2011年:みちばた散策記

(1月)


1月31日、横浜市緑区新治市民の森

 今日で日帰り手術から1週間になるので、午前中に医者に行った。容態が完全に落ち着くまでには3カ月程かかると言うので、手術結果の良否はまだ先となる。一月は里山写真クラブ作品展や日帰り手術があったりと落ち着かなかったが、これからは心暖かくのんびりと暮らしたいものである。午後からはデジスコを担いで写真撮影が出来るかなと、新治市民の森へ行った。鎌立谷戸のカワセミの池まではかなりの距離があるが、いつもと変らぬ歩調で辿り着けた。今まで何遍も記しているように、例年に比べて野鳥の出が悪いので、カメラマンは誰もいなかった。しかし、カワセミは出放題で思う存分シャッターを切る事が出来た。私より年配の顔見知りの方が散歩にやって来て、肺気腫で入院していたそうである。タバコを吸う方は60歳前にジ・エンドにしないと死ぬほど苦しい目に遇う可能性があると聞いて、数年前に禁煙出来て本当に良かったとしみじみと感じた。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ヤマガラ(写真上右)、アカゲラ、シジュウカラ、カシラダカ、エナガ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、モズ、ヒヨドリ等。


1月30日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 今日はもの凄く寒くなると予報されていたが、まことその通りで、しかも風が少々あるから尚更である。日帰り手術は鉛筆の太さ位の膀胱鏡を通してのものだったので、挿入時に生じた尿道の爛れが完全に回復するには、もう少し時間がかかる事だろう。そんな訳で元気は左程無いのだが、午前中のみリハビリを兼ねて茅ヶ崎公園へ行った。一月も末になると彩りある木の実は、アオキの実を除くと完全に落ちてしまったから、散策しても茶褐色の被写体ばかりだ。もっとも、紅梅やホトケノザ等を何回も登場させれば良いのだが、今月はちょっとねーと思っているので、ウグイスカグラの花を撮ろうと思い立った。何故だか分からないが茅ヶ崎公園にはたくさんあって、しかも早い時期から花が見られる。今日は日曜日なので生態園が開いているので中に入ると、あちこちにピンクの小さな花が咲き出していた。まこと寒中の雑木林の小さな灯火である。

<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ(写真上右)、ツバキ、ササンカ等。昆虫/オオカマキリの卵のう、ハラビロカマキリの卵のう等。その他/サンショウの葉痕(写真上左)、ヤブランの実、シオデの実等。


1月29日、横浜市港北区新吉田町

 予定通り24日に、膀胱と尿道の境あたりの部位である膀胱頚部の膨らみを削り取り、痛みを生じさせる部分を焼く手術を日帰りで行なっていただいた。術後3日間は膀胱カテーテルが挿入されていたので元気が無かったが、一昨日あたりから散歩を始め、今日はカメラを持って至近距離の新吉田町を2時間程散策した。まずはウメモドキの実はどうなったかなあと行ってみると完全になくなっていて、地面に落ちた形跡もないから、野鳥に食べられたようである。植木屋さんの畑では、シナマンサク、ロウバイ、紅白のウメ、ツバキが、日当りの良い畑の斜面には、オオイヌノフグリやホトケノザが咲いていた。雑木林へ通ずる小道には、まだヒヨドリジョウゴの実がぶら下がって青空に輝いていた。その後、今日は冬芽や葉痕を登場させないで散策記をアップしたいなあと思っていたら、農家の納屋の壁でスジグロシロチョウの蛹を見つけた。

<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ノゲシ、ニホンスイセン、シナマンサク、ロウバイ、ウメ、ツバキ等。蝶/スジグロシロチョウの蛹(写真上右)等。その他/ヒヨドリジョウゴの実(写真上左)、アオキの実、カラスウリの実、コウヤボウキの綿毛等。


1月23日(午後)、東京都(仮称)マヒワの森公園

 元石川町から寺家ふるさと村の四季の家までは車で15分程なので、11時ちょい過ぎに到着出来た。展示作業が終ったジムニー君や、お手伝いに来たHドクターやN仙人もまだ残っていた。また、早くも神奈川きのこ会のメンバーが2人も見に来ていて、久しぶりにあの有名なW女史にも出会った。そんな訳であっという間に時間が過ぎたので、最近飽きに飽きたが注文後すぐに食べられる「すき家」へ行き、健康昼寝の後に(仮称)マヒワの森公園へ行った。先だって花虫さんの散策記に出てくる、ルリビの森、ジョウビの森、マヒワの森、アオジの森は、みんな同じ町田市のY池公園ではないのと質問されたが、どうなんでしょうね。内緒、内緒、内緒の話はあのねのね!という訳で、今日も様々な小鳥が現れて、「花虫さん、明日の手術、頑張ってね。またお見えになるのを待ってます」と言われて、まこと涙が溢れて止らなかった。

<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上左)、マヒワの雌(写真上右)、ルリビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、メジロ、トラツグミ、シロハラ、ヒヨドリ、キジバト、キンクロハジロ等。


1月23日(午前)、横浜市青葉区元石川町

 今の季節、散策しても得るものが無い寺家ふるさと村だが、四季の家でグループ彩の写真展が始まっている。今日からはジムニー君の芸術写真が展示されるというので、元石川町へ1時間程散策に立ち寄ってから行ってみようと出発した。まずはモミジバフウのおどけた葉痕を撮ろうと思ったら、綺麗さっぱり剪定されていて涙を飲んだ。いつもオウバイの撮影ならここと決めている、ラーメン屋「八戒」裏の民家へ行って見ると、ほんの少しだが咲いていた。次に、去年、良い絵柄の写真が撮れた植木屋さんのロウバイを撮りに行ったら、ちょうど良い按配に咲いていた。花芯が黄色いソシンロウバイは各所に植栽されているが、やはり花芯が赤紫のロウバイの方が美しい。また、同所で午前中の冬の斜光を受けて輝いている紅梅も撮った。そんな訳で、黄梅、蝋梅、紅梅と、梅が付く樹木の花を3種類もカメラに納める事が出来た。

<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、ロウバイ(写真上右)、オウバイ、サザンカ等。その他/ニワウルシの冬芽等。


1月22日(午後)、東京都(仮称)ジョウビの森公園

 昼食は、例によって裏から自由に入れる東名高速港北PAのレストランへ行った。トラック野郎達が、全国の高速道路のSA及びPAで、一番安くて美味いと評しているのだから、私が通うのも当然である。今日は550円の豚汁定食に次いでお安い、600円の厨房賄い丼+小うどんを食べた。おかずは豪華とは言えないものの、とってもヘルシーだと思われるので、立ち寄ったら注文して食して欲しい。前記したように明後日は手術の日で、その後、いつから散策及び写真撮影が出来るかは定かでは無いので、午後も(仮称)ジョウビの森公園へ行った。この公園には大きな池があるが、飛来しているカモの種類はとても少なく、氷結するようになってからホシハジロが見られなくなったから、なんとキンクロハジロとカルガモのみという寂しさである。そんな訳で、キンクロハジロを登場させようと頑張った。

<今日見られた主なもの>鳥/キンクロハジロ(写真上左)、ルリビタキの雌(写真上右)、ジョウビタキ、マヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、シロハラ、キジバト、ガビチョウ、ヒヨドリ等。


1月22日(午前)、横浜市緑区梅田川

 明後日が手術の日だと思うと、アップダウンの多いフィールドや鬱蒼としたフィールドには行く気が起きない。楽ちんで快適な散策という事で、またもや梅田川へ行った。まずはオニグルミの葉痕を撮ろうと「くるみ橋」の方へ下って行ったが、撮る気になる枝ぶりのものは無かった。そこで遊水池のオニグルミならばと期待したが、これも駄目で、結局、かなり上流まで上って行った。途中、植木屋さんの畑でシナマンサクが咲き始めていたので、これはラッキーとカメラに納めた。例年、道端自然観察会で小石川植物園正門前のシナマンサクを撮影しているが、きっとかなり咲いている事だろう。その他には相変わらずこれといったものは見当たらず、万が一の保険としてハラビロカマキリの卵のうをカメラに納め、オニグルミのポイントへ行ってみた。するとベストとは言い難いが、まあまあの絵柄が見つかったので青空に抜いて撮影した。

<今日見られた主なもの>花/シナマンサク(写真上右)、ウメ等。蝶/モンシロチョウの蛹等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう、オオカマキリの卵のう等。その他/オニグルミの葉痕(写真上左)、トキリマメの実、ヘクソカズラの実、ナガコガネグモの卵のう等。


1月21日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 昼食は50円の割引券を貰ったので吉野家へ行き、牛鍋丼、お新香、味噌汁、生卵が、割引されて合計400円だから嬉しい限りである。このところ衣料品だけでなく、外食屋さんも値下げ合戦だから本当に助かる。昼食後は健康昼寝を貪ったが、相変わらず短時間で目覚めて、久しぶりに泉の森公園へ行った。1月に入って、冬鳥の代表格ともいえる各種のカモが登場していなかったので、なんとなく寂しいなあと感じたのである。寒さが続いていて各所の池では氷結し、カモの数が減っているので心配したが、しらかしの池にはたくさんのカモが浮かんでいた。そこで日本にやって来るカモの親分挌はマガモなので、なんとかカメラに納めたかったが、数が少ないこともあってか、帰宅時間寸前にようやく撮る事が出来た。この他、小鳥類では、ルリビタキ、ミソサザイ、マヒワ等が見られたが、良い絵柄の場所には止ってくれなかった。

<今日見られた主なもの>鳥/マガモの雄(写真上左)、ヒドリガモの雄(写真上右)、ルリビタキ、ミソサザイ、マヒワ、シジュウカラ、ハクセキレイ、キセキレイ、シロハラ、ツグミ、ヒヨドリ、バン、ホシハジロ、コガモ、キンクロハジロ、カルガモ等。


1月21日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森

 冬は他の季節と異なって、これといった変化は無いので、一度散策した場所で新たなる被写体を探し出すのは難しい。もう少し立てば早春の花々も咲き出すだろうが、まだ2週間程先となろう。そんな訳で、貧果覚悟で久しぶりとなる長津田町の(仮称)東名の森へ行ってみた。昆虫がみられる季節ならば、ほほいのほいと被写体が見つかる雑木林に囲まれた空き地へ行ってみたが、これといったものは見られなかった。陽が良く当る斜面では梅が咲き出していたが、手の届く高さには良い枝ぶりのものは無かった。そこで茶褐色の微毛に覆われた、まん丸のポーポーの冬芽を撮った。その後、これといったものには出会わず、日曜菜園がたくさんある場所ならモンシロチョウの蛹がある筈と期待したが発見出来ず、隣接する雑木林の縁でコナラの幼木にイラガの繭がたくさんついていたので撮影した。

<今日見られた主なもの>花/ウメ等。昆虫/イラガの繭(写真上左)、ハラビロカマキリの卵のう等。鳥/ツグミ、ジョウビタキ等。その他/ポーポーの冬芽(写真上右)、マユミの実、ヘクソカズラの実、スイカズラの実等。


1月20日、東京都(仮称)ルリビの森公園

 泳げ鯛焼き君の歌詞ではないが、「毎日毎日私はフィールドの上で撮影嫌になっちゃうな」という訳で、午前中のみ早野の里で、久しぶりにモズでも撮ろうと出かけた。しかし、モズはいたもののピーカンで、しかも落ち着きが無くて良い写真は撮れなかった。また、ムクドリやツグミもいたが、電線に止まっているものばかりで今一ぱっとしない。そこで午後も鳥撮りやなと(仮称)ルリビの森公園へ行った。ポイントへ直行すると、すぐにルリビタキの雄が現われた。太陽光線が当たっていると胸が白飛びしてしまうし、羽もしっとりとした青とはならない。それでも、日陰や夕方のルリビタキの雄ばかりをご紹介して来たので、たまには良いかなと撮影した。その他の鳥の出は今一で、シャッターを切っても良いと感ずる場所に止ってはくれなかった。それでもルリビタキの雄と遊んで、あっという間に帰宅時間となった。

<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、ジョウビタキ、マヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、シロハラ、ヒヨドリ、カワセミ、キジバト、ガビチョウ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモ等。


1月19日、横浜市都筑区鴨池公園

 ここ数日、風が吹かない日が続いているので、外回りの掃除は簡単に終った。しかし、ちょっとした修理箇所を見つけて手間取ったので、自宅出発はかなり遅れてしまった。そこで鴨池公園へ行ったが、池のあるエリアだけを大急ぎで散策した。日向は昨日に比べるといくらか暖かいなあと感じたが、朝は相変わらず冷え込んだようで、鴨池はかちんかちんに凍っていた。いつもなら見られるマガモやカルガモの姿はまったくなかった。今日の目的はアブラチャンの冬芽で、焦茶色の球状の蕾が印象的なのだが、たくさんついている小枝は絵にならなくて、蕾が数少ない小枝のものを写した。次に黒っぽいイボタの実を撮ったが、やはり彩りが欲しくなり、アオキの実を探してなんとかカメラに納める事が出来た。隣接する団地の庭に入ってみると、トチノキやシナサワグルミが植栽されていて、またいつかカメラに納めて紹介する事になるだろう。

<今日見られた主なもの>花/ウメ、ソシンロウバイ、サザンカ等。その他/アブラチャンの冬芽(写真上左)、アオキの実(写真上右)、ノイバラの実、イボタの実等。


1月18日(午後)、東京都(仮称)アオジの森公園

 神奈川県内の今現在の野鳥カメラマン人気スポットは、コイカルとトラツグミがいるK公園だが、舞岡公園と同様に駐車場が有料でとても高い。松屋やすき家の牛丼を食べ続けて昼食代を浮かせて駐車場代にあてたらとの有り難い助言も頂いているが、野鳥を撮る事だけが人生ではない。そこで、広大な無料駐車場がある(仮称)アオジの森公園へ行った。今日の目的は枝や杭に止るアオジであったが、なんとか伐採された枝と柵の上に止るものを撮影出来た。野鳥図鑑によると、古来からの習慣で緑色の鳥は青とつけられる事が多く、アオジも緑色なのに青で、この他、アオゲラ、アオバト等も緑色である。また、青い鳥は瑠璃とつけられる事が多く、ルリビタキやオオルリは青色である。今日撮影したアオジは、ウグイスよりもウグイス色で、黄な粉の草団子のような色合いで、ごくごく普通な野鳥だが、とっても綺麗で可愛らしい。

<今日見られた主なもの>鳥/アオジの雌(写真上)、ルリビタキ、ジョウビタキ、マヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、トラツグミ、シロハラ、シメ、ヒヨドリ、ガビチョウ、キンクロハジロ、カルガモ等。


1月18日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 何遍記しても仕方が無いが、今の時期、一般撮影機材による散策では、本当に被写体が少ない。そこで登場させたいものはないかなと考えたら、アワブキの冬芽が浮かんだ。アオバセセリやスミナガシの食樹として著名だが、冬芽も褐色のミニチアバナナの房の様で特異な存在ともいえる。アワブキは国道246号線より南では見た事が無く、いわゆる多摩丘陵まで行かないと見られない。そんな訳で、自宅から一番近い場所は、早野の里と寺家ふるさと村になる。寺家ふるさと村は徹底した草刈と田んぼ体験グループが借りている自然度の高い谷戸が部外者立ち入れ禁止となった為に、行っても撮るものが無い。そこで早野の里でアワブキの冬芽を無事にカメラに納めた。その後、例によって彩りのあるものをという事で、コウヤボウキの綿毛やイラガの繭もあったが、ノイバラの実を登場させる事にした。

<今日見られた主なもの>花/ウメ、ソシンロウバイ等。昆虫/イラガの繭等。その他/アワブキの葉痕(写真上左)、ノイバラの実(写真上右)、ウメモドキの実、ガマズミの実、キンカンの実、コウヤボウキの綿毛等。


1月17日、横浜市緑区新治市民の森

 昨日はかなり風が強かったので、今日の外回りの掃除はわくわくするほど枯葉が散乱している筈と思ったが、それ程では無かった。落葉樹の葉は完全に落ちてしまったのだ。午前中は、ここしばらく水鳥が登場していないので、カモ類を写そうと三ッ池公園へ行った。しかし、ほぼ全面氷結していて、ユリカモメの姿はまったく無く、カモ類も凍らなかった狭い水面に個体数を減じて浮かんでいた。きっと鶴見川に非難しているのだろう。それにしても三ッ池公園が完全氷結するなんて久しぶりで、今年の冬は本当に寒いんだなあと実感した。午後から行った新治市民の森の鎌立谷戸最奥に居を構えるSさんよると、今朝はなんとマイナス6度であったという。まこと横浜とは信じられない程の寒さである。しかし、鳥の出は珍しいものこそ見られなかったが常連の鳥達はかなり見られ、久しぶりにカワセミが長い時間お相手してくれた。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ヤマガラ、アオジ、カシラダカ、ジョウビタキ、シメ、シロハラ、モズ、ヒヨドリ、スズメ等。


1月16日、横浜市港北区新吉田町

 今日で第7回里山写真クラブ作品展は閉幕となる。夕方から作品搬出及びちょっとしたお茶会があるので、午前中のみ至近距離の新吉田町へ行った。北風はかなり強く空は真青な首都圏では典型的な冬の天気だが、日本海側はかなり雪が降っているに違いない。散策を開始して、まずは彩りあるものをとウメモドキの実はまだ残っているかなと行ってみると、前回とほとんど変らずに残っていた。三保市民の森にあるものはジョウビタキの雌が啄ばんでいたが、いったいここのはどういう訳なか野鳥に好まれないようである。その後、丘の上の植木屋さんの畑に行くと、紅白ともにウメが咲いていたが、撮ろうと思った白梅は良い絵柄の咲きぶりではなく、ハナミズキの蕾を青空に抜いて撮影した。その後、彩りを求めて反対側の雑木林へ通ずる小道へ行って、まだかなり新鮮なヒヨドリジョウゴの実をカメラに納めた。

<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ニホンスイセン、シナマンサク、ロウバイ、ウメ、ツバキ、サザンカ等。その他/ハナミズキの冬芽(写真上左)、ヒヨドリジョウゴの実(写真上右)、ウメモドキの実、カラスウリの実等。


1月15日(午後)、東京都(仮称)ジョウビの森公園

 午後からは、相も変らず(仮称)ジョウビの森公園へ行った。里山の代表的な冬鳥であるジョウビタキの雌とルリビタキの雄はだいぶ撮ったので、そろそろ違うものを撮らなければと考えているのだが、他所に行ってノーシャッターだとストレスが溜まるので、シャッターが切れる所へまた行きたくなるのだ。また、鳥が少ない所に身を置いているより、多い所に身を置いている方が、良い写真が撮れるチャンスが増えるのは当然なことである。それでも毎度御馴染みのジョウビタキの雌では芸が無いと思っていたら、まだ散策記に登場していないルリビタキの雌が現れて嬉しくなった。雄に比べると本当に地味な色をしているが、顔立ちはとても可愛らしい。そこでばんばん撮影をしたかったのだが、一回り身体が大きくて気が強いジョウビタキの雌が現われて、「ここは私のお庭よ、来ちゃ駄目よ!」と追払ってしまった。

<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上)、ジョウビタキ、マヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、シロハラ、シメ、ヒヨドリ、キンクロハジロ、ホシハジロ等。


1月15日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森

 いよいよ第7回里山写真クラブ作品展は、残すところ今日と明日の2日間となった。今日は土曜日であるし、このHPの掲示板でも御馴染みの人気者の織姫さんの当番日だから、さぞかし野鳥カメラマンが集結しているに違いない。もちろん私が知っている方も来ている筈だが、船頭多くして、船、山に登るとなってはいけないので、しぶしぶいつものように散策に出かけた。とはいっても相変わらずの被写体不足、今日はウスタビガやヤママユの空繭、各種カキマキリの卵のうを見つけようと、長津田町の(仮称)246の森へ行った。しかし、目的としたものは見当たらず、ウスタビガやヤママユの発生はかなり少なくなっているように感じられた。しからば他のものをと探し回ったが、これといったものは見当たらず、畑に栽培されているキウイのQちゃんと植木屋さんの畑の紅梅を撮ってなんとか格好をつけた。

<今日見られた主なもの>花/ウメ(写真上左)、ソシンロウバイ等。昆虫/オオカマキリの卵のう等。その他/キウイの葉痕(写真上右)、カクレミノの実、ヤブランの実、マンリョウの実、センリョウの実、シロヤマブキの実等。


1月14日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 昼食は20日まで使える割引券があったので、かつ屋でカツカレーの梅を注文した。漬物は食べ放題だから、500円ちょいオーバーで満足出来る。そんな訳だからか非常に混雑していて、かなり待たされてしまった。それでも国道246号線は空いたので、予定通りに泉の森公園へ到着出来た。急いでデジスコを組み立て、ポイントへ向うとカメラマンが非常に少ない。どうしたのだろうと思ったら、K公園にコイカルやトラツグミが出ていて、皆さんそちらへ集合しているとの事であった。新治市民の森で良く出会うMさんがK公園へ午前中に行って回って来たが、なんと50名ものカメラマンが集結していて、恐れをなしたのかコイカルは出なかったようである。珍鳥が出ると我先にの野鳥カメラマンの根性には頭が下がるが、もう少し自分自身のポリシーを持って貰いたいものである。ところで、今日の泉の森公園はカメラマンは少なかったが、ルリビタキもミソサザイも一度だに出てくれなかった。

<今日見られた主なもの>鳥/ハクセキレイ(写真上左)、メジロ(写真上右)、キセキレイ、カワセミ、マヒワ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、ヒヨドリ、クイナ、バン、コサギ、ホシハジロ、マガモ、コガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カルガモ等。


1月14日(午前)、横浜市緑区梅田川

 今日は風も弱く気温も比較的高くて、厳冬期としては有り難い散策日和となった。しかし、残念な事に野鳥以外ではこれといった被写体は見当たらず、梅田川周辺の散策なら何かあるのではないかと出かけて見た。まず最初に保険としてオニグルミの葉痕を撮ったが今一の出来で即座に消去し、しからばクサギの葉痕が良いかなあと探してみたら、頂芽が羽を開いた紫の野鳥が止っているようにも見えるものを見つけて、微笑んで撮影した。次は、例によって冬芽葉痕以外で彩りのあるもの、出来れば花が良いなあと探してみたが、シナマンサクがもう一歩の状況であった。しからば例によって実を撮ろうと思ったが、今まで紹介したものばかりだから万事休すかなと思ったが、今月は登場させていなかったトキリマメの実があったのでカメラに納めた。そんな訳で、たった2枚撮っただけで午前中の散策は終了となった。

<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ、シナマンサク、ウメ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/クサギの冬芽(写真上左)、トキリマメの実(写真上右)、マンリョウの実、センリョウの実、ナンテンの実、ヘクソカズラの実、ピラカンサの実、ツルウメモドキの実等。


1月13日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園

 今日の昼食も東名高速港北PAでとった。まこと毎日が同じ事の繰り返し、しかも昼食までもが同じ場所では、全くのマンネリズムではあるが、こんな同じ日々を繰り返す事が出来るのも、ある意味では幸せなんだなあと思うようになった。この歳になると、脳卒中、心臓病、癌、糖尿病等、かなりの病気に見舞われて闘病生活をなさっている同年代の方が多い。また、金銭的な苦労をなさっている方も多いに違いない。そんな事を考えると、もうすぐ日帰り手術の身である私だが、散策出来るだけでも素晴しいと思わざるをえない。そんな訳で、午後は幸せの青い鳥を撮ろうと、(仮称)ルリビの森公園へ行った。ポイントへ直行するとお待ちかねだったようで、最近、このHPの掲示板に御投稿下さるジャパンさんと一緒に撮影した。その他の鳥は寒さが影響してか、種類数も個体数も少なかった。鳥も人と同じように小春日和が大好きなのである。

<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、ジョウビタキ、マヒワ、シジュウカラ、アオジ、エナガ、シロハラ、トラツグミ、ヒヨドリ、カワセミ、キンクロハジロ、カルガモ等。


1月13日(午前)、横浜市都筑区大原みねみち公園

 昨日は第7回里山写真クラブ作品展の当番日であったので散策は出来なかったが、なんと61名もの来場者が有り、まことに嬉しい限りであった。今日は昨日の分も取り戻そうと意気込んで出発したが、何処へ行っても被写体は有りそうも無い。なるべく冬芽葉痕なしに乗り越えようと思っていても、こう撮るものが無いと登場させざるを得ない。しからば何が良いかなあと思案した結果、トチノキの冬芽葉痕、トチ坊を撮ろうと大原みねみち公園へ行った。公園内に足を踏み入れると、野鳥カメラマンがたくさん集っていて驚いた。昔のようにカワセミが池に戻って来たようである。もちろんタムロン90ミリマクロ装着のカメラだからカワセミは撮れず、目的のトチノキの冬芽葉痕をカメラに納めた。その後、彩りあるものが欲しいなあと散策するものの、これといったものは見当たらず、葛ヶ谷公園まで歩いてやっとマンリョウの実を見つけた。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ等。その他/トチノキの冬芽(写真上左)、マンリョウの実(写真上右)、アオキの実、ムラサキシキブの実、ネズミモチの実等。


1月11日(午後)、東京都(仮称)ジョウビの森公園

 昼食は、例によって東名高速港北PAへ行った。女房に貰っている昼食代で食べられるアジフライ定食かサバの味噌煮定食と思ったのだが、冬季限定「広島産カキフライ定食」の魅力に負けて、予算オーバーとなってしまった。明日は240円の松屋の牛飯にすれば良しと苦笑した。相変わらず健康昼寝は寒くて短時間となり、(仮称)ジョウビの森公園には午後1時半に到着した。空は曇り始めて気温は低く、鳥の出は不活発であった。また、ほんの一時だが雪が舞った。それでもジョウビタキの雌は元気で、ルリビタキの雄がテリトリーに侵入すると追払った。「私の縄張りに入って来ては駄目よ」という訳だが、可愛い顔をしていても気がとても強い。市内に2人県内に2人気が強いご婦人がいて、気の弱い私は苛められっぱなしだが、やっぱり女性は優しさが一番やなと改めて感じ入った。

<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上)、ルリビタキ、シジュウカラ、アオジ、ガビチョウ、トラツグミ、シロハラ、ヒヨドリ、カワセミ、キンクロハジロ、ホシハジロ等。


1月11日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園

 毎年恒例の里山写真クラブ作品展の作品搬入及び展示作業は昨日無事に終わり、例年より質の高い作品ばかりで驚いた。当番は出展者が交代であたるので、今日は午前午後のダブルヘッダーだと意気込んで出発した。昨日吹いていた北風は完全におさまったが、朝から雲が多くてとても寒い。ここに来て、今冬は寒さが厳しいんだなあと実感する。今日はアキニレの葉痕を撮ろうと、鴨池公園へ行った。アキニレは街路樹として植栽されているが、樹液にはアカボシゴマダラやヒカゲチョウ等のチョウはまだしも、スズメバチもやって来る。その葉痕は、アキ坊とでも呼びたくなるほど可愛らしい男の子の顔で楽しくなる。街路樹は綺麗に剪定されていたが、付近に幼木がたくさんあって、無事にカメラに納める事が出来た。その他は、これといった被写体はなく、まだ残っていたガマズミの実を撮って彩りを添える事にした。

<今日見られた主なもの>花/サザンカ等。その他/アキニレの葉痕(写真上左)、ガマズミの実(写真上右)、ピラカンサの実、アオキの実、ノイバラの実、イボタの実等。


1月10日、横浜市港北区新吉田町

 今日は午後3時から第7回里山写真クラブ作品展の作品搬入及び展示作業があるので、午前中のみ近場の新吉田町へ行った。しかし、北風がビュービュー吹いてとても寒く、風邪でも引いたら大変と、スキー帽にマフラーは勿論の事、マスクまでかけての散策となった。それでも風が遮られる日溜りはとても暖かく、ホトケノザやオオイヌノフグリが咲いていた。植木屋さんの畑では、クロガネモチの実に、ヒヨドリがたくさんやって来て実を啄ばんでいた。ウメは白梅も紅梅も咲き出し、シナマンサクが一輪だが咲いていた。畑の垣根として植栽されているマサキの実はやっと弾けて、朱色の実が鮮やかであった。マサキはニシキギやマユミと同じ仲間であるが、実が熟する時期はかなり遅れる。ほんの少し残った雑木林に通ずる小道の頭上に、たくさんのヒヨドリジョウゴの実が真っ青な冬空に鮮やかに浮かんでいた。

<今日見られた主なもの>花/ホトケノザ(写真上左)、ニホンスイセン、シナマンサク、ソシンロウバイ、ロウバイ、ウメ、ツバキ、オオイヌノフグリ等。その他/マサキの実(写真上右)、ウメモドキの実、ノイバラの実、ヒヨドリジョウゴの実、アオツヅラフジの実、セイヨウカマツカの実、カラスウリの実等。


1月9日、東京都(仮称)マヒワの森公園

 いゃー、昨日、コーナンで買った遠赤外線の毛布はとっても暖かく、昨夜はまこと熱い位であった。そんな優れものの毛布が、通常価格4980円のところ2980円の特売価格で購入出来たのだから素晴しい。そんな訳で元気一杯、午前中から(仮称)マヒワの森公園へ行った。今年はマヒワの当たり年で、首都圏の主だった公園や緑地にかなりの群れで飛来している。私が良く行く新治市民の森や泉の森公園でも見られるという。しかし、動きが素早くデジスコではまことに撮り辛い野鳥であるが、極々稀だがかなり長い間枝に止まってくれるチャンスがあって、そんな時にやっと撮る事が出来る。今日もそんな幸運が一度だけあって、今季2度目のマヒワの写真を撮る事が出来た。この他、白い眼鏡をかけたように見えるガビチョウが盛んにお出ましになり、背景が綺麗な場所にデジスコを据えて何枚もシャッターを切った。

<今日見られた主なもの>鳥/ガビチョウ(写真上左)、マヒワ、(写真上右)、ジョウビタキ、ルリビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、メジロ、エナガ、シロハラ、ヒヨドリ、キジバト、カワセミ、キンクロハジロ、ホシハジロ等。


1月8日、横浜市緑区三保市民の森

 ちょっと前に加齢の為に気温感知能力が鈍くなっているのかなと記したが、昨日は風も強かったので非常に寒く感じ、自宅蟄居の一日となった。11日から第7回里山写真クラブ作品展が始まるし、下旬には日帰り手術も控えているから、風邪でも引いたら大変という訳である。更に、今朝は寒さの為に目覚めてしまったので、午後から毛布を買いに行こうと午前中のみの散策となった。現在使用している毛布は、うん十年も前のものだし、今はとても軽くて暖かい毛布がある筈と思ったのだ。まったくこう寒いと撮るものが無い。なるべく冬芽葉痕は登場させないつもりだから尚更だ。そこで、昨年の12月11日に見つけたアゲハの蛹はどうなっただろうかと三保市民の森へ行って見た。すると野鳥等の天敵にやられずに、しっかりと物置小屋の外壁についていた。その後、日当りの良い斜面に咲き出した紅梅をカメラに納めると早々と引き上げた。

<今日見られた主なもの>花/紅梅(写真上右)、ソシンロウバイ、サザンカ等。蝶/アゲハの蛹(写真上左)等。昆虫/オオカマキリの卵のう等。その他/ウメモドキの実、マンリョウの実等。


1月6日、横浜市鶴見区三ッ池公園

 今日は風が少々強くてとても寒い。こんな天候だと三ッ池公園の池の水面はさざ波立っていて、良い写真は得られないかもしれない。また、期待して行っても、いつも見られる水鳥だけだろうと思ったが、駐車場が平日無料開放再開となったので行ってみた。撮影開始時は予想したように風がややあって、池の中央の杭の上には何も止っていなかった。そこで撮影難度は上がるものの、水面を泳ぐユリカモメやカモ類を撮っていると、やっと杭の上にカワウやユリカモメが止るようになった。風はいくらか止んで気温も上昇し、なる程、野鳥達もそんな変化を見逃していなかったのである。しかし、カワウやユリカモメに杭を占領されると、ハシビロガモやキンクロハジロはやって来い。毎度御馴染みの事を記しているのだが、たかだか杭に上る野鳥を撮るのにも、多くの種類を撮ろうとすると、なかなか大変なのである。

<今日見られた主なもの>鳥/カワウ(写真上左)、ユリカモロ(写真上右)、カルガモ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、ヒヨドリ等。


1月5日、横浜市港北区新羽町

 今日から仕事始めという方も多いと思われる。築地市場でも初競りが行なわれ、北海道産のクロマグロ(342キロ)に、なんと3249万円という高値がついた。マグロ1匹で、3LDKのマンションが買えるのだから唖然とした。毎日が日曜日の生活を続けているので、私の仕事始めは元旦からで、まこと働き者である。今日は至近距離の新羽町へ出かけた。今季はなるべく冬芽葉痕を登場させないで乗り切ろうと思っているのだが、まずは保険としてカツラの葉痕を撮った。新羽丘陵公園にはこれといったものが無いので農耕地へ下って行くと、日当りの良い場所に早くもウグイスカグラが咲いていた。農道脇にはホトケノザが咲いていたが、このところの寒さでちょいと生気が無い。たわわに実っていたノイバラはどうなったかと行ってみると、鮮やかな赤い実が小豆の様な沈んだ赤い実に変っていたが。また、畑の傍らにソシンロウバイが植えられていて、真っ青な空に抜いて撮影した。

<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ(写真上左)、ウグイスカグラ(写真上右)、シロノセンダングサ、ホトケノザ等。その他/スイカズラの実、ツルウメモドキの実、ノイバラの実、カラスウリの実、ピラカンサの実、ヒヨドリジョウゴの実等。


1月4日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 今日は4日だからラーメン屋さん等は開いている筈だが、もしもの事を考えて東名高速港北PAへ行って昼食をとった。700円とちょいと高いが、寺家ふるさと村に出没するお金持ちの独身貴族お勧めの肉野菜定食を食べた。新鮮野菜たっぷりだから、正月料理の後には最適という訳である。前述したように疲れ気味なので、田んぼにて布団をかけて健康昼寝を貪ったが、30分程で目覚めてしまった。まったく冬は、車の中での昼寝には最悪の季節である。その後、鳥の出が悪いのでご無沙汰していた新治市民の森へ久しぶりに行った。そんな状況でも、大田区からバイクでやって来るWさん、光学機器オタクのSさん、印刷屋のTさん、優雅な鳥撮り生活を送るM婦人、元映像屋のMさん、ザ・カードマンのAさんが来ていた。しかし、カワセミは近場に来てくれず、またしても棒の先端に止るヤマガラを撮って終了となった。

<今日見られた主なもの>鳥/ヤマガラ(写真上)、ジョウビタキ、シジュウカラ、アオジ、モズ、カワセミ、カルガモ等。


1月4日(午前)、横浜市緑区北八朔公園

 今冬はかなり寒いのか、それとも暖かいのか、良く分からない。完璧なる防寒対策をとっているからか、あるいは気温感知能力が鈍くなっているのか、それでも、なんとなく暖冬に思われる。しかし、富士山は真っ白だし、丹沢にも雪がついている。ということは、例年通りなのかなあとも思ってしまう。いずれにしても、ちょいと遠い(仮称)ルリビの森公園等へ通ったので疲れ気味、そこで今日は近場巡りにしようと、午前中は北八朔公園へ行った。公園入口にあるサンシュユの実が、まだかなり残っていて、もうすぐ花が咲くのになあと首を傾げた。今日の目的である日当りの良い場所にあるマンサクを見に行くと、例年通りに咲いていた。更に、カワズザクラの冬芽が膨らんでいて、狂い咲きと思われる花もちらほら咲いていた。その他は、これといったものは見られず、尖り帽子を被ったリョウブの冬芽を撮って予定より早く引き上げた。

<今日見られた主なもの>花/マンサク(写真上左)等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう、コカマキリの卵のう等。その他/リョウブの冬芽(写真上右)、サンシュユの実、ノイバラの実、アメリカイヌホウズキの実、カラスウリの実等。


1月3日、横浜市緑区梅田川

 新年を迎えても、相も変らぬ文章内容及び絵葉書的写真が続いている。年末に年が明けたら新しいスタイルにしようかなあとも思ったが、来年までは変える事無く続ける事にした。どうすれば人のお役に立ち楽しい内容となるのか、また感動的及び芸術的な写真となるのか等はおぼろげながら分かるのだが、これで飯を喰っている訳ではないし、写真に対する野心的な思いなんてさらさら無いから、今年もイージーで楽しく続けられればという事になった。そんな訳でも無いのだが、今日もアップダウンの少ない梅田川沿いをイージーに散策した。まずは、三保念珠坂公園下の小道で可愛らしいクズの葉痕がたくさんあったので撮影した。次に、ソシンロウバイを青空に抜いて撮ろうと思ったが、花芯が見える形の良いものが無くて諦めた。しからば咲き始めた紅梅を撮ろうと思ったが、こちらも生き生きとした表情のものが無かった。

<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ、ウメ、ツバキ等。蝶/モンシロチョウの蛹等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/クズの葉痕(写真上左)、ツルウメモドキの実(写真上右)、ロウヤガキの実、ピラカンサの実、サンシュユの実、ヘクソカズラの実、アオツヅラフジの実、カラスウリの実、ナガコガネグモの卵のう等。


1月2日(午後)、東京都(仮称)ルリビの森公園

 午後からは、久しぶりに新治市民の森へデジスコを担いで散策しようと思っていたが、行っても野鳥の姿は少なくカワセミもほとんど出ないと聞いていたので、またしても(仮称)ルリビの森公園へ行った。当たり前だが、鳥影が薄ければ良い写真を得るチャンスは少なくなる。また、珍しい鳥を撮ろうと思っている訳では無いので、そこそこの鳥がたくさん居る場所に身を置けば、自ずとチャンスが広がるという訳である。とは言っても、人気沸騰のマヒワは、午前中の方が圧倒的に多く飛来するらしいが、まあ、トリモトール花虫、すなわち鳥撮りが命ではないので、撮れたらラッキーといった按配での散策となる。しかし、そんなのんびりムードの方が良いチャンスに巡り会うようで、今日も到着早々からルリビタキがお出ましになり、ひょうきん者のガビチョウが苔むした石の上で盛んにポーズをとってくれた。

<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雄(写真上)、ジョウビタキ、マヒワ、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、メジロ、ガビチョウ、キンクロハジロ等。


1月2日(午前)、横浜市港北区新吉田町

 今日も昨日に続いて風が無く、とても良い天気である。起床してテレビのスイッチを入れると、新春恒例の箱根駅伝のスタートが始まろうとしていた。今日もお雑煮とおせち料理を食べ、いつものように外回りの掃除をしたが、風が無い日が続いているし、近所の広葉樹の葉は全て落葉してしまったから、ほほいのほいで終わった。そこで、今日は墓参りをした後に、新吉田町へ行った。昨年末に梅田川を散策した際に観察したロウヤガキを撮りたい思ったのだ。植木屋さんの畑へ行くと、鈴なりではなかったがなんとかカメラに納める事が出来た。また、日当りの良い斜面ではニホンスイセンが咲いていて、真っ青な空に抜いて撮影した。その後、若雷神社の前を通ったので社殿の前で手を合わせ、いつも行く植木屋さんの畑へ回ってみたら、ロウバイやウメが咲き出し、シナマンサクの蕾もいくらか膨らんで来ていた。

<今日見られた主なもの>花/ニホンスイセン(写真上左)、ソシンロウバイ、ウメ、サザンカ、ツバキ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等。その他/ロウヤガキの実(写真上右)、ウメモドキの実、ノイバラの実、カラスウリの実等。


1月1日、東京都(仮称)ジョウビの森公園

 昨年は飽き菅内閣の失政の為に、北風に転がる空き缶のように、カランコロンとかなり寂しい音のする暗い年であった。それでも、首都圏は穏やかに年が明けた。山陰地方では豪雪が続いているようで、まこと日本海側の冬は大変だなあと感じ入った。今日は元旦とはいえ、いつもの時間に起床し、お雑煮とおせち料理を美味しく食べ、外回りの掃除を済ませると、新吉田町の杉山神社に参拝した。午後からは、年末は(仮称)ルリビの森公園へ2日連荘で行ったので、初撮りは(仮称)ジョウビの森公園だと行ってみた。父や母や義父が存命中は年始周りに忙しかったが、今は行く所もないし、お年玉をあげる子供達もいないのだからちょいと寂しい。そこで公園へ到着すると、ジョウビタキにおやつのお年玉をあげた。さすが元旦、常連の鳥撮りマンはほとんど見られず、また、鳥も寝正月のようで、いつもよりかなり少なかった。

<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ルリビタキ、マヒワ、ヤマガラ、アオジ、シロハラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、カワセミ、キジバト、キンクロハジロ、ホシハジロ等。


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