている季節となった。
本当に変り易い天気で、昼近くまで雨が降っていたが午後からは青空が広がった。18日に元石川町の桃源郷へ行った時は、塵や黄砂等が大気に浮かんでいたのか、空は今一青くはなかったが、雨とともにそれらは落下し、少々冬型に戻ったのか、真っ青な青空が広がった。そこで、ハナモモを青空バックで撮影したくなった。最近、各所に植栽されているが、カラスザンショウの芽吹きも観察したくて三保町へ行った。老人ホーム建設の為に雑木林が造成された裸地に、カラスザンショウの幼木がたくさん生えているから観察には最適なのである。裸地に逸早く侵入して来る植物を先駆植物と言うが、カラスザンショウは、ニセアカシア、ニワウルシ、アカメガシワ等とともに代表選手のようである。カラスザンショウの冬芽は小さいので芽吹きは劇的変化かなと思ったら、なんて事はない、小さな冬芽が割れて中に隠されていた葉が展開するだけであった。
キレンジャクの黄色が良く出る光線の柔らかい曇り日に、彩の国の(仮称)レンシャクの森公園へもう一度と思っていたが、晴天続きで曇り日が来ない。そこで明日行こうかなとも思ったのだが、今度は雨が降るようでしかも人出の多い祝日である。そんな訳で、さんざん迷った末に、こうなったら行くしか無いなと行って見た。もう抜けてしまったと聞いたレンジャクだが、有り難い事にヒレンジャクだけ20羽程居残っていた。しかし、人出が多いし、ピーカンで暑いし、前回16日よりも出が悪い。そんな訳で撮影意欲が減退してしまって、のんびり撮影出来る(仮称)ミヤマホオジロの森へ昼食昼寝の後に移動した。現地に到着すると、カメラマンはなんとゼロ。鳥撮りマンは皆さんレンジャク撮りに行っているようであった。そこでのんびりと一人で3時間程、アトリやメジロやジョウビタキと戯れた。もちろんミヤマホオジロも雄が1羽、雌が2羽見られたものの、良い絵柄の場所には止ってくれなかった。
今日も良い天気で、気温はかなり上がると予想されていた。そこで、25日の道端自然観察会で回る予定となっている桃源郷のハナモモの咲き具合が気になって行ってみた。散策を開始すると上着を脱がないと暑い位となり、今年初めてのモンシロチョウを2頭も観察した。ハナモモ畑へ行ってみると、このHPの掲示板でも御馴染みの年若いご婦人とお父さんがハナモモ畑で一生懸命写真を写していた。丘の下の方の畑のハナモモはほぼ満開で、丘の上のハナモモはなんとか後1週間位は持つかもしれない。例年、ハナモモを見に来ると咲いているベニスモモは咲き出したばかりで、垣根に植栽されているヒュウガミズキもかなり花開いていた。また、個人墓所に植栽されているシキミも見頃となり、確かに各種の花の咲き具合は早いものの、特別早いなあとは思わなかった。いよいよ道端自然観察会は来週となったが、当日ここに立ち寄ってから回るか回らないかの結論を下し、集合場所に行く事にした。
午後からは昨日の疲れが残っているから帰宅とも思ったが、こんな天気に屋根の下では不健康と東京都の(仮称)レンジャクの里へ行ってみた。しかし、レンジャクの姿は全く無く、今年は長居をしてくれなかったなあと寂しさが込み上げて来た。そこで精神と肉体の健康維持の為に、新治市民の森へ引き返した。もちろんデジスコを担いで行ったのだが、鳥を撮る気は左程なかった。しかし、談笑しているとミソサザイが朽ちた丸太の上に何べんも現れるので、撮影意欲がもりもり湧き上がって来た。気温がかなり上昇したから、ミソサザイの餌となる昆虫や小動物が蠢き始めたのだろう。そんな訳で、デジスコ泣かせのちょこまか動きの早いミソサザイであったが、無事にカメラの中に愛らしい姿を納める事が出来た。その後、カワセミの求愛給餌のを狙ってみたが、狙う時にはその行為をしてくれないもんだなあと微笑む結果となった。
今月に入ってから、だいぶぐずついた天気が続きかなり寒い日もあったが、昨日から春本番を思わせる陽気となった。今日は、昨日の埼玉ミニ遠征の疲れを取る為に遅く起きて近場の新吉田町へ行った。散策を開始すると農家の畑に、最も普通で野生化も見られるビオラが咲いていた。花壇に植栽されているスミレの仲間というとパンジーが著名であるが、私はこの最もシンプルで小型のビオラが大好きである。もちろんカメラの中に納めて散策を続けると、ネコヤナギが咲いていた。しかし、昨日に比べると風が強くて黄砂でも舞っているのか、空は左程青く無いので撮影は諦めた。また、待ちに待った緋色のボケは満開となっていたが、今一絵になるようには咲いていなかった。植木屋さんの畑ではカイドウの蕾が膨らみ、僅かに残った雑木林ではガマズミやミズキの芽吹きが始まっていた。また、空地や畑の縁ではツクシがたくさん背比べをしていた。気温はますます上がって、何処を見ても本当に春本番であった。
去年は来なかったレンジャクだが、今年は至る所に現れて鳥好きを大いに喜ばせている。しかし、私は今一良い写真が撮れていない。このままだとストレスが溜って寝込んでしまうかもしれないので、彩の国の(仮称)レンシャクの森公園へ出かけてみた。現地に午前8時に着いたというのに、かなりの数のカメラマンが撮影を開始していた。そこで急いで皆さんの列に入り込むと、ヒレンジャクとキレンジャクがリュウノヒゲの実を食べにやって来ていた。ヤドリギの実を食べていると見上げるようなアングルとなるのだが、リュウノヒゲの実だと目線の高さとなるから見返り等の写真が撮り易くなる。そんな訳でかなり頑張ったのだが、なかなか絵になる所には止ってくれない。また今日はピーカンだから小枝の影等がレンジャクの身体に影を落とす。かなりの悪戦苦闘の結果、夕方まで頑張って、まあまあの写真を手にする事が出来た。地元の方によると後数日で抜けるのではないかという事なのだが、もう一度曇り日に再挑戦したくなった。
午後からは何処へ行こうかと考えたが、久しぶりの上天気なので、お仲間が集っている筈の新治市民の森へ行った。その予想は見事に当たって、全員集合といった感じであった。H管理人、半農おじさん、替え歌おじさん、究具婦人、ウエストビレッジさん、ネジお兄さん、ビックブリッジ夫妻、印刷おじさん、コンタクトレンズおじさん、双眼鏡少年、鷹好きお兄さん等、いるわいるわ皆さん、女房元気で笑顔が良いと言った感じで、元気溌剌Nの森といった様相を呈していた。鳥の出は珍鳥こそ現れないものの、カワセミは相変わらずペアで出演し、朽ちた丸太が積んである所にはホオジロ、アオジが現れてじっとポーズをとってくれた。これから気温が上がって冬鳥が去ると寂しくなる新治市民の森だが、静けさと美味しい空気だけは何処にも負けないので、またまた全員集合の時があるに違いない。今日は撮影より談笑と健康で散策記は無しとも思ったが、この場を借りて皆さん元気でしたよと報告する事にした。
今日は久しぶりに雲一つ無い青空が広がって、本当にその青さが目に染みる。どんよりとした天気が続くと心まで塞いで来るが、青空はまさに素晴しき天然の抗欝剤である。しかし、一昨日から昨晩にかけて吹き荒れた風のお陰で、家の周りの掃除はかなり掃き応えがあった。そんな訳で出発が遅れて、今日も近場の茅ヶ崎公園へ行った。既に各種の樹木の芽吹きは始まっていて、お先に芽吹いたアジサイやイボタは新緑の頃といった感じで、いよいよガマズミやゴンズイの芽吹きも始まった。今日はまず、もう何べんもこの散策記に登場しているウグイスカグラだが、今を逃しては散ってしまって見られなくなるとばかりに撮影した。公園に植栽されているカワヅザクラは完全に散り、ヒカンザクラが紅色に満開で、青空に浮べて見るとますます美しくなる。しかし、足場が良い所に良い花が咲いていなかったので撮影は諦めたが、なんとクロモジの花が咲き出していて嬉しくなった。
昨晩は低気圧が非常に発達して日本海側を通過した為、雨を伴ったとても強い風が吹いた。今朝は風こそ治まったものの弱い雨が残り、それでも予報通りに昼近くになると止んだので、昨日行った鴨池公園に隣接する葛ヶ谷公園に久しぶりに行ってみた。大きな道路があって日当りが良いためか、早くもキブシが咲いて黄色い玉簾のように垂れ下がり、金色に光る微毛に覆われたコナラの芽吹きも見られた。また、純白のモミジイチゴもちらほら咲いていた。更に自然度が低い筈なのに、なんとアオイスミレがあったのには驚いた。港北ニュータウンの数々ある公園はそれぞれ特長があって、こんな所にこんな野草がこんな樹木がとびっくりさせられる事が多い。この葛ヶ谷公園も狭いながらも侮れないなあと改めて感じた。しばらく散策を続けていると上がった筈の雨がまたぱらついて来たので、早めに切止めて車に戻った。
昼食は、最近季節の変わり目なのか、それとも食べ過ぎて飽きてしまったのか、吉野家もすき家も横浜家もかつ家も安楽亭も行く気が起きない。そんな訳で、余り利用したくは無いが何か食べねばと、セブンイレブンで弁当を買って食べた。相変わらず風が強く空はどんよりとしているが、日中一杯は雨は降らないとの予報を信じて新治市民の森へ行ってみた。ポイントへ到着すると今日も、H管理人、半農おじさん、替え歌おじさん、究具婦人、ウエスト夫妻等の常連さんの姿が見えない。天気が悪いから皆さん早上がりなのかもしれない。しかし、野鳥の出は風が強い割にはすこぶる良くて、鳥の常連さんである、ホオジロ、アオジ、ヤマガラ、シジュウカラ等は撮り放題であった。また、カワセミは今日も仲睦まじくペアで現れ、雄は何べんも雌にお魚をプレゼントしていた。嫌だねー、女性の関心を得ようとのプレゼント作戦、男は女性からチョコを貰う為に存在するのです。
昨日は久しぶりの晴天であったが、所用があって東京に出かけた。女房殿の言うように、毎日同じパターンの生活をしているとボケが早く来るかもしれない。そこで、これからも東京等へ出かける機会を多くしたい。そんな訳で今日は張り切って家を出たのだが、前にも記したように、一般撮影機材における散策は行く所がなくなってしまった。それでも2枚位の写真なら撮れるだろうと、左程の期待は出来ないものの、久しぶりに鴨池公園へ出かけた。散策を開始すると、植栽されているヒュウガミズキがちらほら咲き出していた。これは頂きとカメラを向けたが、良い絵柄が浮かんで来なかった。しからば雑木林のウグイスカグラをと思ったのだが、風がかなり強くてなかなか揺れが止らずギブアップとなった。いゃー困った、今日は本当にノーシャッターかなと思ったら、トサミズキが咲き出し、スモモの蕾がかなり膨らんでいた。そろそろ、スモモもモモもアンズも見頃の季節が近づいている。
今日は久しぶりにバーミアンのラーメンとギョウザが食べたくなって、ちょいと遠いいのだが鶴川まで行って食べた。寺家ふるさと村周辺はリッチな方々が多いのか、美味しくとも値段がかなり高い所が多く、気安く入れるラーメン屋等は見当たらない。午後は昨日に引き続いて三輪町へ行き、カラスのお陰で今一歩の写真しか撮れなかったノスリに再挑戦と思ったので、三輪町に一番近い鶴川店となったのだ。食べたいものを食べてから車の中で昼寝をし、いざ出陣とノスリのポイントへ行ってみたのだがもぬけの殻で、仕方無しに電線に止まるキジバト、モズ、ムクドリ等をカメラの中に納めた。これでは普通種過ぎるからジョウビタキの雌でも撮ろうと良く見られる場所へ行ってみたが、いたにはいたが、絵になる場所には止ってくれなかった。そんな訳で、キジバトもムクドリも野鳥であることにはかわりがないと、電線鳥だがご紹介する事となった。
天気がぐずついている割には性懲りも無くハイペースで散策を続けて来て、行く所が無くなってしまった。何処でも良いと言うならば、港北ニュータウンの葛ヶ谷公園や鴨池公園等があるのだが、春がやって来たとは言っても被写体が無いだろう。そんな訳で、ここも期待出来ないと思ったのだが、観察会の下見を兼ねて寺家ふるさと村へ行ってみた。まずはアオイスミレが咲いていないかと雑木林の縁を丹念に探してみたら、何株ものアオイスミレが花をつけていた。しかし、まだ咲き始めで写真にはならなかった。次にヤマルリソウを見に行った。こちらもたくさん咲いていたが、地べたにへばりつくように咲いているから、ちょっとねーと撮影を諦めた。そんな訳で散策を開始してからかなり時間が過ぎたにもかかわらずノーシャッターで、焦りが込み上げて来た。その後、被写体はあっても写欲が湧かず万事休すかと思ったものの、ゴンズイの芽吹きとヒメオドリコソウを撮って、何とか散策記をUPする事が出来た。
午後からは、毎度御馴染みの新治市民の森へ三連荘という訳にはいかないので、久しぶりに町田市三輪町へ行った。寺家ふるさと村から尾根一つ越えた所だが、東京都に入る。この辺りも開発が進んでいるのだが、昔ながらの谷戸田や雑木林が残されていて、寺家ふるさと村に比べると人が少ないのも有り難い。今日はまずモズを撮った。いよいよ農作物の播種が近くなって農家の方々が耕運機で畑を耕すと、昆虫やミミズ等が掘り出されてくるのだろう、モズはそれを目当てに棒の先等で待ち構えている。次に、この辺で一番里山を感じさせる谷戸に行ってみると、遠くの木にノスリが止っていた。白っぽい身体だから遠くからでも判別出来る。まずは遠くからシャッターを切り、徐々に近づいてシャッターを切って、もう少し近づこうと思ったらカラスがやって来てノスリを追払ってしまった。あーあと溜息が出たものの久しぶりのノスリをカメラの中に納めて嬉しかった。次はきっともっと近くで撮れるだろう。
今日は久しぶりに青空が広がった。しかし、低気圧が抜けた後だから少々風が強い。今日は東方公園に隣接する場所に植栽されているボケを撮ろうと、まずはそちらに足を向けた。昨日撮れなかったので、今日こそはという訳である。しかし、雨の後の為か、花期がまだ来ていないのか、咲いているものは少ない。そこで、もうすぐ咲きそうに膨らんだ蕾を素直に切り取った。お次は広大に広がる畑の斜面等から顔を出しているツクシを撮ろうと行って見たが、たくさん生えている割にはこれぞというものが無く、良い絵柄になるぞと並んでいるものは背景が青空でなかったり、這いつくばって衣服を汚さなければ撮れないものばかりであった。たかがツクシだが、良い写真となるとなかなか手強い被写体である。仕方無しに何か他にないかなあと散策を続けたが、植木屋さんの畑に植栽されているミツマタが咲きだしていたので青空バックで切り取った。
午後からは何処へ行こうかとまた悩んだものの、3月に入ってから一度もこの散策記にカワセミが登場していなかったので、新治市民の森へ昨日に続いての連荘となった。今日は昨日より気温がやや高いので誰か来ているだろうと思ったのだが、本当に人っ子一人見当たらず狐につままれたように感じた。お目当てのカワセミは、まず最初に雄が現われた。このポイントに足繁く通う方々によると、この雄はまだ歳が若くて頼り無さそうに見えると言うが、私も同感である。しばらく雄を撮影していると、嘴の下半分が赤い雌が現れた。やはり良く見ると雌の方がしっかりしていて年上のように見える。まあ年上女房の方が何かと面倒見が良いのだろうから、今までずっとここを縄張りにしていたカワセミの雄に「やったね、良かったね!」と声をかけた事は言うまでも無い。今日もたったの2時間程であったが、3回程の求愛給餌行動が見られた。夫婦喧嘩せずに、私たちに子供たちを見せて欲しいものである。
今日も昨日とまったく変らない曇り空で、風が弱いだけ撮影にはうってつけの日和といえる。しかし、気分がすっきりしませんなあ。今日は民家の庭先に植栽されているボケを撮ろうと新吉田町へ来たのだが、ちらほら咲いてはいるものの写欲を誘う絵柄はなかった。もうだいぶ前から蕾は膨らんでいたのだが、このところの天候で足踏み状態なのだろう。丘の上の植木屋さんの畑へ行くと、ぷーんとジンチョウゲの良い臭いがして来る。秋のキンモクセイも良く匂う樹木だか、ジンチョウゲの方が香りが強いようだ。植木屋さんの畑ではこの他、サンシユユ、ヒカンザクラ、ブゴウメ等が咲いていたが、以前に紹介したものなのでカメラを向けなかった。被写体が豊富な筈の新吉田町だが、まだ紹介していないものを撮ろうとすると少なくて、やっと畑の斜面に咲くスノーフレークを見つけてシャッターを切り、道端に逸出していたコマツナの花を撮った。
午後からは(仮称)レンジャクの里へ行こうかなあとも思ったが、木の洞にはまだ水が溜っていて下には降りて来ないだろう。そう思って安楽亭で焼肉ランチを食べてから、本当に久しぶりに新治市民の森へ行ってみた。いつもの場所に車を停めて機材をセットしていると、なんとジョウビタキの雄が現われてフェンスの上からこちらを見詰めている。撮って欲しいんだなと思ったので、一番生える絵柄を見つけてシャッターを切った。今日は本当に幸先が良いわいと、H管理人、半農おじさん、替え歌おじさん、究具婦人、ネジお兄さん、ブリッジ夫妻、印刷おじさん等が待つ筈のポイントへ行って見た。するといたのはなんと黒さん夫妻だけで、こんな天気だから来ていない方も多く、また来た人も早上がりとの事であった。池ではカワセミの雄がガールフレンドを見つけて、小魚をプレゼントしていた。人間でもプレゼントは愛の告白の一手段だから、動物達のやることは同じだわなあと微笑んだ。
まったく何と言うんでしょうね。三寒四温や菜種梅雨と言うのが、当たっているようなのだが、お天気の日替わりメニューと言った感じである。そんな訳で、今日は昨日と打って変わっての曇り空、明るい曇りなら良いのだが、今にも雨が降って来そうな鉛色の空である。それでも一日中雨は降らないというので、カメラのモードを鮮やかモードにして散策を開始した。まずは今日のお目当てのサンシュユを撮影した。サンシュユの花は、すっかり開いているよりも蕾ないし咲き始めが撮影しやすいのだが、ほぼ満開となっていた。日向に植栽されているカワヅザクラは終期を迎えていたが、日陰に植栽されているものは今が盛りで美しい。しかし、カワヅザクラは青空こそ相応しいとカメラは向けず、雑木林の小道を上って北八朔住宅の方まで足を伸ばしてみた。すると、多分、マメザクラないしマメザクラの園芸品種と思われる小ぶりのピンク色のサクラが、曇天を吹き飛ばすように鮮やかに咲いていた。
午後からは何処へ行こう、また(仮称)レンジャクの里へ行こうかなあとも思ったが、昨日の雨で木の洞に水が溜って、下には降りて来ないだろう。それに、3月10日で期限切れとなる「なか卯」の味噌汁無料券もあったので、久しぶりに(仮称)ルリビの森公園へ行ってみた。ポイントへ到着すると風が止んで薄曇りの天気となった。今日は土曜日だが人出は少なく、のんびりと鳥撮りを楽しむ事が出来た。皆さん、オガワコマドリ、レンジャク、オオコノハズク等の珍鳥へ行ったのだろう。今日はルリ子ちゃんが我が命のおじさんもやって来ていて、一人で朽木にルリ子ちゃんの出を待っていた。待っていたって出やしませんよと思っていたが、なんとなんとルリ子ちゃんばかりかミソサザイまで現れた。今冬大いに楽しませてくれたルリ子ちゃんは暖かいから身体を膨らませる事も無く、かなりスマートな姿で何べんも現れポーズをとってくれた。もうじき本格的な春がやって来るが、ルリ子ちゃんとのお別れももうすぐである。
今日は朝から青空が広がったが、やや風が強い。この風も次第に止むとの事であったので、久しぶりに横浜動物の森公園へ出かけてみた。まず最初に植栽されているミツマタを見に行ったが盛期を過ぎていて、カメラを向けるものの良い絵が浮かんで来なかった。次に湿地のイヌコリヤナギを見に行ったが、こちらは雄花が咲き始めていた。湿地にはアカメヤナギも生えているのだが、こちらは芽吹きは始まっているものの蕾や花らしきものがついていない。おかしいなあと思って帰宅してから図鑑を開くと、開花より葉の展開が先で、花期が首都圏では一番遅くて5月頃になるとあった。この記述を読んで、成る程と合点が行った。その後、被写体が他にないかとうろうろしていたら、アカタテハが軽やかに飛んで行った。次第に気温が高くなって、コーナンで買った売れ残りの880円の防寒服では暑くて堪らなくなったので、早めに切り止めて車に戻った。
ここに載せたキレンジャク及びヒレンジャクの写真は、一昨日(3月3日)撮影したものである。何故今頃登場させたかというと、実は昨日も今日もノーシャッターに終ったからである。良い写真が撮れたらご紹介と思っていたのだが、ノーシャッターが続いて載せない訳には行かなくなった。ヤドリギの実を食べに来るレンジャクは、粘々した実であるからか頻繁に水を飲みに来る。そんな時が撮影のチャンスなのだが、省エネなのか、それともズボラなのか、一番近くにある水を利用する。そんな訳で、雨が降ると木の洞等に溜った水を利用するから、なかなか近くに降りて来ないのだ。昨晩もかなり雨が降ったから、今日は晴天にもかかわらず朝から一回も水を飲みに下りては来ずに、高い所にある木の洞の水を利用しているようである。これから雨の日がかなり続くので、レンジャクが水を飲みに下りてくる日もかなり先になり、その内に餌を食べ尽くして群れは去ってしまい、良い写真が撮れずじまいになるかもしれない。
今日は啓蟄で、久しぶりの青空が広がった。しかし、吹く風はかなり冷たく、昆虫やカエル等にとっては寒いに違いない。それでも、日当りの良いオオイヌノフグリやホトケノザ等が咲く草原では、気温が上がる正午近くになればナナホシテントウ等が現れる筈である。今日も被写体は少ないだろうが、早野の里なら何かしら撮れるに違いないと行って見た。散策を開始すると、梅の中では遅咲きの豊後系の梅が咲いていた。日当りの良い斜面に植栽されているミニスイセンも咲き出していて、青空バックで撮影した。足場がかなり悪い場所なので単純に青空に浮べるしか無かったが、足場が良ければ早春らしい背景を広く取り入れた写真が撮れたかもしれない。その後、何かないかなあとかなり粘ったものの、これといったものには出会えず、クコの芽吹きを撮ったり、膨らんで来たベニスモモの蕾を撮った。やはり昆虫が現れてくれないと、被写体不足が続くなあと苦虫を潰した。
実際には午後2時頃から雨が降って来たのだが、今日は一日中曇りとの予報だったので、午前中は元石川町へ行った。今月の道端自然観察会は25日に元石川町の桃源郷に行く事になっているので、様子を見に来たという訳である。地球温暖化が進んでいるのか、はたまた今年は異常なのか、かなりの暖冬が続いている。そんな訳で、各種の花の開花は早まっているから、ハナモモの開花も早いのではと思った訳である。散策を開始すると、陽が当たらない場所に昨晩降った雪が薄っすら残っていたが、ハナモモは一輪二輪だが咲いていた。こんな情況だと、観察会当日には花が散っているかもしれない。まあ、そうなったら寺家ふるさと村をじっくり散策すれば良い訳だが、美味しいラーメン店「八戒」で食事が出来ないのを惜しむ方々もいるだろう。今日の散策はやはり被写体が少なく、満開となったアセビを撮って終了となった。もちろん昼食は「八戒」でとってから(仮称)レンジャクの里へ行ったが、前述したように雨となってしまった。
ぐずついた天気予報だと当たって欲しくないものだが、今日は見事に当たって、朝からどんよりと雲っている。午後になると恐ろしい事に霙ないし雪との事なので、午前中のみの短時間勝負だと、久しぶりに近場の茅ヶ崎公園へ行った。散策を開始すると、池ではカワセミが、原っぱではシメが餌を探していた。そんな情景を見て、遠くに行かなくとも面白い鳥撮りが出来そうだと微笑んだ。しかし、一般撮影機材による被写体となると、今の季節の公園はぐっと少なくなる。そんな訳で最悪の事態を考え、今が盛りのウグイスカグラの花やマユミやイボタの芽吹き、また、やや花芽が大きくなって来たクロモジ等をカメラの中に納めた。これでノーシャッターは無しと一安心していると、なんと緑道に植栽されているトサミズキが咲き出していて驚いた。今日はかなり寒い日であるが、植物の開花の暦はかなり早く進んでいるなあと、今日の短時間の散策でも感じられた。
今日は、毎年恒例となっているレンジャクを見に埼玉の秋ヶ瀬公園へ行った。天気予報によると風が強いとあったが、週間天気予報では明日からずっと雲や傘のマークが並んでいる。また、秋ヶ瀬公園のレンジャクのポイントは周りが高い木で囲まれているから、なんとかなるだろうとも思ったのである。午前8時ちょい前に駐車場に到着したが、前回は数台程度であったが、今日はたくさんの車が駐車してあった。去年はレンジャクが来なかった事もあるにはあるが、やはりレンジャクの人気はただものでは無い。ポイントに急いで行ってみると、もう既に40名程のカメラマンが集合していた。レンジャクが来るヤドリギのついているエノキの大木を見上げると、ヒレンジャクが3羽程確認出来た。しばらくヒレンジャクを撮影していると、鶴間の自転車おじさんや中田のカラフル手ぬぐいおじさんがやって来て、ここが彩の国とは思えず、Nの森の様な錯覚に陥った。しかも、キレンジャクまでやって来たので、嬉しさが倍加した。
いよいよ3月に入った。2月は疾風怒濤の勢いでフィールドへ出かけたが、その割には良い写真が少なかった。被写体があまりない事もあるのだろうが、数多く行けば良いという訳では無い証拠である。そこで、今月からは心を戒めて散策しようと決意した。今日はヒカンザクラを撮りたかったので新吉田町へ行ってみたが、ぱらぱらと雨が時折降って来た。今週も太陽が見られる日はかなり少ないようで、どうやら少し早いが菜種梅雨に入ったようである。丘の上の植木屋さんの畑へ行く道の両側には紅梅やカワヅザクラが咲いて、ちょっとした桃源郷である。何も栽培していない畑には一面にホトケノザが咲いて、まるでピンクの絨毯を敷いたようである。期待したヒカンザクラは咲き初めであったが、無事にカメラの中に納める事が出来た。その後、ほんのちょっぴり雑木林が残る小道へ行ったら、ノイバラやトキリマメの実がまだ見られ、私の苦手なブロッコリーの様なニワトコの蕾が膨らんでいた。