1月31日、横浜市青葉区元石川町
24日の新吉田町散策の時にオウバイがちらほら咲き出していたので、オウバイなら元石川町だと、本当に久しぶりに行った。ここは3月中旬から下旬にかけてハナモモが丘の至る所に咲いて、桃源郷のような様相を呈するので著名である。また、植木屋さんの畑が多いから、ウメも咲き出しているだろうし、ロウバイもまだ咲き残っているかもしれないと期待したのだ。更に、昼食はラーメン屋の「八戒」にて、700円とリーズナブルな値段のギョウザ定食も食べられるのだから嬉しい限りである。そんな期待は見事に叶えられて、まずは道路より一段高くなった民家の庭から垂れ下がるオウバイを撮った。丘の上の植木屋さんの畑では紅梅がかなり咲いていたが、昨日紹介したからパスして、あり難い事にまだ咲き残っていたロウバイを撮った。そんな訳で、今日は目的とするものが簡単に撮れ、混みあう前にと「八戒」に足を早めた。
<今日見られた主なもの>花/オウバイ(写真上左)、ロウバイ(写真上右)、ソシンロウバイ、ウメ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等。その他/センダンの実、ナンテンの実等。
1月30日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
前述したように足繁く通って、普通に見られる鳥はほとんど撮ってしまったが、今日は土曜日で何処へ行っても人が多いと思われたので新治市民の森へ行った。カワセミのポイントは朝から「飛び」狙いの方々でごったがえしている筈だから、それらの方々が帰るまで、旭谷戸にてジョウビタキやモズと遊んだ。今日も正午過ぎには気温がだいぶ高くなって、デジスコを担いで谷戸奥まで歩くと、分厚いカストロコートを脱ぎたくなった。そこでセーター姿となり、体温が低くなってから尾根を越えた。案の定、カメラマンの姿は少なくなっていて、30分もすると私一人となった。相変わらずカワセミは餌が捕れないようで、じっと水中を見詰めている時間が多かった。貯金も失業保険も生活保護もないのだから、ひたすら労働する事によって糧を得るしかない。しかし、昨今の厳しい失業とは異なって、労働する職場だけは確保されている。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、モズの雌(写真上右)、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、ジョウビタキ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、コガモ、ハシブトガラス等。
1月30日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
神奈川県下随一の梅林である小田原の曽我梅林に於いて、今日から「第40回小田原梅祭り」が開催される。約3万5000本の白梅が咲き、富士や箱根や丹沢の山並みが遠望出来るので人気がある。見頃は遅咲きと早咲きが錯綜する2月中旬頃なのだが、白加賀はまだだが早咲きの十郎という品種が咲き出していて、8分咲きの所もあるらしい。そんなニュースを昨日聞いたので、今日はウメの花を撮ろうと早野の里へ行った。早野聖地霊園に手の届く場所に咲く紅梅が1本あるのを思い出したのである。その期待は見事に叶えられたのだが、青空バックで絵になるように撮ろうとすると簡単には問屋は卸さない。しかし、まあ良いかなあと思われるものをカメラに納める事が出来た。その後、何かないかなあと散策すれども、写欲を誘うものには出会えない。そこでまだ登場させていなかった、アオバセセリの幼虫の食樹であるアワブキの冬芽を素直に切り取った。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上右)、ウグイスカグラ、ソシンロウバイ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等。昆虫/イラガの繭、オオカマキリの卵のう、チョウセンカマキリの卵のう等。その他/アワブキの冬芽(写真上左)、キンカンの実等。
1月29日(午後)、東京都町田市薬師池公園
1月は今日も入れてまだ3日も残っている。まことに長い1ヶ月であるが、寒さは更に2月、3月と続くのだから、本格的な春はまだ先である。今月は近場でルリビタキの雄と雌、ジョウビタキの雄と雌を順調に撮って、2月からは他の鳥を撮ろうと思っているのだが、遠くに行くのが面倒臭くなって来ているので、どうなりますやら。そんな訳で、もう一度ジョウビタキの雌をしっかり撮っておきたいと薬師池公園へ行った。途中、1月31日まで有効の「かつ屋」の100円引きの券があったので入ったところ、今日は29日だから肉の日で、エビフライが2本もサービスとなってほくそ笑んだ。これはラッキーと薬師池公園での撮影も期待したのだが、鳥の出は芳しく、なくなかなか良い写真が撮れなかった。それでも帰宅時間すれすれ、鳥撮りマンが皆さん帰った後に、ジョウビタキの雌が大サービスをしてくれて、なんとか目的を達成する事が出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上)、シジュウカラ、ツグミ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、カイツブリ等。
1月29日(午前)、横浜市緑区梅田川
昨日は風が強く、いつ雨が降って来てもおかしくない怪しげな天気で、布団の中に潜り込んだりしての完全休養の1日となった。今日は晴天で気温も高く風も弱い昨日とは打って変わっての撮影日和で、シナマンサクが咲いている筈と、梅田川沿いに三保町へうろうろ新治町へうろうろと私ならではのコースで散策した。まずは、梅田川のフェンスにクズが絡まっていて、今季は葉痕の代表格たるクズをしっかり撮っていなかったで、目鼻立ちがはっきりしているものを見つけて撮影した。期待した植木屋さんの畑に行ってみると、シナマンサクがかなり咲いていた。シナマンサクは花が咲いても枯葉を残していて、また青空に抜いてこそ絵になるので、たくさん咲いていても作画は難しい。しかし、何とか良い絵柄を探し出して撮影した。そんな訳で、カメラの中はたった2枚の写真だけであったが、足取り軽く車に戻った。
<今日見られた主なもの>花/シナマンサク(写真上右)、ウグイスカグラ、ソシンロウバイ、ウメ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等。蝶/ムラサキシジミ等。昆虫/イラガの繭、チョウセンカマキリの卵のう等。その他/クズの葉痕(写真上左)、トキリマメの実、ナンテンの実等。
1月27日、東京都文京区小石川植物園
今日は、待ちに待った道端自然観察会の日である。昨年は天気の悪さにしばしば泣いたが、新年最初の観察会は晴天で気温も高くなった。今日の舞台である小石川植物園は電車で行くから、998円で購入した分厚いカストロコートではなくて、かなり値の張った防寒服にて出かけた。正門を入ると沢山入った園内で採れたギンナン一袋が無料で、参加者一同笑みがこぼれた。また、シナマンサクが金色に光って出迎えてくれた。今日は野鳥に詳しい秀さんも参加されたので、早速、シロハラやジョウビタキを見つけてくれた。去年と同じく各種クルミが植栽されている区画を通って梅林に行ったが、白梅、紅梅とも咲き始めていた。今回の主たる目的である冬芽葉痕だが、皆さんに一番人気があったのはゴマギ坊やで、カジノキ、ゴシシュユ、コーカサスサワグルミ等が続いた。そんな訳で、童心に戻っての暖かい日差しの中での散策は本当に楽しく、あっという間に解散時間がやって来た。
<今日見られた主なもの>花/カンザクラ、シナマンサク、ウメ、ロウバイ、ツバキ、ウグイスカグラ、オオイヌノフグリ等。蝶/ムラサキシジミ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/ツグミ、シロハラ、ムクドリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ハジトガラス等。その他/ゴマギの葉痕(写真上左)、イヌビワの実(写真上右)、ロウヤガキの実等。
1月25日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
明日は22日に予定していたが日延べとなった、サラリーマン時代の友人と都内で会うので散策及び写真撮影はお休みとなる。もっと休写日を多くした方が良いと思っているので、まさに旱天の慈雨たる一日となるであろう。こんなサンデー毎日の身になる前は、毎日写真撮影に出かけられたら、さぞかし多くの傑作が得られるに違いないと思ったものだが、サラリーマン時代の方が良い写真を多く撮ったなあと思う事がしばしばある。何事も時間より集中力なのである。とは言っても、サンデー毎日の身分ならではののんぴりとした散策も良いもので、今日は特別に軽いデジスコセットでカワセミのポイントまで行った。これまで何回も記してるように、餌が寒さで動かないから探しにくいようで、今日もカワセミはじっと水面を見詰める時間が多かった。まこと、自然の中で命を明日に繋ぐことは大変である。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ヤマガラ(写真上右)、シジュウカラ、アオジ、カシラダカ、ジョウビタキ、ツグミ、ムクドリ、カケス、スズメ、ハシブトガラス等。
1月25日(午前)、横浜市鶴見区三ッ池公園
なんとなく身体が疲れ気味だし、季節の鳥であるルリビタキ、ジョウビタキは、雌雄それぞれかなり撮影した。いよいよ目先の変った野鳥を撮るには、少し遠い所へ出かけなければならないが、2月に入ってから考えようと、今日は楽々至近距離の三ッ池公園へ行った。しかし、池の護岸工事の為に重機のエンジン音が響き、カモの種類はキンクロハジロ、ハシビロガモ、カルガモとかなり減ってしまった。また、ここの冬の名物たるユリカモメも、今日は1羽だにいなかった。そんな訳でノーシャッターに終るかなと危惧したが、雑木林の中でモズをカメラの中に納める事が出来た。その後、出来ればシメ、駄目でもシロハラを撮りたいなあと目を光らせたが、見つけ出す事は出来なかった。もっとも、ムクドリ、ヒヨドリ、ツグミはいたのだが、良い場所には止ってくれず、仕方無しにキンクロハジロを撮って終了となった。
<今日見られた主なもの>鳥/モズ(写真上左)、キンクロハジロ(写真上右)、ハシビロガモ、カルガモ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、カワセミ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月24日、横浜市港北区新吉田町
今年からは余裕を持った散策及び写真撮影で、この散策記も良い加減に更新して行くつもりでいたが、やはりかなりのハイペースとなってしまった。そこで、「今日は、のんびりやね」と言い聞かせて、自宅から至近距離の新吉田町へ行った。気温は平年並みに戻ったようだが、なんとなく暖かく感ずる。やはり暖冬なのだろう。丘の上の植木屋さんの畑では、ロウバイ、紅梅、白梅、さらにシナマンサクも咲き出した。今日はそのシナマンサクを青空バックで撮りたかったのだが、思うような所には咲いていなかった。そこで銀色に輝く綿毛が現れたネコヤナギを撮った。また、畑の斜面に咲いているホトケノザもカメラの中に納めた。そんな訳で、今日は久しぶりに冬芽や葉痕、昆虫の卵のうや蛹や繭等の登場なしに、2枚の写真を並べる事が出来た。一月はまだ1週間残っているし、本格的な春はかなり先である。しかし、こんな調子で春を感じさせるものを多く登場させられれば良いなあと思った。
<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ(写真上右)、ウメ、オウバイ、ロウバイ、ツバキ、ナズナ、オオイヌノフグリ等。蝶/ヒメアカタテハの蛹等。昆虫/イラガの繭、ハラビロカマキリの卵のう等。その他/ネコヤナギ(写真上左)、ヒヨドリジョウゴの実等。
1月23日、横浜市都筑区東方公園周辺
このところ野鳥写真が多くなって来ているので、なんとか他のものを登場させたいなあと思った。しからば何処へ行こうかと思案するのだが、これといった場所が浮かばない。そこで、久しく行っていない東方公園とその周辺へ行ってみた。まずは、毎度御馴染みのモミジバフウの葉痕を撮った。年末に比べると、おどけた顔がかなりハッキリして来たので青空バックにて撮影した。周辺の畑の縁にはオオイヌノフグリやホトケノザが咲いていたが、今一、絵になるようには咲いていなかった。そこで植木屋さんの畑目指して池辺町の方へ下って行ったが、盛期を過ぎたソシンロウバイと咲き始めたウメの花が見られたものの、これまた写欲の沸くものには出会わなかった。そんな訳で、前回来た時にも撮影した畑の土留めのトタンにあるモンシロチョウの蛹を撮った。午後からは寺家ふるさと村「四季の家」で開催されている、グループ彩のHドクターとN仙人の写真展を見に行った。
<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ、ウメ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ニホンスイセン等。蝶/モンシロチョウの蛹(写真上右)等。昆虫/チョウセンカマキリの卵のう等。その他/モミジバフウの葉痕(写真上左)、ナガコガネグモの卵のう等。
1月22日、横浜市緑区新治市民の森
今日はサラリーマン時代の友人と都内で会う約束をしていて、久しぶりの休写日となる筈であったが、友人に急な用事が入って日延べとなった。そこで仕方なく、また、港北ニュータウンのワークランドにて998円で購入した分厚いカストロコートの着心地を確かめようと、新治市民の森に行った。いくら冬物がバーゲンに入ったとはいえ、また、デフレ経済下とはいえ、998円ということは何処かの国の労働者を、もの凄い低賃金で働かせた結果なのではなかろうか。とは思いつつも、なかなかの着心地で、貧乏人には嬉しいかぎりの防寒服である。肝心の鳥の出だが、なかなか餌にありつけないのかカワセミはほとんど出っぱなしで、隣接する畑の地主さんが打ち込んだ丸太の上にはジョウビタキの雄も現れた。20日に紹介したジョウビタキは暖かい日でスマートであったが、今日は気温が低くなったからかまん丸くなって、分厚いカストロコート着用の私の様であった。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、カワセミ(写真上右)、シジュウカラ、ヤマガラ、シロハラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス等。
1月21日(午後)、横浜市(仮称)ルリビの森公園
明日からはまた寒くなると予報されているが、気温は薄曇りだというのに昨日と同様にかなり高い。こんな日はどぎつい影も出来ず、白トビも少ないから絶好の鳥撮り日和だと、期待して(仮称)ルリビの森公園へ行った。ルリビタキの雌が現れるポイントに急行すると、今日もすぐに御出ましになって、気温が高いから身体を膨らませる事無く、とてもスマートであった。もっとも、ルリビタキの雌やジョウビタキの雌は、やや身体を膨らませ気味の方がより可愛らしい。しかし、ボール玉の様にまん丸となると「ちょっとねー」と言いたくなる。何事も度を越すと眉をしかめたくなるものである。その後ずっとルリビタキの雌の出は頻繁で、512MBのメモリーカードはすぐに一杯となった。そこで切り株に腰を降ろしてかなりの画像を削除して、他の鳥はいないかと散策を再開したが、これといったものには出会えず、早上がりの帰宅となった。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上)、ジョウビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ツグミ、カワセミ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月21日(午前)、横浜市都筑区都筑中央公園
今の時季、マクロレンズを装着した散策では、被写体不足で成果が期待出来ない。だからといって野鳥撮影ばかりというのも「ちょっとねー」であるし、明日は用事があって休写日となるので、今日はダブルヘッダーだとばかりに、午前中は久しぶりに都筑中央公園へ行った。小さな梅林があったのを思い出して、ウメの花が撮れるかもしれないと期待した訳である。その期待は見事に叶えられて、上品な寒紅梅が咲いていた。私が住んでいる周辺では、一番早く花開くウメである。なんとか一輪ではなく数輪入れて作画したかったのだが、いかんせんまだ咲き始めで、仕方なく定番である小枝を脇役として撮影した。その後、何かないかと探したが各種実はほとんど見られなくなって、何にも無い時の助っ人たるアジサイの冬芽葉痕を撮影した。以上、そんな訳でやはり貧果に終ったのだが、これからは日を追う毎に春らしい被写体も増えて行くだろう。
<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、ソシンロウバイ、ツバキ等。その他/アジサイの葉痕(写真上右)、イボタの実、アオキの実、シロヤマブキの実、トキリマメの実等。
1月20日、横浜市緑区新治市民の森
今日は二十四節気の大寒にあたるが、気温はぐんぐ上がり18度位に達するという。そこで港北ニュータウンのワークランドにて、なんとなんと998円で購入した分厚いカストロコートの着心地を確かめようと思っていたのだが、やや薄手のカストロコートに変えて出発した。今日は青い鳥の後には赤い鳥と、新治市民の森へジョウビタキの雄を撮りに行った。車を停めて空を見上げると、ノスリが雄大に輪を描いて飛んでいた。ポイントである旭谷戸の奥までデジスコを担いで行ったのだが、本当に汗ばむ程の陽気となった。ジョウビタキの雄は草原に差し込んだ杭の辺りには見当たらず、横にある栗林で盛んに餌を啄ばんでいた。余程美味しいものがあるのか、近づいて逃げられてもまたすぐ戻って来た。そんな訳で、ばんばんシャッターを切って、数打ちゃ当るで、50枚撮ってその内の4枚をカメラの中にプロテクトし、他は全て消去した。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上)、カワセミ、シジュウカラ、カシラダカ、モズ、ムクドリ、ノスリ、ハシブトガラス等。
1月19日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園
気温が低いと冷たいので食べたくないが、今日は気温がかなり高くなったので、スーパー「つるかめ」で懐かしのソース焼きソバと高菜お握りを買って食べた。前述したように、ほんの少しだが睡眠不足なので、恩田川の田んぼで約1時間程健康昼寝をむさぼった後、ルリビタキの雄が撮りたいと(仮称)ルリビの森公園へ行った。最近また出が良くなって「これ以上近くに来ないで!」と叫びたくなる程近くにやって来るというので、期待してポイントへ行ってみた。するとすぐに現れて、ばんばんシャッターを切る事が出来た。ちょいと前は寒かったから羽を膨らませてメタボのようにまん丸だったというが、今日は暖かいから「花虫とおる」さんの様にスマートであった。そんな訳でポイント到着後30分程で良い写真を撮る事が出来た。その後、1時間半程粘ってみたが、ルリビタキの出は良かったものの、それ程良い写真は得られなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、シジュウカラ、アオジ、シロハラ、ハシブトガラス等。
1月19日(午前)、横浜市緑区梅田川
なんとなく身体が重いし、ほんの少し睡眠不足なので、朝食後にまた布団にもぐりこもうと思ったが、晴天で気温が久しぶりに高くなるというので、身体に鞭打って出かけた。そんな訳でアップダウンのある所はNGとし、梅田川を遡って、新治町側へ行ったり三保町側へ行ったりと、うろうろとした散策となった。今日も相変わらず被写体は少なく、イラガの繭やオオカマキリやチョウセンカマキリの卵のうは見られたものの、もう何回も紹介しているのでパスし、丘の上の植木屋さんの畑へ行った。ウメやシナマンサクは咲き出していたがまだほんの少しで絵にならず、黄色い花の一部が見え出したサンシュユの蕾を撮った。その後、老人ホームを建設する為に立ち木は伐採されたが、何らかの事情で白紙に戻った丘に行くと、逸早く裸地に侵入して来るカラスザンショウの幼木がたくさんあって、おどけ顔の葉痕を見つけ青空バックで撮影した。
<今日見られた主なもの>花/サンシュユの蕾(写真上右)、ウグイスカグラ、ソシンロウバイ、シナマンサク、ウメ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等。昆虫/イラガの繭、オオカマキリの卵のう、チョウセンカマキリの卵のう等。その他/カラスザンショウの葉痕(写真上左)、ロウヤガキの実、ナンテンの実等。
1月18日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
午後からは何かしらの鳥が撮れるからと、久しぶりに泉の森公園へ行ってみた。まずは例によって「しらかしの池」に降りて行ったが、水面は黒々としていて寒々しい。晩秋は周りの木々の紅葉が水面に映って美しい色合いをしていたのだが、その名の通りたくさんある常緑のシラカシの梢を映しているだけであった。更に今朝はとても寒かったから氷が張り、それが融けてもかなり水温が低いのだろう。そんな寒々とした池にいるカモ類は、たくさんいるにはいるのだが何故かフレンドリーには感じず、今日はその他の小鳥を撮ろうと周囲を散策したが、これといった成果は上がらなかった。そんな訳で、午後の散策記は無しとも思ったが、知り合いの鳥撮りマンがカモでも撮って散策記をアップしてよと言うので、帰り際に「しらかしの池」に立ち寄ってマガモとホシハジロを撮影し、どうにか散策記アップにこぎつけた。
<今日見られた主なもの>鳥/マガモ(写真上左)、ホシハジロ(写真上右)、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、キンクロハジロ、カルガモ、カイツブリ、オオバン、キセキレイ、ハクセキレイ、カワセミ、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、コサギ等。
1月18日(午前)、横浜市緑区北八朔公園
昨日無事に、第6回里山写真クラブ作品展は終了した。大勢の方がいらっしゃってくれて、まことに賑やかで楽しい時間が流れる作品展であった。この散策記においても、皆様にお礼と感謝を申しあげたい。今日は作品展が終了して疲れが溜っているので、久しぶりに朝遅くに起きて、午前中は短時間だが北八朔公園へ行ってみた。植栽されているマンサクが、前回行った時から2週間も経ったので、かなり花開いているのではと期待したのたが、ここに来て寒い日も多かったからか、いくらか開いている花が多くなったかなあといった程度であった。一番驚いたのはカワヅザクラで、こちらの方はかなり花芽が膨らんでいた。その他、日陰や池はかちんかちんに凍っていたが、雑木林の日溜りではちらほらとウグイスカグラが可愛らしく咲き、何故だか数本あるオオバヤシャブシの雄花の蕾がかなり大きくなっていた。
<今日見られた主なもの>花/マンサク(写真上左)、ウグイスカグラ、ヤブツバキ等。昆虫/イラガの繭、ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/シロハラ、ツグミ等。その他/オオバヤシャブシの雄花序の蕾(写真上右)、マンリョウの実等。
1月16日、横浜市港北区新吉田町
今日は昨日一昨日とダブルヘッダーで散策及び写真撮影をこなしたので、午後から明日が最終日の作品展に顔を出してみようと、午前中のみ至近距離の新吉田町へ行った。散策を開始してすぐに、民家の庭から垂れ下がるオウバイが一輪だが咲いていた。丘の上の植木屋さんの畑に行くと、ロウバイが五分咲き程度となり、白梅も咲き始めていた。しかし、なかなか絵にする事が出来ずに、膨らみ始めたボケの蕾を撮った。一旦下って日当りの良い斜面を注意しながら歩いて行くと、ホトケノザやオオイヌノフグリが咲いていた。ほんの少し残った雑木林の小道を登って行くと、コウヤボウキの綿毛、トキリマメの実、ヒヨドリジョウゴの実がまだ見られた。その後、新吉田町で一番最初に咲く紅梅を見に行ったが、咲き出してはいたが、カメラが届く高さではなかった。今日もかなり寒い日となったが、春は確実に近づいているなあと感じられた。
<今日見られた主なもの>花/ボケの蕾(写真上右)、ウメ、オウバイ、ロウバイ、ツバキ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ等。蝶/ヒメアカタテハの蛹等。昆虫/イラガの繭(写真上左)、ハラビロカマキリの卵のう等。その他/トキリマメの実、ヒヨドリジョウゴの実、コウヤボウキの綿毛等。
1月15日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは大和市の泉の森公園へ行こうと思っていたのだが、なんとなく遠くへ行く気が起きずに、近場で鳥撮りと予定を変更した。第6回里山写真クラブ作品展が開催中(17日まで)なので、やはり心が落ち着かないようである。そんな訳で、毎度御馴染みの恩田川の田んぼで健康昼寝の後に、何か猛禽類はいないかと辺りを見回したら、遠くにトビとチョウゲンボウが舞っていた。そこで、もしやを期待してデジスコを組み立てたが、近くにはやって来ずに電線に止まるムクドリを撮ったのみで、新治市民の森へ行った。常連の究具M婦人によると、旭谷戸に綺麗なジョウビタキの雄とモズの雌がいて、私が立てた棒に良く止ると言うので行ってみた。棒を立てた本人がその棒の上に止った鳥を撮っていないのだからお笑いで、ポイントに急いでみると気の良いジョウビタキの雄が現われて、なんとなんと3回も私が立てかけた竹の棒の先に止ってくれた。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上)、ジョウビタキの雌、カワセミ、ハクセキレイ、モズ、ツグミ、ムクドリ等。
1月15日(午前)、横浜市緑区四季の森公園
晴天で風はほとんど無いのだが、今朝はとても寒く感じられた。フィールドへ向う途中のラジオでは、今朝の東京の最低気温は氷点下まで下がり、今季初の冬日になったと報じられていた。最低気温が零度未満であると冬日と呼び、最高気温が零度未満であると真冬日と呼ぶらしい。ちなみに去年の東京は一度も冬日は無く、今日は約2年ぶりのようで、とても寒く感じられたのは当然であった。毎年、1月中旬頃が一番寒いのだが、今年も例外ではなかっのでほっとした。今日は本当に久しぶりに四季の森公園へ行ったが、花ではソシンロウバイは盛期を過ぎ、梅は寒紅梅が花開き、ミツマタ、マンサク、シナマンサクは、ほんの少しほころび始めているといった情況であった。そこで今日も冬芽葉痕に登場してもらったが、サワグルミの仲間は葉痕がハッキリしていて面白いのだが、植栽されている所が少ないのは残念である。
<今日見られた主なもの>花/ミツマタ(写真上右)、ソシンロウバイ、マンサク、シナマンサク、ウメ等。昆虫/クモヘリカメムシの仲間等。その他/シナサワグルミの葉痕(写真上左)等。
1月14日(午後)、横浜市(仮称)ルリビの森公園
前述したように気温が低いので身体を温めようと、昼食は北八朔公園裏にある東名高速港北PAで550円の豚汁定食を食べた。その後、いつものように恩田川の田んぼで健康昼寝を貪ったが、目が覚めてあたりを見回したものの、チョウゲンボやノスリの姿は無く、モズが畑に差し込まれた棒の先に止っていた。こうなったら、近くにある(仮称)ルリビの森公園へにでも行ってみようと車を走らせた。まず最初に現れてくれたのはジョウビタキの雄とモズで、近づいては逃げられ、戻って来たので、また近づいたら逃げられを繰返したが、その場所はトラクターで耕運されたばかりで、掘り起こされた昆虫の幼虫やミミズ等がお目当てのようであった。その後、本命のルリビタキのポイントへ行ってみると、愛くるしいルリビタの雌がいて、これでもかこれでもかとポーズをとってくれたので、512MBのメモリーカードを久しぶりに使い切った。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上)、ジョウビタキ、カシラダカ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、カワセミ等。
1月14日(午前)、横浜市港北区新羽町
一昨日は久しぶりの雨、東京では初雪が舞ったと報じられていた。そして昨日はかなりの強風と低温、日本海側では豪雪の様である。そんな訳で散策記は二日お休みとなったが、今日は風が止んで穏やかな日となった。しかし、気温は今季一番の冷え込みのように感じられた。何処へ行っても被写体は無いだろうと思い、近場の新羽町へ久しぶりに行ってみた。一昨日の雨は丹沢では雪であったらしく、薄っすらと雪化粧の山並みが遠望された。今日も、もしかしたらシナマンサクや紅梅が咲いているのではないかと期待したが、蕾が膨らんで来てはいるものの、開花はもう少し先のようである。鶴見川近くの農耕地に行ってみると、陽が当る畑の斜面にオオイヌノフグリやホトケノザが咲いていた。また、ナナホシテントウも見られ、気温は低いものの、日溜りでは早くも春の光景がほんのちょっぴりだが展開されていた。
<今日見られた主なもの>花/オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ノボロギク、ウグイスカグラ、ソシンロウバイ、ツバキ等。昆虫/ナナホシテントウ、チョウセンカマキリの卵のう等。その他/チャンチンの葉痕(写真上左)、ツルウメモドキの実(写真上右)、マサキの実、ノイバラの実等。
1月11日、横浜市港北区綱島公園周辺
今日は明日から始まる第6回里山写真クラブ作品展の作品搬入の日で、午後3時に「かなっくホール」へ行かなければならない。また、元旦から続いていた穏やかな晴天は途切れて、今日は久しぶりの曇り日となった。暖かい季節ならばやんわりとした光で写真撮影には絶好なのだが、今の季節は寒くて散策どころではない。とは思ったもののだいぶ時間があるので、午前中の2時間程久しぶりに我が住む綱島を散策した。綱島市民の森、綱島公園、諏訪神社裏の生産緑地、鶴見川と回ったが、アップした写真はすべて鶴見川のものである。もちろん、「今日見られた主なもの」は散策中に見られたものを全て記した。やはり開発の進んだ綱島、今の季節はこれといった被写体は無かった。そこで最後に鶴見川の河川敷に賭けた訳だが、ここでは大好きなオニグルミが幼木から高木までたくさん生えていて、ノイバラの実もまだいくらか残っていた。
<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ、ウメ、ツバキ、ニホンズイセン等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/ジョウビタキ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメ、オナガガモ、ハシブトガラス等。その他/オニグルミの葉痕(写真上左)、ノイバラの実(写真上右)、ヘクソカズラの実等。
1月10日、東京都町田市薬師池公園
いよいよ明後日(12日)から、第6回里山写真クラブ作品展が「かなっくホール」にて開幕する。そんな訳で午後3時に薬師池公園の駐車場にて、お仲間の作品を受け取る事になっているので、時間が来るまでデジスコにて園内を散策した。今日は風がほとんど無く気温も比較的高い散策日和で、園内の人出はかなり多かった。その為もあってか野鳥の出は芳しくなく、ノーシャッターかなあとの不吉な思いが横切った程である。作品展が開幕すると、この散策記もお休みとなる日が多くなるから、今日はなんとかしたいとの思いが強かった。そこで、池に浮かぶカイツブリをまずは撮って、出来ればルノリビタキ、それが叶わなくともジョウビタキと頑張ったら、ルリビタキは現れてくれたがちょいの間で良い所には止らず、結局、前回の7日と同様にサービスの良いジョウビタキの雌を撮って、無事に散策記をアップする事が出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/カイツブリ(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、ルリビタキ、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、ヒヨドリ、シロハラ、トラツグミ、カワセミ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ等。
1月9日、横浜市港北区新吉田町
新年明けてからの散策記を眺めていたら、自宅から至近距離の新吉田町を歩いていなかった事に気づいた。もっとも、元旦の日に杉山神社に初詣をしたのだが、カメラ無しでの短時間であった。そこで今日は迷わず新吉田町へ行った。いつものコースだと被写体不足に泣くだろうと、まずは丘の上の植木屋さんの畑のロウバイとシナマンサクの咲き具合を見た後に、ロウヤガキを撮りに若雷神社の急な階段を下りて、これまた別の植木屋さんの畑へ行った。ロウバイは咲いていたがシナマンサクはまだ先で、ロウヤガキは間に合ったといった具合であった。その後、これといった被写体には恵まれず、紅葉している葉がまだついているブルーベリー畑で、フサスグリの枝についているハラビロカマキリの卵のうを撮影した。以上、今日も貧果ではあったが、ロウヤガキが撮れたのだから満足する事とした。
<今日見られた主なもの>花/ロウバイ、ツバキ等。蝶/モンシロチョウの蛹等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう(写真上左)、イラガの繭、チャバネアオカメムシ等。その他/ロウヤガキの実(写真上右)、ヘクソカズラの実等。
1月8日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昨日は午後から町田市まで行ったので、今日は近場で何も撮れなくとも良いと新治市民の森へ行く事にした。昼食は私にとっての社員食堂の様な東名高速港北PAで750円のカキフライ定食を食べた。女房から頂いている昼食代は一日650円なので、ちょいとオーバーなのだが仕方が無い。その後、恩田川の田んぼで健康昼寝をとった後、チョウゲンボウはいないかなあと探してみたら、植木屋さんの畑の針葉樹の天辺にタカのようなものが止まっていた。双眼鏡でのぞいて見ると、チョウゲンボウではなくてノスリであった。もの凄い速さでデジスコを組上げ、ばんばんシャッターを切ったが、憎きカラスが2羽やって来て「このやろー、出てけー!」と追払ってしまった。そこで車で田んぼを一周した後、何もいないので所期の予定通りに新治市民の森へ行った。しかし、鳥もカメラマンの姿も無く、スズメを撮ったのみで散策は終了した。まことトホホの新治市民の森であった。
<今日見られた主なもの>鳥/ノスリ(写真上左、恩田川にて撮影)、スズメ(写真上右)、カワセミ、モズ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ等。
1月8日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園
自然度が高い場所へ行ったら、いくらかは被写体が増すのだろうが、それ程のものでもなかろう。また、港北区、都筑区、緑区ならば自宅から近いので、のんぴりゆっくりで疲れも溜らない。という事で久しぶりに鴨池公園へ行ったが、昨日に続いての貧果となった。散策を開始すると、数羽のコゲラがケヤキの枝で餌を探していた。コゲラは留鳥であるが、冬になると個体数が多くなるような気がする。葉が落ちて見易い事もあるのだろうが、いくらかは北国や山地から移動して来るのかもしれない。鴨池公園はアオキが多くて、やっと実が色づき始めていた。アオキの花は春早くに咲くのだから、1年かけてのんびりと熟するという訳である。その後、かなり頑張ったつもりだが被写体はほとんど無く、街路樹としてたくさん植栽されているアキニレの葉痕を撮った。その葉痕は「アキ坊」とでも呼びたくなる腕白な少年に似ていて、ほのぼのとした気持ちにさせてくれる。
<今日見られた主なもの>花/ツバキ等。鳥/コゲラ等。その他/アキニレの葉痕(写真上左)、アオキの実(写真上右)、マユミの実、イボタの実、マンリョウの実、シロヤマブキの実等。
1月7日(午後)、東京都町田市薬師池公園
今年はマイフィールドである新治市民の森のカワセミのポイントにはジョウビタキの雄が居ついていて、雌は違う場所にいるので撮影する機会が例年より少ない。そこで今日はジョウビタキの雌を狙って薬師池公園へ行った。最新の図鑑を開くと、ジョウビタキは、ルリビタキ、ノビタキ等と同じくスズメ目ツグミ科に分類され、オジロビタキ、キビタキ、コサメビタキ等が、スズメ目ヒタキ科に分類されている。ヒタキの名のいわれとなったジョウビタキが何故ツグミ科なのと思うのだが、生物学的に根拠があっての事だから仕方が無い。薬師池公園に到着すると、今日はあちこちで樹木の手入れがなされていて、チェーンソーのエンジン音が聞こえて来た。この為か、ジョウビタキの御出ましも少なかったが、帰宅時間寸前に、なんとか散策記にアップ出来る写真をカメラの中に納める事が出来てほっとした。諦めるな最後まで、まさに写真撮影の金科玉条である。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上)、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、カワセミ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、カイツブリ等。
1月7日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
日本海側や北海道ではかなりの風雪に見舞われているようだが、首都圏平地では元旦から穏やかな晴天が続いている。毎朝の外回りの掃除もいたって簡単で、タバコのポイ捨てさえなければ箒の出番が無い程である。タバコ1箱が400円位に値上がるようだが、この位上がっても止める方は左程多くは無いだろう。私なんぞ喉が慢性的に痛くなり痰も出るようになったので、やっとの事でタバコを止められたが、こんな症状の出ない方の禁煙はまずもって不可能であろう。どうにかこうにか禁煙に成功した私だが、道端自然観察及び写真撮影中毒は続いていて、今日は久しぶりに茅ヶ崎公園へ行った。今の季節、冬芽や葉痕、落葉を捲っての昆虫探し以外には本当に被写体が少なく、たった2枚の写真をカメラの中に納めるのにも苦労する。しかし、それでも、一般撮影機材による散策は止められそうに無い。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ、ツバキ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/モズ、シロハラ、ツグミ、カワセミ、シジュウカラ等。その他/クロモジの冬芽(写真上左)、ゴンズイの葉痕(写真上右)、ガマズミの実、ワカバグモ等。
1月6日、横浜市鶴見区三ッ池公園
年始から5日間連続の散策及び写真撮影でいささか疲れたし、今日は午後から用事があるので至近距離の三ッ池公園へ行った。三ッ池公園はかなり広くて雑木林等も僅かに残っているから、くまなく探せばかなりの野鳥に出会える筈だが、今日は身体が重くて池の周りの平坦な道を歩くだけとなった。それでも小鳥がいそうな場所を覗いてみると、シロハラ、モズ、シジュウカラ等が観察出来た。その気になって粘れば小鳥達の写真も撮れたかもしれないが、結局、正門前の下之池に戻って、丸太の杭が刺してある場所で、「ひねもすのたりのたりかな」と暖かい日溜りで、のんびりとデジスコでカモの仲間やユリカモメを撮影した。またしても一番安易な鳥撮りですねとお仲間に笑われそうだが、まあこんな杭に上るカモ類をのんびりと撮影するのも、小さな幸せなのではと思うのだがいかがであろうか。
<今日見られた主なもの>鳥/ユリカモメ(写真上左)、ハシビロガモ(写真上右)、キンクロハジロ、カルガモ、モズ、ツグミ、シロハラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス等。
1月5日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
正午近くになると気温はぐんぐん高くなって、コーナンで三年前に980円で購入した売れ残りのカストロコート(ドカジャン)を脱いで、安楽亭にて焼肉ランチを食べた。その後、恩田川の田んぼで健康昼寝をむさぼったが、こんなに暖かいと短時間でも疲れがすっかり抜けた。そんな訳で、このまま自宅に戻る気にはなれないから、新治市民の森へ行ってみた。デジスコを担いで旭谷戸等を一周してくれば、かなり異なった鳥達に出会い変化に富んだ写真が撮れるだろうが、今日はカワセミのポイントへ直行した。すると陽気に誘われたのかKA20(カツオ)さんをはじめ、かなりの方が見えていた。カワセミの出は最高であったが、なかなか獲物が捕れないらしく、止まり木で真剣に餌を探す姿は感動物であった。私なんぞぬるま湯に浸かり続け、カワちゃんのように逞しく暮らすことなど出来ないだろうが、せめて野性の中で暮らす生き物達に拍手を贈り続けたいと思う。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上)、ヤマガラ、シジュウカラ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ等。
1月5日(午前)、横浜市緑区三保市民の森
昨日は少々鼻汁が出て、これは風邪かなと心配したが、ぐっすり眠ったためか治ってしまった。今日は気温が高くなるとの事で、久しぶりに三保市民の森へ行ってみた。もちろん平日なので駐車場は閉まっていて、かなり遠い場所に車を停めての散策となった。いつものように三保平へまず行ってみたが期待したロウバイの咲き具合は今一で、撮影を諦め谷道へ入って行くと、やや広くなった場所にトキリマメやマンリョウの実が見られた。また同所には、ゴンズイ、カラスザンショウ、ホウノキ等の幼木が生えていて、葉痕を簡単に撮影する事が出来た。そんな訳で、カメラの中はかなり賑やかになったので、初心貫徹とばかりに三保市民の森の近くにある植木屋さんの畑まで行って、ソシンロウバイを青空に抜いて撮影した。花の開き具合は盛期をやや過ぎていて瑞々しい花は少なかったが、素直に切り取る位ならなんとかなった。
<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ(写真上左)、ツバキ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/トキリマメの実(写真上右)、マユミの実、スイカズラの実、マンリョウの実等。
1月4日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園
葉が落ちて小枝に止まる鳥等を観察し易い冬は、バードウォッチングに最適な季節と言われているが、冬鳥として海外から日本にやって来る鳥もかなり多い。また、国内の山地や北国で過ごしていたものが、厳しい冬を暖かい場所で過ごそうと移動して来るものも多い。午後から会いに行ったルリビタキは後者の方で、夏は中部以北の亜高山帯で繁殖するという。2日にご紹介したミソサザイも、そのような移動をする鳥である。毎年飽きもせず、いろいろな場所でルリビタキを撮影しているのだが、可愛らしい瑠璃色の小鳥と戯れのは本当に楽しい。今日もポイントへ降りて行くと、待ってましたとばかりに、カタカタと囀って現れてくれた。今年も春まで後数回リビタキに会いに行くつもりでいるが、青い鳥は幸福をもたらす鳥と言われているが、そうではなくて、青い鳥と遊べる健康な日々こそが幸福な日々なのではなかろうか。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、シメ、ヤマガラ、シジュウカラ等。
1月4日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園
新年に入って去年と同じハイペースでの散策及び写真撮影が続いているが、元旦に記したように、本年からはスローダウンしたHPアップとせねば、嘘つきのコンコンチキで閻魔様に舌を抜かれてしまう。そうは思ったものの、午後からは是非とも(仮称)ルリビの森公園にお邪魔して、ルリちゃんに新年の挨拶をせに行かねばと思ったので、今日も仕方無しのダブルヘッダーとなった。午前中は何処へ行こうかなあと考えたが、ウグイスカグラがたくさん生えている横浜動物の森公園へ行った。期待したほど数多くの花はまだ咲いていなかったが、当初の目的は無事に達成出来た。その後、カツラの葉痕を撮ったりして山裾へ降りて行ったが、相変わらずツルウメモドキの実があった位で、これといったものは見られなかった。それでも、クサギの小枝に産卵されたチョウセンカマキリ(カマキリ)の卵のうを見つけたで、素直に切り取ってご紹介する事とした。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ(写真上右)、ソシンロウバイ、ツバキ等。昆虫/チョウセンカマキリの卵のう(写真上左)等。その他/マユミの実、ピラカンサの実、ツルウメモドキの実、マンリョウの実、ノイバラの実、アオツヅラフジの実、カラスウリの実等。
1月3日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
午後からは各種のカモちゃんにも新年の挨拶をと思い、水面がとても美しい泉の森公園へ行った。駐車場に車を停めると、傍らにあるセンダンの大木に褐色の実が鈴なりで、青空に浮かんでとても見事であった。センダンは各所に見られるが、泉の森公園のもの程見事に実をつける大木を見た事が無い。その実はヒヨドリの好物らしく、食事中の個体がかなり見られた。「しらかしの池」へ降りて行くと、いつもよりカモの仲間がゆったりと泳いでいる。風が無く穏やかだから、気分ものんびりとするのだろう。こんな時は動くものを撮るのが難しいデジスコでも、じっとしている個体も多いから撮影はかなりはかどった。やはり暖かく穏やかな日こそ、カモちゃん撮影日和なのだなあと改めて感じた。石川啄木が「何となく、今年は良い事あるごとし、元日の朝晴れて風なし」と読んでいるが、まこと、そんな短歌を歌いたくなる三箇日であった。
<今日見られた主なもの>鳥/ヒドリガモ(写真上左)、アメリカヒドリ(写真上右)、マガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コガモ、カルガモ、カイツブリ、バン、オオバン、キセキレイ、ヒヨドリ、ワカケホンセイインコ、キジバト、コサギ、ハシブトガラス等。
1月3日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
本当に今年のお正月は穏やかな天気が続き、三箇日の最終日である今日も風はほとんど無い。しかし、いくらか薄い雲が広がり始め、紺色の様な空ではなくなった。いつも午後からデジスコを担いで回る新治市民の森なのだが、タケカレハの空繭を見つけたので、撮影しておこうと一般撮影機材で散策した。タケカレハはその名の通り、タケやササやススキ等を幼虫は食し、毒毛が生えているので触れたら大変である。同じ仲間の、マツカレハ、クヌギカレハ、ヤマダカレハ、ツガカレハ等も同様に危険な毛虫である。無事にタケカレハの空繭をカメラに納めたが、相変わらず被写体不足なので、般若を連想させる怖ーい怖ーいニセアカシア(ハリエンジュ)の葉痕を躊躇わずに撮った。その後、今日はカメラマンがたくさん集っているかなあとカワセミのポイントを覗いて見たが、真剣にカワセミの飛翔を狙う方々で一杯であった。
<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ、ヤブツバキ等。蝶/スジグロシロチョウの蛹、ツマキチョウの蛹等。昆虫/タケカレハの空繭(写真上右)等。鳥/オオタカ、ノスリ等。その他/ニセアカシアの葉痕(写真上左)、ニワトコの葉痕等。
1月2日(午後)、神奈川県(仮称)ミソサザイの森
昼食は、もちろん北八朔公園裏にある東名高速港北PAで550円の豚汁定食を食べた。年始2日目だから閉まっている飲食店も多いのか、レストランはもの凄い混雑で、いつもよりかなり待たされた。それでも満ち足りた昼食をとって、谷本川の田んぼへ健康昼寝をむさぼりに行ったら、チョウゲンボウが小鳥達を追い掛け回していた。デジスコを組み立てて撮影しようかなあとも思ったが、あわただしくなるので「今度またねー」と15分程の昼寝に入った。目が覚めると(仮称)ミソサザイの森へ行って見た。ポイントへ降りて行くと、100万円以上する機材がたくさん並んでいる。私の機材といったら、5年前に15万円で購入した60ミリ口径のデジスコだから肩身が狭い。しかし、写真は機材では無く運と腕とばかりに頑張った。ミソサザイが現れると機関銃のようなシャッター音が響いたが、私は一秒に1回だからカチャカチャである。それでも一枚何とか良い写真が撮れたのでほっとした。
<今日見られた主なもの>鳥/ミソサザイ(写真上左)、ハクセキレイ(写真上右)、ルリビタキ、カワセミ、ヒヨドリ、キジバト、コサギ等。
1月2日(午前)、横浜市緑区北八朔公園
今日は早くもいつも通りの起床時間に戻ったのだが、朝食は元旦と同じくお雑煮とおせち料理を食べた。例年、新年三日間は毎度御馴染みのワンパターンなのだが、飽きる事が無いのだから不思議である。特に、お雑煮は義理の母仕込みの愛媛流だから、具沢山でとても美味しい。私なんぞ、1月はずっとお雑煮でも良いなあとも思っている。今日も寂しい事に用事が無いので、外回りの掃除に取り掛かったが、元旦はとても穏やかなであったので、散乱している枯葉やゴミはほとんど無く、あっという間に掃除は終った。そこで北八朔公園へ行ってみた。ここにはマンサクが日当りの良い場所に植栽されているので、もう開花している筈と思ったのだ。そんな期待は見事に叶えられたが、他の被写体は本当に無い。そこで破れ帽子を被っているリョウブならではの冬芽があったので、素直に切り取った。
<今日見られた主なもの>花/マンサク(写真上左)、ウグイスカグラ等。昆虫/イラガの繭等。鳥/ジョウビタキ、キセキレイ、アオゲラ、モズ等。その他/リョウブの冬芽(写真上右)、サンシュユの実、マユミの実、ニシキギの実等。
1月1日、横浜市緑区新治市民の森
吹き荒れていた風も止み、新年は何事も無く静かに明けた。本年が良い年である事を祈って止まない。私もオオムラサキが飛ぶ頃から、年金の一部を受け取れるようになるので、本当に楽しみである。今日は、いつもよりほんの少し遅く起き、お雑煮とおせち料理を美味しく食べ、いつものように外回りの掃除を済ませると、墓参りをした後に新吉田町の杉山神社に参拝した。午後からは、昨日と同様に新治市民の森へ行ってみた。今日こそ誰もいないのではと思ったが、なんと3名ものカメラマンが集っていてびっくりした。昨日はカワセミを登場させたので、今日はその他の鳥と頑張ったら、アオジが積んである丸太の上に現れてポーズをとってくれた。その後、良い場所に現われたのはシジュウカラだけであったが、2010年初日の散策記を無事にアップする事が出来てほっとした。本年からはスローペースでのHPアップとなりますが、皆様どうか、宜しくお願い申し上げます。
<今日見られた主なもの>鳥/アオジ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ツグミ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ホオジロ、ヤマガラ、カシラダカ、スズメ、ハシブトガラス等。