7月31日、横浜市緑区新治市民の森
今日で7月が終わる。前述したようにアオバズクの巣立ちが終ると、夏休みモードへ突入する。そんな訳で遠征は別として、近場のフィールドでは、ぼちぼち散策となる。今日もそれ程期待した訳ではないが、樹液が出ているクヌギもあるし、それらを見回るついでに被写体探しといった気楽なものである。いつものように遊水池から始めたが、ウワミズザクラの実が色づいて美しかった。昆虫が多い小道は夏草が生茂って、とても歩きにくくなったが、ハグロトンボやイタドリハムシが見られた。スモモ畑の横の小道を登って行くと、赤く色づいたマユタテアカネがかなり止っていた。その後、久しぶりにカワセミが見られる鎌立谷戸の奥まで行ったが、鳥撮りマンは8人程来ていて、カワセミは飽きぬ程度にやって来るとの事であった。その後、旭谷戸へ抜けて樹液を見回ったが、ルリタテハがいた位で、これといったものは見られなかった。
<今日見られた主なもの>花/ツユクサ、アカバナユウゲショウ等。蝶/アカボシゴマダラ、ルリタテハ、コミスジ、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、キアゲハの幼虫等。昆虫/マユタテアカネの雄(写真上左)、オオクモヘリカメムシ(写真上右)、カブトムシ、カナブン、マメコガネ、クロウリハムシ、イタドリハムシ、ブタクサハムシ、ヒメクロオトシブミ、オジロアシナガゾウムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、アカハネナガウンカ、アミガサハゴロモ、ナガメ等。その他/ウワミズザクラの実等。
7月30日、横浜市緑区横浜動物の森公園
昨日から今日の午前中まで、本当に久しぶりに雨が降り、連日の猛暑から開放された。しかし、また明日から暑さがぶり返すというから、まこと束の間の一服である。そんな訳で、雨が上がった午後から横浜動物の森公園へ行った。雨は止んだものの強い風は残っていて貧果が予想されので、まずはハエドクソウを撮影した。ハエドクソウは漢字で書くと蠅毒草で、ネットで調べてみると、根を煮詰めた汁を蝿取り紙に使ったと書かれてあった。そんな恐ろしい名前の植物だが、花はかなり可愛らしい。その後、ゴマダラチョウを撮影したいと樹液が出ている木を何本も見回ったが、大きなカブトムシの雄は3匹もいたが、蝶では、アカボシゴマダラ、クロコノマチョウ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウが吸汁にやって来ているだけであった。美麗なルリタテハも見られないし、今年はゴマダラチョウやルリタテハの発生が少ないのか、それとも遅れているのかなあと首をかしげた。
<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ(写真上右)、ダイコンソウ、ミズタマソウ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アカボシゴマダラ、クロコノマチョウ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ムラサキシジミ、ダイミョウセセリ等。昆虫/ツチイナゴの幼虫(写真上左)、キボシカミキリ、キマワリ、カブトムシ、カナブン、マメコガネ、アブラゼミ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシの幼虫、マダラアシナガバエ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ等。
7月28日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
昨日、スミナガシを観察した後に、(仮称)アオバズク鎮守の森へ行ったが、なんとここでもラッキーな事に巣立ちに遭遇し、しかも至近距離に雛が止っていた。こんなにラッキーな事があると、なにか悪い事でも起こるのではないかと思っていたら、案の定、今日は風がとても強い最悪な天候となった。そこで寺家ふるさと村なら木蔭も多いし、風が遮られる場所もあるのではないかと行ってみたが、とんでもない貧果に泣いた。そこで風が強くても撮れるものとしてはキノコが最高なのだが猛暑続きで見られなくなったので、樹木の幹に止るセミを狙った。猛暑なのに、なんとなくアブラゼミやミンミンゼミの発生が少ない。なんだかおかしいなあと思っていたが、アブラゼミはかなり見られるようになった。次は樹液に来る蝶だとポイントへ行ってみたが、ヒカゲチョウが吸汁しているだけであった。アオバズクも巣立ったし、いよいよ私も夏休みモードへ入るしかないなあと苦笑した。
<今日見られた主なもの>花/ミズタマソウ、ダイコンソウ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/ヒカゲチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリ等。昆虫/アブラゼミ(写真上左)、エサキモンキツノカメムシ(写真上右)、ヒグラシ、ニイニイゼミ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、スケバハゴロモ、アオバハゴロモ、カブトムシ、カナブン、マメコガネ、キボシカミキリ、エゴヒゲナガゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、ヤマトフキバッタ、ササキリの幼虫等。その他/アマガエル等。
7月27日(午後)、東京都(仮称)オオムラサキの里
前述したように待ち合わせがあるので、コンビニで購入した幕の内弁当を食べ、いつもより短時間の健康昼寝の後に、このHPの掲示板でも御馴染みのナズナさんを拾いに行った。前回の7月7日にスミナガシの幼虫を撮影した時に、成虫(蝶)を見たいとリクエストされていたので、約束を守らねばという訳である。写友の秀さんのブログに長池公園で撮影されたものが紹介されていたので、(仮称)オオムラサキの里でも発生しているに違いないと思ったのだ。ポイントの雑木林へ行って見ると、一番良好に樹液が出ているクヌギにはカナブンしかいなかった。あああ、と天を仰ぎ、その他のクヌギの木を見に行くと、破損したオオムラサキの雄が2頭も来ていた。しかし、今日はスミナガシとくまなく探すと、本当にラッキー、羽化したてのスミナガシが羽を開いて止っていた。しかも撮り飽きるまでの30分間も開きっ放しで、様々なアングル、露出補正、ストロボ光量補正で撮ることが出来た。
<今日見られた主なもの>蝶/スミナガシ(写真上左)、ヒカゲチョウ(写真上右/7月16日撮影)、ジャノメチョウ、オオムラサキ、キタテハ、クロアゲハ等。昆虫/タマムシ、ナガゴマフカミキリ、カナブン、ハグロトンボ、シグラシ等。
7月27日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
ほとんど期待はしていなかったのだが、午後から寺家ふるさと村で人を拾って(仮称)オオムラサキの里へ行くつもりであったので、早野の里へ寄り道した。また、午前中だけだが木蔭となる道端に車を停められるのも有り難い。本当にどうしちゃったと思う位の極暑が続いていて、昆虫達も葉裏や涼しい場所に隠れてしまったのか姿が見えない。蝶ではメスグロヒョウモンが夏眠するので著名だが、他にも同様な習性の持主がいるのだろう。それでも折角来たのだからなんとか2枚の写真をゲットしたいと、まずはイヌゴマを撮った。高原や山地に行くと普通に見られるのだが、近場では珍しい野の花である。これで1枚カメラの中に納まったので昆虫でもう1枚と探すのだが見つからず、愛護会の方が丹精込めて見守っているウマノスズクサにつくジャコウアゲハの幼虫を撮った。蛹、終齢幼虫、若齢幼虫と全ステージが見られるので、産卵時期が異なるのかなあと首をひねった。
<今日見られた主なもの>花/イヌゴマ(写真上左)、ダイコンソウ、アキノタムラソウ、ヤマユリ、ヘクソカズラ等。蝶/ジャコウアゲハの若齢幼虫(写真上右)、アオスジアゲハ、キタテハ、ムラサキシジミ等。昆虫/ミンミンゼミ、セアカツノカメムシ、アミガサハゴロモ、ハキナガミズアブ、クロウリハムシ、キマワリ等。
7月26日、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森
今日は第7回里山写真クラブ作品展(来年1月11〜16日)の会場確保手続きの為に、午後から「かなっくホール」へ行かなければならないので、午前中のみ車を木蔭に停められる(仮称)246の森へ行った。いつものように雑木林の樹液酒場へ行って見たが、アカボシゴマダラやジャノメチョウが見られた位であった。その後、定番通り雑木林下の木蔭の昆虫横丁へ行ったが、今日もぼろぼろのミズイロオナガシジミがいてびっくりした。甲虫ではヨツスジトラカミキリやイタドリハムシが見られたが、良い場所には止ってくれなかった。そこで新規開拓とばかりに前回行かなかった雑木林に入ってみると、樹液にカブトムシが4匹、コクワガタが一匹吸汁していた。足元を見ると、ノコギリクワガタの頭部とルリボシカミキリの羽が落ちていた。そんな訳で、今日はカブトムシに占領されていたが、とっても良好な樹液酒場なので今後が楽しみとなった。
<今日見られた主なもの>花/アキノタムラソウ、ツユクサ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、アゲハ、キアゲハ、アカボシゴマダラ、キタテハ、キチョウ、スジグロシロチョウ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、コチャバネセセリ、ムラサキシジミ、ツバメシジミ、ミズイロオナガシジミ等。昆虫/コクワガタ(写真上左)、ハサミツノカメムシの雌(写真上右)、カブトムシ、マメコガネ、カナブン、ヨツスジトラカミキリ、オジロアシナガゾウムシ、イタドリハムシ、ヤマイモハムシ、クロウリハムシ、ハキナガミズアブ等
7月25日(午後)、東京都(仮称)アオバズク鎮守の森
昼食は猛暑が続いているので、体力増強とばかりに安楽亭の焼肉ランチを食べた。その後、ビバホームで蚊取り線香を腰にぶら下げる為の器具を買ってから、日陰に車を停めて健康昼寝を貪った。窓は全開なのだがかなり暑い。それでも、なんとか予定通りの時間は眠れた。午後から何処へ行こうか、マクロレンズをつけての散策は午前中だけで十分だし、鳥もいないしなあと苦笑していたら、昨年の今の時期に(仮称)アオバズク鎮守の森へ何遍も通った事を思い出した。「そうだ!鎮守の森は涼しいなあ!」と車を走らせた。途中、コンビニに寄って氷レモンを購入した。イチゴ、ミルク、抹茶、アズキと続いたので、もうレモンしか残っていなかったのだ。口中に広がる初恋の味を楽しんで(仮称)アオバズク鎮守の森へ行くと、涼しい風とアオバズクが待っていた。巣穴から顔を出す雛はとても可愛く、巣立ちまで今年も付き合うかなと微笑んで帰宅した。
<今日見られた主なもの>鳥/アオバズクの雛(写真上)、ハシブトガラス等。
7月25日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森
昨晩のウォーキングの時に、埼玉方面の空が稲妻で何遍ともなく光っていたが、かなり激しい雷雨があったようだ。そんな事もあってか、今朝はいくぶん涼しいものの、やはり猛暑になると予報されていた。車を日陰に停められて、雑木林の中や木蔭を散策出来る所となるとかなり少なくなるが、今日は(仮称)東名の森へ行った。まずは尾根上の雑木林の小道へ行ったが、驚いた事に前回と同様にミズイロオナガシジミがいた。しかも、2頭もいたのだから首を傾げた。しかし、その他の被写体は見つからないので、美しい雑木林へ行ってみた。こちらも樹液にはなにも見られなかったが、梢ではアカボシゴマダラが旋回していた。そこで、アカハネナガウンカが毎年見られるススキを丹念に探したら、今年もおどけた顔を何匹も見つけた。最後に前回、カブトムシがたくさんいたクヌギの木を見に行ったら、今日はノコギリクワガタがペアでやって来ていた。
<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、ヘクソカズラ等。蝶/アオスジアゲハ、アカボシゴマダラ、キタテハ、ジャノメチョウ、ミズイロオナガシジミ、ベニシジミ等。昆虫/ノコギリクワガタ(写真上左)、アカハネナガウンカ(写真上右)、ハキナガミズアブ、カブトムシ、クワカミキリ、ヒメクロオトシブミ、クロウリハムシ等。
7月24日、横浜市都筑区大原みねみち公園
まことに異常、今日で4日連続となる猛暑日が続いている。そんな訳で、炎天下の駐車では車内の機材が心配なので、遠回りとなるが、いつもと異なる木蔭に車を停めて大原みねみち公園へ行った。ここには目線に垂れ下がるエゴノキの実がたくさんあって、エゴヒゲナガゾウムシがいるかなと確かめに行ったのである。これからまだ増えそうだが、例年通りたくさん見られた。池の周りの草原のアカツメクサにツマグロヒョウモの雄がいて、これはラッキーと180ミリマクロに付け替えて手持ちで撮影した。こんな明るい日だとシャッター速度がかなり高くなるから、AF手持ちで、ほとんどピントが合った写真が撮れた。その後、タマムシの良い写真が撮りたくて、去年見られた伐採丸太がまだ積んである茅ヶ崎公園へ行ってみた。すると有り難い事に2匹も這っていて、静止するのを辛抱強く待って慎重にカメラの中に納めた。
<今日見られた主なもの>花/アカツメクサ等。蝶/ツマグロヒョウモン(写真上左)、アカボシゴマダラ、モンキチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/タマムシ(写真上右/茅ヶ崎公園にて撮影)、エゴヒゲナガゾウムシ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、シオヤアブ、コシアキトンボ、シオカラトンボ等。
7月23日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
今日も日本列島は極暑列島で、熱中症に罹る方が全国各地で多発している。そんな訳で、前回同様、夕方のみ寺家ふるさと村を散策した。例によって日陰となっている昆虫横丁を往復したが、今日はなかなか被写体が見つからない。それでも後半は目が慣れて来たのか、それともいくらか涼しくなって来たのか、昆虫達の姿が多くなった。まずはコンタクトレンズのようなジンガサハムシを見つけたが、春に見られる個体に比べると、ぴかぴか金色に光っていないのが残念である。その後、それ程目を見張るような昆虫に出会えないので、日頃撮らないルリチュウジレンやヒラヤマアミメケブカミバエを撮った。後者は小さいハエだが、マクロレンズを通して見ると、なかなか粋な紋様と色彩なのに驚いた。更に、オジロアシナガゾウムシやササキリの幼虫を、ただ撮るのではなくて面白い場面を見つけ出してカメラに納めた。
<今日見られた主なもの>花/ミズタマソウ、ダイコンソウ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/キタテハ、クロヒカゲ、イチモンジセセリ等。昆虫/ジンガサハムシ(写真上左)、ヒラヤマアミメケブカミバエ(写真上右)、ルリチュウジレン、カナブン、マメコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、エゴヒゲナガゾウムシ、ヒメクロオトシブミ、オジロアシナガゾウムシ、カツオゾウムシ、オオシオカラトンボ、ササキリの幼虫等。その他/アマガエル等。
7月22日、横浜市緑区横浜動物の森公園
例年なら甲子園の高校野球の真っ最中、旧盆の頃にやって来る猛暑の筈が、梅雨明けと同時に襲って来たのだから困った事である。こんなに暑いと道端自然観察及び写真撮影は中止としたいが、まあ短時間でも行って来ようと、木蔭が多い横浜動物の森公園へ行った。今日の特筆事項は、ほど良い感じに樹液が出ているコナラの木を見つけた事で、近づいて見ると、なんとタマムシが産卵に来ていた。これはラッキーと近づいたが逃げられてしまった。レンズを180ミリマクロに変えてから接近すれば良かったなあと悔やまれた。しかし、帰りにまた寄ってみると、今度は羽化したばかりの美麗なアカボシゴマダラが吸汁に訪れていた。もちろん転ばぬ先の杖とばかりに180ミリマクロに変えて、遠くからスローシンクロで撮影した。樹液にやって来た蝶を美麗に写すには、露出補正、ストロボ光量調節等が必要で、これどテクニックの見せどころと美しい玉ボケを入れて撮影した。
<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アカボシゴマダラ(写真上左)、スジグロシロチョウ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ムラサキシジミ等。昆虫/タマムシ、カナブン、ルイヨウマダラテントウ、クロウリハムシ、イチモンジカメノコハムシ、
マエジロオオヨコバイ、アミガサハゴロモ、チャバネアオカメムシ、オオトビサシガメの幼虫、ハキナガミズアブ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫等。その他/シロオビトリノフンダマシ(写真上右)、ハナイカダの実等。
7月21日、横浜市戸塚区舞岡公園
今日は、待ちに待った道端自然観察会の日である。しかし、連日猛暑が続いていて、熱中症の方が出たら大変と思っていたが、参加者皆さんかなりバテバテだったようだが、休み休み木蔭を歩いて、何とか解散の午後3時までもってほっとした。最大の目的たるアカハネナガウンカはいなかったが、エゴヒゲナガゾウムシが見られた。蝶ではさすがに舞岡公園、特にアゲハ類は、モンキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハと揃い、ナガサキアゲハが見られなかったのみであった。もう少し経つとクサギの花が咲いて、蝶好きのカメラマンが大集合となるだろう。今日の特筆事項としては、まだミドリシジミが見られた事で、参加者一同唖然とした。この他、舞岡公園ならではのトラフカミキリも2匹見つかり、とんでもなく暑くはあったが、まあまあの観察会となった。
<今日見られた主なもの>花/オトギリソウ(写真上左)、ネムノキ等。蝶/モンキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、アカボシゴマダラ、ウラギンシジミ、ミドリシジミ、ベニシジミ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/エゴヒゲナガゾウムシの雌(写真上右)、トラフカミキリ、ヤマイモハムシ、ウチワヤンマ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ヒシバッタ、ササキリの幼虫等。
7月20日、横浜市緑区新治市民の森
今日は午前中から気温がぐんぐん上がって、散策へは行きたくないよー、熱中症が怖いよー!と躊躇していたが、午後3時に重い腰を上げた。新治の遊水池周りは夕方近くなると日陰になる事を思い出したので行ってみた。予想通り日陰にはなっていたが、それでもかなり暑い。まずはコミスジが良い場所に止ったので、慎重に近づいて手持ちでばんばんシャッターを切った。初夏の第1化の個体はなかなか撮らせてはくれないが、今のものは比較的フレンドリーである。その後、日陰の小道を行ったり来たりしたが、これぞというものが撮れないので、陽がだいぶ傾いたからアカハネナガウンカを見つけに旭谷戸の小川沿いの小道へ行った。草刈がなされている部分もあったが、ジュズダマの葉におどけ顔のアカハネナガウンカが止っていた。ここではススキには見られず、どうやらアカハネナガウンカはジュズダマが一番好きなようである。
<今日見られた主なもの>花/ツユクサ、アカバナユウゲショウ等。蝶/コミスジ(写真上左)、モンキアゲハ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ等。昆虫/アカハネナガウンカ(写真上右)、ヨツスジヒメシンクイ、ラミーカミキリ、ブタクサハムシ、ルイヨウマダラテントウ、トホシテントウ、カシルリオトシブミ、オジロアシナガゾウムシ、カナブン、マメコガネ、クロウリハムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、ハキナガミズアブ、ヒシバッタ、オオトビサシガメの幼虫、ベッコウハゴロモ等。
7月19日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
今日は雲一つ無い晴天で、気温がかなり高くなりそうである。こうなると行く先は絞られるし、また、これといった撮りたいものも無いので、オオムラサキを見に知り合いが集るというので寺家ふるさと村へ行った。まずは昆虫横丁へ行ったが、やはりかなり暑い。そこで、オオムラサキが来る場所は涼しいからとすぐに行ってみた。すると男性陣は集っていたものの、女性陣はクロムヨウランやマヤランを撮りに出かけていた。そこで雑談をして待ったが、とうとうオオムラサキは来なかった。そこで皆さんと別れて食事をし昼寝の後に、午後3時半からまた散策を開始した。昆虫横丁の四季の家側半分と熊野神社入口から熊野池までは日陰となりかなり涼しい。そこで、オジロアシナガゾウムシ、ササキリの幼虫、マドガ、ゴマダラオトシブミ、ジンガサハムシをカメラに納めてオオムラサキのポイントへ行ってみたら、オオムラサキの雌がルリタテハと一緒にお待ちかねであった。
<今日見られた主なもの>花/マヤラン、クロムヨウラン、ミズタマソウ、ダイコンソウ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/オオムラサキの雌(写真上左)、ルリタテハ、キタテハ、コミスジ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリ、ウラギンシジミ、クロアゲハ、アオスジアゲハ等。昆虫/ササキリの幼虫(写真上右)、ノコギリクワガタ、カナブン、マメコガネ、セマダラコガネ、ジンガサハムシ、ゴマダラオトシブミ、カシルリオトシブミ、オジロアシナガゾウムシ、ハキナガミズアブ、オオスズメバチ、コシアキトンボ、マドガ、モモブトスカシバ等。キノコ/タマゴタケ、シロオニタケ、シロテングタケ等。
7月18日、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森
今日は当然の事として、梅雨明け後の晴天である。一日中晴れとの事なので、アオバズクやツミツミを写しに行くには光線具合が悪い。そこで、のんびり虫目で散策するしかないと昨日は(仮称)東名の森へ行ったから、今日はその近くの(仮称)246の森へ行った。まずは雑木林の樹液を見に行ったが、今日は日曜日だから子供連れの親子が先に来ていて、これといったものは見られなかった。それでも見落としなのか、ノコギリクワガタがクヌギの小枝にいたものの、手が届く距離でなはかったので棒で落としたら、いくら探しても下草の中から見出す事が出来なかった。そんな訳で雑木林は諦め、木蔭の小道で丹念に昆虫を探したら、夜行性のキマダラカミキリを見つけて嬉しくなった。その他は常連さんばかりであったが、2枚の写真はカメラに納まり、それ程暑いなあとは感じなかったのだから、まあ良いかなの散策となった。
<今日見られた主なもの>花/ツユクサ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/スジグロシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ジャノメチョウ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ等。昆虫/キマダラカミキリ(写真上左)、マユタテアカネ(写真上右)、ヨツスジトラカミキリ、ノコギリクワガタ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、クロウリハムシ、カナブン、ベッコウハゴロモ、ホソヘリカメムシ、エサキモンキツノカメムシの幼虫、ハキナガミズアブ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫等
7月17日、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森
今日は朝から雲一つ無い晴天で、帰宅してから知ったのだが、梅雨が明けたとの事である。ちょっと早いなあとも思ったが、関東地方では平年より3日早いだけとのことで、いずれにしても梅雨が明けたら、太陽光線が降り注ぐ場所を歩く気がしない。これからは晴天の日は木蔭が続く小道か雑木林の中ということになるだろう。そんな訳で、今日は久しぶりに(仮称)東名の森へ行った。散策を開始してすぐに雑木林の小道で、ぼろぼろのミズイロオナガシジミを見つけた。また、雑木林の中にはジャコウアゲハの雌が羽を休めていた。去年、コクワガタやノコギリクワガタがたくさんいたアカメガシワは伐採されて魅力はかなり減じたものの、やはりここは男の子の大好きな甲虫の宝庫、今日も一本のクヌギの木にカブトムシの雄が4匹、雌が2匹も吸汁していた。ペットショップで買えば3000円にはなるだろう。しかし、最近の子供達は外国産が好きなようである。
<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、アキノタムラソウ等。蝶/ルリタテハ(写真上左)、アオスジアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、ジャコウアゲハ、ミズイロオナガシジミ等。昆虫/カブトムシ(写真上右)、カナブン、ヒグラシ、アミガサハゴロモ等。
7月16日、横浜市(仮称)チョウトンボの里
気象庁から梅雨明け宣言は出ていないものの、朝起きてみると真っ青な空が広がっていた。もっとも町田市あたりまで行けば曇っているようであったが、予定通り(仮称)チョウトンボの里へ行ってみた。今日の目的はチョウトンボではなくてウチワヤンマである。ウチワヤンマはかなり広い池に見られる大型のトンボであるが、何故かこの時期にはチョウトンボが群れ飛ぶ草原に現れる。一見するとオニヤンマに似ているが、ヤンマ科ではなくサナエトンボ科である。写真を見れば分かるように、複眼はヤンマ科の様に接してはいずに離れている。しかし、その獰猛さはオニヤンマ以上で、棒の先に止って通りすがる昆虫を虎視眈々と狙っている。水元公園にはウチワヤンマがたくさんいて、かなり接近して撮影出来るのだが、ここのは敏感で少しでも近づくと飛び去ってしまう。そんな訳で、思ったような写真が撮れなかった。
<今日見られた主なもの>蝶/クロアゲハ、アゲハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ等。昆虫/ウチワヤンマ(写真上左)、ニイニイゼミ(写真上右)、チョウトンボ、アオメアブ、シオヤアブ等。
7月15日、横浜市緑区横浜動物の森公園
今日も太陽が顔を出し風が強くて、昨日よりいくらかましだが写真撮影には不向きな天候となった。こんな時は珍しいものには出会え無いだろうが、横浜動物の森公園の昆虫横丁に限る。たった30メートル程の小道だが、風も陽も防げて、様々な昆虫に出会える穴場である。シラカシが多いので、今日はカシ類が大好きなアミガサハゴロモの成虫がたくさん見られた。また、今までだったら写真を撮らずにいた、ハナキミズアブ、アシナガキンバエ、マダラアシナガバがたくさんいた。何処でも普通に見られるハエの仲間であるが、マクロレンズで拡大するとなかなか美麗である。昆虫横丁を行ったり来たりしてから、樹液に何か来ていないかと見回ったが、蝶ではルリタテハとジャノメチョウが、甲虫ではカブトムシの雌とカナブンが見られた。また、小道脇に横たわっている倒木に、なんとルリボシカミキリが1匹這っていてびっくりした。
<今日見られた主なもの>花/オカトラノオ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、ルリタテハ、コミスジ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、コチャバネセセリ等。昆虫/アミガサハゴロモ(写真上左)、ハキナガミズアブ(写真上右)、カブトムシ、カナブン、ルリボシカミキリ、シロコブゾウムシ、ルイヨウマダラテントウ、クロウリハムシ、イチモンジカメノコハムシ、イノコズチカメノコハムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシの幼虫、ハサミツノカメムシの幼虫、アシナガキンバエ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、オオスズメバチ、モモブトスカシバ
マエジロオオヨコバイ等。キノコ/テングタケ、テングタケダマシ、マンネンタケ、オキナクサハツ等。その他/ハナイカダの実等。
7月14日(午後)、東京都(仮称)ルリボシカミキリの里
午後になったら風が治まるのではないかと、木蔭に車を停めて昼寝を貪ったが風はいっこうに弱くならない。そこで早上がりかなと思ったが、先だっての(仮称)オオムラサキの里からの帰り道に、たくさんの伐採丸太が積んであったのを思い出した。知人のブログにルリボシカミキリやタマムシが紹介されていたので、きっといる筈と行って見た。少々風が強くとも、丸太の上を這う昆虫なら撮れるとも思ったのだ。車を道端に停めて行って見ると、合計5匹もルリボシカミキリが這っていた。ルリボシカミキリはとても美麗だが珍しい昆虫という訳では無く、半日陰ないし日陰に伐採丸太が積んであれば見られる。しかし、この伐採丸太が積んである場所が最近とても少なくなっていて、観察する事が難しい。そんな訳で、これはラッキーとばんばんシャッターを切った。その後、タマムシも来ていないかなあと探してみたら、一匹だがピカピカ光って丸太の上を這っていた。
<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、ヤブミョウガ、ホタルブクロ、タケニグサ等。蝶/ナガサキアゲハ、ジャノメチョウ、クロヒカゲ、ウラナミアカシジミ、ムラサキシジミ等。昆虫/ルリボシカミキリ(写真上左)、タマムシ(写真上右)、ヒメヒゲナガカミキリ、マメコガネ、セマダラコガネ、オジロアシナガゾウムシ、クロウリハムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、ハグロトンボ、シオカラトンボ等。キノコ/テングタケ、シロオニタケ、カバイロツルタケ、チチタケ、オキナクサハツ、アシボソノボリリュウタケ等。
7月14日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村
今日は時折だが太陽が顔を出し、しかも、かなり風が強くて写真撮影には最悪の天気となった。それでも寺家ふるさと村なら、昆虫横丁や居谷戸等、風が防げて日陰の場所あると行ってみた。四季の家に車を停めた頃は曇りだったので、念のためにキノコ横丁へ行ってみた。港北ニュータウンの公園程でないが、キノコの姿は少なくなっていた。それでも絵になるキノコがあったので撮影しようと思ったが、アングルファィンダーを持って来なかったし、陽が射して来たので諦めた。そこで昆虫横丁へ行ったが、これといった昆虫には出会えず、最後の砦とばかりに水車小屋脇から居谷戸へ行った。途中、ダイコンソウが咲き出していて嬉しくなった。また、羽化したてなのかコチャバネセセリがとてもフレンドリーで、時間をかけて何枚も撮る事が出来た。期待した居谷戸はそれ程でも無かったが、ヒメクロオトシブが出迎えてくれた。
<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ(写真上左)、ヤブカンゾウ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/コチャバネセセリ(写真上右)、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ、モンキアゲハ等。昆虫/ハキナガミズアブ、ヒメクロオトシブミ、ヤマイモハムシ、マメコガネ、セマダラコガネ、アカガネサルハムシ、クロウリハムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、チャバネアオカメムシ、ショウジョウトンボ等。キノコ/キタマゴタケ、テングタケ、ヘビキノコモドキ、ヤマドリタケモドキ、クサハツ、カレバキツネタケ、ニッケイタケ等。
7月13日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
昨日に続いて今日も雨と思っていたら、ぱらぱら落ちていた雨が上がったので、いつ雨が降って来ても逃げられる茅ヶ崎公園へ行った。それにキノコの発生状況も気になったのだ。まずはキノコだが、梅雨時のキノコは終了したようで、これといったものは見られなかった。キノコの爆生期間は短く、秋の長雨まではちらりほらりといった状況が続く事だろう。そんな訳で虫目にチェンジしたが、なにせ新治市民の森や寺家ふるさと村と異なって手が入った公園だから、なかなか良い被写体に出くわさない。それでもベッコウハゴロもが1個所に3匹も見られた。また、やや発生が遅れる筈のアミガサハゴロモもいた。公園の木々には成虫は発見出来ないものの、可愛らしい泥ん子のニイニイゼミの脱殻がたくさん見られた。いよいよフィールドは、半翅目(カメムシ、セミ、ハゴロモ、ヨコバイ、ウンカ等の仲間)の天下となる夏がやって来る。
<今日見られた主なもの>花/タケニグサ、ヤブカンゾウ、ホタルブクロ、ツユクサ、ドクダミ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、ヒカゲチョウ、コミスジ、キチョウ、スジグロシロチョウ等。昆虫/ニイニイゼミの脱殻(写真上左)、ベッコウハゴロモ(写真上右)、アミガサハゴロモ、サンゴジュハムシ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、マメコガネ、セマダラコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、マガリケムシヒキ等。キノコ/テングタケ、クサハツ、ニオイコベニタケ、カレバキツネタケ等。
7月11日、横浜市都筑区鴨池公園
今日は第22回参議院選挙の投票日である。いつものように外回りの掃除を済ませてから投票に行ったので、出発は通常よりかなり遅れてしまった。そこで、キノコの発生具合も気になったから、近場の鴨池公園へ行った。いつものようにエゴヒゲナガオトシブミはいるかなと、若いエゴノキを見に行くと、下草に小さな大物であるエゴヒゲナガゾウムシの雄が這っていて嬉しくなった。その昔はウシヅラゾウムシと呼ばれていたように、特に雄は牛のように見える。もう少し経つとエゴノキの実に穴が空いているのを見かけるが、エゴヒゲナガゾウムシの産卵痕である。エゴヒゲナガゾウムシをカメラに納めてエゴノキの葉を丹念に調べると、今日もエゴヒゲナガオトシブミが3匹もいた。これで2枚の写真を撮ったからとキノコの発生具合を見に行ったが、既にピークは過ぎていた。しかし、愛らしいマヤランが咲き始めていた。
<今日見られた主なもの>花/マヤラン(写真上左)、ヤブカンゾウ、ホタルブクロ、ツユクサ等。蝶/アオスジアゲハ、アゲハ、キチョウ、スジグロシロチョウ、、ヤマトシジミ等。昆虫/エゴヒゲナガゾウムシの雄(写真上右)、エゴヒゲナガオトシブミ、カシルリオトシブミ、マメコガネ、セマダラコガネ、クロウリハムシ、アシナガキンパエ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ等。キノコ/カレバキツネタケ、テングタケ、ヤマドリタケモドキ、ニオイコベニタケ等。
7月10日(午後)、横浜市青葉区藤が丘公園
貧果の時は被写体に出くわさないという事だから、散策のペースは上がって、短時間でホイと思うかもしれない。しかし、散策記アップの為に気に入った写真を2枚撮らなければならないから、それを探してだらだらと歩く事になる。そんな訳で、カメラの中に写真が納まって時計を見ると、昼食予定時間をかなり過ぎていた。そこで今日も、近くのスーパー「つるかめ」で弁当を買って食べた。午後からは鳥を登場させたいと藤が丘公園へ行った。実はアオバズクを求めて昨日の午後に相模原まで行ったのだが、今季初見で出会う事は出来たものの、シャッターを押すには「ちょっとねー!」といっ所に止っていた。今年は地元のアオバズクが飛来しないし、ツミも良い場所に出て来てくれないから、散策記に鳥の登場がほとんど無いのは寂しい限りである。そこで藤が丘公園のカラセミを狙いに行った訳だが、有り難い事に今日もお待ちかねでほっとした。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの幼鳥(写真上)、オナガ等。
7月10日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
今日は昨日と打って変わっての晴れ、なんだか日替わりメニューのようである。梅雨前線の動き一つだから、気象予報士も大変な事だろう。そんな訳で何遍も記してるように、こんな日は木蔭を選んでの散策と新治市民の森へ行った。こんな事ばかりしていると、日向が好きなチョウの撮影はおろそかになるが、ヒメクロオトシブミのように真っ黒に日焼けしないから嬉しくもある。ところで、このHPの掲示板に度々ご投稿下さる舞岡公園のちゃりこばさんは、蛾の羽の紋様に注目していて、人間の顔に見える写真をかなり撮っている。そこで、今日は予想通りの貧果であったから、ちゃりこば流にどんな紋様が?と、葉に静止する小さな蛾をマクロレンズで覗いてみた。すると、トラやライオン似の顔が浮かび上がったので驚いた。非常に長い時間の進化のなせる業なのだが、有効な天敵対策となって種を維持発展させるのに貢献しているのだろう。
<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、ホタルブクロ、ツユクサ、シオデ等。蝶/アオスジアゲハ、キアゲハ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ムラサキシジミ、オオミドリシジミ、ベニシジミ等。昆虫/ヨツスジヒメシンクイ(写真上左)、ヤマイモハムシ(写真上右)、ラミーカミキリ、クワカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、カシルリオトシブミ、ヒメクロオトシブミ、コクワガタ、マメコガネ、アカクビナガハムシ、クロウリハムシ、アシナガキンパエ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、ハグロトンボ、ハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、ツヤマルシラホシカメムシ等。
7月9日、横浜市青葉区寺家ふるさと村
昨日の晴れが嘘のように、どんよりとした梅雨空に戻った。午後からは雨との事なので、午前中のみの散策と寺家ふるさと村へ行った。まずは、この時期の定番であるキノコ横丁へ行ってみた。下記に記したように相変わらず種々のキノコが見られ、面白い格好で生えていたカレバキツネタケやカバイロツルタケ等を撮った。木々にはニイニイゼミの脱殻がたくさん見られたが、成虫を見る事が出来なかった。この時期は木の天辺近くにいるのだろうか。キノコ横丁でだいぶ時間を取られてしまったが、予定通り昆虫横丁へ急いだ。こんな天候だから人通りは少なく、カメラを構えている方もいなかった。クズの葉には今季初見となるベッコウハゴロモが見られ、これが蛾なのと首をひねりたくなるモモブトスカシバも見られた。また、オオミドリシジミの雌がよろよろと現れ、「まだいたの頑張って?」と声をかけてあげた。梅雨時の曇りで風の無い日の寺家ふるさと村は、まこと被写体が一杯である。
<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス、ヤブカンゾウ、チダケサシ、アキノタムラソウ、オカトラノオ、リョウブ等。蝶/コミスジ、ウラギンシジミ、オオミドリシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、アカボシゴマダラの幼虫等。昆虫/モモブトスカシバ(写真上右)、ベッコウハゴロモ、ホシハラビロヘリカメムシ、シロコブゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、クロウリハムシ、セマダラコガネ、マメコガネ、ササキリの幼虫等。キノコ/カレバキツネタケ(写真上左)、キタマゴタケ、ヘビキノコモドキ、テングタケ、カバイロツルタケ、アイタケ、カワリハツ、ニオイコベニタケ、オキナクサハツ等。その他/アマガエル等。
7月8日、横浜市緑区横浜動物の森公園
今日は梅雨の合間の晴れで、こんな日は貧果が予想されたが、横浜動物の森公園へ行ってみた。その予想は見事に当って、これといったものには出くわさなかった。そこで、各種普通種やルイヨウマダラテントウを撮った。今までこのHPではオオニジュウヤホシテントウと記して来たが、最新の図鑑ではルイヨウマダラテントウとなっているので、これに準ずる事にした。オオニジュウヤホシテントウの仲間は、オオニジュウヤホシテントウ、アザミテントウ及びルイヨウマダラテントウの二つのグループに大別される。更に、アザミテントウはヤマトアザミテントウとエゾアザミテントウに分けられている。詳しくは安富和男著「害虫博物館」三一新書を一読して欲しい。そんな訳で、昔の図鑑にはオオニジュウヤホシテントウとニジュウヤホシテントウの2種が書かれているだけの筈である。まことに昆虫分類学は日進月歩で、DNA鑑定が進んだら更なる種の分割や統一があるに違いない。
<今日見られた主なもの>花/ホタルブクロ、オカトラノオ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/クロアゲハ、ツマグロヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、キマダラセセリ等。昆虫/ルイヨウマダラテントウ(写真上左)、クサギカメムシの幼虫(写真上右)、ハサミツノカメムシ、ヤマイモハムシ、ルリクビボソハムシ、クロウリハムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ等。キノコ/カワリハツ、テングタケ、ツルタケ、カレバキツネタケ、オキナクサハツ等。その他/ヒメコウゾの実等。
7月7日、東京都(仮称)オオムラサキの里
今年は身体の調子が思わしくないので、山梨県へのオオムラサキ遠征は取り止めるつもりでいる。そんな訳で、今年はオオムラサキには会えないかもと思っていたが、私の知人のブログにオオムラサキが紹介されていたので、きっと(仮称)オオムラサキの里で撮ったのではと目星をつけて行ってみた。すると予想通り、3本のクヌギから樹液が出ていて、オオムラサキの雄が2頭も吸汁していた。しかし、待てども待てども羽を開いてくれない。「オオムラサキは、紫色に輝く羽の表を撮ってこそなのだがねー」とぼやいた。そこで、このHPの掲示板でも御馴染みのSさんの秘儀を思い出した。お尻を草の先でくすぐって羽を開かせるというテクニックなのだが、なにしろ慣れないのでくすぐりが強過ぎたのかオオムラサキは飛び去ってしまった。あーあと思ったが戻って来るまで待つ時間はない。そこで、とぼとぼと車に戻ったが、その途中、アワブキの葉にスミナガシの幼虫がいて嬉しくなった。道端自然観察、捨てる神あれば拾う神もありですね。
<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス、ホタルブクロ、ネジバナ等。蝶/スミナガシの幼虫(写真上左)、オオムラサキ(写真上右)、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/カナブン、ヨツボシオオキスイ、アカクビボソハムシ、ササキリの幼虫等。その他/ヒメコウゾの実等。
7月6日、横浜市緑区新治市民の森
今日は午前中は大学病院へ行った為に、午後からの散策となった。晴れの日だと午後からは赤味を帯びた光線になるのだが、梅雨空は午後からも写真撮影には良い光線具合で有り難い。その前に腹ごしらえと、茅ヶ崎公園入口の中国家庭料理「嘉門」で定食を食べた。これからは食べたいものがある時は、女房殿から頂いている昼食代650円オーバーでも食べるんだと決意した。年金が貰えるし、けちけちしててもねぇーという訳である。新治市民の森に到着すると、太陽が顔を出して来て眉をしかめたが、遊水池周りのポイントは日陰だから、今日は何遍も往復した。それでも、カワセミの幼鳥が現れたのではと鎌立谷戸奥の池まで行ってみたが、今日は2羽もみられた。また、池ぶち広場に積んである丸太にルリボシカミキリでも来ていないかと期待したが、観察出来たのはキイロトラカミキリとエグリトラカミキリのみであった。
<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、ホタルブクロ、ツユクサ、ネムノキ等。蝶/イチモンジチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ等。昆虫/マドガ(写真上左)、キベリクビボソハムシ(写真上右)、キイロトラカミキリ、エグリトラカミキリ、マメコガネ、セマダラコガネ、ヤマイモハムシ、クロウリハムシ、ウリハムシ、ナガメ、エサキモンキツノカメムシ、ミナミアオカメムシの幼虫、アシナガキンパエ、マダラアシナガバエ、オオイシアブ、シオヤアブ、ササキリの幼虫、ハグロトンボ、ハラビロトンボ、シオカラトンボ等。
7月5日、横浜市港北区新吉田町
7月に入ってからの散策記は、なんとなく地味だなあと感ずる。パステルカラーの花の写真が無いからだと思われたので、今日は新吉田町へ色鮮やかな被写体を求めて久しぶりに行った。農家の庭先には、ヒャクニチソウ、ルドベキア、ハルシャギク、クサキョウチクトウ、ノウゼンカズラ、ゼニアオイ、タチアオイ等が見られた。植木屋さんの畑の小道へ至ると、ヨツスジトラカミキリが葉の上に静止していた。今季初の夏の昆虫である。写真を見れば分かるように、恐ろしいアシナガバチに擬態しているので、近づいても逃げずに本当に写真が撮り易い昆虫である。ヤマグワの古木があったら、より大きいトラフカミキリにも会える事だろう。その後、いつものコースで散策したが、これといったものには出会えなかった。ただ、たくさん植えられているヒマワリが咲き始めていて、もうすぐ夏ですよと声高々に叫んでいた。
<今日見られた主なもの>花/ハルシャギク(写真上左)、ヤブカンゾウ、ツユクサ、アカバナユウゲショウ、ニワゼキショウ、ヨウシュヤマゴボウ、ヒマワリ、ヒャクニチソウ、ルドベキア、クサキョウチクトウ、ノウゼンカズラ等。蝶/キアゲハ、コミスジ、キタテハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ等。昆虫/ヨツスジトラカミキリ(写真上右)、マメコガネ、セマダラコガネ、アオドウガネ、クロウリハムシ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、エサキモンキツノカメムシ、アシナガキンバエ、ササキリの幼虫等。キノコ/ヒイロタケ、アミスギタケ等。
7月4日(午後)、横浜市青葉区寺家ふるさと村
昨晩、N仙人に電話したところ、「竹林にコガネヤマドリが爆生」と聞いたので、連荘で寺家ふるさと村へ行った。コガネヤマドリなら尾根筋にも生えている筈と、久しぶりに水車小屋脇から尾根へ上がった。しかし、愛護会の方々によって綺麗に山掃除されていて、以前に比べるとキノコの発生はかなり少なかった。こんなにアズマネザサが切られては、ここにいたゴイシシジミは絶滅したに違いない。そこで更に足を進めて緑ゴルフコースの方まで行ったが、コガネヤマドリはもとよりタマゴタケも生えていた。しかし、絵になるように撮るには難しく、朽木に生えていたダイダイガサを撮って虫目にチェンジした。すると、のんびりと舞うアサギマダラを発見した。今の時期に見られるとは、もしかしたら近くに繁殖場所があるのかもしれない。その後、昆虫横丁にも顔を出したが、リンリンリンと見慣れた電動アシスト自転車「ナズナ号」が御出ましになった。
<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、チダケサシ、アキノタムラソウ、オカトラノオ、タカトウダイ、ナワシロイチゴ等。蝶/アサギマダラ、キマダラセセリ等。昆虫/カツオゾウムシ、ヒメシロコブゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、カシルリオトシブミ、ヤマイモハムシ、オオアカマルノミハムシ、セマダラコガネ、マメコガネ、ササキリの幼虫等。キノコ/ダイダイガサ(写真上左)、タマゴタケ、コガネヤマドリ、テングタケ、カワリハツ等。その他/アリグモ(写真上右)、アマガエル、ヒメコウゾの実等。
7月4日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
毎年、キノコのシーズンには一番楽しませてくれる茅ヶ崎公園なのだが、前回は不発に終った。そこで、そんな事はないでしょうと再挑戦となった。せせらぎ沿いの散策路際のケヤキの根元が一番のキノコポイントなのだが、やっぱりテングタケが生えていた。毒キノコの代表選手なのだが、白いつぼの細かい破片を傘につけていて、幼菌は毬栗頭の少年のようでとっても可愛い。身近に見られるキノコのトップスターである。慎重に構図を決めてカメラに納めると、他にないかなあと散策したが、これといった大物には出会えなかった。そこで虫目にチェンジしたが、ガマズミの葉にサンゴジュハムシがたくさん見られた。サンゴジュハムシなのにガマズミの葉にいるのが不思議に思って、まずは昆虫図鑑を開いて見ると、サンゴジュ、ガマズミ、ゴマギ等の葉を食するとあった。そこで次に樹木図鑑を開いて見ると、これらの樹木はスイカズラ科である事が分かった。
<今日見られた主なもの>花/ギンリョウソウ、ヤブカンゾウ、オカトラノオ、ホタルブクロ、ネジバナ、ツユクサ、ドクダミ、アジサイ等。蝶/アオスジアゲハ、コミスジ、キチョウ、スジグロシロチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/サンゴジュハムシ(写真上右)、ゴマダラカミキリ、コフキゾウムシ、マガリケムシヒキ、ホタルガ等。キノコ/テングタケの幼菌(写真上左)、テングツルタケ、アワタケ、クサハツ、ニオイワチチタケ、カワリハツ、ニオイコベニタケ、キツネタケ等。
7月3日(午後)、横浜市青葉区寺家ふるさと村
午後からは、N仙人がキノコ撮影に精を出しているのではないかと、寺家ふるさと村のキノコ横丁へ行った。しかし、何処を探してもN仙人の姿は無かった。そこで、絵になる様に生えているキノコはないかなと探してみたが、これといったものは見当たらず、こんな情況だから、N仙人も早々と切り上げたのだろう。それでも、テングツルタケがシラカシの根際に生えていたので撮影した。その他は以前に紹介したキノコばかりだったので、またしても昆虫横丁へ行ってみた。ほんの時たまだが雨がパラつくので、見慣れた電動アシスト自転車「ナズナ号」も止っていなかった。そこで、独力で被写体を探したが、これといったものには出会えず、アザミの葉にいたアマガエルを撮った。その後、四季の家に戻り閉館までN仙人を待ったが現れなかった。きっと良い被写体が見つかって撮影に手間取っているのだろう。
<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、チダケサシ、アキノタムラソウ、オカトラノオ、タカトウダイ、ナワシロイチゴ等。蝶/オオチャバネセセリ、キマダラセセリ、アカボシゴマダラの幼虫等。昆虫/カシルリオトシブミ、オジロアシナガゾウムシ、セマダラコガネ、マメコガネ、ササキリの幼虫等。キノコ/テングツルタケ(写真上左)、キタマゴタケ、ヤマドリタケモドキ、アワタケ、ヘビキノコモドキ、テングタケ、アイタケ、カワリハツ、ツルタケ、ニオイコベニタケ等。その他/アマガエル(写真上右)、ヒメコウゾの実等。
7月3日(午前)、横浜市緑区梅田川
今日は曇りで風も無く、散策及び写真撮影には絶好の日和となった。そこで、日陰が少ない梅田川沿いを散策してみた。今日の特筆事項は、美しいシラホシカミキリに久しぶりに会えた事だろう。その他は、これといったものに出会わないので、たくさん飛んでいるハグロトンボを撮ろうと、機材を300ミリマクロに変えて梅田川へ降りて行った。横浜市で一番の清流で、昔懐かしいオイカワが群れをなして泳いでいる。子供の頃は鶴見川で良く釣ったし、亡き父の投網にたくさん入ったものである。そんな清流にハグロトンボがたくさん舞っている。その昔、梅田川の様な小川に田んぼに水を引くために堰が設けられて水が溜り、小鮒釣りの格好なポイントであった。夏休みに入ると子供達の絶好の遊び場で、釣りをしているとハグロトンボが飛び交い、時折、アオダイショウが泳いで行く。まこと昔懐かしい幼少の頃の一駒である。
<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、ツユクサ、ドクダミ、ネジバナ、イモカタバミ、ネムノキ等。蝶/アオスジアゲハ、アカタテハ、メスグロヒョウモン、モンキチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ等。昆虫/ハグロトンボ(写真上)、シラホシカミキリ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、ヒメクロオトシブミ、ヤマイモハムシ、ナガメ、ブチヒゲカメムシ等。鳥/カワセミキ等。その他/オイカワ、ヒメコウゾの実等。
7月2日(午後)、横浜市青葉区藤が丘公園
昼食は夏バテを防ぐために安楽亭にて焼肉ランチを食べ、食後は大きな建物の裏で日陰となる場所に車を止め健康昼寝を貪った。目覚めると何だか信じられない位に身体の調子が良くなったので、機材を背負って片道徒歩10分の藤が丘公園へ行ってみた。田園都市線藤が丘駅からすぐの藤が丘公園は小さいながらも池が有り、最近とても珍しくなったアカマツが何本も生えている。また、人工だが小鳥の水場となる流れもあるので、渡り途中の小鳥が入る事もある。今日の目的はカワセミで、繁殖に入ってからは何処へ行っても撮影出来なかったのだが、藤が丘公園ならいるかもしれないと思ったのである。ここのカワセミは線路を挟んで反対側の「もえぎ野公園」とを往復している。そこで見られない事も多いのだが、そんな時はたくさんいるオナガでも撮ろうと思ったのだ。しかし、今日はずっといてくれたので嬉しくなった。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの幼鳥(写真上)、オナガ、カルガモ等。
7月2日(午前)、横浜市(仮称)チョウトンボの里
梅雨なのに、ここ数日雨が降らないから、キノコの撮影には「ちょっとねー!」といった感じである。そこで、そろそろチョウトンボが見られる筈と、(仮称)チョウトンボの里へ行ってみた。すると予想通り、たくさんのチョウトンボが舞っていて嬉しくなった。ここ数年、今の時期になると発生地である池から離れて、開けた草原にやって来る。元々、チョウトンボは暖地性で、首都圏平地で見られるようになったのは10年前位からである。その昔は、わざわざチョウトンボが見たくて関西のフィールドを歩いたものである。チョウトンボ以外では、農家の庭先に咲き始めたサンジャクバーベナやミソハギに各種の蝶が吸蜜に訪れ、羽化したばかりのクロアゲハが地面で吸水していた。また、複眼が宝石の様にエメラルドグリーンに輝くアオメアブも出現した。いよいよ夏がすぐそこまいでやって来ている、といった感のある梅雨の合間であった。
<今日見られた主なもの>花/ネジバナ、ヨウシュヤマゴボウ、ミソハギ等。蝶/アオスジアゲハ、クロアゲハ、アゲハ、キタテハ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/アオメアブ(写真上左)、チョウトンボ(写真上右)、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、マメコガネ、ルリクビボソハムシ、カノコガ等。その他/ヒメコウゾの実等。
7月1日、横浜市緑区横浜動物の森公園
早いもので今日から7月に入った。体調がすぐれない日が続いている為か、はたまた歳をとった為か、月日の進み具合が例年より早く感ずる。しかし、そんな事で憂鬱になっていても仕方が無いので、颯爽と大股で毎日5000歩(準備体操を入れて1時間)歩いている。もう二週間も続いているので、止めてしまう事は無いだろう。人間にとって歩くことは毎日の生活の中で基本中の基本であった筈だが、現代人は歩くことを忘れて久しい。歩いてみて感ずる事は、歩く事は苦痛ではなく、むしろ快感を伴うのだから不思議である。もっとも、道端自然観察における散策も歩く事には変わりないし健康にも良いと思われるが、とぼとぼ歩きが多いのが玉に傷である。今日もとぼとぼとキノコは生えていないか、昆虫はいないかと散策した訳だが貧果に終った。ただ、新鮮なルリタテハが見られ、ぴっかぴかのアカガネサルハムシやイチモンジカメノコハムシがかなりたくさん見られた。
<今日見られた主なもの>花/ツユクサ、ニワゼキショウ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/モンキアゲハ、ルリタテハ、キチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、ルリシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミ、クロコノマチョウの幼虫等。昆虫/ハサミツノカメムシ(写真上左)、マメコガネ(写真上右)、ルリクビボソハムシ、クロウリハムシ、イチモンジカメノコハムシ、アカガネサルハムシ、トホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウ、カノコガ、マダラアシナガバエ、ハラビロカマキリの幼虫等。キノコ/カワリハツ、テングタケ等。その他/ヒメコウゾの実等。