2010年:みちばた散策記

(11月)



11月30日、横浜市鶴見区三ッ池公園

 マクロレンズ等のレンズを装着して散策しても、これといった被写体がほとんど無い季節となった。また、各種の実も撮り飽きて来たので、やはりこれからは野鳥とばかりに三ッ池公園へ行った。水面に映りこむ紅葉黄葉をバックに、ユリカモメをもう一度しっかり撮っておきたかったのだ。しかし、紅葉も終わりに近づき、前回来た時より水面に映りこむ面積が減っていた。更に、別の池でユリカモメに餌を与えている方がいて、今日は杭に止る事がほとんど無かった。しかし、ハシビロガモの雄と雌が杭に止っていて、ばんばんシャッターを切る事が出来た。ハシビロガモは靴べらのような格好の嘴を持ち、とてもユーモラスなカモである。東京の井の頭公園にはかなり見られたが、自宅近辺ではなかなか見られない。先だって観察会があった大和市の泉の森公園でも、町田市の薬師池公園でも、多摩市の豊ヶ丘南公園でも見た事が無い。

<今日見られた主なもの>鳥/ハシビロガモの雄(写真上左)、ハシビロガモの雌(写真上右)、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ホシゴイ、ユリカモメ、アオジ、スズメ等。


11月29日、横浜市緑区北八朔公園

 毎日毎日午前も午後も道端自然観察、ちょっとねーと思っているので、月曜日の午後は自宅で所用を片付ける事に決めた。なぜなら翌日の火曜日が一般ゴミの収集日なので、草むしり、木々の剪定、外回り掃除、部屋や物置の整理等で出るゴミを翌日すぐにゴミ置場に持って行かれるからである。そんな訳で、午前中のみという事で北八朔公園へ行った。手摺昆虫観察に絶好の公園で、隣接する東名高速港北PAで予算内(640円以下)で、様々な美味しい定食が食べられるからである。今日の手摺昆虫観察では、なんとなんとウシカメムシが3匹も見られた。この他、日溜りではムラサキシジミがピカピカ光る青紫の羽の表を見せて日向ぼっこをしていた。また、アシが生える浅い池の周辺にはコバネイナゴが見られ、その周りの手摺でアキアカネが日向ぼっこをしていた。小場所で短時間の散策だったが、今日は実を登場させる事無く散策記をアップする事が出来た。

<今日見られた主なもの>花/コセンタングサ等。蝶/キタテハ、キチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/アキアカネ(写真上左)、ウシカメムシ(写真上右)、セアカツノカメムシ、コバネイナゴ、ハラビロカマキリ、クロスジフユエダシャク等。その他/サンシュユの実、コクサギの実、マユミの実、ヤブランの実、ムラサキシキブの実等。


11月28日、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森

 もう少しで、冬芽葉痕写真アップ解禁となる12月である。それまでは「昨日も実、今日も実、明日も実」で我慢して頂く事になる。そんな訳で、何処へ行っても期待は出来ないから、最近行っていない長津田町の(仮称)東名の森へ行った。散策を開始してサルトリイバラやヤブランの実を見つけたが、今一写欲を誘う様には実っていなくて通り過ぎた。ほぼ休耕となっている雑木林に接する斜面の畑を見上げると、マメガキの大木があるのに初めて気づいた。そこで大好きなマメガキの実が撮れるかもしれないと行ってみると、200ミリズームで撮れる高さに実っていた。今年はマメガキの不作と思っていたが、とんでもなく多くの実がついていた。マメガキの実は霜が降りる頃には渋が抜けて食べられるらしいが、主に未熟果を柿渋を得るために利用すると記してあった。その昔、投網漁が好きだった亡き父が、防腐と強度を増すために投網に柿渋をつけていたなあとの思いが甦った。

<今日見られた主なもの>花/ツリガネニンジン、シロヨメナ、ノゲシ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、ハキダメギク等。蝶/キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/クロスジフユエダシャク、ハラビロカマキリの卵のう等。その他/マメガキの実(写真上左)、イボタの実(写真上右)、マユミの実、ニシキギの実、サルトリイバラの実、ヤブランの実、ムラサキシキブの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実等。


11月27日(午後)、東京都町田市薬師池公園

 午後からは、ルリビタキやジョウビタキが飛来したかなあと、車で30分程の薬師池公園へ行った。今の季節は午後4時を過ぎると薄暗くなるので、健康昼寝を20分程にして午後2時前に到着した。今日の薬師池公園はモミジの紅葉が実に綺麗で、この為、駐車場はかなり込んでいた。各種野鳥のポイントがある旧荻野邸周辺へ歩いて行くと、懐かしいこの公園の主のOさんや、一風変った好青年のR君に出会った。Oさんの話によると既にルリビタキやジョウビタキは飛来しているが、天然の餌がまだ各所に豊富に有り、飛来したばかりも手伝って落ち着かないとの事であった。しかも今日は紅葉狩りの方々がとても多く、午前中は見られたというジョウビタキの雌にも出会えなかった。そこでモミジの枝に止まるカワセミを狙ったが、なかなかモミジの枝には止まらず、そこで紅葉が映った水面をバックに撮影した。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上)、アオジ、シジュウカラ、ガビチョウ、キンクロハジロ、ホシハジロ等。


11月27日(午前)、川崎市麻生区早野の里

 「ワイフ貰ってうれしかったが、いつも出てくるおかずがコロッケ、今日もコロッケ、明日もコロッケ」というユーモラスの歌があったが、「秋が来て嬉しかったが、いつも撮れる被写体は実、今日も実、明日も実」といった按配で、まこと被写体に事欠いている。そうは分かっていたものの、ヤブムラサキの実をしっかり撮っていなかったので早野の里へ行った。ここにはムラサキシキブとヤブムラサキ、ガマズミとコバノガマズミがともに隣り合って見られる場所があって、その識別を頭に叩き込むには絶好である。今日も頑張ってはみたものの、高い所に実がついているので、今一の写真となってしまった。その後、ハンノキ林の谷には行かないで付近を散策したが、野鳥の為に残してあるのか、高くて取れなかったのか、鮮やかな色彩のカキの実が青空に浮かんでいた。また、クヌギが生えている溜池の畔の手摺では、かなりの数のクヌギカメムシが忙しそうに歩いていた。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、コセンダングサ、セイタカアワダチソウ等。蝶/ツマグロヒョウモン、キタテハ、キチョウ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/アキアカネ、クヌギカメムシ、ハラビロカマキリ等。その他/カキの実(写真上左)、ヤブムラサキの実(写真上右)、ムラサキシキブの実、ノイバラの実、ヘクソカズラの実、ピラカンサの実、カラスウリの実、ウメモドキの実等。


11月26日、横浜市緑区梅田川

 昨日のうっかりミスの為に、今日の夕方、馬込にあるクリニックへ行く事になったので、午前中のみの散策となった。昨晩からの雨は上がっていたが、止んでからそんなに時間がたっていなくて、植物の葉は濡れているだろうと思い、開けた場所を散策しようと梅田川へ行った。今日は前回と異なって、遊水池の傍らの小道を通って満倉谷戸へ寄り、「めだか広場」まで行って引き返す短時間コースにした。まずは遊水池の小道で、実付きはかなり悪いもののカマツカの実をカメラに納めた。スモモの丘への小道を上って行ったが、アオツヅラフジの実が絵になるように垂れ下がっていた。その後、田んぼに下って梅田川沿いに出たが、陽が差して来たので、キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミが飛び出し、「めだか広場」ではイロハモミジやニシキギが燃えるように紅葉していた。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、ノゲシ、ハキダメギク、イヌタデ等。蝶/キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ツチイナゴ、アキアカネ、ツマグロオオヨコバイ、ハナアブ等。その他/アオツヅラフジの実(写真上左)、イロハモミジの紅葉(写真上右)、カマツカの実、ゴンズイの実、クサギの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、ガマズミの実、ノイバラの実、サンシュユの実等。


11月25日(午後)、横浜市鶴見区三ッ池公園

 今日は馬込にあるクリニックへ夕方行くので、午後の散策は無しのつもりでいた。しかし、なんとなく胸騒ぎがしたので診察券を取り出してみると、木曜日は午後休診となっていた。これはまこと予定が狂ったなあ、新治市民の森へ行ってジョウビタキの雄を探しに行くのも遠いいし、かといって自宅に戻って掃除等の所用をする気にもなれない。そこで前述したように、平日は駐車場が無料となった三ッ池公園へ行った。今日はデジスコを担いで池のカモ類を撮るつもりで歩き出したが、ユリカモメがたくさんいたので水面に映る紅葉をバックに撮影した。期待したカモ類は、カルガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロと種類も少なく数も少ない。昨日の泉の森公園も少なかったが、これから飛来するものもいるのだろうか。そんな訳で、鳥撮りはお粗末な結果となったが、モミジの紅葉がとても美しい園内を一周して帰宅した。

<今日見られた主なもの>鳥/ユリカモメ(写真上)、カルガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ等。


11月25日(午前)、横浜市港北区新羽町

 今年はツルウメモドキの実の良い写真を撮っていないので、至近距離の新羽町へ行ってみた。梅田川沿いにある自生のものは実付きが悪く、植栽されているものは実が大きく立派だが、なんとなく風情に欠ける。そこで新羽町のものは自生のものなので期待した訳だが、足場の良い所にあるものは今一絵になるものがなくて、ああでもないこうでもないと相当頑張ったが、会心の写真とはならなかった。近くにはスイカズラの実、ピラカンサの実、ヘクソカズラの実もあって、カメラの中はかなり賑やかになった。そこで次は花や虫だと探してみたが、これといったものはなく、ノイバラの実も今季撮っていなかったのでポイントへ行ってみると、真赤に色づいてたくさん実っていた。また、傍にはノブドウの実もあって、今日は木の実・草の実ウォッチング並びに写真撮影となってしまった。

<今日見られた主なもの>花/シロノセンダングサ、タイアザミ、ハキダメギク、ホトケノザ等。蝶/モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/アキアカネ等。その他/ツルウメモドキの実(写真上左)、ノイバラの実(写真上右)、ヒヨドリジョウゴの実、ノブドウの実、ヘクソカズラの実、ピラカンサの実、カラスウリの実等。


11月24日、神奈川県大和市泉の森公園

 今日は待ちに待った道端自然観察会の日である。天気予報では気温が低いとされていたが、ぽかぽかした小春日和で風も無く絶好の散策日和となった。「しらかしの家」前に集合して池へ降りて行くと、早くもカワセミがお待ちかねであった。また、去年より少なく珍しい種類は来ていなかったが、カモの仲間も賑やかに泳いでいた。次に、散策が始まる前に地元の方に鎌倉のNちゃんと一人静さんが案内して貰ったというムラサキツバメの集団越冬を見に行った。なんとなんと3ヵ所に合計約35頭も葉上に集っていた。もちろん気温が高いので羽を開いて日向ぼっこをする個体もあり、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ、ルリタテハまでもが加わって、探鳥会の筈が探蝶会となってしまった。午後からは「ふれあいの森」まで往復したが、イチジクにキボシカミキリ、産卵中のクヌギカメムシ、美しい紅葉やイイギリやアキニレの実を観察し、戻って来たら、またしてもカワセミがお待ちかねであった。

<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ、アメリカイヌホウズキ、ホトトギス、タイワンホトトギス等。蝶/ムラサキツバメ(写真上右)、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ルリタテハ、チャバネセセリ等。昆虫/キボシカミキリ、アオマツムシ、キイロテントウ、テントウムシ、クヌギカメムシ、ヨコヅナサシガメの幼虫、ヤニサシガメの幼虫、アキアカネ。鳥/オナガガモ(写真上左)、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、バン、コサギ、カワセミ、シジュウカラ等。その他/コクサギの実、イボタの実、アキニレの実、センダンの実、イイギリの実、ムクロジの実、サンシュユの実等。


11月23日、横浜市緑区三保市民の森

 天気予報では午前9時頃には雨が止むとあったが、弱い雨だが降り続いていて、おまけに風がかなり強い。そんな訳で、今日も朝食後は布団に潜り込み午前11時に起きたら、やっと雨が止んでいた。それから外回りの掃除にかかったが、風が強かった為に落葉が散乱していて、ゴミ袋に面白いように集った。写真撮影もこんなに収穫があったら良いのだが、風が強いからここしか無いと貧果が必至の三保市民の森の谷道へ行った。手摺昆虫観察では、ウシカメムシ、オオトビサシガメ、クヌギカメムシ、ハラビロカマキリ等がいて、クヌギカメムシは産卵前なのかお腹がぱんぱんに膨らんでいた。また、ワカバグモやジョロウグモも手摺の支柱にたくさん見られた。その他では、これといったものは見られず、三保平にあるマユミの実を撮ろうと行ってみたが、実の付きが悪く、外皮が割れて中の赤い種子も現れていなかった。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、ヤクシソウ等。蝶/キタテハ、キチョウ等。昆虫/ウシカメムシ、オオトビサシガメ、クヌギカメムシ、ハラビロカマキリ、ツマグロオオヨコバイ等。その他/マユミの実(写真上左)、シオデの実(写真上右)、マンリョウの実、ゴンズイの実、ムラサキシキブの実、ウメモドキの実、ワカバグモ、ジョロウグモ等。


11月22日、横浜市港北区新吉田町

 いつも通りに掃除をすませ空を見上げると、まだ雨が降ってきそうもないので出発したが、5分もたたぬ内に車のフロントガラスに雨粒が落ちて来た。そこでUターンして布団に潜り込み、昼前に起きてみると、なんと薄日が差していた。なんだこりゃ変な天気だわいと思ったが、昼食をすませると新吉田町へ行った。植木屋さんの畑のセイヨウカマツカの実は萎び始めていたが、小道脇のエビヅルの実は美味しそうに色づいていた。葡萄と同じような房状のものは絵にならなかったので、写真の様な残り果を撮った。日本の山野には、ヤマブドウ、ノブドウ、エビヅルの葡萄の仲間が自生しているが、ノブドウは食べられないし、ヤマブドウは山地へ行かなければ見られない。そんな訳で、エビヅルだけが近場で食べられる唯一の野性の葡萄ということになる。今日は短時間で散策を切り止めたが、オジロアシナガゾウムシが寒いようと丸くなっていたのが印象的であった。

<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ、ハキダメギク、ノゲシ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、イヌタデ等。蝶/ヤマトシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/オジロアシナガゾウムシ、アキアカネ等。その他/セイヨウカマツカの実(写真上左)、エビヅルの実(写真上右)、クサギの実、カラスウリの実、ウメモドキの実等。


11月21日(午後)、川崎市麻生区早野の里

 今日は寺家ふるさと村四季の家にて、寺家野鳥の会とその仲間たちの写真展の初日である。また、このHPの掲示板で御馴染みのナズナさんも、ちょいと参加しているというので、是非見に行かなければと思い、午後は鶴見川を挟んで反対側の早野の里でデジスコを担いで散策した。今日はモズの雌であるモズ子は上機嫌で、アジサイの枯れた花の上に何遍も現れてくれた。この場所はモズ子のお気に入りの場所で、そこから見える田んぼに蠢く昆虫、主にイナゴ等を見つけては飛び降りて捕まえていた。そんな訳で、思う存分モズ子の良い写真が撮れたので、早や上がりして家ふるさと村四季の家に行ったが、出展している方々は誰もいなかった。作品は、こんなに寺家に様々な野鳥がいるの蝶や昆虫がいるのと、訪れた方々が熱心にご覧になっていた。そうこうしているとN仙人が戻って来て、お腹が空いたというのでコンビニへ急いだ。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雌(写真上)、ジョウビタキの雌、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス等。


11月21日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森

 11月も下旬に入ると、撮るものがかなり少なくなる。各種カマキリの卵のうや冬芽や葉痕等は、12月に入ってからと決めているので尚更だ。そんな訳で、何処へ行っても同じだからスッポンタケが生えているかもしれないというだけで、竹薮のある(仮称)246の森へ行った。まずは、イシミカワの実はまだあるかなと行ってみたが、すっかり枯れ果てていた。そこで近くにあったムラサキシキブの実を撮った。夏場なら昆虫達で賑やかな雑木林の小道に至り、下草の葉にも十分注意を払ったが、昆虫の姿はまったく無かった。そこで畑に植栽されているイチジクに、キボシカミキリはいないかと丹念に探したら2匹見つける事が出来たが、一匹は足が1本取れていた。その後、更に散策を続けたが竹薮はノーキノコで、陽が良く当る小道の頭上にシロダモの赤い実が秋の陽に真赤に輝いていた。

<今日見られた主なもの>花/リュウノウギク、ヤクシソウ、ノハラアザミ、タイアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ等。蝶/キタテハ、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/キボシカミキリ(写真上右)、ナナホシテントウ、ツマグロオオヨコバイ等。その他/ムラサキシキブの実(写真上左)、シロダモの実、ゴンズイの実、ナンテンの実、カクレミノの実、アオツヅラフジの実、ヘクソカズラの実、ピラカンサの実、ソヨゴの実、カラスウリの実等。


11月20日、横浜市緑区梅田川

 ツルウメモドキの実の良い写真を撮っていないので、今日はまたしても梅田川へ行った。三保念珠坂公園下のススキには、ツチイナゴやショウリョウバッタモドキが見られた。また、木製の手摺にはアキアカネが日向ぼっこをしていた。ツルウメモドキのポイントへ到着すると、キバラヘリカメムシが相変わらず見られたものの、目的たる良い写真は今日もカメラに納める事が出来なかった。まことツルウメモドキの実は、絵にし難いなあと苦笑した。そのかわりに植木屋さんの畑でサンシュユの実が秋の陽に輝いていた。今日の特筆事項は何と言ってもクロアゲハが舞っていた事で、何故今頃と不思議に思ったが、これも夏の猛暑の影響なのかなあと思わずにはいられなかった。今日は気温が高く民家の庭先に咲くキクにはキタテハが訪れ、野菜畑にはモンシロチョウが、路傍ではヤマトシジミがちらちら飛んでいた。

<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、ノゲシ等。蝶/クロアゲハ、キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ツチイナゴ(写真上右)、キバラヘリカメムシ、オオカマキリ、コカマキリ、オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキ、アキアカネ、イラガの繭等。その他/サンシュユの実(写真上左)、ツタウルシの紅葉、サンショウの実、クサギの実、ツルウメモドキの実、ヘクソカズラの実等。


11月19日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 平日午後に曇ったら豊ヶ丘南公園へ行ってカワセミを撮ろうと思っているのだが、なかなかチャンスが訪れない。今日も多摩市方面の空は雲一つ無い秋晴れで、こうなったら泉の森公園へ行くしかないなと踵を返した。途中、100円の割引券の期限がもうすぐ切れるので「かつ屋」でカツ丼の梅と豚汁の小を注文した。ここも漬物が食べ放題なので有り難い。その後、田んぼで健康昼寝を貪って、泉の森公園には午後2時ジャストに到着した。ポイントである「しらかしの池」とお隣の小さな池にはカメラマンがかなり見られ、顔なじみのHさんも来ていた。最近、Hさんはキャノンの7Dに単焦点の400ミリを愛用していると言う。軽くて機動性があるから体力が落ちて来た方には、ニコンのD300Sに短焦点300ミリ×テレコンと同様にベストの選択だと言う。肝心の野鳥だが、カワセミの出は今一で、手摺に止るハクセキレイ等を撮った。

<今日見られた主なもの>鳥/ハクセキレイ(写真上)、カワセミ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、バン等。


11月19日(午前)、川崎市麻生区早野の里

 今年も秋になってから様々な木の実や草の実を撮って来たが、まだ、コバノガマズミとカマツカの実は撮っていない。私が立ち回るフィールドのカマツカは不作のようで、ほんの少ししか実がついていない。舞岡公園でも行かなければ撮れそうもないなあと、カマツカに関しては諦めムードだが、コバノガマズミだけはゲットしようと早野の里へ行った。国道246号線より南の緑区や都筑区等ではコバノガマズミは見られないが、早野の里まで行くと半分くらいはコバノガマズミとなる。ガマズミに比べると、その名の通り葉は小さく、小枝も細くしなやかで、実はまん丸で少し大きい。この為かガマズミに比べると垂れ下がっている実が多い。今日も毎年たくさん実をつける木でカメラに納める事が出来た。他にはヤブムラサキやスイカズラの実等もあったが、ジャコウアゲハの蛹を黄色に色づく雑木林を背景にして撮影した。

<今日見られた主なもの>花/シロヨメナ、タイアザミ等。蝶/ジャコウアゲハの蛹(写真上右)、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/アキアカネ、ハラビロカマキリの卵のう等。その他/コバノガマズミの実(写真上左)、ガマズミの実、ヤブムラサキの実、ムラサキシキブの実、カマツカの実、スイカズラの実、ピラカンサの実等。


11月18日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 昨日は久しぶりに昼間の雨となって、午前中は布団に潜り込んだが、午後からは雑多な用で各所に電話をしたりして疲れてしまった。まこと平安無事の毎日が何よりである。今日は通院の日なので、午前中のみ茅ヶ崎公園へ行った。かつてスッポンタケを観察しているし、大好きなハダカホウズキの実をもう一度撮りたかったからである。期待したスッポンタケは卵が一つあっただけだったが、ニガクリタケ、エノキタケ、アラゲキクラゲ等のキノコが生えていた。ニガクリタケは猛毒で、今季、クリタケに混ざって販売されてニュースになった。また、幼菌は一昨日撮影したエノキタケにも似ている。少し齧ってみるとニガクリタケはその名の通りもの凄く苦いらしいが、唾を吐いたり口を濯がないといけないので、まだ試したことが無い。その他、花はほとんど咲いていなかったが、ムラサキシジミやウシカメムシの幼虫に出会えてほっとした。

<今日見られた主なもの>花/アメリカイヌホウズキ等。蝶/ムラサキシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ウシカメムシの幼虫(写真上右)、ムーアシロホシテントウ等。キノコ/ニガクリタケ(写真上左)、エノキタケ、アラゲキクラゲ等。その他/ハダカホウズキの実、ゴンズイの実、カマツカの実、ジョロウグモ等。


11月16日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 11月に入ってから日没が早くなり、午後4時30分位までしか撮影が出来ない。また、食事をとったり移動したり昼寝をしたりしていると、すぐに午後2時位になって、今日も2時間だがデジスコを担いで新治市民の森を散策した。まず最初に、入口近くの畑でジョウビタキの雄が鉄の棒の先に止っているのを見つけた。これはラッキー、今季初の写真になるぞと思っていたら、ハシブトガラスがやって来て逃げてしまった。その後、旭谷戸へ行って途中で引き返し、鎌立谷戸奥のカワセミの池まで行ったが、出会えたのはカルガモとシジュウカラという貧果で、予定より早く引き上げる事にした。それが幸いしてか、来る途中で出会ったジョウビタキの雄が同じ場所に止っていた。時々、餌をとるために地面に降りるが、また同じ場所に戻って来るので、シャッターをバシバシ切る事が出来た。これからどんどん冬鳥が飛来して、新治市民の森も面白くなりそうである。

<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上)、シジュウカラ、カルガモ、ハシブトガラス等。


11月16日(午前)、横浜市鶴見区三ッ池公園

 今日から3月15日まで平日は駐車場が無料となるので、久しぶりに三ッ池公園へ行ってみた。自然度は高くはないが、良い季節ならかなりの被写体が見つかる筈である。しかし、駐車場が無料となる期間は主に池に浮かぶカモ類位である。それでもまだ11月だから一般撮影機材で散策したものの、貧果に泣きそうなので雑木林の小道にヤブミョウガの実が輝いていたので撮影した。また、毎年この時期にエノキタケを観察しているので、昨晩雨も降った事だしポイントへ行ってみると、やはり幼菌が生えていた。しかし、丸太のかなり低い所に生えていて、膝と肘を地面につかなければ良い写真が撮れそうも無い。衣服を泥で汚すのも嫌だなあと思っていたら、油絵を描いているご婦人が有り難い事に新聞紙を下さり、なんとか思い通りにカメラの中に納める事が出来た。まことに感謝の一言である。

<今日見られた主なもの>花/シロヨメナ、ツワブキ、ホトトギス等。蝶/ウラナミシジミ等。鳥/キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、ユリカモメ等。キノコ/エノキタケ(写真上左)等。その他/ヤブミョウガの実(写真上右)、コムラサキの実、マユミの実等。


11月15日、横浜市都筑区鴨池公園

 今日は午後から所用があるので、午前中のみ近場の鴨池公園へ行った。新吉田町や茅ヶ崎公園も候補に上がったが、綺麗な竹林があるので、もしかしたらスッポンタケが生えているかもしれないと思ったのだ。しかし、竹林内はキノコのキの字も無く、空は曇っているので蝶も観察出来なかった。もっとも手摺昆虫観察でコカマキリとトビナナフシを見つけて、昆虫類は観察無しから免れた。もちろん花も咲いていないから各種の実と紅葉に的を絞ったが、アマチャヅルの実がたくさん見られたので、まずはカメラの中に納めた。その他、ガマズミ、ムラサキシキブ、カラスウリ、ピラカンサ、サンシュユ、ハナミズキ、ヒサカキ、イボタ、ナンテン、カクレミノ等の実が見られたが、一番上手く撮れたガマズミを紹介する事にした。公園内はイロハモミジが美しく色づき始め、猛暑だったけど、何故か紅葉だけはちょいと早いのではないかなと感じた。

<今日見られた主なもの>花/ツワブキ、ヨメナ、タイアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、イヌタデ等。昆虫/コカマキリ、トビナナフシ等。その他/ガマズミの実(写真上左)、アマチャヅルの実(写真上右)、ムラサキシキブの実、カラスウリの実、ピラカンサの実、サンシュユの実、ハナミズキの実、ヒサカキの実、イボタの実、ナンテンの実、カクレミノの実、ジョロウグモ等。


11月14日(午後)、川崎市麻生区早野の里

 最近、午後になると早野の里へ行ってデジスコを担いで散策する事が多い。今日で4回目となるが、お目当てはモズとジョウビタキの雌なのだが、なかなか良い写真を撮らせてくれない。モズがいつもいる小さな家庭菜園は誰もいない事が多いのだが、今日は日曜日という事もあってか、耕作者が家族連れで来ていた。その為か、モズはかなり遠い場所にいて撮影する事が出来なかった。そんな訳で、アップした写真は昨日撮ったものである。しからば、ジョウビタキの雌を撮ろうとハンノキ林入口の畑に行くと、トラクターが唸りを上げ、焚き火の煙がのぼっていた。でも近くにはいる筈と探してみると、ウメの天辺の小枝に止っていた。しかし、手前の枝が邪魔をして良い絵柄が得られなかった。まったく今日はついていないなあと早めに切り上げて、寺家ふるさと村に良く来る方々が推奨する恩田の里へ行ってみた。小場所であるが、春の散策には面白そうだなあと感じた。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雄(写真上左)、モズの雌(写真上右)、ジョウビタキの雌、メジロ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、キジバト、ハシブトガラス等。


11月14日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日はスッポンタケが生えているとN仙人が言うので、午前11時に竹薮に集合という事になった。竹薮に入ってしまうと、これといった被写体はなくなるので、その前に居谷戸と二本松谷戸を覗いてみた。居谷戸は各種の実がたくさんあって、特に、トキリマメの実、サルトリイバラの実、アオツヅラフジの実が美しかった。次に二本松谷戸へ行ったが時間が無くて駆け足のような散策であったが、ノハラアザミが美しく咲き、イナゴがまだかなり見れた。約束の竹薮に向うと、早くもN仙人が地べたにかがんでスッポンタケを撮っていた。良い写真を得るには一人で時間をかけてという訳で、やはりN仙人はただ者ではないなあと感じた。竹薮には、キツネノエフデやカニノツメも生えていたがN仙人に任せて、まだ行ったことの無い町田市三輪町の南谷戸へ行ってみた。かなりこじんまりとした所だが、なかなか良い谷戸であった。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、アキノノゲシ等。蝶/クロコノマチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/マユタテアカネ、イナゴ、ツマグロオオヨコバイ等。キノコ/スッポンタケ、カニノツメ、キツネノエフデ等。その他/ゴボウの花の枯れ穂(写真上左)、トキリマメの実(写真上右)、サルトリイバラの実、アオツヅラフジの実、ピラカンサの実、ナンテンの実、ソヨゴの実、ノブドウの実、カラスウリの実、センニンソウの実等。


11月13日、横浜市緑区梅田川

 昨日の散策で今年はキバラヘリカメムシの発生がかなり少ないようなので、ここなら絶対に見られる筈と梅田川沿いのポイントへ行って見た。昆虫は個体数変動が大きいが、キバラヘリカメムシは特に振幅の幅が大きいように感じられる。しかし、極端に発生が少ない年でも、何故だか梅田川沿いにあるツルウメモドキには必ず見られた。今日もポイントに着くや否や、たくさんのキバラヘリカメムシが出迎えてくれた。ツルウメモドキ以外にも、同じニシキキ科のマユミ、ニシキギ、マサキ、ツリバナ等にもつくので、食べ物には苦労しないと思うのだが、極端に個体数が少なくなる年があるのは不思議である。キバラヘリカメムシを無事にカメラに納めたので、梅田川の新治市民の森側を散策しながら引き返した。ヒノキ林の薄暗い小道に差し掛かると、ツタウルシが綺麗に紅葉していた。もうそんな季節となったんだと感じざるをえなかった。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、アメリカイヌホウズキ、ミゾソバ等。蝶/ルリタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/キバラヘリカメムシ(写真上右)、ハラビロカマキリ、ツチイナゴ、オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキ、ツマグロオオヨコバイ、アキアカネ、イラガの繭等。その他/ツタウルシの紅葉(写真上左)、サンシュユの実、サンショウの実、クサギの実、ツルウメモドキの実、トキリマメの実、ヘクソカズラの実等。


11月12日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 午後からは青空一杯で風が強くなる筈だからと、またしても泉の森公園へ行った。ここのポイントである「しらかしの池」は、今の時期だと午後2時頃より日陰となる。このためカワセミの飛翔狙いの方々は、シャッタースピードが上がらないのでお帰りになる。だから駐車場には空が必ずある。また、枝止りしか撮らないデジスコ派にとって、日陰は白飛びの心配がなくなって嬉しい限りなのである。「しらかしの池」へ降りて行くと、前回より少ないものの水面に枯葉が浮いていた。また、カモに餌を与える方が頻繁に来るのでカモ類の撮影には条件が悪かったが、キセキレイが何遍もカワセミの止まり木に来てくれた。何故だな分からないが、例年今の時期を外すと止らなくなる。今日の特筆事項はカワセミで、小さい方の池で1時間程長居をしてくれた。しかも、3本ある止まり木に全て止ってくれたので様々な絵柄が確保出来た。

<今日見られた主なもの>鳥/キセキレイ(写真上)、ハクセキレイ、シジュウカラ、カワセミ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、アオサギ、バン等。


11月12日(午前)、横浜市都筑区東方公園周辺

 今日は日本海に低気圧が進んで風がやや強いと予想されていたが、それ程でもないので、久しぶりに東方公園周辺に行ってみた。まずは防火緑地に植栽されているハナミズキの実を丹念に見回ったが、例年いる筈のアカスジキンカメムシの幼虫は見られなかった。しからばマユミにつくキバラヘリカメムシはと行ってみたが、こちらもまったく見られなかった。どちらも今年の発生はかなり少ないようである。その後、竹林脇の小道でサンショウの実を撮り、もう一枚は実ではないものをと思ったら、畑の脇に植えられているサンショウの幼木にアゲハの幼虫がたくさん見られた。その内の2匹は終齢になっていたが、その他は若齢なので、果たしてこのまま蛹になれるのかなあと心配になった。こんなに遅くになってアゲハの幼虫を見るのは初めてで、これもまた異常な猛暑の影響なのかもしれない。

<今日見られた主なもの>花/ノゲシ、ヨメナ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、イヌタデ、ホトケノザ等。蝶/アゲハの幼虫(写真上左)、ヒメアカタテハ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、ベニシジミ等。昆虫/オオカマキリの卵のう等。鳥/ジョウビタキの雄等。その他/サンショウの実(写真上右)、カラスウリの実、アオツヅラフジの実、スイカズラの実、ナンテンの実、ムラサキシキブの実、ウメモドキの実、ハナミズキの実、ジョロウグモ等。


11月11日、横浜市緑区新治市民の森

 今日は前回発見出来なかったリンドウをもう一度探してみよう、また、良い写真が撮れなかったニシキギの実に再挑戦とばかりに新治市民の森へ行った。まずは、寺家ふるさと村に出没するN仙人が新治市民の森に行って道に迷った時に遭遇したリンドウのポイントへ行ってみたが、N仙人が言うようにかなりたくさんん咲いていた。なんとか久しぶりにリンドウの写真をと頑張ってみたが、図鑑的にしか撮れないので諦めた。良い写真を得るには、やはり平塚の西部丘陵とか小野路町等に行かないと無理やなと思った。そこで、もう一つの目的であるニシキギの実を撮りに行ったが、こちらは簡単に気に入った写真が得られた。その後、花か昆虫を撮りたいなあと頑張って見たが、カラスウリの実やヘクソカズラの実、ゴンズイの実やガマズミの実等はあったが、既に紹介しているので、こんな時に残しておいたジョロウグモをカメラに納め車に戻った。

<今日見られた主なもの>花/リンドウ、ヤマラッキョウ、ヤマハッカ、ノハラアザミ、リュウノウギク、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、イヌタデ等。蝶/ヒメアカタテハ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、キチョウ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/コバネイナゴ、アキアカネ等。鳥/ジョウビタキの雄等。その他/ニシキギの実(写真上左)、ジョロウグモ(写真上右)、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、ゴンズイの実、ガマズミの実、クサギの実、トキリマメの実等。


11月10日、横浜市港北区新羽町

 昨日の強風のために枯葉やゴミがかなり散乱していて、外回りの掃除がいつもの3倍もの時間がかかった。そこで至近距離の新羽町へ行った。前にも記したがコセンダングサ(白い舌状花が無い)には変異が多く、小さな舌状花があるのがコシロノセンダングサ、大きな白い舌状花をもち鑑賞用としても栽培されているのがシロノセンダングサ、沖縄に見られるという大きな花のアワユキセンダングサが変種とされる。散策を開始するとすぐに、その中の一つであるシロノセンダングサが咲いていた。何処からか種子が飛んで来たのだろう。被写体の少ない時期だから、ほくそ笑んで撮影した。次に、ヒヨドリジョウゴの実を撮ろうと去年たくさんあった場所に行ってみると、赤く色づいたものは少なかったが、なんとかカメラに納める事が出来た。その後、羽化に失敗したアカボシゴマダラがいて、また、エノキの葉にも幼虫がたくさん見られた。まことに繁殖力の旺盛な蝶である。

<今日見られた主なもの>花/シロノセンダングサ(写真上左)、コセンダングサ、ヨメナ、タイアザミ、セイタカアワダチソウ、ママコノシリヌグイ等。蝶/アカボシゴマダラ、キタテハ、クロコノマチョウ、モンシロチョウ、キチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ツチイナゴ等。その他/ヒヨドリジョウゴの実(写真上右)、ムラサキシキブの実、クサギの実、ゴンズイの実、マユミの実、ツルウメモドキの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、ピラカンサの実等。


11月9日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 午後からは、窪地だから風が頭上を通り過ぎる泉の森公園へ行った。もちろん、こんなに風が強いと軽自動車のワンボックスカーは揺れて揺れて安眠どころではないので、今日の健康昼寝は同公園の駐車場ですることにした。そんな訳で、昼食は途中にある「なか卯」の美味しい親子丼を久しぶりに食べた。午後2時に鳥撮りのポイントである「しらかしの池」へ降りて行くと、風がおさまって来たこともあってか、ほとんど吹いて無くて嬉しくなった。今日は、前回来た時には飛来していなかったホシハジロもかなり見られた。また、カワセミはとてもサービスが良くて、「しらかしの池」はもちろん、小さい池にもやって来た。一眼レフなら撮影が簡単なカワセミの枝止まりと池のカモだが、デジスコだと特に後者は撮るのに苦労する。しかし、順調にカメラの中が賑やかになって、午後4時きっかりに引き上げた。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上)、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、コガモ、カイツブリ、アオサギ、バン、キセキレイ等。


11月9日(午前)、横浜市緑区三保市民の森

 今日は風が強くなると予報されていたが、朝からかなりの風で、外回りの掃除は掃けども掃けども枯葉が舞って来るので、明日風が止んでからだなと出発した。しかし、車から見る木々の梢は風で激しく揺れている。そこで、Uターンした方が良さそうだなと思ったが、出発してしまったのだから行くしかないと、風が避けられる三保市民の森の谷道へ行った。今日は平日だから駐車場は閉まっているので、かなり遠い所へ車を停めた。こんなに風が強いのに晴天で気温も高いからか、入口の畑に刺してある棒の先にアキアカネがたくさん止っていた。また、雑木林の縁ではウラギンシジミも舞っていた。谷道には手摺にクサギカメムシ、エサキモンキツノカメムシ等が見られ、いよいよ手摺昆虫観察の季節となったんだなあと苦笑した。その他は、これといった被写体が見当たらないので、ホウチャクソウの実や、ちょっと早いがクロネモジの冬芽を撮った。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、ヨメナ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、イヌタデ等。蝶/キタテハ、ウラギンシジミ等。昆虫/センチコガネ、キバラヘリカメムシ、クサギカメムシ、エサキモンキツノカメムシ、アキアカネ等。その他/クロモジの冬芽(写真上左)、ホウチャクソウの実(写真上右)、ガマズミの実、ゴンズイの実、マユミの実、ムラサキシキブの実、ウメモドキの実等。


11月8日、横浜市港北区新吉田町

 身体が疲れ気味だし歯医者さんにも行かなければならないので、至近距離の新吉田町へ行った。 まずは貧果を予想して何処でも普通に見られるノゲシを撮った。葉がケシの葉に似ているのでそう名付けられたのだが、世界中に見られる植物だそうである。アキノノゲシに対してハルノノゲシと呼ばれるが、冬以外ならいつでも咲いているように思われる。その後、植木屋さんの畑や家庭菜園等を巡り歩いたが、ウラギンシジミやキタテハが見られた位で、蝶や昆虫は本当に少なくなった。前回、オケラが咲いていた小道へ行ってみると、オケラは咲き終わっていたが、コウヤボウキがたくさん咲いていた。しかし、コウヤボウキは前に紹介しているのでカメラを向けず、なにかもう一つ良い被写体に巡り合いたいなあと思って歩みを進めると、杉山神社がある谷戸で形良く並んでいるクサギの実を見つけた。「またですか」と言われそうだが慎重に切り取った。

<今日見られた主なもの>花/ノゲシ(写真上右)、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、アキノノゲシ、イヌタデ、コウヤボウキ等。蝶/キタテハ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/オオカマキリ、アキアカネ、ツチイナゴ、ウリハムシ等。その他/クサギの実(写真上左)、ガマズミの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、トキリマメの実、ウメモドキの実等。


11月7日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 このHPの掲示板で御馴染みのナズナさんがブログにアップし、また、N仙人が撮って来たものを見せてもらったら、黒褐色のグレバのある頭部だけをみるとキツネノロウソク、柄の部分をだけ見るとキツネノエフデのように見える。各種図鑑やサイトを開いてみたが合点がいかない。そこで、グレバを取り除いて確認すれば判別出来るので、N仙人に案内してもらってポイントへ行った。悪臭を放つグレバを慎重に取り除いてみると、頭部から下部にかけて赤から白に境目無くグラデーションをなしていたので、即座にキツネノエフデである事が分かった。キノネノロウソクは、グレバを取り除いた頭部の赤い部分と柄の部分との境界がはっきり区別出来るように変化する。キノコは形や色に個体差が多いが、せめて図鑑には典型的なものを載せてもらいたいと思うものがかなりある。そんな訳で、図鑑による絵合わせの同定は、特にキノコの場合は要注意である。

<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ、タイアザミ、ヒヨドリバナ、ヨメナ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、イヌタデ、ダイコンソウ等。蝶/モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/コバネイナゴ、アキアカネ等。キノコ/キツネノエフデ(写真上右)、ミヤマタマゴタケ等。その他/ヤブムラサキの実(写真上左)、ムラサキシキブの実、ノブドウの実、アオツヅラフジの実、トキリマメの実、カラスウリの実、ソヨゴの実、ピラカンサの実、ナンテンの実、ウツギの実、ジョロウグモ等。


11月6日、横浜市緑区新治市民の森

 このHPの掲示板で御馴染みのオカピさんが探しに行って見つからなかったという野の花を、おかしいなあ、そんな事は無い筈と新治市民の森へ行った。ポイントへ直行すると、かなりあった筈なのに確かに1本も無い。そこで、かなり範囲を広げて念入りに探したのだ見つからない。いったいどうしたのだろう。まったく不思議である。しかし、同所でセンボンヤリやヤマラッキョウやリュウノウギク等を見つけて嬉しくなった。その後、車を停めてある場所までゆっくり戻ったが、蝶もその他昆虫も少なくなり、絵になるように咲いている花も無く、何処でも普通に見られるカラスウリの実やヘクソカズラの実、ニシキギの実等をカメラに納めた。今日の特筆事項はジョウビタキの雄を初見する事が出来た事で、いよいよデジスコを担いで新治市民の森へ度々出かけるシーズンが近づいたなあとほくそ笑んだ。

<今日見られた主なもの>花/ヤマラッキョウ、ヤマハッカ、アキノタムラソウ、ダイコンソウ、ノハラアザミ、リュウノウギク、ヤクシソウ、ヨメナ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、アキノウナギヅカミ、ミゾソバ、イヌタデ等。蝶/キタテハ、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ツチイナゴ、マユタテアカネ、アキアカネ、ナツアカネ、アオバハゴロモ、ツマグロオオヨコバイ等。鳥/ジョウビタキの雄等。その他/カラスウリの実(写真上左)、ヘクソカズラの実(写真上右)、ニシキギの実、ゴンズイの実、ガマズミの実、クサギの実、トキリマメの実、スイカズラの実、ウツギの実、ピラカンサの実、センボンヤリの綿毛、ジョロウグモ等。


11月5日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 昼食はもちろん、隣接する東名高速港北PAで食べた。ここを良く利用なさる寺家ふるさと村に出没すねEさんはお金持ちだから、700円以上のものをほほいのほいと頼むらしいが、私は1月20000円の昼食代しか貰っていないので、31日で割ると一食約645円となり、注文出来るメニューもおのずと減ってしまう。それでも、豚汁定食、カレーライス、やみつきソースピラフ、賄い丼と小うどんセット、アジフライ定食等を食べる事が出来る。また、お安くとも量はたっぷりなので、今日も谷本川の田んぼで昼寝をした後に、24日の観察会の下見に泉の森公園へ行った。すると、コガモ、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロはもちろんのこと、アメリカヒドリとヒドリガモの交雑個体も1羽飛来していて嬉しくなった。また、観察会は勤労感謝の日の翌日で売店が開いているかが心配だったが、平常通りで軽食もやっているというので安心した。

<今日見られた主なもの>鳥/コガモの雄(写真上左)、アメリカヒドリとヒドリガモの交雑個体?(写真上右)、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、アオサギ、バン、カワセミ、ハシブトガラス等。


11月5日(午前)、横浜市緑区北八朔公園

 今日は朝から、抜けるような青い秋の空が広がった。何処へ行こうかなあと考えたが、午後から泉の森公園へ行く予定なので、国道246号線に近い所という事で、久しぶりに北八朔公園へ出かけた。もちろん貧乏人で有料駐車場は利用出来ないから、梨園の横に停めて歩いて行った。天気は上々なれど朝はかなり冷え込んだから、日陰のアジサイの葉はびっしょりと濡れていた。日向では、池の手摺にコノシメトンボやアキアカネが日向ぼっこをし、ツマグロヒョウモンやキタテハがコセンダングサで食事をしていた。しかし、なかなか絵になる様には止ってくれず、ヤクシソウやムラサキシキブの実にカメラを向けてから、キノコでも生えていないかと竹林や雑木林に入ってみたが、これといったものはなかった。その後、アシの葉上で日向ぼっこをしているコバネイナゴをお土産にして車に戻った。

<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ、マルバフジバカマ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、アメリカイヌホウズキ、イヌタデ等。蝶/ツマグロヒョウモン、キタテハ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/コバネイナゴ(写真上右)、コノシメトンボ、アキアカネ等。その他/ムラサキシキブの実(写真上左)、サンシュユの実、マユミの実等。


11月4日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 今日は正午頃から晴れて来るとの事であったが、午後から用事があるので、午前中のみ久しぶりに茅ヶ崎公園へ出かけた。今の季節、曇りで寒いと蝶の姿はまったく見られず、もちろん昆虫もほんの僅かしか見られない。そんな寒々しいフィールドに、周りを明るくする電球に似た格好のハダカホウズキの実が真赤に色づいていた。雑木林の中に入ると、あちこちでコウヤボウキが可愛らしい花を咲かせ、この細い茎を集めて箒を作ったとの事だが、竹の枝で作った方が簡単なのにといつも思う。もっとも、上質な箒は出来そうである。この他、真っ白くシロヨメナがたくさん咲き、花壇から逃げ出して来たのだろう、タイワンホトトギスもかなり見られた。今日は下記に記したように観察出来たものは少なかったが、それでもハダカホウズキの実とコウヤボウキの花に出会えて嬉しかった。空は予報通りに、正午になると真っ青になった。

<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ(写真上左)、シロヨメナ、ノハラアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、アメリカイヌホウズキ、ホトトギス、タイワンホトトギス等。昆虫/ツマグロオオヨコバイ、ベッコウバエ等。その他/ハダカホウズキの実(写真上右)、ゴンズイの実、ヨウシュヤマゴボウの実、ガマズミの実、カラスウリの実、ピラカンサの実、ジョロウグモ等。


11月3日(午後)、川崎市麻生区早野の里

 午後からは飽きに飽きて最近行かなくなった牛丼の「すき家」でカレーライスを食べ、早野の里の田んぼで健康昼寝を貪った。秋の陽が車内に差し込んで暖かく、まこと小さな幸せ見ーつけたといった按配である。目を覚まして近くの畑の方に目をやると、アジサイの木の天辺に鳥が止っている。双眼鏡を取り出して確認すると、モズの雌であることが分かった。そこでデジスコを素早く組み立て、慎重に近づいて撮影した。その後、同じ場所のモズの写真2枚ではちょっとねーと思ったので付近を散策すると、モズの雄がいたが、良い場所には止ってくれなかった。そこでハンノキ林の方へと歩いて行くと、入口にジョウビタキの雌を見つけた。しかし、これまた良い場所には止ってくれなかったものの、いよいよ冬鳥が渡って来たんだと嬉しくなった。この他、ヒヨドリが騒がしく熟した柿の実を啄ばんでいた。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雌(写真上)、ジョウビタキの雌、シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス等。


11月3日(午前)、東京都町田市三輪町

 今日は統計的に晴れが多い日(晴れの特異日)として著名な文化の日である。そんな訳で抜けるような青空が広がった。ところで文化の日とはなんだっけ、文化勲章の授与式がある日かなと思ったら、なんと日本国憲法が公布された日との事である。それなら、5月3日の憲法記念日はなんなのだろうと思って調べてみたら、施行された日との事である。へぇー、公布と施行ねー。その両日が国民の祝日なんだから、やはり憲法は偉い。話は横道に逸れてしまったが、今日は祝日で人出の多い寺家ふるさと村を避けて、尾根一つ越えた町田市三輪町を散策した。予想通り散策者には誰一人会わず、気ままな観察及び写真撮影が出来た。まずは抜けるような青空を祝して、竹の棒の先で暖をとるハラビロカマキリを撮影した。きっとこの棒に卵のうを産み付け、虫生(昆虫の一生)を終えるのであろう。また、これから寒くなると棒の先に止る事が少なくなるアキアカネも撮影した。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ等。蝶/ツマグロヒョウモン、キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/ハラビロカマキリ(写真上左)、アキアカネ(写真上右)、ウリハムシ等。その他/ピラカンサの実、ノブドウの実、カラスウリの実等。


11月2日、横浜市緑区梅田川

 今日は、朝から青空一杯の秋晴れとなった。昨日は雨上がりでじめじめしていて、散策路も一部ぬかるんでいたから、なんとなく健康散策とは言いがたかったが、梅田川沿いは明るい所が多いので、まことるんるん気分という訳である。いつものように三保念珠坂公園沿いを上流に向かって歩いて行ったが、ススキの穂が伸び、葉や茎にはツチイナゴ、オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキが見られた。その後、梅田園まで行ったが、これといった被写体には恵まれず、これまたいつものように新治市民の森側の小道で引き返した。植木屋さんの畑に豆柿が植栽されているが、今年は猛暑の影響なのか腐っているものが多く、また、腐っていなくとも薄汚れていて撮る気にはなれなかった。その後、コセンダングサに吸蜜に訪れていたウラナミシジミをカメラに納め、もう撮り納めとなるだろうコスモスを一輪切り取って車に戻った。

<今日見られた主なもの>花/コスモス(写真上左)、ノハラアザミ、アキノノゲシ、セイタカアワダチソウ、コセンタングサ、アメリカイヌホウズキ、イヌタデ等。蝶/ウラナミシジミ(写真上右)、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、アカタテハ、ルリタテハ、キタテハ、コミスジ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、キチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/オオカマキリ、ツチイナゴ、オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキ、アオバハゴロモ、アキアカネ、マユタテアカネ、ホシホウジャク、クロウリハムシ、イラガの繭等。その他/サンシュユの実、サンショウの実、クサギの実、アオツヅラフジの実、トキリマメの実、ヨウシュヤマゴボウの実、ヘクソカズラの実、ジョロウグモ、ナガコガネグモの卵のう等。


11月1日、横浜市緑区新治市民の森

 今日から早くも11月、なんだか今年は、もの凄いスピードで時計の針が回っているように感ずる。記録的な猛暑や体調不良だけではなく、政治の世界で諸々の事柄が起きて、のんびりゆったりとした気分になれないからだろうか。今日は雨が昼前に上がったので、シルバー世代5パーセント引きのカードを持っているので、バーミアンで食事をした後に新治市民の森へ行った。何処へ行っても昆虫達の姿は少なくなって貧果に泣くだろうから、静かさならピカ一という事で決まったようである。まこと命の洗濯にはもってこいのフィールドである。まず最初に、各種の実を撮ってカメラの中を賑やかにして散策を続けたが、次第に真っ青な空となって各種蝶や昆虫達が現れた。特に、各種カマキリが日向ぼっこしている姿が印象的であった。また、あまり会いたくないシマヘビとヤマカガシにも出会い、蛇達も近づく冬を前にしてなにかと忙しいようである。

<今日見られた主なもの>花/ナギナタコウジュ、ヤクシソウ、ヨメナ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、コシロノセンダングサ、アキノノゲシ、アキノウナギヅカミ、ミゾソバ、イヌタデ等。蝶/キタテハ、ツマグロヒョウモン、キチョウ、クロコノマチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/コバネイナゴ、コカマキリ、ハラビロカマキリ、チョウセンカマキリ、コノシメトンボ、アキアカネ、クサギカメムシ、ヒメジュウジカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、ツマグロスケバ、アオバハゴロモ、ツマグロオオヨコバイ、ウリハムシ等。その他/ノブドウの実(写真上左)、ゴンズイの実(写真上右)、ガマズミの実、カラスウリの実、クサギの実、ヘクソカズラの実、トキリマメの実、ミツバウツギの実、ウツギの実、ピラカンサの実、ジョロウグモ、シマヘビ、ヤマカガシ等。


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