9月29日、横浜市港北区新羽町
9月は一日も雨にやられずパーフェクトかなと思ったら、なんと9月の最終日、しかも観察会のある明日が雨とはどうした事だろう。まこと今年の観察会は雨にやられて順延ばかりで、困っちゃうなあである。今日も時たま雨がぱらついたが、午前中はなんとか散策出来た。今日の特筆事項のトップは、イシミカワの実を見つけた事である。イシミカワはタデ科の植物で、同じ仲間のママコノシリヌグイと良く似ていて、葉は三角形で茎に鋭い棘がある。しかし、花は地味だが実は真っ青でとても美しい。次に、空き地に繁茂するコセンダングサに、ウラナミシジミがたくさん吸蜜に訪れていた事であろう。ウラナミシジミがまったく見られない年もあったが、どうやら今年は大発生のようだ。ウラナミシジミは無霜地帯で越冬し、世代を重ねるにつれて北上してくる蝶である。しかし、片道切符の為に、北上して来た蝶の大半は死滅するらしい。しかし、この一見無謀な勢力拡大のチャレンジこそ、進化の原動力となるのである。
<今日見られた主なもの>花/ツリガネニンジン、ツルボ、ゲンノショウコ、クコ、ヒヨドリジョウゴ、アカバナユウゲショウ、ヤブマメ、アメリカセンダングサ、コセンダングサ等。蝶/ウラナミシジミ(写真上右)、ウラギンシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、ヒメアカタテハ、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ等。昆虫/アキアカネ、アブラゼミ、クサギカメムシ、オンブバッタ、ツチイナゴの幼虫等。その他/イシミカワの実(写真上左)、ノイバラの実、ヤマボウシの実、カラスウリの実、ウメモドキの実等。
9月28日(午後)、横浜市緑区恩田川
今日はかなり飽きたがバーミアンで日替わりランチを食べて、曇り日だから安眠出来るぞと恩田川の田んぼへ行った。すると、車を停めた向こうの畑のカキの木の天辺でモズが高鳴きをしている。去年も同場所がモズのお気に入りのポイントだったが、今年も変らないようである。今日は昼寝がすんだら帰宅と思っていたが、1時間程昼寝をした後にカキの木の天辺を見ると、なんとモズが同じ場所に止っていた。こうなっては撮ってあげるしかありませんねと、デジスコをセットして近づいた。モズは美味しい餌を見つけたのか何遍も地面に飛び降りたが、しばらくするとまたカキの木の天辺に戻って来た。そんな訳で、背景を様々に変えて撮影出来た。その後、せっかくデジスコをセットしたのだからと付近を散策したが、ノビタキは今日はなぜか1羽で、緑色のビニール被膜の棒の先にしか止ってくれなかった。稲刈りがもっと進めば居場所も変ることだろうと期待して帰路に着いた。
<今日見られた主なもの>鳥/モズ(写真上)、ノビタキ、ハクセキレイ、ムクドリ、スズメ、チョウゲンボウ、ホシゴイ、コガモ、カルガモ、カワウ、ハシブトガラス等。
9月28日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
今日も明るい曇り日だから、何処へ行っても良いのだが、昨日の寺家ふるさと村は人、人、人で一杯だったから、ローカル色豊かでのんびり出来る新治市民の森へ行った。いつもの場所に車を停めて梅田川沿いを旭谷戸に向うと、グミの実がたわわに実っていた。グミの仲間はたくさんあって、雑木林の中で普通に見られるナワシログミがや植栽が多いナツグミ、トウグミ、ビックリグミ等は初夏に熟するから、きっとこのグミはアキグミに違いない。そう思って自宅に帰って調べたら、ピンポンパァーンの大正解であった。今日は農家の庭先に植えられているヒャクニチソウやキバナコスモスには、ヒメアカタテハやツマグロヒョウモンを始め各種の蝶が訪れ、困った事だがツチイナゴの幼虫がヒャクニチウの花弁をもりもり食べていた。小川沿いに旭谷戸をつめ谷戸田と樹液の出ている雑木林まで行ったが、子供達が運動会の代休とやらで騒がしかったので逃げ帰った。新治は静かさが何よりのお宝なのである。
<今日見られた主なもの>花/アメリカセンダングサ(写真上左)、コセンダングサ、ナンテンハギ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、ノハラアザミ、キクイモ、ヤマハギ等。蝶/モンキアゲハ、キアゲハ、キタテハ、、ヒメアカタテハ、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、キチョウ、モンキチョウ、クロコノマチョウ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/オニヤンマ、ナツアカネ、アキアカネ、マユタテアカネ、ネキトンボ、オンブバッタ、ツチイナゴの幼虫等。その他/アキグミの実(写真上右)、クサギの実、ニシキギの実等。
9月27日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
今日は明るい曇り日だから、何処へ行っても撮影日和なのだが、30日の道端自然観察会の下見を兼ねて寺家ふるさと村へ行った。今年は誰かが雨男ないし雨女のようで、毎回のように天気が悪くて順延となるが、今回も予報では曇り時々雨のようである。しかし、前日まで分からないので好転を期待しよう。今日の寺家ふるさと村は人出が多く、駐車場は私が止めて満車となった。いつものように鴨池公園へ向って雑木林の縁の小道を歩いて行ったが、ノイバラの実が色づいている位で被写体は少なかった。また、鴨池公園も不発で、雑木林の樹液を見に行くと僅かにヒカゲチョウが吸汁に訪れていた。その後、昆虫横丁へ行ったが昆虫の姿は少なく、寺家ならではの赤味の濃いミゾソバが咲き始めていた。また、三輪町へ通ずる道の斜面にはカラムシの群落があり、アカタテハの幼虫の巣がたくさん見られた。この他、かなり素晴らしい観察も多々あったのだが、心無き採集者がいるといけないので不記とした。
<今日見られた主なもの>花/ミゾソバ(写真上左)、キバナアキギリ、ヒヨドリバナ、ヤブマメ、ノササゲ、アレチヌスビトハギ、ノハラアザミ、タイアザミ、ユウガギク、シラヤマギク、キツネノマゴ、ツリガネニンジン、ワレモコウ等。蝶/ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、コミスジ、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ、クロコノマチョウの幼虫、アカタテハの幼虫、キチョウの幼虫、ゴイシシジミの幼虫等。昆虫/アオクサカメムシの幼虫(写真上左)、アブラゼミ、ヤブキリ、アキアカネ、ノシメトンボ等。その他/ノイバラの実(写真上右)、ツリバナの実、クサギの実、アワブキの実、ガマズミの実、アオダイショウ、シュレーゲルアオガエル、アマガエル等。
9月26日、横浜市港北区新吉田町
今日も青空一杯の陽気かなと思ったら、空は薄い雲に覆われている。そこで、木蔭が少ない至近距離の新吉田町へ行った。ご幼少の頃の遊び場であるし、20年前に再開した道端自然観察のメインフィールドとなった場所でもある。私が10代の頃は、今では何処でも普通に見られるウラギンシジミやムラサキシジミは近場ではほとんど見られず、三浦半島の鷹取山や高尾山へ行かないとお目にかかれなかった。その中でもウラギンシジミは25年程前から急速に個体数が増え、特に雄のオレンジ色がなんとも言えない美しい色彩で、この蝶をカメラの中に納めたいと思ったのも、道端自然観察再開の一因となった。今日は、そのウラギンシジミの雄が羽を開いていてくれてとても嬉しかった。また、蝶の好きなコセンダングサが咲き出し、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハ、キチョウ、モンシロチョウ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ等が吸蜜に訪れていた。また、地面に挿してある棒の先には、アキアカネがたくさん止っていた。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ、ゲンノショウコ、ヒヨドリジョウゴ、、ヒヨドリバナ、アカバナユウゲショウ、ヤブマメ、タカサブロウ、ハキダメギク、ツユクサ、コセンダングサ等。蝶/ウラギンシジミ(写真上左)、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、キタテハ、ヒメアカタテハ、キチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ヒカゲチョウ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/クロウリハムシ(写真上右)、ウリハムシ、クロナガオサムシ、ノシメトンボ、アキアカネ、ツクツクボウシ、キバラヘリカメムシ、クサギカメムシ、アカスジキンカメムシの幼虫、ハラビロカマキリ、オンブバッタ、ツチイナゴの幼虫等。その他/イイギリの実、サンショウの実、アメリカハナミズキの実、ヒヨドリジョウゴの実、クサギの実、カラスウリの実、ウメモドキの実等。
9月25日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
昼食は、吉野家、すき家、松屋、横浜家、なか卯、かつ屋、バーミアン、安楽亭、スーパー及びコンビニの弁当は飽きたので、早野の里入口のラーメン屋で肉野菜炒め定食を食べた。その後、店前に広がる田んぼで健康昼寝をむさぼり、ここ3日は午前中だけの散策で溜った用事も済ませたので、今日はダフルヘッダーだと考えたが行く所が浮かばない。しかも、気温はぐんぐん上がって夏の様な陽気となった。そこで、午後になると撮影場所が日陰となる泉の森公園へ行った。ここなら最悪でもカワセミは撮れると選んだのだが、やっぱりカワセミとカルガモしか撮れなかった。しかし、思惑通りに日陰で涼しく、水そのものが美しい池の水面は、更に、午後の陽や周囲の景色を映して変化に富んでいた。そんな訳で、相も変らぬ止まり木に止るカワセミだが、様々な背景を選んでシャッターを切った。帰りがけ「しらかしの家」で「あかまんま」さんの野鳥のイラスト展が開催されていたので、見て帰った事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上)、カイツブリ、ホシゴイ、カルガモ等。
9月25日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
朝のNHKのラジオ放送を聞いていたら、今日は多くの地方で雲一つ無い秋晴れのようである。いよいよ秋が、本格的に日本列島各地にやっ来たんだなあと感じ入った。そこで、日陰にポイントが多い早野の里へ行ってみた。車を停めて散策を開始したが、いつもの雑木林脇のポイントにはこれといったものは見られない。事務所脇の花壇にはマーリーゴールドが満開で、モンキチョウやイチモンジセセリが吸蜜に訪れていた。今日は安全策として棒の先に止るアキアカネを狙ったが、風情溢れる枯れたアズマネザサの棒の先には、赤くて美麗な雄は止っていなかった。今日も苦戦するのかなあと思ったら、道路際に生えている背の低いアワブキで、柏餅のような格好のアオバセセリの巣を見つけた。幼虫はいるのかなと中を覗いてみると、赤に黒の斑点のある独得な頭部が見えて嬉しくなった。アオバセセリは巣の中に身を潜めて、お腹が空くと巣から抜け出して、アワブキの葉を食べるのである。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ、ヒヨドリバナ、ヤブマメ、ナンテンハギ、ヤマハギ、ゲンノショウコ、ノハラアザミ、ツユクサ、ミズヒキ等。蝶/アオバセセリの幼虫(写真上右)、ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、キタテハ、ヒメアカタテハ、モンキチョウ、キチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/ヤマトフキバッタ(写真上左)、アキアカネ、コノシメトンボ、オンブバッタ、ハラビロカマキリ等。その他/コバノガズミの実、クサギの実、ウメモドキの実等。
9月24日、横浜市都筑区都筑中央公園
3日間続いた曇り日も終って、今日は雲一つ無い秋晴れが戻って来た。もうすぐ10月なのだから、そろそろ秋晴れとも仲良くせねばなるまい。しかし、何処へ行こう、曇り日だったら新吉田町と決めていたのだが、晴れだから木蔭もたくさんある所が良いなあと考えていたら、しばらく都筑中央公園へ行って無い事を思い出した。車を極秘の鴨池公園近くに停めて歩き出すと、至近距離だからと鴨池公園のアジサイが植栽されている広場を覗いてみた。するとホタルガがわんさか発生していて、これはラッキーと思ったものの、良い絵柄になる所には止ってくれなかった。そこで都筑中央公園へ急ぐと、「ばじょうじ谷戸」のアジサイの葉上でアカスジキンカメムシの幼虫がお待ちかねであった。また、小さな湿地ではミゾソバが美しく咲き、休憩所周辺には紅白入り混じってゲンノショウコが咲いていた。そんな訳で、撮るものはあまり無いと思ってい都筑中央公園だが、これからは定期的に訪れてみようと考え直した。
<今日見られた主なもの>花/ゲンノショウコ(写真上左)、ヒガンバナ、ヤマホトトギス、キクイモ、ヤブマメ、ツユクサ、ミゾソバ等。蝶/ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ等。昆虫/アカスジキンカメムシの幼虫(写真上右)、エサキモンキツノカメムシ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ツマグロオオヨコバイ、オジロアシナガゾウムシ、オオシオカラトンボ、マユタテアカネ、アキアカネ、ホタルガ等。その他/ガマズミの実、クサギの実、ゴンズイの実、ヤブミョウガの実等。
9月23日、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森
深夜や早朝にほんのちょっぴりお湿りがあるものの、日中は雨が降らないから、相変わらず連日の散策が続いている。写真撮影や道端自然散策だけが人生では無いのだから、午前午後のダブルヘッダーは控えめにして、これからは午前中2時間位にしようと思っている。これなら健康にも良いだろうし、他の事もやれるだろうと考えているのだ。そんな訳で、午前中だけ何処かへ行こうと自宅を出発した。しかし、何遍も記してるように行く所がなくなってしまったので、昨日は東名の森へ行ったのだから、今日は246の森へ行こうという事になった。しかし、ここ数年で自然度がかなり低くなり、また、これといったものの無い季節だから被写体に出会わなくて苦労した。そこで絵柄的には今一だが赤く色づいたガマズミの実を撮ったり、カメムシの中では普通種であるクサギカメムシを撮ったりして、何とか2枚の写真をカメラの中に納めた。そろそろ雨が降ってくれて、たっぷりの休養と、キノコの爆生を期待したいものである。
<今日見られた主なもの>花/ゲンノショウコ、ヒヨドリジョウゴ、キクイモ、ナンテンハギ、ヤブマメ、ツユクサ等。蝶/ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハ、コミスジ、ヒカゲチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/クサギカメムシ(写真上右)、アブラゼミ、エサキモンキツノカメムシ、アキアカネ等。その他/ガマズミの実(写真上左)、クサギの実等。
9月22日、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森
昨日、新治市民の森で、クヌギの樹液に来ているノコギリクワガタのペアを観察したと記したが、今日は長津田町の(仮称)東名の森のアカメガシワの木にもまだいるかなあと気になって出かけてみた。すると、数こそ減ったもののノコギリクワガタもコクワガタも見つける事が出来た。図鑑を開いて見ると、ノコギリクワガタの出現期は6月〜9月とあるから不思議ではないのだろうが、コクワガタと異なって成虫では越冬出来ないのだから、9月下旬の観察は遅い記録の方ではなかろうか。そんな訳で今日の観察目的は無事に終了したので、何か花は咲いていないかなあと探してみたものの、キクイモが今が盛りと咲き誇っている以外には、これといったものは見られなかった。そこで、農家の庭先の畑に咲くシュウメイギクを撮影した。漢字で書くと秋明菊で、秋が明るいという訳だから、なんとなく心も明るくなる。もっとも、菊とあるもののキンポウゲ科の植物である。
<今日見られた主なもの>花/シュウメイギク(写真上左)、キクイモ、ナンテンハギ、ヤブマメ、ヤマホトトギス、ママコノシリヌグイ、アレチウリ、センニンソウ等。蝶/アカボシゴマダラ、イチモンジチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/コクワガタ(写真上右)、ノコギリクワガタ、コガタススメバチ、コシロシタバ等。
9月21日(午後)、横浜市緑区恩田川
昼食はスーパーつるかめの220円に値上がりした懐かしのソース焼きソバと高菜おにぎりを一個食べ、心地良い秋風に吹かれながらの健康昼寝をむさぼり、午後からは亡き父、母、祖母、そしてご先祖様のお墓参りに行こうと思ったが、なんとなんと一昨日は一羽だったノビタキが3羽に増えていた。しかも、天気は相変わらず白トビしにくい、しっとりとした写真が得られる曇りである。こうなったら墓参りは後日にして、デジスコをセットして頑張った。今日のノビタキは毎年必ず見られる田んぼに集っていた。どういう訳なのか分からないが、他所でも特定の場所を縄張りにしている事が多い。天敵対策なのか、それとも美味しい昆虫等の餌がたくさんいるのか、真に不思議である。時折、暴れん坊のモズがやって来て追い散らすのだが、モズが飛び去ると、またその場所に集って来る。そんな訳で、ほとんど散策せずに1個所に留まっての楽々ホイの撮影となった。
<今日見られた主なもの>鳥/ノビタキ(写真上)、ハクセキレイ、モズ、ムクドリ、スズメ、チョウゲンボウ、アオサギ、コサギ、ハシブトガラス等。
9月21日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
昨日は雲一つ無い秋晴れであったが、今日は朝から曇っている。秋は移動性高気圧が周期的にやって来るから、お天気もくるくる変るという訳だが、本当に雨が降らない。週間天気予報を見ると、今月はもう傘マークが無いのだから、ちょっと異常である。やっぱり秋の長雨が無いと、キノコちゃんが発生しないのでちょいと寂しい。それでも他のものは順調で、今日は民家の庭先に咲いているコスモスを撮った。コスモスと言えば、吸蜜に訪れるヒメアカタテハを思い出すが、今年は蝶が少なく、ヒメアカタテハもこの範疇からはみ出していないようである。今日も雑木林の中のクヌギの樹液を見に行ったが、クロコノマチョウや破損の激しいサトキマダラヒカゲがいたのは納得だが、ノコギリクワガタのペアがいたのには驚いた。尾根を越えて野鳥撮影のポイントにも寄ったが、久しぶりに都岡のHさんや鶴間の自転車おじさんさんが来ていて、これはやばい、雨でも降らなければ良いがなあと早々に引き上げた。
<今日見られた主なもの>花/コスモス(写真上左)、ナンテンハギ(写真上右)、ワレモコウ、ツリガネニンジン、ノハラアザミ、キクイモ、ヤマハギ、シラヤマギク、ユウガギク、ガンクビソウ、コセンダングサ、イヌコウジュ等。蝶/モンキアゲハ、アカボシゴマダラ、メスグロヒョウモン、イチモンジチョウ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ等。昆虫/ノコギリクワガタ、アキアカネ、マユタテアカネ、オンブバッタ、ツチイナゴの幼虫等。その他/ツルウメモドキの実、ゴンズイの実等。
9月20日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
今日は雲一つ無い天高くご婦人肥ゆる秋。しかも、太平洋上にある台風の為に、相変わらず風がかなり強い。こんな日は今まで何遍も記しているように写真撮影には最悪なのだが、午後1時に人と会う約束をしていたので寺家ふるさと村へ行った。今日は多くの田んぼで稲刈りが行なわれていて、道端には各所にヒガンバナが咲き、棒の先にはアキアカネが止っていた。また、谷戸奥ではハネナガイナゴが見られ、田んぼに隣接する草原でイナゴを捕っている方も見られた。午後からはお仲間と少々散策をご一緒したが、谷戸奥で取っても大丈夫との事なので、小ぶりの甘柿である禅寺丸を味見した。私のご幼少の頃は柿と言えば禅寺丸だったので、実の格好を見れば渋い甘いが判別出来るのだから素晴らしい。その後、リンゴドクガの幼虫が夕陽に映えて金色に美しく輝き、実りの秋を祝うがごときに、ホウネンタワラ(豊年俵)チビアメバチの繭が風に揺れていた。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ、ヒヨドリバナ、ヤマホトトギス、アカバナ、ヤブマメ、ノササゲ、アレチヌスビトハギ、ノハラアザミ、タイアザミ、ユウガギク、シラヤマギク、キツネノマゴ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、ダイコンソウ、ワルナスビ等。蝶/ナガサキアゲハ、メスグロヒョウモン、コミスジ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、ウラギンシジミ、イチモンジセセリ、アカボシゴマダラの蛹等。昆虫/アオクサカメムシの幼虫(写真上左)、ハネナガイナゴ(写真上右)、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、オジロアシナガゾウムシ、マメコガネ、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、アキアカネ、リンゴドクガの幼虫、ホウネンタワラチビアメバチの繭等。その他/ツリバナの実、シマヘビ等。
9月19日(午後)、横浜市緑区恩田川
午前中は左程の期待は無かったものの、カメラの中はかなり賑やかになった。今日は連休初日、何処へ行っても、車、車、人、人だろうから帰るのが一番とも思ったが、横浜家で昼食をとった後、谷本川の田んぼへ行って健康昼寝兼野鳥偵察をし、何もいないので、もしやを期待して昨日に引き続いて恩田川の田んぼへ行った。するとノビタキが1羽、田んぼの中の畦に挿してある竹の棒の先に止っていた。これはラッキー、今年もまたやって来てくれたんだねと車を農道に停め、デジスコをセットして大急ぎで歩いて行くと有り難い事に同じ場所にいてくれた。しかし、台風の影響かかなり風が強くて、超望遠撮影だから鮮明な写真がなかなか撮れない。風が止んだと思うと向こうを向いていたりポーズが悪かったりして、結局、かなりの時間、かなりの枚数を撮るはめとなった。田んぼの中での吹く風は涼しいどころか寒く感じて、秋の使者たるノビタキがやって来て、本格的な秋が始まったのだなあと感じ入った。
<今日見られた主なもの>鳥/ノビタキ(写真上)、ハクセキレイ、モズ、スズメ、チョウゲンボウ等。
9月19日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
雨が降らないから各所に連日出向いているし、また、遠くへ行く気は起きないから、行く所が尽きて来た。そこで土曜日だから生態園は開いているし、まあ2枚位の写真なら撮れるだろうと茅ヶ崎公園へ行った。この公園は摩訶不思議な公園で、今年はセンノカミキリやタマムシを撮ったし、過去にもオオミズアオやエゴシギゾウムシ等にも出会っている。という訳で、馬鹿にしたらあきまへんと散策を開始した。まず最初に、港北ファミールの下にノダケがたくさん咲いていた。草原の奥の雑木林に接する辺りで、シロジュウシホシテントウがハキダメギクの葉の上に静止していた。その後、これといったものには出会わなかったが、生態園の中に入ると田んぼの上にコノシメトンボが飛び、棒の先にはアキアカネが止っていた。雑木林の縁や中には、アオツヅラフジ、ゴンズイ、サンショウ、シオデ等の実が見られ、これから秋が深まるにつれ、良い被写体になってくれるのではないかとほくそ笑んだ。
<今日見られた主なもの>花/ノダケ(写真上左)、ヒヨドリバナ、アレチヌスビトハギ、キクイモ、ユウガギク、ガンクビソウ、タカサブロウ、イボクサ、イヌコウジュ、キツネノマゴ、ツユクサ、ゲンノショウコ、ヤブマメ、ヤマハギ、クズ等。蝶/ゴマダラチョウ、コミスジ、ヒカゲチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、キマダラセセリ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ等。昆虫/シロジュウシホシテントウ(写真上右)、マメコガネ、アオドウガネ、オニヤンマ、コノシメトンボ、アキアカネ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、コバネイナゴ、ササキリ、ホタルガ等。その他/サンショウの実、ゴンズイの実、ウメモドキの実、アオツヅラフジの実、シオデの実等。
9月18日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は久しぶりに安楽亭の焼肉ランチを食べ、健康昼寝と野鳥の偵察を兼ねて恩田川へ行った。しかし、昼寝はたっぷり出来たものの、お目当のノビタキの姿はなかった。朝晩はかなり涼しくなったし、恩田川の田んぼではヒガンバナが咲き、早くも稲刈り及び脱穀が始まっているのだが、ノビタキはまだやって来ないようである。折角の曇り日の午後、このまま帰宅するのも不本意である。何処かで鳥撮りをしたいなあと思ったものの、相模川まで行く気にはなれないので、新治市民の森へ行ってみた。夏前までは、いつ行っても必ず見られたカワセミだが、ツミの幼鳥に追い回されたらしく姿を見せなくなって久しい。しかし、もうそろそろ戻って来ても良いのではと思ったのである。その期待は見事叶えられて、巣立ちして日が浅いと思われるカワセミの幼鳥が出迎えてくれた。10月に入ればジョウビタキやヤマガラも見られるようになるだろうから、新治通いも頻繁となるに違いない。そう期待して引き上げた。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの幼鳥(写真上)、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス等。
9月18日(午前)、横浜市都筑区池辺町
今日は一日中曇りで撮影日和だから、自然度が低い東方公園及びその周辺である池部町を散策しても、何かしらゲット出来るのではないかと出かけてみた。しかし、現地に着くとかなり風が強い。小笠原諸島方面に大型で強い台風14号が近づいているので、その影響かもしれない。そんな訳で、アメリカハナミズの実や葉にアカスジキンカメムシの幼虫を見つけたのだが、風に揺れて撮影出来なかった。そこで、風が弱いと思われる農家が立ち並ぶ所に降りて行った。途中、マユミの葉に気持ち悪くなる程、キバラヘリカメムシの幼虫や成虫が見られた。また、本当に久しぶりにミミズクを葉上で見つけて嬉しくなった。農家の庭先や畑では植栽されているナナカマドの実が赤く色づいて、また、イチチジクがあったので、キボシカミキリがいるに違いないと探したら、一匹だが見つける事が出来た。キボシカミキリはヤマグワでも見られるが、手入れの悪いイチチジクなら確実に見られるので探して欲しいものである。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ、キツネノマゴ、ツユクサ、クズ等。蝶/アゲハ、コミスジ、ヒカゲチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/キボシカミキリ(写真上左)、マメコガネ、ウリハムシ、クロウリハムシ、アキアカネ、ミンミンゼミ、キバラヘリカメムシ、アカスジキンカメムシの幼虫、ミミズク等。その他/ナナカマドの実(写真上右)、アメリカハナミズキの実、ウメモドキの実等。
9月17日、横浜市戸塚区舞岡公園
例年なら今の季節は秋の長雨で、しとしとぴっちゃんなのだが、今日も晴れである。昨日、鳩山内閣が発足したから、お祝いの意味での、お天道様の粋な計らいなのかもしれない。私はこの日を予感してETCを装着しなかったが、まこと正解であったなあと微笑んでいる。将来の日本の為に、長年続いた自民党と官僚組織との間の膿を徹底的に洗い流して欲しいものである。心配された組閣人事は、まことに新鮮で期待出来そうな面々が並んでいるのでほっとした。自民党より人材がいるのではと思われたのだから当然である。そんな訳で今日は自然観察では人材溢れる舞岡公園へ行った。すると、美しい雑木林のコナラの幹に止っている甲虫を発見した。その格好からミヤマクワガタの雌かなと思って近づくと、なんと久しぶりに見るコカブトムシであった。コカブトムシはカブトムシの雌をうーんと小さくした様で、とても愛らしい昆虫である。しかし、その生態は図鑑を開いて見てもほとんど記載がなく、謎に包まれている。
<今日見られた主なもの>花/クコ(写真上左)、ヒガンバナ、ベニバナボロギク、ヒヨドリジョウゴ、シラヤマギク、ヤマハギ、ツリガネニンジン、ツルボ、ノハラアザミ、ゲンノショウコ、ツユクサ、クズ等。蝶/アゲハ、モンキアゲハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、キタテハ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/コカブトムシ(写真上右)、メンガタスズメ、ユウマダラエダシャク、アブラゼミ、ツクツクボウシ、オニヤンマ、アキアカネ、アカスジキンカメムシの幼虫、キイロスズメバチ等。その他/ウメモドキの実、コムラサキの実、ヤマカガシ等。
9月16日、横浜市緑区横浜動物の森公園
9月に入って一日も休まず散策を続けているが、雨が降らないだけで、連続散策記録を伸ばそうとしている訳ではない。今日は秋晴れで気温がかなり高くなりそうなので、午前中のみ木蔭で短時間ということで、横浜動物の森公園へ行った。午前中は日陰になる小道では、ウドの蕾が丸く広がっていた。夏休みの高原では8月中旬から咲き出すが、首都圏平地では秋の花である。この蕾を天ぷらにして食したら最高なのだが、もう少したくさん生えている所で採取しないと可哀想である。いつもなら必ず何かしらの昆虫に出会う木蔭の小道なのだが、今日は少々風が強いこともあってお目にかかれない。そこで雑木林の中に入って、樹液に何か来ていないかと期待したらクロコノマチョウが吸汁していた。また、ハラビロカマキリの交尾個体を見つけて微笑んだ。最後にアキアカネを撮ろうと草原に出向いてみたら、差し込まれた棒の先にネキトンボとともに止っていた。
<今日見られた主なもの>花/ウド(写真上左)、ガンクビソウ、アキノノゲシ、ヤブマメ、ゲンノショウコ、ヒヨドリバナ、オトコエシ、キンミズヒキ、ミズヒキ、ツユクサ、アレチヌスビトハギ、クズ等。蝶/アゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、アカボシゴマダラ、キタテハ、メスグロヒョウモン、キチョウ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ、ヤマトシジミ、キマダラセセリ、イチモンジセセリ等。昆虫/ハラビロカマキリ(写真上右)、マメコガネ、ネキトンボ、アキアカネ、ミンミンゼミ等。キノコ/ムジナタケ、マンネンタケ等。
9月15日(午後)、横浜市都筑区川向町
午後からはカワセミは昨日撮ったし、モズも少し前に撮ったから、違うものを撮りたいなあと、恩田川の田んぼへ行ってみた。今朝はだいぶ気温が下がり、午前中に散策した新吉田町では高原から戻って来たアキアカネがかなり見られたので、ノビタキが田んぼに来ているのではないかと思ったのである。この期待は外れて、見られたのはモズやスズメであった。しからば新横浜公園でも様子見に行こうと転戦したが、ここではチョウゲンボウがいただけであった。今日はこれでジ・エンドだなとも思ったが、川向町の田んぼは至近距離なので寄って見た。ここでもチョウゲンボウがフェンスの上に止っていたが、接近を感ずかれて逃げられてしまった。しかし、他所のフェンスにチュウサギらしきサギが休んでいた。嘴が黄色いのでダイサギの可能性もあるが、やや身体が小さい。また、アマサギの冬羽個体の可能性もあるなあ等と頭を悩ましているのだが、間違っていたら御免なさいで、ここではチュウサギとしておく事にした。
<今日見られた主なもの>鳥/チュウサギ?(写真上)、チョウゲンボウ、モズ、ムクドリ、スズメ等。
9月15日(午前)、横浜市港北区新吉田町
アメリカ大リーグ、マリナーズのイチロー選手は、9年連続200本安打の記録を昨日達成した。まことに偉大な記録であるが、ケガや病気に悩まされていたら達成出来なかった筈である。私のこのHPも来る9月21日で満7年となる。今までのアクセス数は40万を越え、まあ、頑張っている方ではないかと思われる。これも人生という走行距離をかなり長く走って来て、油切れの症状が各所に見られるものの、大きなケガや病気に悩まされなかったからである。まことに、あり難い事だ。そんな訳で、今日も自宅から至近距離の新吉田町へ行った。今朝は今季一番の涼しさだった為か、また雲が厚く垂れ込めていたこともあってか、見られる昆虫等はかなり少なかった。それでも、夏の暑い期間にはほとんど見られなかったナナホシテントウやテントウムシが葉上で見られた。野の花ではヒガンバナを除くとそれ程多くは見られなかったが、植木屋さんの畑や路傍で各種の木の実、草の実が観察出来た。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ、ゲンノショウコ、ヒヨドリジョウゴ、タカサブロウ、ハキダメギク、ワルナスビ、ツユクサ、クズ等。蝶/アゲハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、コミスジ、キタテハ、キチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、キマダラセセリ、イチモンジセセリ等。昆虫/ナナホシテントウ(写真上右)、テントウムシ、マメコガネ、ウリハムシ、クロウリハムシ、アキアカネ、ミンミンゼミ、キバラヘリカメムシ等。その他/アメリカハナミズキの実(写真上左)、ヒヨドリジョウゴの実、ツルウメモドキの実、ウメモドキの実等。
9月14日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
午後からは雲が多くなって、カワセミをデジスコで撮るには絶好の天候となった。そこで健康昼寝を早めに切り上げ、お隣の市の泉の森公園へ行った。とは言っても、この時間帯の国道246号線は空いているから、あっという間に公園の駐車場に到着した。カワセミはいるかなと「しらかしの池」に降りて行くと、約10名程のカメラマンが真剣にカメラを構えている。来ているなあと、ホップ、ステップ、ジャンプで、大急ぎで皆さんのお仲間に入れてもらった。デジスコは私一人、止まり木に止っているカワセミを撮るのは私一人、みなさん一眼レフと高級超望遠レンズによる飛び物狙いだから、目の前にカワセミが止っていても、お通夜のような静けさで私だけが夢中になってシャッターを切った。やがてカワセミが飛立つと、バシバシバシと一眼レフのシャッター音が軽快に鳴り響いた。早々無事に目的のカワセミをカメラの中に納めたが、その他の鳥がいない。そこで仕方無しに、棒杭に止って休むカルガモを撮って帰宅の途に着いた。
<今日見られた主なもの>鳥/カルガモ(写真上左)、カワセミ(写真上右)、カイツブリ、ホシゴイ、オナガ等。
9月14日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
昨日はかなり気温が上がって、午後は散策する気になれなかったが、今日は薄雲がいくらかある為か、左程気温が上がらず快適な陽気となった。散策を開始すると、道端にはヒガンバナがかなり咲き始めていた。ヒガンバナが咲くと、例年ならアキアカネが高原から戻って来るのだが、今年はまだのようである。今日も旭谷戸からぐるっと1周したが、ウラナミシジミが入口周辺でかなり見られた。谷戸田が残っている辺りに行くとオニヤンマがパトロールをしていて、枯れたブタクサの茎に止ったが、背景が今一なのでシャッターは切らなかった。今日も何かいるかなと雑木林の中のクヌギの樹液を見に行ったら、なんとマダラアシゾウムシがやって来ていた。尾根を越えて野鳥の観察ポイントまで行ったが、カメラマンも名物のカワセミもいなかった。ここに通っていた都岡のHさんや鶴間の自転車おじさんさんや三保の元看護婦おばさんは病気でもしたのだろうかと安じつつ、草原にあるゴンズイの実をカメラの中に納めた。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ(写真上左)、ナンテンハギ、ヤマハギ、ゲンノショウコ、ツルボ、ノハラアザミ、イヌコウジュ、キツネノマゴ、ツユクサ、クズ等。蝶/アゲハ、キアゲハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、コミスジ、モンキチョウ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/オニヤンマ、オオシオカラトンボ、マユタテアカネ、マダラアシゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ等。その他/ゴンズイの実(写真上右)等。
9月13日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
しばらく続いた曇り日も終って、今日は「天高く馬肥ゆる秋」となった。寺家ふるさと村ではヒガンバナが咲き出し、稲刈りが始まった田んぼも見受けられた。四季の家の駐車場に車を停めて鴨志田公園へ行ったが、雑木林と田んぼの間の小道は雨上がりだからバスして、熊野神社下の舗装道路を歩いて行った。途中、山野草専門のお店では、ツリバナの実が割れて真赤な種子が顔を出していた。このツリバナは実が大きいので園芸品種かもしれない。期待した鴨志田公園は全く被写体が無く、仕方無しに尾根に登ったが、樹液にルリタテハが見られた程度であった。しからば昆虫横丁へと降りて行ったが、クヌギカメムシやスケバハゴロモがいた程度であった。これは困ったなあと思っていたら、道産子主婦のKさんや蝶大好き万年青年のKさんらが、クロコノマチョウの孵化直前の卵を見に行くというので同行させて貰った。するとすでに孵化が始まっていて、たった一個の孵化直前の卵しか残っていなかった。
<今日見られた主なもの>花/ヒガンバナ、カシワバハグマ、ノササゲ、アレチヌスビトハギ、ノハラアザミ、ユウガギク、キツネノマゴ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、ダイコンソウ、アキノタムラソウ、ワルナスビ、タカサブロウ、クズ等。蝶/メスグロヒョウモン、ルリタテハ、コミスジ、イチモンジチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ、ウラギンシジミ、イチモンジセセリ、クロコノマチョウの幼虫等。昆虫/クヌギカメムシ(写真上右)、アカスジキンカメムシの幼虫、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、スケバハゴロモ、オジロアシナガゾウムシ、マメコガネ、オニヤンマ、シオカラトンボ等。キノコ/ウスヒラタケ、ニガクリタケ等。その他/ツリバナの実(写真上左)、アマガエル等。
9月12日(午後)、東京都町田市薬師池公園
正午を過ぎても雨は降って来ない。今日は前述したように遅く出て来たから、北八朔公園ではほんの1時間程の撮影となり、このまま帰る訳には行かない。そこで午後ももう一丁とばかりに、昨日パスした薬師池公園へ行ってみた。今日は土曜日だから天気が良ければかなり賑わう公園なのだが、駐車場はがらがらで、池の周りにも数える程の人影しか見当たらなかった。こんな時はカワセミの出も最高なのではと期待したが、ほんの短時間しか止まり木に止ってくれなかった。そこで万事休すかと思ったが、池には早くもキンクロハジロが1羽飛来していた。今朝の北海道の旭岳では平年より12日も早く冠雪が見られたというから、キンクロハジロがやって来ても可笑しくは無い。今年の夏は過ごし易くて短期間であったが、冬は早くやって来てかなり厳しいのかもしれない。このぶんだと10月に入れば、ジョウビタキ等の冬鳥も飛来するに違いない。そんな事を考えながら、唯一の被写体たるキンクロハジロをばしばし撮った。
<今日見られた主なもの>鳥/キンクロハジロ(写真上)、カワセミ、カルガモ、カワウ等。
9月12日(午前)、横浜市都筑区北八朔公園
予報では曇り時々雨とあったが、10時を回ると雨が止んだ。そこで、いつ雨が降っても逃げ帰られるからと、北八朔公園へ久しぶりに行った。自然度は低くてお勧めは出来ないが、何かしら写すものはあるだろうと思ったのだ。車を農道に停めて歩いて行くと、入口にシュウメイギクが咲いていた。早春の頃に咲いていたカワズザクラの葉は色づいて、既に半分ばかり散っていた。何でも見つけたら撮影とばかりに、アジサイの葉上を見て歩いて行ったら、オオクモヘリカメムシの幼虫がいた。もう少し違ったカメムシを期待していたのだが、そんな事は言ってられない。公園内に植栽されているクヌギの木には、ほんの少し樹液が出ているのかヒカゲチョウやヒメジャノメが見られた。階段を登って公園を一旦出て裏手の入口まで行くと、キクイモがたくさん咲いていた。これはラッキーと思ったが、腰に蚊取り線香をぶら下げて来なかったから薮蚊が集団で襲って来て、ああでもないこうでもないと作画する事が出来なかった。
<今日見られた主なもの>花/キクイモ(写真上左)、ゲンノショウコ、オトコエシ、アレチヌスビトハギ、クズ等。蝶/モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメジャノメ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ等。昆虫/オオクモヘリカメムシの幼虫(写真上右)等。
9月11日(午後)、神奈川県相模原市相模川
前記したように、溜りに溜っていた要件を昨日済ませたし、相変わらず曇り日で、散策日和、写真撮影日和が続いている。そこで、午後ももう一丁という気になった。最近、カメラマンが押し寄せるからか(仮称)ケリの里の休耕田の水は早々抜かれるし、皆さん撮っているツツドリは、かつて舞岡公園に来た時に酷い目にあっているから「ちょっとねー」であるし、いつもと変らぬ止まり木に止るカワセミもいただけないと、デジスコの出番が無かった。そこで、午後からは薬師池公園でもと思ったのだが、ここもカワセミしかいないから、ちょいと遠いいが相模川に面する田んぼまで行った。横浜ではまだノビタキは現れていないが、山に近い相模川ならもう来ているかもしれないと思ったのである。しかし、いたのは下記のような鳥で、本当に鳥の姿は少なかった。それでも、ここの名物のモズがいてくれたので頑張ったが、まだ人馴れしていないので少々遠くからの撮影となったのが残念である。
<今日見られた主なもの>鳥/モズ(写真上)、カワセミ、ハクセキレイ、スズメ、チュウサギ、トビ等。
9月11日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
昨日の午後は大車輪で溜っていた要件を片付けて、新宿のヨドバシカメラやマップカメラまで行く事が出来た。新型インフルエンザが流行っているから、電車の中も新宿の人込みも、マスクをかけている方が多いのではと思ったのだが、ほとんどの方がノーマスクであった。私だけは大丈夫と楽観している方が多いのだろう。今日は朝から曇り日で風も無く、散策日和、写真撮影日和なのだが、行く所がなくなってしまった。そこで、このところ不調続きであった早野の里へ仕方なく行った。車を停めて歩き始めると、すぐにコバノカモメヅルが咲いていた。そこで一句、「秋風に、くるくる回るや、カモメヅル」と背景を色々考えて撮影した。これはこれは幸先が良いなあと思ったものの、キスジホソマダラには逃げられるし、久しぶりに観察したオナガサナエはフェンスに止るし、今日も順調には撮影が進まない。そこで、写真は「粘りと頑張り」だと呟いて、ノササゲの蕾を雑木林の梢に抜いて撮影した。
<今日見られた主なもの>花/コバノカモメヅル(写真上左)、ノササゲの蕾(写真上右)、ヒガンバナ、ゲンノショウコ、オトコエシ、オミナエシ、ヒヨドリバナ、ノハラアザミ、アレチヌスビトハギ、ナンテンハギ、ヤマハギ、アレチウリ、ヒヨドリジョウゴ、ツルボ、ツユクサ、キツネノマゴ、ダイコンソウ、ユウガギク、クズ等。蝶/アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、モンキチョウ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ウラギンシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/キスジホソマダラ、オナガサナエ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、トビナナフシ、ハラビロカマキリ等。
9月10日、横浜市都筑区鴨池公園
いゃー、本当に雨が降りませんね。深夜に降った事はあるけど、昼間はかなり長い間降ってないと思う。そんな訳で、ヨドバシカメラへ行く事が出来ず、髪も伸び放題でQBハウスに行かなければならないし、銀行のつけ込みもせねばならない。という訳で、今日は午前中のみ近場でという事で、鴨池公園へ行った。ここなら日陰にあるアジサイの葉に、アカスジキンカメムシの幼虫がいるかもしれない。しかし、そんな期待は見事に裏切られ、いたのは前にも紹介したハートマークのエサキモンキツノカメムシだけであった。また、野の花も少ないから万事休すと思われたが、マンションの下の林の中にヤマホトトギスがかなり咲いていた。また、歩道脇にはノササゲの花がたくさんぶら下がっていたので、今日はこれらを撮るしかないと頑張った。これ以外にアブラゼミが止っているところでも撮って帰ろうと思ったら、ベニシジミの美しい個体が草原で静止していた。鎌倉のHさんの言うように、写真は「粘りと頑張り」なのである。
<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス(写真上左)、キクイモ、アレチヌスビトハギ、ヒヨドリジョウゴ、イヌホウズキ、ヤマハギ、ノササゲ、ツルボ、ツユクサ、キツネノマゴ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/ベニシジミ(写真上右)、アゲハ、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、ヒカゲチョウ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、クロコノマチョウの幼虫等。昆虫/アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、エサキモンキツノカメムシ、オンブバッタ、ハラビロカマキリ等。
9月9日、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森
今日は台風一過の晴天かと思ったら、今にも雨が降り出しそうな曇り日となった。きっと、日本列島から遠く離れて進んだ為に、こんな天気となったのだろう。そこで、近々もう一度は行こうと思っていた、長津田町の(仮称)東名の森へ行った。いつも車を停める所には、たくさんのドングリが落ちていた。ハイイロチョッキリの仕業である。そこで車の屋根の事を考えて、頭上に木の無い所に止めた。散策を開始すると、初秋ならではのマメ科のナンテンハギ、クズ、ノササゲが咲き、これまた秋ならではのタデ科のママコノシリヌグイが元気良く咲いていた。雑木林の入口にあるクワガタムシがたくさんいたアカメガシを見上げると、ヒラタクワガタかなと思われる程の大きなコクワガタの雄がいた。また、幹を蹴飛ばしたら、なんとノコギリクワガタが落ちて来た。コクワガタは成虫で越冬するから可笑しくは無いが、ノコギリクワガタが9月の半ばまで見られるとは驚いた。いずれにしても、このアカメガシワは来年も楽しませてくれそうである。
<今日見られた主なもの>花/クズ(写真上左)、ナンテンハギ、ノササゲ、ヤマホトトギス、ママコノシリヌグイ、オトコエシ、アレチウリ、ツリガネニンジン、ツルボ、ヤブカラシ、ヘクソカヅラ、ツユクサ等。蝶/モンキアゲハ、キアゲハ、アゲハ、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、コミスジ、ヒメアカタテハ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/ノコギリクワガタ(写真上右)、コクワガタ、クロカナブン、アオドウガネ、オンブバッタ等。
9月8日、横浜市港北区新羽町
心配された台風12号は八丈島の南の海上を北東へ進んで、首都圏はほとんど影響が無かった。それでも風くらい強く吹くかなと思ったのだが、曇り日で平穏な一日となった。そこで、曇ったら散策してみようと思っていた自宅から至近距離の新羽町へ行ってみた。散策を開始してすぐの雑木林の縁に生えているマユミに、キバラヘリカメムシがたくさん見られた。幼虫が多かったが成虫になっているものもいた。何年か前に異常発生して、その後、余り見られない年が続いたが、ようやく平常に戻ったようである。雑木林の中にある樹液が滴るクヌギには、ルリタテハ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウがいたが、根際の樹液が出ている所にスズメバチがたくさんいたので静かに通り過ぎた。新羽丘陵公園の草刈がなされている斜面にはツリガネニンジンがたくさん咲いていて、自宅から至近距離の所にもこんなにあるんだと嬉しくなった。農耕地に下りて行くと、クコ、オオケタデが咲き、イシミカワの実も色づき始めていた。
<今日見られた主なもの>花/オオケタデ(写真上左)、クコ、ガガイモ、ツリガネニンジン、ツルボ、ツユクサ、キツネノマゴ、センニンソウ、ヒヨドリジョウゴ、クズ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アゲハ、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、コミスジ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ等。昆虫/キバラヘリカメムシの幼虫(写真上右)、アブラゼミ、ミンミンゼミ、エサキモンキツノカメムシ、クサギカメムシの幼虫等。その他/イシミカワの実、ヤマボウシの実、ヒヨドリジョウゴの実等。
9月7日、横浜市戸塚区舞岡公園
今日も午前中は用事があったので、午後からの散策となった。天気は晴れで午後の光線だから、前にも記したように、ちょっとねと言う訳である。また、9月に入ってから散策記のお休みは一度もないから、今日はパスでも良いかなとも思ったが、舞岡公園方面に雲がかなり出ていたので行ってみた。この期待はまたしても裏切られたが、有り難い事に上陸はないようだが台風が接近しているので、涼しい風がかなり強く吹いていた。瓜久保には自転車はあるものの舞岡公園の主のチャリコバさんは見当たらず、この為もあってか、被写体にはなかなか出会わない。小谷戸の里へ行ってみると、早くもウメモドキの実が真赤に色づいていて驚いた。この他にはこれといったものも撮れずに、帰宅時間が近くなったので瓜久保に戻ると、なんとチャリコバさん達がいて、メンガタスズメを撮っていた。また、シャチホコガの幼虫を見つけたというので案内して貰うと、本当に奇怪な格好をした幼虫が手を合わせて雨乞いをしていた。
<今日見られた主なもの>花/ヤマハギ、ガガイモ、ツリガネニンジン、ツルボ、ノハラアザミ、キツネノマゴ、ゲンノショウコ、センニンソウ、ヒヨドリジョウゴ、クズ等。蝶/カラスアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハ、コミスジ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ウラギンシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/シャチホコガの幼虫(写真上右)、アブラゼミ、ツクツクボウシ、キボシカミキリ、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、エサキモンキツノカメムシ、アカスジキンカメムシの幼虫等。その他/ウメモドキの実(写真上左)、コムラサキの実、アマガエル等。
9月6日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
週間天気予報を見ると、台風の影響さえ無ければ、連日お日様マークのようである。例年、9月中旬から下旬にかけて秋の長雨となる筈だから、今は良い天気が続くのも納得とい訳である。今日はウッドペッカーのような顔を持つアレチヌスビトハギを撮りたくて、寺家ふるさと村へ行った。また、尾根沿いの雑木林の中や昆虫横丁は日陰だから、暑ければいつでも逃げられるとも思ったのである。散策開始すると、熊野神社周辺は草刈がなされていて眉をしかめたが、昆虫横丁は青々と草が茂っているので安心した。アレチヌスビトハギは鴨志田公園にたくさん生えているので、雑木林際の日陰の小道を歩いて行ってみた。期待した通りに今が撮り頃で嬉しくなった。その後、他に被写体は無いかなと探してみると、株立ちした細い幹が何本も生えているエゴノキに、ミンミンゼミやアブラゼミがいた。あと数日すればかなり数が減るだろうから、今年最後のチャンス、来年まで1年間のお別れとばかりに美しくカメラの中に納めた。
<今日見られた主なもの>花/アレチヌスビトハギ(写真上右)、ノハラアザミ、ユウガギク、ツルマメ、キツネノマゴ、ツリガネニンジン、コバノカモメヅル、ツルボ、ヤブラン、ワレモコウ、ダイコンソウ、アキノタムラソウ、クズ等。蝶/ツマグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/ミンミンゼミ(写真上左)、アブラゼミ、スケバハゴロモ、コクワガタ、クロカナブン、オジロアシナガゾウムシ、マメコガネ、アオドウガネ、オニヤンマ、アキアカネ等。その他/ヒキガエル、アマガエル、シュレーゲルアオガエル等。
9月5日、横浜市緑区三保市民の森
午前中は用事があったので、散策は午後からとなった。今日は昨日とは打って変わっての青空が広がり、こんな時は日陰が多い三保市民の森の谷道だと行ってみたのだが、無常にも草刈がなされていた。そんな訳で周辺を散策する事になったのだが、午後のピーカンだから、これといった被写体には出会えない。また、観察は出来ても写真を撮るにはねえといった具合で、ヤマグワにスケバハゴロモが、クズにはベッコウハゴロモが、オオブタクサにはアミガサハゴロモやアオバハゴロモが、また、だいぶ大きくなったアカスジキンカメムシの幼虫も見られた。更に、久しぶりにクヌギシギゾウムシを見つけたのだが、背景を整理していたらぽとりと地面に落ちてしまった。そんな事ばかりが続いて、散策したけど散策記のアップは無しと思われたが、駐車場に戻って来る途中の日陰の草原で、アレチウリの花とエサキモンキツノカメムシを撮って、なんとかアップにこぎつける事が出来た。
<今日見られた主なもの>花/アレチウリ(写真上左)、カガイモ、ゲンノショウコ、オトコエシ、アレチヌスビトハギ、マルバルコウソウ、ツリガネニンジン、ツルボ、ヤブラン、ヤブカラシ、ヘクソカヅラ、ウド、クズ等。蝶/アカボシゴマダラ、サトキマダラヒカゲ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/エサキモンキツノカメムシ(写真上右)、ナガメ、アカスジキンカメムシの幼虫、ミンミンゼミ、ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモ、スケバハゴロモ、アミガサハゴロモ、クヌギシギゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、アオドウガネ、マメコガネ、オンブバッタ、ヤマトフキバッタ、カネタタキ、ルリモンキナバチ、キスジホソマダラ等。
9月4日(午後)、神奈川県(仮称)ケリの里
国道246の森から東名高速の横浜町田インターは目と鼻の先だから、東名を使って約30分程で(仮称)ケリの里に到着した。ポイントへ行って見ると、15名程のカメラマンが集っていて驚いた。珍鳥でも現れたのかなあとも思ったが、たくさんのカメラマンに混じって撮るのは疲れるので健康昼寝をとる事にした。一時間程眠ってポイントの方を見ると、なんとカメラマンは僅か2名に減っていた。ことによったら鳥が何処かへ行ってしまったのかなあとも思ったものの、近づいてみると、オグロシギ、コアオアシシギ、エリマキシギ、タカブシギがいて嬉しくなった。しかし、曇り日を選んで来てしまったから水面は灰色で、やっぱり青空の時が水面も美しいなあと思った。それでも、コアオアシシギのような白っぽい鳥だと晴天では白トビするからなあと慰めた。そんな訳で、今日は初見初撮りとなる、オグロシギ、コアオアシシギを重点的に追いかけて、シャッターをばんばん切った。
<今日見られた主なもの>鳥/オグロシギ(写真上左)、コアオアシシギ(写真上右)、エリマキシギ、タカブシギ、ツバメ、ハクセキレイ、チュウサギ、ゴイサギ等。
9月4日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森
今日も有り難い事に曇り日で涼しい。9月に入ったばかりだから、晴天では田んぼはやりきれない程暑くなるだろう。そこで、曇ったら(仮称)ケリの里へ行こうと思っていたので、今日を逃したらしばらくチャンスはないと、午後から行ってみることにした。もちろん、その前に、久しぶりに途中にある国道246の森へ寄ってみた。散策を開始すると雑草然と繁茂しているキバナコスモスに、ヒメアカタテハやイチモンジセセリが吸蜜に訪れていた。雑木林のクヌギの樹液は涸れ果てていたものの、ヒカゲチョウやサトキマダラヒカゲが吸汁に励んでいた。しばらく草刈がなされていない荒れ放題の空き地には、キクイモやアレチウリが咲いていた。国道246号線の下にあるトンネルの歩道の電燈の光に誘われて、夜間やって来たらしくオオミズアオが見られた。その他、今日は見るもの撮るものが無いなあと嘆いていたら、やっとマルバルコウソウ咲いていたので素直に切り取った。
<今日見られた主なもの>花/マルバルコウソウ(写真上右)、オトコエシ、キクイモ、アレチウリ、ヒヨドリジョウゴ、ツリガネニンジン、ツルボ、ヤブラン、ヤブカラシ、ヘクソカヅラ、ヨウシュヤマゴボウ、クズ、クサギ等。蝶/ヒカゲチョウ(写真上左)、ヒメアカタテハ、キタテハ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/オオミズアオ、アオドウガネ、マメコガネ、クサギカメムシの幼虫、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ベッコウハゴロモ、オンブバッタ、マドガ等。
9月3日(午後)、横浜市緑区四季の森公園
スーパーの弁当ぱかりぱくついていた長期の夏休みが終って横浜に戻って来たら、すき家、吉野家、松屋等のメニューは、なぜだかノーサンキューとなった。それでも、なか卯の親子丼なら食べても良いかなと上川井まで行って食べた後、恩田川の田んぼの農道に車を停めてかなり長い健康昼寝をむさぼった。今日の様な涼しい曇り日に、黄金の穂が出た田んぼの風を車内に招き込んでの昼寝は最高で、眼が覚めたのはかなり遅くなってからだったが、四季の森公園のカワセミはまだいるのかなと気になって行ってみた。下記のように昨日も泉の森公園でカワセミを撮ったのだが、短時間しかモデルになってくれなかったから消化不良なのだろう。四季の森公園のポイントへ到着すると、少々やつれていたがカワセミの雄が出ずっぱりで、思う存分シャッターを切る事が出来た。そんな訳で昨日に続いてのカワセミであるが、あえてアップする事にした。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上)、カルガモ、ハシブトガラス等。
9月3日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
今日も半袖シャツではやや肌寒い曇り空で、何処へ行こうかなあと考えたが、近場でローカル色豊かな新治市民の森へ行った。30日にも行っているのだが、この日は時折雨がぱらついて傘を手放せない天気であったため、今一堪能出来なかったのでもう一度という訳である。散策を開始して旭谷戸の小川沿いを歩いて行ったが、あんなにもたくさんいたアカハネナガウンカが一匹だに見られなかった。それもそうだろう畑にはニラの花が咲いて、ヒメアカタテハやツマグロヒョウモンが吸蜜していたし、ゲンノショウコの花もたくさん見られた。谷戸奥の樹液が出ているクヌギの木に何か来ているかなと覗いてみたが、サトキマダラヒカゲやルリタテハが見られた。また、同所に咲き出したノハラアザミには、羽化したてのキアゲハが吸蜜に訪れていた。尾根を越して鎌立谷戸の野鳥撮影のポイントへ行ったが、今日は人っ子一人見られなかった。しかし、背の低いゴンズイの実が赤く色づいて弾け、中にある種子が黒々と光っていた。
<今日見られた主なもの>花/ツルマメ(写真上右)、タチフウロ、ゲンノショウコ、ノハラアザミ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、ヤマホトトギス、ダイコンソウ、ナンテンハギ、ヤマハギ、ツルボ、ヤブラン、ツユクサ、タカサブロウ、キツネノマゴ、ヘクソカヅラ、ヤブカラシ、ニラ等。蝶/ルリタテハ(写真上左)、ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、イチモンジチョウ、コミスジ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ等。昆虫/カナブン、クロウリハムシ、トノサマバッタ等。その他/ゴンズイの実、ジョロウグモ、シマヘビ等。
9月2日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
8月13日に使って、その後長期夏休みに入ったから、デジスコにカビが生えているのではないかと心配して、午後からは久しぶりに鳥撮りに泉の森公園へ行った。今の季節は、休耕田でシギチドリ類を狙う以外には、カワセミ以外にこれといった野鳥はいない。また、いつ雨が降って来てもおかしくないので駐車場の近くで撮れる所という事で泉の森公園となった。こんな天気だからか、カワセミの出が悪いからか、駐車場はがらがらで、ポイントへ行ってみるとカメラマンはたったの一人であった。やはりカワセミの出は悪いという。しばらく談笑していると、地元の方がカワセミはミソハギが咲いている池の杭にいましたよと言うので行って見ると、本当に杭にちょこんと乗って止っていた。久しぶりのカワセミである。もちろん、ばんばんシャッターを切った。その後、カワセミは遠くへ飛翔し、その後、一回も姿を現さなかった。そこで仕方無しに、カワセミの止まり木に止って羽づくろいをするコサギを撮って帰宅した。
<今日見られた主なもの>鳥/コサギ(写真上左)、カワセミの幼鳥(写真上右)、カルガモ、カイツブリ等。
9月2日(午前)、横浜市港北区新吉田町
今日は待ちに待った一日中曇りとの事で、久しぶりに新吉田町へ行った。木蔭の少ないフィールドだから、真夏の照りつける太陽の下では散策する気になれなかったのである。ご承知のように新吉田町は「浜ナシ」の産地で、早くも農家直販ののぼりがたくさん立てられていた。散策を開始すると、こんなにあったっけなあと思われる程に、ガガイモの花が各所で咲いていた。また、昨年たくさん見られた所で、ノブドウの実が早くも色づいていた。という事はノブドウは樹木と思って図鑑を開いてみると、基部は木化するとあるので納得した。また、その実は、緑、白、赤紫、青、紫等があると書かれているが、今日撮影したものは青と赤紫という訳である。その後、日曜菜園に寄ってみたが、キバナコスモスやハナトラノオが咲いていて、美しいルリモンハナバチや秋の使者とも言えるヒメアカタテハ等を観察した。これから気温が下がると、自宅から至近の新吉田町を散策する事が多くなるだろう。
<今日見られた主なもの>花/ガガイモ(写真上左)、ツルボ、ツユクサ、キツネノマゴ、ヘクソカヅラ、ヤブカラシ、センニンソウ、シュウメイギク等。蝶/ヒメアカタテハ、キタテハ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、キマダラセセリ等。昆虫/ルリモンハナバチ、クロウリハムシ、トホシテントウ等。その他/ノブドウの実(写真上右)、アズチグモ、ジョロウグモ等。
9月1日、横浜市戸塚区舞岡公園
いゃー、驚きました。羊のように大人しい日本人が、自民党政権にノーを突きつけ、民主党308議席、自民党119議席という、前回の郵政選挙とは全く逆の選挙結果となった。100議席を切っていないので自民党は立ち直れるかもしれないし、夏休みにお世話になった群馬県の小渕優子さんや福田康夫さんも当選してほっとした。今後、自民党はもちろん、大勝した民主党も国民不在の政治を続ければ、明日は我が身と思った筈だから、日本も少しは良くなるだろう。今日は台風一過の青空で、何処へ行こうかなあと思ったが、舞岡公園方面に雲が浮かんでいたので行ってみた。しかし、そんな期待はどこへやら、とっても蒸し暑い晴天となってしまった。そんな日だからかチャリコバさんは見えず、昆虫、特に蝶の姿が少なかった。佃煮にするようにいたアカボシゴマダラはほとんど見られず、いよいよ近親交配による増殖にストップがかかったのかなといった感じである。それでも、トラフカミキリがまだいたりしてにんまりした。
<今日見られた主なもの>花/ベニバナボロギク、ヤマハギ、ガガイモ、ツリガネニンジン、ツルボ、ツユクサ、ノハラアザミ、キツネノマゴ、ゲンノショウコ、センニンソウ、ヒヨドリジョウゴ、クズ等。蝶/モンキアゲハ、アカボシゴマダラ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/ツクツクボウシ(写真上左)、トラフカミキリ(写真上右)、キボシカミキリ、クロカナブン、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、エサキモンキツノカメムシ、アカスジキンカメムシの幼虫、アブラゼミ、ヒグラシ、ベッコウハゴロモ等。その他/コムラサキの実、ウメモドキの実、シロオビトリノフンダマシ、アオダイショウ等。