2011年:みちばた散策記

(7月)


7月30日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 新潟や会津では記録的な豪雨に見舞われ、かなりの被害が出ているようである。有り難い事に自宅近辺は朝晩に雨がぱらつくものの、昼間は曇りという天気が数日続いている。今朝も雨がぱらついていて布団へUターンかなと思ったが、すぐに止むに違いないと出発した。新治市民の森へ行くつもりであったが、空が比較的明るい寺家ふるさと村にスケバハゴロモでも撮ろうと久しぶりに行ってみた。スケバハゴロモは前に記したようにオオブタクサやヤマグワで見られるものの、残念ながら緑区や都筑区では未発見である。しかし、寺家ふるさと村では昆虫横丁にたくさんいて、今日は発生初期であった為か少な目であったが、簡単に見つける事が出来た。また、ツリバナの実にキバラヘリカメムシの幼虫がたくさん見られた。ニシキギ、マユミ、ツルウメモドキ等に見られるカメムシだが、同じニシキギ科だからツリバナの実にいても当然である。

<今日見られた主なもの>花/ヤマユリ、ダイコンソウ、ワルナスビ、ヤブカンゾウ、ヤブカラシ等。蝶/ルリタテハ、アカボシゴマダラ、ヒメジャノメ、クロヒカゲ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ等。昆虫/スケバハゴロモ(写真上左)、キバラヘリカメムシの幼虫(写真上右)、アミガサハゴロモ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、カブトムシ、ノコギリクワガタ、カナブン、マメコガネ、アオドウガネ、オオシオカラトンボ等。


7月29日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 今日は午前11時まで雨がぱらついていて、僅か1時間半の観察及び写真撮影となった。まずは、このHPの掲示板で御馴染みの葛の葉さんが、なかなか見つからないというヌルデの幹にいるマダラアシゾウムシを探しに掘っ立て小屋広場上の雑木林へ行った。さすが虫目検定1級の実力発揮で、ほほいのほいと簡単に見つかった。その後、昆虫横丁を覗いてみると、ハエドクソウやダイコンソウが咲き、羽化したてのムラサキシジミがたくさん見られたが、羽を開いてはくれなかった。次に、雑木林の中をさ迷い歩いたが、各所に樹液が出ていて、ゴマダラチョウやルリタテハが吸汁していた。更に、朝からの雨で少年達の出足が鈍ったからか、カブトムシの雄を2匹もみつけた。今日は短時間だった為に湿地脇の雑木林には行けなかったが、いよいよ徹底的な薮蚊対策をしての樹液酒場写真撮影の本番を迎えた。

<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ(写真上左)、ダイコンソウ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/ルリタテハ(写真上右)、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、ジャノメチョウ、クロヒカゲ、ムラサキシジミ等。昆虫/アミガサハゴロモ、マダラアシナガバエ、マダラアシゾウムシ、カブトムシ、カナブン、マメコガネ、アオドウガネ、トウキョウヒメハンミョウ等。


7月28日(午後)、東京都(仮称)アオバズク鎮守の森

 毎年の事だが7月20日を過ぎる頃になると、東京都の(仮称)アオバズク鎮守の森へ足繁く通うことになる。アオバズクの雛が成長して、幼鳥と呼べる程まで成長し、運が良いと巣立ち後の枝止まりを撮影する事が出来るからだ。他のアオバズクの営巣地では2羽前後の巣立ちが普通なのだが、ここでは種々の条件が良い為か、ここ数年4羽の巣立ちが続いている。今日も(仮称)アオバズク鎮守の森へ行くと、たくさんの野鳥カメラマンが集っていて、連続して通っていると懐かしい面々に出あえる。皆さん、巣穴の幼鳥の顔を見ないと、本格的な夏を迎えられないといった按配のようである。たかだか巣穴からこちらを覗く幼鳥を撮る訳なので、何枚撮っても同じ様に思われるかもしれないが、その表情は様々で、何枚撮っても飽きないのである。今年も4羽全員無事に巣立って、来年もまた楽しませて欲しいものである。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズクの幼鳥の兄弟(写真上/右は26日に撮影)、アオハズクの成鳥の雄と雌等。


7月28日(午前)、横浜市緑区北八朔公園

 台風6号が去ってから、梅雨が舞い戻って来たかのような日が続いている。今朝も昨日と同様に雨がぱらついていたが、出発する頃には止んだので、気になっていた北八朔公園の樹液酒場を見に行った。今まで同所で撮影した蝶以外の、ルリタテハ、アカタテハ、キタテハ、クロコノマチョウ等が来ていないかと期待した訳である。しかし、天候が悪いせいからか、樹液の出が減ったからか、クロコノマチョウが1頭いたものの、クロヒカゲやヒカゲチョウが群がっているだけであった。しからばクロコノマチョウを撮ろうと機材をセットしていると、ああ無常、何処かに飛び去ってしまった。そこで、蝶は諦めてトンボに切り替えた。まずはオニヤンマがパトロールをしていたので、オオブタクサの枯れた茎を立ててあげると止まってくれたので、有難さんと撮影した。次に、池に行ってコフキトンボの雄でも撮ろうと思ったが不在で、たくさんいたショウジョウトンボの雄をカメラに納めた。

<昨日今日見られた主なもの>蝶/クロコノマチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ダイミョウセセリ等。昆虫/オニヤンマ(写真上左)、ショウジョウトンボの雄(写真上右)、ギンヤンマ、シオカラトンボ、コシアキトンボ、カナブン、マメコガネ、エサキモンキツノカメムシ、アオバハゴロモ等。その他/ウワミズザクラの実等。


7月27日、横浜市港北区新吉田町

 朝起きた時は雨がほんのちょっとぱらついていたが、出発する頃にはすっかり止んだので、久しぶりに新吉田町へ行ってみた。木蔭が少ないフィールドだから、夏場は曇りでないと散策する気になれない。最近、撮る花が無いこともあって、不本意ながら「蝶虫とおる」となっていたので、今日は何とか本名の「花虫とおる」に戻ろうと頑張った。しかし、新吉田町で咲いている野の花といったら、ヘクソカズラ、ツユクサ、ヤブカラシ位であった。農家の庭先や畑では、ブラックベリーやブルーベリーの実が熟していて、思わず手を伸ばして味見したくなったが、もちろん欲望をぐっと押さえ込んだ。蝶ではヒメアカタテハがかなり見られ、花壇のキキョウ等の各種の花に吸蜜していた。昆虫では、アカスジカメムシ、クサギカメムシ、ウズラカメムシ等のカメムシの仲間が多く、ベッコウハゴロモも葛が繁茂する道路脇にたくさん見られた。

<今日見られた主なもの>花/ヘクソカズラ(写真上左)、ツユクサ(写真上右)、ヤブカラシ、ソクズ、ムクゲ、ヒマワリ、ヒャクニチソウ、ルドベキア、ハルシャギク、キキョウ等。蝶/クロアゲハ、キアゲハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、アカボシコセマダラ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/オジロアシナガゾウムシ、オオシオカラトンボ、ベッコウハゴロモ、アカスジカメムシ、クサギカメムシ、ウズラカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ等。その他/ブラックベリーの実、ブルーベリーの実等。


7月26日、横浜市緑区新治市民の森

 最近、いつも先を越されてしまうが、アカハネナガウンカも、このHPの掲示板で御馴染みのオカピさんに先んじられてしまった。場所は新治市民の森の池ぶち広場だというので直行すると、奥の小屋の左脇の背の低いジュズダマに、アカハネナガウンカを2匹も見つけた。1匹は絵になる場所にいたのだが、被さっている葉をどけたりしていたら、ああ無常、何処かへ飛び去ってしまった。その後、ススキも含めて目を凝らしたが見つからず、代わりにハリカメムシとヨツスジトラカミキリをカメラに納める事が出来た。これで散策記はアップ出来るからと、旭谷戸入口小川沿いの小道にアカハネナガウンカを探しに行ったが見つからなかった。今年は発生数が少ないようだが、その内に撮れだろうと車に戻る途中、ススキで1匹だがアカハネナガウンカがいて嬉しくなった。まずは横から慎重に撮影し、次に、顔も撮ろうと欲張ったら、またしても、ああ無常何処かへ飛び去ってしまった。

<今日見られた主なもの>花/ヤマユリ、ダイコンソウ、ヤブカンゾウ等。蝶/モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キアゲハ、アカボシゴマダラ、ヒメアカタテハ、コミスジ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ウラギンシジミ等。昆虫/ハリカメムシ(写真上左)、アカハネナガウンカ(写真上右)、アカスジカメムシ、マメコガネ、ヨツスジトラカミキリ、ハグロトンボ、ツノトンボ、ナキイナゴ、ツチイナゴの幼虫等。その他/シロオビトリノフンダマシ等。


7月25日、東京都(仮称)オオムラサキの丘

 今日は去年の今頃、首都圏では稀少種のスミナガシに出会ったので、今年も再びと(仮称)オオムラサキの丘へ行った。ポイントであるクヌギの樹液が滴る雑木林に入ると、かなり飛び古したオオムラサキの雄が2頭いた。綺麗な雌がいたら撮ろうと思っていたが、何故だか見られなかった。期待したスミナガシは、かなり粘ったが飛来しなかった。となると、雑木林の中ではこれといった被写体が無いので、ジャノメチョウをカメラに納めると、丘を下って木蔭の道端昆虫観察に切り替えた。ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモに加え、少し発生が遅れるスケバハゴロモも見られたが出始めで数が少なく、撮影までには至らなかった。スケバハゴロモが発生するオオブタクサ(クワモドキ)の茎には、ほぼ成虫といって良いほど成長したヤマトフキバッタが止まっていた。なお、寺家ふるさと村ではヤマグワにスケバハゴロモが発生する。

<今日見られた主なもの>花/ヤマユリ、アキノタムラソウ、ヤブミョウガ、ソクズ、ムクゲ等。蝶/ジャノメチョウ(写真上左)、オオムラサキ、アカボシゴマダラ、キタテハ、クロヒカゲ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、コチャバネセセリ等。昆虫/ヤマトフキバッタ(写真上右)、コクワガタ、カナブン、クロカナブン、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ、ヒグラシ、スケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、キシタバ、コシロシタバ、マドガ等。


7月24日(午後)、横浜市緑区北八朔公園

 昨日も今日も、昼食は東名高速港北PAのレストラン「横浜うまいもん亭」へ行った。昨日は久しぶりにとっても美味だが750円のニラレバ定食、今日は魚にしようと630円のアジフライ定食を食べた。その後、秘密の高い建物裏の日陰で健康昼寝を貪って、帰宅途中のほんの30分程だが、北八朔公園のクヌギの樹液酒場と池のトンボのみの観察をした。昨日の樹液酒場はなんと3頭のアカボシゴマダラが占領していて、羽化したてのものを撮影してから、君たちは何処かへ行ってねと脅した後にアカタテハが飛来したが、ちょいと羽が破損していた。今日はゴマダラチョウが吸汁していて佃煮するほどカナブンが集っていたが、ゴマダラチョウを撮った後に皆さんに消えて貰ったら、クロコノマチョウがやって来た。しかし、カナブンも舞い戻って来たので、カナブンのみ追払おうと棒でつついたら、ああ無常、クロコノマチョウまで飛び去ってしまった。

<昨日今日見られた主なもの>蝶/アカボシゴマダラ(写真上左/23日撮影)、ゴマダラチョウ(写真上右)、アカタテハ、アオスジアゲハ、クロコノマチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ダイミョウセセリ等。昆虫/コフキトンボの雄、ショウジョウトンボ、アオモンイトトンボ、ギンヤンマ、ナツアカネ、カブトムシ、カナブン、コガタスズメバチ、オオスズメバチ等。


7月24日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)東名の森

 昨日、夏ならではの面白昆虫であるエゴヒゲナガゾウムシをやっとゲット出来たので、これまた面白昆虫であるアカハネナガウンカを探そうと長津田町の(仮称)東名の森へ行った。前述したように撮り易い新治市民の森の旭谷戸の小川沿いのジュズダマは刈られてしまったので、鎌立谷戸入口の農道脇とも思ったが、もし刈られていたら天を仰ぐ事になるので、実績のある(仮称)東名の森へということになった。そんな目的だから、今日はススキやジュズダマの葉裏に注意をはらって散策した。まずはススキが大好きなエビイロカメムシの幼虫を見つけた。カラフルな草履のような格好は独得である。次に、これまた腕白小僧の顔あたりを連想させるシロオビトリノフンダマシを見つけた。そんな訳で幸先が良いなあと思ったのだが、その後、目的のアカハネナガウンカは見当たらず、カメラの中も閑古鳥が囀り続けた。

<今日見られた主なもの>花/アキノタムラソウ、ヘクソカズラ、ヤブカラシ、ヨウシュヤマゴボウ、ツユクサ、ヤマユリ、オニユリ、ムクゲ等。蝶/ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、コミスジ、イチモンジチョウ、キタテハ、ジャノメチョウ等。昆虫/エビイロカメムシの幼虫(写真上左)、クワカミキリ、アカガネサルハムシ、マメコガネ、コフキゾウムシ、ヒメクロオトシブミ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、ササキリの幼虫、ツチイナゴの幼虫、ショウジョウトンボ、オオシオカラトンボ等。キノコ/テングタケダマシ等。その他/シロオビトリノフンダマシ(写真上右)、アオダイショウ、ミズキの実等。


7月23日、横浜市都筑区大原みねみち公園

 今日も薄曇りで気温が低くて散策日和となったが、何故だか遠くに行く気が起きない。そこで、三度目の正直を求めて大原みねみち公園へエゴヒゲナガゾウムシを見つけに出かけた。まずは葛ヶ谷公園から散策を開始したが、エゴノキはたくさんあるのに、エゴヒゲナガゾウムシは見られなかった。いったいどうしたのだろう、今年は発生数が少ないのだろうか、それとも発生時期が遅れているのだろうかと不安が過ぎった。しかし、虫友の「オカピ」さん、「ぴたき」さんは写真を撮っているのだから発生している筈である。まだカメラの中は一枚も写真が納まっていないので、今日こそギブアップと思われたが、大原みねみち公園の橋の近くでやっと見つける事が出来、ビバノンノンと口づさみながら撮影した。面積的にはとても狭い公園だが、何故だか期待に応えてくれる事が多い相性の良い公園である。

<今日見られた主なもの>花/ヘクソカズラ、ヤブカラシ、アカツメクサ、ムクゲ等。蝶/アゲハ、アオスジアゲハ、ゴマダラチョウ、コミスジ等。昆虫/エゴヒゲナガゾウムシの雄(写真上左)、エゴヒゲナガゾウムシの雌(写真上右)、ゴマフカミキリ、シラホシタマムシ、トウキョウヒメハンミョウ、セマダラコガネ、クサギカメムシ、ベッコウハゴロモ等。


7月22日、横浜市都筑区都筑中央公園

 台風一過なので、今日は朝から雲一つ無い晴れと思っていたら曇っていて、しかも気温が低くて嬉しくなった。そこで、木蔭でなくとも車を停められるから、久しぶりに都筑中央公園へ行った。今まで何遍も記してる様に、公園愛護会活動が盛んな為に、面積的には広い割には成果が上がらない公園である。しかし、クヌギやコナラがたくさんあるから樹液が出ている木があるのではないか。また、エゴノキがたくさんあるからエゴヒゲナガゾウムシがいるのではないかと期待したが、両方とも見事に裏切られてしまった。しかし、草むらにウマノスズクサが生えていて、ジャコウアゲハの若齢幼虫がいて嬉しくなった。しかし、草刈の激しい公園だから、その運命はどうなるのだろう。ウマノスズクサはかなり少ない植物だと思っていたが、港北ニュータウンの一番広い道路の真ん中の緑地帯にも生えていて、条件さえ合えば何処でも生育するようである。

<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、ヘクソカズラ、ヤブカラシ等。蝶/ジャコウフアゲハの幼虫(写真上右)、アゲハ、アオスジアゲハ、ゴマダラチョウ、コミスジ、キチョウ等。昆虫/トウキョウヒメハンミョウ(写真上左)、クサギカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、オニヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ等。


7月21日、横浜市緑区北八朔公園

 今日も午前中は雨であったが、昼前に上がったので、またしても東名港北PAの「横浜うまいもん亭」へ行った。とんこつ味のラーメンを食べたくなったのだが、残念ながらスープは変らないものの具が変って、私好みのラーメンではなくなっていた。その後、何処へ行こうかなあと思ったが、風がやや強いし、完全には下草が乾いていないので、2日連続で同じ場所を散策するのはなあと思ったが、北八朔公園へ降りて行った。しかし、気温が低いためか樹液酒場は今一の賑わいで、ゴマダラチョウやルリタテハは見られなかった。しからば池のトンボはと期待したが、やはり昨日より種数が減っていたものの、コフキトンボ♀のオビトンボ型と♂は見られた。今日の特筆事項はエサキモンキツノカメムシとオオクモヘリカメムシがたくさんいた事で、ちょうど発生期に当ったのだろう。この他、今季初のベッコウハゴロが見られ、小さな池にはキツリフネが咲き出していた。

<今日見られた主なもの>花/キツリフネ、ヘクソカズラ、ヤブカラシ等。蝶/クロヒカゲ(写真上左)、アカボシゴマダラ、アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ等。昆虫/クサギカメムシの幼虫(写真上右)、エサキモンキツノカメムシ、オオクモヘリカメムシ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、コフキトンボ、シオカラトンボ、ナツアカネ、ヤサイゾウムシ、カナブン、トウキョウヒメハンミョウ、コガタスズメバチ、オオスズメバチ等。


7月20日、横浜市緑区北八朔公園

 大型の台風6号は、ほんのちょっと徳島県に上陸してから、予想通り日本列島から離れるコースをとった。今日も昨日同様に、朝食後に布団にUターンして日頃の疲れを癒していたが、正午前に起きたら外はかなり明るい。そこで、このHPの掲示板で御馴染みのまいたにさんも食べた、東名高速港北PAのレストラン「横浜うまいもん亭」の630円だがボリュームたっぶりの「やみつきソースピラフ」を食べに行った。昼食後は、もちろん、その下に広がる北八朔公園を散策した。時折、スコールの様な雨に見舞われたが、クヌギの樹液にはゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、クロヒカゲ等が見られた。今日の目的の一つであるアオモンイトトンボを探しに池に行ったら、見慣れないトンボがいて嬉しくなった。これがコフキトンボ♀のオビトンボ型なんだなあと慎重にシャッターを切り、初見初撮りとなった。その後、雨が強くなったので迷わず家路に急いだ。

<今日見られた主なもの>蝶/ゴマダラチョウ(写真上左)、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ等。昆虫/コフキトンボ♀のオビトンボ型(写真上右)、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ナツアカネ、カブトムシ、カナブン、トウキョウヒメハンミョウ、コガタスズメバチ、オオスズメバチ等。


7月18日(午後)、相模原市(仮称)アオバズク鎮守の森

 有り難い事に、午後からはますます雲が厚くなった。曇ったら鳥撮りと思っていたが、(仮称)チョウゲンボウの里の幼鳥は全て巣立ったと言うし、カワセミは子育てに疲れきっていて羽の色艶が冴えないようだ。こうなると残るはツミの幼鳥とアオバズクとなる訳だが、どちらを選ぶかとなるとアオバズクとなる。東京都にある(仮称)アオバズク鎮守の森の幼鳥が巣穴から顔を出すのは20日過ぎのようだから、今日は相模原市の神社2ヶ所巡りにした。そろそろ巣穴にいる雌も枝に止まっているのではなかろうかと期待したが、どちらも雄が相変わらず見張りをしているだけだった。また、前回と同じく帰り際に訪れた(仮称)アオバズク鎮守の森が一番絵になる場所に止まっていた。今日は見物人が一人来たので、会話しているとアオバズクは目を開いてくれたが、見物人が去って一人になると目を閉じている時間が長くなったので、諦めて家路に着いた。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)、アオゲラ、ヒヨドリ等。


7月18日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 目が覚めてテレビをつけると、サッカー女子ワールドカップ決勝で、日本の「なでしこジャパン」が、米国を降して優勝したと報じていた。3月11日の東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所の事故と暗い事ばかり続いたが、久しぶりの明るいニュースとなった。今日は心配される大型の台風の影響が出始めて、自宅を出発する頃には薄曇りとなり、少々風は強いものの茅ヶ崎公園へ行った。まずは、いつものように昆虫横丁を覗くと、トウキョウヒメハンミョウがたくさんいた。広場奥のシラカシの下には、アミガサハゴロモが発生していた。また、独得な格好のアズチグモやクヌギカメムシも見られた。その後、エゴヒゲナカゾウムシはいないかとエゴノキの実に注意を払ったが1匹だに見られなかった。まだ発生期ではないのかもしれない。今日の特筆事項はタマムシで、ケヤキの梢や枯れ枝で合計3匹も出会った。

<今日見られた主なもの>花/オトギリソウ、ダイコンソウ、ヤブカンゾウ、ノカンゾウ、ハエドクソウ、ヤブガラシ、ヨウシュヤマゴボウ蝶/モンキアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、ヒカゲチョウ等。昆虫/ニイニイゼミ(写真上左)、タマムシ、カナブン、マメコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、マダラアシゾウムシ、コノシメトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、アミガサハゴロモ、クヌギカメムシ等。その他/アズチグモ(写真上右)等。


7月17日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 昨日の炎天下の農道歩きはとても暑かったし、このHPの掲示板で御馴染みの葛の葉さんからアカボシゴマダラの投稿があったので、今日は涼しい雑木林の散策だと横浜動物の森公園へ行った。まずは木蔭の昆虫横丁を覗いてみたが、コミスジが羽を全開して休んでいた。また、アミガサハゴロモが一斉に羽化したらしくて、あちこちで見られた。掘っ立て小屋上の雑木林では、ジャノメチョウやコクワガタが見られたが、アカボシゴマダラ等のタテハチョウの綺麗所は見られなかった。しからば湿地脇の雑木林へという事になったが、なにしろ薮蚊もたくさんいるので、腰にぶら下げた蚊取り線香だけでなく、スプレー式の虫除けをたっぷり振りかけて中に入った。やはり例年通りに樹液が各所に出ていて、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、キタテハ、ジャノメチョウ等が見られた。目的のアカボシゴマダラはまだ発生したてで数は少なかったが、なんとか撮影する事が出来てほっとした。

<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アカボシゴマダラ(写真上左)、コミスジ(写真上右)、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、アゲハ、ルリタテハ、キタテハ、ジャノメチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、コチャバネセセリ等。昆虫/アミガサハゴロモ、マダラアシナガバエ、コクワガタ、カナブン、マメコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、ヒメクロオトシブミ、コウゾハマキモドキ等。


7月16日、横浜市緑区新治市民の森

 猛暑が続くが連続して木蔭の昆虫観察というのもつまらないので、日焼け止めクリームをたっぷり塗って、久々に新治市民の森の旭谷戸へ行った。目的は棒の先に止るネキトンボであったが、止っているのはショウジョウトンボの雌ないし未成熟個体ばかりであった。谷戸奥の草原は野草の宝庫だが、暑いので雑木林に逃げ込んだものの、クヌギの樹液にはこれといった昆虫は来ていなかった。しからばアカハネナガウンカでもと思ったが、小川沿いのジュズダマは草刈がなされていて、足場の悪い場所のみ残されていたから熱心に探す気にはなれなかった。結局、満倉谷戸、遊水池に戻ったが、途中、ラブラドール犬が日陰で伸びていたので脅してあげたが、何故だか数回吼えると日陰に戻ってしまった。満倉谷戸では久しぶりにツノトンボに出会い。遊水池ではダイコンソウが咲き始めていたが、もしかしたら草刈が入るかもしれない。

<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ(写真上左)、ヤブカンゾウ、チダケサシ、アキノタムラソウ等。蝶/アオスジアゲハ、キタテハ、ヒメアカタテハ、コミスジ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、キチョウ等。昆虫/ショウジョウトンボの雌?(写真上右)、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、ハグロトンボ、コノシメトンボ、マユタテアカネ、ツノトンボ、ラミーカミキリ、マメコガネ、ヒメクロオトシブミ、アカハネナガウンカ、コウゾハマキモドキ等。


7月15日、横浜市都筑区大原みねみち公園

 今日も気がかりな宿題となったタマムシを探しに、大原みねみち公園へ行った。しかし、そこで問題なのは木蔭に車を停められる場所だが、東方公園に隣接する農地には良い場所は無く、高いサンゴジュの生垣に囲まれた畑横を思い出して駐車出来た。公園までの道は炎熱ロードであったが、公園の木蔭に入るとかなり涼しくなった。ここにはエゴノキがたくさん植栽されているので、エゴヒケナガゾウムシは発生しているかなと探したが見つからなかった。しかし、木蔭の幹で休んでいるアカタテハを見つけて嬉しくなった。アカタテハといえども炎天下はノーサンキューのようである。しかし、羽を閉じたままでなかなか開かないので、このHPの掲示板でも御馴染みのzama medakaさん秘伝の奥義、細いイネ科植物の茎での「くすぐり戦術」を試してみたら、本当に羽を開いてくれて良い写真をゲットする事が出来た。目的のタマムシは予測通りに、エノキの伐採丸太に産卵にやって来ていた。

<今日見られた主なもの>蝶/アカタテハ(写真上左)、アオスジアゲハ、アゲハ、キチョウ等。昆虫/タマムシ(写真上右)、シラホシナガタマムシ、トウキョウヒメハンミョウ、コシアキトンボ、シオカラトンボ等。


7月14日、横浜市緑区梅田川

 無事に「オオムラサキ観察会」が終わって、次回の観察会は9月28日となるから、2ヶ月半も間が空く事になる。まあ、長い夏休みに入る訳だが、猛暑が予想されるので、のんびりやって行こうと決意した。今日は宿題としていた梅田川へハグロトンボを撮りに行った。長靴を履いて浅瀬を移動する訳だが、ちょいとした深みに嵌って長靴に水が入り、ほんの少しだが靴下が濡れてしまった。また、ローアングルでハグロトンボを撮ろうと腰を落としたら、お尻が水面に触れて、ほんの少しだがパンツが濡れてしまった。こうなってはやる気が失せて、車に戻り遊水池の日陰の昆虫観察に切り替えた。カラムシの葉上にラミーカミキリがいたが、近づくとすぐに飛立って撮影出来なかった。相変わらずマユタテアカネはたくさんいたが、他の昆虫はこれといったものは見られず、今日こそギブアップかなと思われたが、可愛らしいハイイロチョッキリを見つけて逆転ヒットとなった。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ等。蝶/コミスジ、モンシロチョウ、キチョウ、ヒメウラナミジャノメ等。昆虫/ハグロトンボの雄(写真上左)、ハイイロチョッキリ(写真上右)、ヤマサナエ、ハラビロトンボ、マユタテアカネ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、カワトンボ、ラミーカミキリ、トウキョウヒメハンミョウ、シオヤアブ、ホシハラビロヘリカメムシ等。その他/ウズグモ、ハナグモ、ヤマカガシ等。


7月13日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日は待ちに待った「オオムラサキ観察会」の日である。梅雨が余りにも早く明けて夏空が続いているので、参加される方は極々少ないだろうと思ったら、なんと13名もの方が集りびっくりした。これも国蝶オオムラサキの魅力なんだなあと微笑んだ。100%保障でオオムラサキが見られますと記したが、散策開始後たった3分で2頭のオオムラサキが現れて嬉しくなった。先だって同好の士に教えて貰ったポイントでは、合計4頭も見られ、頭上を颯爽と舞う姿や雄の雌に対する求愛行動も見られた。また、羽化したての羽裏がやや黄色い雄大な雌もいて、国蝶の貫禄を参加者全員で堪能する事が出来た。また、一本のクヌギの木に、オオムラサキが2頭、ルリタテハ、キタテハが各1頭という、超豪華な樹液酒場が開かれた時もあった。一時は猛暑が続くから中止にしようかなと思った観察会であったが、暑さはオオムラサキが蹴飛ばしてくれた。

<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス(写真上左)、チダケサシ、ヤマユリ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/オオムラサキの雄(写真上右)、クロアゲハ、ルリタテハ、キタテハ、アカボシゴマダラ、クロコノマチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、オオチャバネセセリ等。昆虫/カナブン、セマダラコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、アオメアブ、オオスズメバチ等。鳥/アオサギ、カワセミ、ウグイス、ツバメ、ガビチョウ等。その他/ナワシロイチゴの実、アマガエル、シュレーゲルアオガエル等。


7月12日(午後)、相模原市(仮称)アオバズク鎮守の森

 コンビニの弁当で私が一番気に入っているセブンイレブンの幕の内弁当をぱくついて健康昼寝に入ったが、木蔭とはいえ暑いので快眠にはほど遠かった。それでも、63円の「氷いちご」を食べればお目目ぱっちりと思ったが置いてなく、仕方無しに明治製菓の103円の「氷宇治金時」を食べた。その後、アオバズクがいる神社を3社回ったが、一番最後に訪れた相模原市(仮称)アオバズク鎮守の森が一番絵になる場所に止まっていた。しかし、ピーカンでコントラストが高く、なかなかお目目をぱっちり開いてくれないアオバズクだから会心作とはならなかったが、散策記に載せる程度には撮れたのでアップする事にした。たかだか枝に止まるアオバズクなのだが、止まっている枝や天候に左右されるのでまことに難しい。しかし、ギョロ目のアオバズクと遊んでいると何故か楽しくなるのだから、得がたいキャラクターの持主である。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)等。


7月12日(午前)、東京都(仮称)オオムラサキの丘

 ピーカンで、まったくうんざりする暑さが続いている。こうなると、さすがに行く所がなくなる。また、機材のダメージを考え、車を木蔭に停めないと思うから尚更行く所がなくなる。そんな訳で、木蔭に安心して駐車出来るという事だけで、また(仮称)オオムラサキの丘へ行った。もちろん、タマムシとリルボシカミキリを撮ろうと思ったのだが、ポイントである伐採丸太の上には直射日光が差し込んでいて、ルリボシカミキリは全く見られず、タマムシは1匹いたがすぐに飛んでしまった。また、私自身も暑さに耐えられなくなって雑木林へ逃げ込んだ。今年はオオムラサキの発生が良好なのか、雄がまだ3頭も見られた。羽化したばかりの綺麗なオオムラサキの雌と存在感溢れるジャノメチョウの雌ががいたらなあと思ったが見当たらず、しからばカブトムシやクワガタでもと思ったがこれまた見つからず、仕方無しにオオムラサキとジャノメチョウの雄を撮影した。

<今日見られた主なもの>蝶/ジャノメチョウの雄(写真上左)、オオムラサキの雄(写真上右)、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ルリシジミ等。昆虫/タマムシ、カナブン、オオスズメバチ、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ、コシロシタバ等。


7月11日、横浜市(仮称)チョウトンボの里

 今日も朝から真青な空が広がり、道端自然観察どころではないなあ、行くのは止めようかなあと思ったが、ウチワヤンマとアオメアブを撮りたくて、(仮称)チョウトンボの里へ行った。炎天下で約2時間も撮影するのだから、日焼け止めクリームをたっぷりと塗った。大きな池に行くと見られるウチワヤンマだが、この時期は草原でも見られ、羽化したてはチョウトンボと同じような習性なのだろう。一見するとオニヤンマの仲間に見えるが、サナエトンボ科で、力強くスピード感溢れる飛翔で、まこと堂々たるトンボである。また、棒の先等に止まって倒立姿勢で暑さをしのいでいる姿も印象に残る。今日のもう1つの目的のアオメアブは前に紹介したシオヤアブと同じムシヒキアブ科で、ハエなどの昆虫を鋭い棘の生えた足で捕まえて体液を吸う。ウチワヤンマは捉えた昆虫をむしゃむしゃ食べる訳だから、今日は怖い昆虫の紹介となった。

<今日見られた主なもの>蝶/アゲハ、ツマグロヒョウモン等。昆虫/ウチワヤンマ(写真上左)、アオメアブ(写真上右)、シオヤアブ、チョウトンボ、ネキトンボ、シオカラトンボ等。


7月10日(午後)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 昼食後も相変わらずのピーカンで撮影日和ではないのだが、帰っても節電にはならないし、木蔭に車を停めて昼寝を開始した。しかし、一匹薮蚊が車内に居て、ちょっと邪魔されたが、退治してからの快眠となった。1時間位眠っていつものコンビニへ行くと、63円の「氷いちご」が入荷していて嬉しくなった。これで身体が冷えたので13日の「オオムラサキ観察会」の下調べに寺家ふるさと村へ行った。樹液酒場を徹底的に調べておこうという訳なのだが、途中、同好の士がとても良い場所を教えてくれた。今日は3頭もの雄が観察出来たとの事であった。その後も雄1と雌2の計3頭も見つけ、オオムラサキこそいなかったがとても良い樹液酒場もあり、やって来る観察会は100%保障で見る事が出来るだろう。ほっとして農道へ出ると、ジムニー君とN仙人がいて、ちょっと前まで一緒だったコミリンさんも、スローシンクロでオオムラサキを爆撮したとの事であった。

<今日見られた主なもの>花/ヤマユリ、オカトラノオ、アキノタムラソウ等。蝶/オオムラサキの雌(写真上左)、ルリタテハ、メスグロヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、コチャバネセセリ等。昆虫/カナブン(写真上右)等。鳥/ガビチョウ等。


7月10日(午前)、横浜市緑区三保市民の森

 今日は夏休みを毎年過ごす嬬恋村の様な雲一つ無い青空が広がって、本当に梅雨が明けたんだなあと実感した。そんな真青な空だから湿度はかなり下がったようで、木蔭で風が吹いて来ると涼しささえ感じて、ちょっと前の梅雨の晴れ間よりは過ごし易い。それでも、木蔭を選んでの昆虫観察に終始した事は言うまでも無い。まずはいつものように旧道へ歩みを進めると、シラホシカミキリを見つけたが、片方の触覚が取れていたので撮影は諦めた。ラミーカミキリもムクゲに見られたが、ムクゲの葉がかなり食べられていて良い写真とはならなかった。バス通りへ出ての左側の歩道は木蔭が続いて、下草にはホシハラビロヘリカメムシの幼虫やイモサルハムシ等が見られた。次に谷道へ行ったが、ササキリの幼虫が各所で見られ、羽化したてのコチャバネセセリが綺麗であったが、良い場所には止まってくれなかった。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、アキノタムラソウ、ハエドクソウ等。蝶/イチモンジチョウ、ベニシジミ、キマダラセセリ、コチャバネセセリ等。昆虫/ホシハラビロヘリカメムシの幼虫(写真上左)、ササキリの幼虫(写真上右)、ハグロトンボ、シラホシカミキリ、ラミーカミキリ、トウキョウヒメハンミョウ、イモサルハムシ、イチモンジカメノコハムシ、オオニジュウヤホシテントウ等。


7月9日、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森

 昨日一昨日と曇り空が続いたので、しめしめと思っていたが、今日は雲一つ無い青空が広がった。ことによったら梅雨明けと思ったら、車のラジオから平年より12日も早く関東地方も梅雨が明けたと報じてられていた。東日本大震災による原発事故で節電が叫ばれているのに、弱り目に祟り目、こんな事になるのではないかと按じていたが、やはりそうなってしまった。しかし、秋が早く来るかもしれないから、そちらに期待するしかないなと苦笑した。今日は行く所が無くなったので、久しぶりに長津田町の(仮称)246の森へ行った。日陰を選んでの昆虫観察となったが、夏ならではのセマダラコガネが葉上で休んでいた。また、久しぶりにエサキモンキツノカメムシを見つけた。昆虫の個体数変動はかなり激しいが、エサキモンキツノカメムシの発生も以前に比べて少なく、ウスモンオトシブミやオオミドリシジミ等は極端に発生が少なかったようである。

<今日見られた主なもの>花/ヨウシュヤマゴボウ、ネジバナ、コマツナギ、ツユクサ、オカトラノオ、クサキョウチクトウ、サンジャクバーベナ、ダリア、ノウゼンカズラ、ムクゲ等。蝶/アゲハの幼虫、ジャノメチョウ、キチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/エサキモンキツノカメムシ(写真上左)、セマダラコガネ(写真上右)、カナブン、シロコブゾウムシ、コフキゾウムシ、エゴツルクビオトシブミ、ヒメクロオトシブミ、ハグロトンボ、ホシハラビロヘリカメムシ、ササキリの幼虫等。


7月8日(午後)、横浜市(仮称)ツミの森公園

 前述したように予定していなかったカワセミ池まで行って鳥友と談笑してしまったので、散策時間がかなり延びてしまった。そこで、昼食は近くのスーパー「つるかめ」で397円のとっても美味しい中華丼を食べた。その後、秘密の日陰へ車を走らせ健康昼寝を貪り、またしても63円の「氷いちご」が無かったので、明治製菓の103円の「氷宇治金時」を購入した。高いだけあってアイスクリームとつぶ餡も入っていて、まこと美味しいのだが、甘過ぎて水を飲みたくなるのが珠に傷である。これで徒歩10分の(仮称)ツミの森公園へ行く元気が出たので、とぼとぼ歩いて行くと、今日はツミの幼鳥の御出ましがとても活発で、目の前を飛び、そして至近距離に止まった。一体どの位近づけるのかと試して見たら、5メートルは楽々近づけた。これならコンパクトカメラでツミの幼鳥が写せるなあと苦笑した。

<今日見られた主なもの>鳥/ツミの幼鳥(写真上)、オナガ、キジバト等。


7月8日(午前)、横浜市緑区新治市民の森

 今日も昨日に続いて一日中の曇りで、散策日和、撮影日和となった。しからば何処へ行っても良い訳だが、湿度が異常に高くて明るい曇りだから、やはり木蔭が良いなあと新治市民の森にした。いつものように遊水池に行く前に梅田川を覗いてみたが、ハグロトンボがたくさん見られた。しかし、長靴を履いていないし、300ミリマクロも持参していなかったので、撮影はこの次にした。遊水池周りにはマユタテアカネがたくさんいて、ハラビロトンボも相変わらずだから、トンボ王国の様相を呈していた。そんな訳からか、他の昆虫はほとんど見られなかった。その後、車を停めた場所に見慣れた鳥撮りカメラマンの車が数台停まっていたので、久しぶりに挨拶でもしてこようと鎌立谷戸奥のカワセミの池に急いだ。すると沢山の顔見知りが来ていたが、「行く所が無いから来ているのよ」といった具合で、鳥の出は低調のようだった。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ(写真上左)、ノカンゾウ、イモカタバミ等。蝶/アゲハ、コミスジ、ヒメアカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、キチョウ、ベニシジミ、キマダラセセリ、イチモンジセセリ等。昆虫/マユタテアカネ(写真上右)、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ、ハラビロトンボ、ハグロトンボ、ラミーカミキリ、カナブン、マメコガネ等。


7月7日、横浜市都筑区大原みねみち公園

 今日は久しぶりに曇り日となり、新吉田町のヒマワリでも撮ろうとポイントへ行ってみたが、今一写欲が沸く様には咲いていなかった。そこで、大原みねみち公園のエノキの丸太が気になっていたので行ってみた。するとタマムシこそいなかったが、シラホシナガタマムシ、ヒシモンナガタマムシ等は前回同様に見られた。更に、エノキの丸太が大好きなアシナガオニゾウムシがいて、本命こそ不在であったが、また来なければなあと感じた。公園内では、なんとなく耳にニィーという音が聞こえて来る。ニイニイゼミが発生したのかなあと思って、あたりの木の幹に目を凝らすと脱殻が見られた。例年、ニイニイゼミの発生は梅雨明け間近を告げる生物暦だから、今年も中旬頃にはあけそうである。また、池には珍しくカワセミがいたが、可哀相な程に羽の色艶が失われていた。カワセミ君も猛暑の中での子育てが大変なんだと同情してしまった。

<今日見られた主なもの>花/ネジバナ、ニワゼキショウ、オカトラノオ、ワルナスビ、ヨウシュヤマゴボウ、アカツメクサ等。蝶/アオスジアゲハ、アゲハ、モンシロチョウ、キチョウ等。昆虫/シオヤアブ(写真上左)、ニイニイゼミの脱殻(写真上右)、アシナガオニゾウムシ、コフキゾウムシ、シラホシナガタマムシ、ヒシモンナガタマムシ、マメコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、ギンヤンマ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、アシナガキンバエ、マダラアシナガバエ等。鳥/カワセミ、シジュウカラ等。


7月6日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 昨晩の天気予報では曇りの筈であったが、今朝は一日中晴れとなっていた。まったく最近の天気予報は、ころころ変わってあてにならない。いったい首都圏の梅雨は何処へ行ってしまったのだろう。そんな訳で、車を日陰に停められて木蔭の昆虫観察が出来る場所となると候補は少なくなる。また、いつも同じ場所ではつまらないから、久しぶりに横浜動物の森公園へ行った。見つけたら何でも撮影しようと入口から虫目全開で散策を始めたら、ヒメアトスカシバ?がいて嬉しくなった。誰が見ても蜂にしか見えないが、なんとなんと蛾の仲間なのである。これだけの大変装も昆虫ならではですねと微笑んだ。例によって昆虫横丁を覗いてみると、トウキョウヒメハンミョウやジャノメチョウが見られ、掘っ立て小屋広場のススキにはマメコガネがたくさん見られた。いよいよ夏ですなあといった具合だが、樹液にはこれといった美麗な蝶は見られなかった。

<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、アキノタムラソウ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/ナガサキアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、ジャノメチョウ、サトキマダラヒカゲ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ムラサキシジミ、キマダラセセリ等。昆虫/ヒメアトスカシバ?(写真上左)、チャバネアオカメムシ(写真上右)、ブチヒゲヘリカメムシ、アシナガキンバエ、マダラアシナガバエ、カナブン、マメコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、ヒメクロオトシブミ、コウゾハマキモドキ等。


7月5日(午後)、東京都(仮称)チョウゲンボウの里

 前記したように、(仮称)オオムラサキの丘ではまずまずの成果だったので、昨日と同じ午後3時半に切止め、ほてった身体を冷やそうと、これまた昨日と同じコンビニに寄った。しかし、たくさんあった筈の63円の「氷いちご」は、一個も残っていなかった。そこで仕方無しに、量は多くなるし値段も高いし、酸っぱい生レモンの輪切りの入ったフタバ食品の「サクレレモン」を購入した。身体を冷やすには、甘ったるいアイスクリーム類は不向きなのだ。ほてった体が冷えて熱中症の心配もなくなったので、またしても帰宅途中にある(仮称)チョウゲンボウの里へ寄ってみた。幼鳥は昨日より更に巣立って、周りの木々に止っていたり、青空をカイトの様に飛んでいた。そんな訳で、今日はデジスコを出さずに帰るかなあと思ったら、スギの枯れ枝の天辺に止ったので、またしても急いでデジスコを組み立てて撮影した。

<今日見られた主なもの>鳥/チョウゲンボウの幼鳥(写真上)、ガビチョウ、キジバト、スズメ等。


7月5日(午前)、東京都(仮称)オオムラサキの丘

 今日は風こそおさまったが晴れで、火曜日だから寺家ふるさと村の四季の家は休館、そんな訳で日陰の昆虫横丁でも歩こうかなと思ったが、見られる昆虫に変わりは無いだろう。また、N仙人の話ではキノコのキの字も無いらしい。やはり寺家ふるさと村はキノコが発生していないとつまらない。そこで、昨日とても面白かった(仮称)オオムラサキの丘へまた行った。車を木蔭に停められるし雑木林の中は涼しいし、昨日撮れなかったジャノメチョウ、スミナガシの幼虫、ルリボシカミキリ等を撮ろうと出かけた。今日の雑木林の中は低調で、オオムラサキは1頭だけでサービスがとても悪かった。また、風が止んだからか、ミズイロオナガシジミは梢にいるようで1頭だに見られなかった。しかし、ジャノメチョウはたくさんいて、スミナガシの幼虫もアワブキの葉の上で休んでいた。ルリボシカミキリはかなりいたが、絵になるようには撮れなかった。

<今日見られた主なもの>蝶/スミナガシの幼虫(写真上左)、ジャノメチョウの雄(写真上右)、アゲハ、オオムラサキの雄、ルリタテハ、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ、ルリシジミ等。昆虫/ノコギリカミキリ、ラミーカミキリ、ルリボシカミキリ、キスジトラカミキリ、アトジロサビカミキリ、ヨツボシケシキスイ、カナブン、オオスズメバチ、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ等。


7月4日(午後)、東京都(仮称)チョウゲンボウの里

 オオムラサキの撮影は無事に終わって時計を見ると、まだ午後3時半であったので、コンビニに寄って63円の「氷いちご」を食べた。加齢による弱った胃腸を大切に守るには、一番小さなカップのものが最適なのである。その後、風は相変わらず強いものの、帰宅途中にあたる(仮称)チョウゲンボウの里へ寄ってみた。すると前回(6月29日)に比べるとだいぶ巣立って、巣穴の近くにいる幼鳥の姿は減っていた。しかし、巣穴の前で2羽の幼鳥が仲良く並んで出迎えてくれたので、急いでデジスコを組み立てて撮影した。もちろん、付近のケヤキの小枝等に止っているものもいたが、今一絵にならないのでパスして、何処か面白い場所に止ってくれないかなあと待ったが、強風が吹き荒れている事もあってか、チョウゲンボウ達の動きは鈍かった。いよいよ後数日で全ての幼鳥が飛び去り、じりじりと太陽が照りつける日々がやって来る。

<今日見られた主なもの>鳥/チョウゲンボウの成鳥(写真上左)、チョウゲンボウの幼鳥の兄弟(写真上右)、オナガ、ガビチョウ、ヒヨドリ、キジバト、スズメ、カルガモ等。


7月4日(午前)、東京都(仮称)オオムラサキの丘

 昨日、このHPの掲示板でも御馴染みのオカピさんからオオムラサキの投稿があった。また、写友の森のきのこさんもオオムラサキをブログに載せていた。今年はどうも蝶の写真に熱が入らないが、、今日は一日中風が強くて晴れで最悪の天候であるが、雑木林の中でオオムラサキならなんとか撮影出来るかもしれないと(仮称)オオムラサキの丘へ行ってみた。すると2頭のオオムラサキの雄がお待ちかねで、綺麗に撮って下さいようと言わんばかりの場所に止って、かなり長時間の開翅のサービスもあった。そこで、ストロボの発光量や露出補正値を変えてばんばんシャツターを切った。ストロボ使用を嫌う方もおられるが、やはりオオムラサキを美しく撮るには三脚使用のスローシンクロのテクニックは絶対で、今日は−1の発光量で撮ったものが正解だった。なお、雑木林の中には新鮮なミズイロオナガシジミがたくさんいて笑ってしまった。

<今日見られた主なもの>蝶/オオムラサキの雄(写真上左)、羽を開いたオオムラサキの雄(写真上右)、ルリタテハ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、アカシジミ、ミズイロオナガシジミ、スミナガシの幼虫等。昆虫/カブトムシ、コクワガタ、ルリボシカミキリ、タマムシ、ヨツボシケシキスイ、カナブン、オオスズメバチ、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ等。


7月3日(午後)、横浜市(仮称)ツミの森公園

 健康昼寝の後は雲って来るかもしれないと期待したが、目覚めてみると相変わらず陽が射していて暑い。これではUターンして日曜大工でもするかなと思ったが、久しぶりに(仮称)ツミの森公園を覗いてみた。するとかなりのカメラマンが集っていて、幼鳥が4羽全て巣立ったと言う。皆さんの視線の先に、ツミの幼鳥が止っている。こうなったら私もチャレンジするしかないなと、車を農道の日陰に停めて、徒歩10分で撮影を開始した。しかし、相変わらずの日差しで、コントラストの強い写真しか撮れない。また、良い場所に止ってくれないし、止ってくれたと思ったらデジスコでは近過ぎたりと思うように行かない。しかし、おやつを食べた後に、良い場所に止って食事を始めた。かなり大きなご馳走なので時間がかかり、色々な角度から撮影する事が出来た。しかし、ベストと呼ぶには「ちょぃとねー」の写真なので、また挑戦する羽目となった。

<今日見られた主なもの>鳥/ツミの幼鳥(写真上)、オナガ等。


7月3日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園

 昨日の茅ヶ崎公園における散策で、キノコは発生していないと予想出来たが、もしやがあるかもしれないと鴨池公園へ行った。予報では曇りの筈であったが、陽が射して来て眉をしかめた。まずは貧果が予想されたのでトンボでも撮ろうと思ったが、公園愛護会の方々が何を血迷ったのか、葦原を草刈機で刈り始めたのには驚いた。水辺に暮らす生き物達には格好の隠れ家であるし餌場でもあるのだから、晩秋までそのまま生やしておくのが当然なのになあと苦笑した。また、作業ボランティアの方々の食事の用意をする女性陣の方が犬を放していて、これまた驚いた。公園で犬を放すのは厳禁で、リードをつけてが常識なのに公園愛護会の方が何故にまあとこれまた苦笑した。また、目的たるキノコの発生はまったく見られず、今日はまこと不愉快な散策となってしまった。せめてもの慰めは、マヤランが咲き始めていた事だろう。

<今日見られた主なもの>花/マヤラン等。蝶/ナガサキアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、スジグロシロチョウ、キチョウ、キマダラセセリ等。昆虫/アオモンツノカメムシ(写真上左)、イチモンジハムシ(写真上右)、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、コシアキトンボ等。


7月2日(午後)、相模原市(仮称)アオバズク鎮守の森

 今日は白トビの心配が少ない曇り日だから、このまま自宅にUターンするのは勿体無いと、近くの「すき家」で「白髪ネギ牛丼」を食べ、短時間の健康昼寝の後に、相模原市の神社巡りに行った。もちろんアオバズクが目的なのだが、すでに一回りしているからアオバズク発見は容易であったが、アオバズク郷土の森では良い場所に止っていなかった。そこで、アオバズク鎮守の森へ転戦すると前回より良い場所に止っていた。また、16倍アイピースを装着したニコンED50を持って来たから、今日は良い写真が撮れる筈と思ったが、なかなか目をまん丸に大きく開いてくれないし、ニコンED50は被写界深度が深くてバックが煩雑になってしまった。またしてもアオバズクの成鳥の写真は難しいなあと感ずる結果となったが、また1週間位したら相模原市の神社巡りに行く事になるだろう。アオバズクはフクロウの仲間だからとっても魅力的なのである。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)等。


7月2日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 今日は風も無く一日中曇りで、気温こそ少々高いものの、散策日和、写真撮影日和となった。そこでパステルカラーの花でも撮りに行こうかなあと思ったが、キノコが生えているかもしれないからと茅ヶ崎公園へ行った。そんな訳で、まずはキノコのポイントへ行ってみたのだが、テングタケが爆生と予想していたのに全く姿が見られず拍子抜けしてしまった。それでは昆虫の谷へと行ってみると、半日陰の場所に羽化したばかりの未成熟のコノシメトンボが3匹も棒の先に止っていた。毎年、ここで見られるから、付近にある池が発生源なのだろう。また、触覚が鋸の歯の様だからノコギリカミキリと名付けられた大型のカミキリムシが木の幹に止っていた。今日は他所でも2匹観察しているので、発生期に当ったようである。その他、これといって見るものは無かったが、本格的な夏はもうすぐやって来る。

<今日見られた主なもの>花/ネジバナ、ニワゼキショウ、ホタルブクロ、オカトラノオ、ヤマハギ、ヤブカンゾウ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アカボシゴマダラの幼虫、スジグロシロチョウ、キチョウ、キマダラセセリ等。昆虫/ノコギリカミキリ(写真上左)、コノシメトンボ(写真上右)、オオシオカラトンボ、マダラアシゾウムシ、ヤツボシハムシ、ササキリの幼虫等。


7月1日(午後)、横浜市(仮称)カワセミの里公園

 午後からは、鳥友が他のカメラマンに知れ渡らないようにと神経を尖らせ大切にしていたが、2回も新聞に載ってしまったので、多くのカメラマンが集るようになった(仮称)カワセミの里公園へ行ってみた。もうそろそろ私の散策記に登場させても良かろうという訳で、健康昼寝の後に車を走らせた。現地に到着すると10名程の常連らしきカメラマンがいて、主にカワセミの飛翔写真や餌を捕る場面の写真を狙っていた。今日は有り難い事にカワセミは雌雄いて、特に雌は子育ての疲れで痩せていて、羽の色艶も悪かった。雄が子育てに励む動物もいるが、どうやらカワセミも人間と同じようである。もう一度繁殖するつもりらしいのだが、はたして体力が持つのだろうかと心配になった。本当に久しぶりの公園だからカワセミの好きな止る場所も分からず難儀したが、おおよそ様子が分かったので、これから月に2回位は訪れてみようと家路を急いだ。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上左)、カワセミの雌(写真上右)、カルガモ等。


7月1日(午前)、横浜市(仮称)チョウトンボの里

 昨日記したように、眼鏡をトンボタイプのフレームに変えたからか、面白いように各種トンボが撮れたので、柳の下にもう1匹と、今日も(仮称)チョウトンボの里へ行った。しかし、チョウトンボは相変わらずたくさん飛んでいたものの、目的とするネキトンボやアオメアブやシオヤアブは見つからなかった。しかし、昨日観察出来なかったウチワヤンマが畑の棒の先に止まっていたが、とても敏感で近づくと遠くに飛び去ってしまった。今日はショウジョウトンボの成熟した真赤な雄も見られたが、なにせ耕作地の中だったので撮影出来なかった。そんな訳で、トンボ眼鏡なのにノーシャッターなのと気が焦って、まずはパスするつもりでいたチョウトンボを撮った。更に、ちょいと風情に欠けるが、棒の先に止ったオオシオカラトンボを撮影した。まこと期待した時には撮れず、期待せぬ時に撮れるという道端自然写真撮影の難しさを思い知った。

<今日見られた主なもの>蝶/アゲハ、ツマグロヒョウモン等。昆虫/チョウトンボ(写真上左)、オオシオカラトンボ(写真上右)、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ウチワヤンマ等。


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