2011年:みちばた散策記

(11月)



11月30日、横浜市緑区梅田川

 いよいよ明日から12月に入るというのに、朝から気温がかなり上がって、汗ばむような陽気となった。まだ完全に風邪が治っていないので、気温の大幅な変動は困るなあと眉をしかめた。見るもの撮るものが少なくなった今月も、なんとかだましだましでここまで来たが、今日は梅田川沿いにある植木屋さんの畑にロウヤガキがあったのを思い出して出かけてみた。梅田川沿いの手摺にはアキアカネが暖をとり、三保念珠坂公園の手摺には、テントウムシ、クヌギカメムシ、エサキモンキツノカメムシが見られた。目的のロウヤガキは晩秋の陽に光っていたが、背景が今一で平凡な写真となってしまった。お次は昆虫で締めくくろうと探してみたが、モウソウタケにたくさんのテントウムシが貼っていたが動き回っていて撮影出来ず、ツマグロオオヨコバイやネコハエトリの雌を撮って車に引き返した。

<今日見られた主なもの>花/セイヨウタンポポ、ノゲシ等。蝶/ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ツマグロオオヨコバイ(写真上右)、エサキモンキツノカメムシ、キバラヘリカメムシの幼虫、クヌギカメムシ、アキアカネ、テントウムシ、ツチイナゴ等。その他/ロウヤガキの実(写真上左)、ツルウメモドキの実、ゴンズイの実、ガマズミの実、へクソカズラの実、ナンテンの実、ハナミズキの実、サンシュユの実、ピラカンサの実、ネコハエトリ、ジョロウグモ等。


11月29日、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 今日も昨日と同様に曇り空で、朝から出かける気が起きなかったので、年賀状に使用する写真や来年1月の里山写真クラブ作品展に出展する写真を選んで、チャンプに頼みに行った。もちろん昼食は、昨日急遽変更となったバーミアンラーメンと焼き餃子を食べた。天気は薄日が射し始めて気温はかなり上がり、これなら蝶や昆虫が見られるかもしれないと早野の里へ行った。霊園内の斜面にウマノスズクサがたくさん生えていたのを思い出して、蛹があるかもしれないと探したら、何と5つも見つかった。そこで背景に雑木林が入る絵柄で撮影した。また、周りを見回すとお墓でヒメアカタテハが日向ぼっこをしていた。その後、ハンノキ林のある谷戸で手摺昆虫観察を試みたら、テントウムシがわんさか這っていて、いよいよ集団越冬が始まるんだなあと感じた。また、オオカマキリやコカマキリも見られ、ハラビロカマキリの卵のうも産み付けられていた。

<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、イモカタバミ等。蝶/ジャコウアゲハの蛹(写真上左)、ヒメアカタテハ(写真上右)、モンシロチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/テントウムシ、クヌギカメムシ、オオカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリの卵のう等。キノコ/ニガクリタケ等。その他/マユミの実、ヤブムラサキの実、ムラサキシキブの実、ピラカンサの実、ヘクソカズラの実等。


11月28日、横浜市緑区新治市民の森

 朝起きて外を見ると、曇り空で寒々しい。風邪が完全に治っていれば白トビが起きにくい曇り日は大歓迎と出かけた筈だが、ようやく快復傾向が見られるといった按配だから、朝食後蒲団にUターンした。約1時間程寝て外回りの掃除などを済ませた後に、今日はバーミアンラーメンと焼き餃子が食べたいなあと出かけた。しかし、途中で「かつ家」の100円引き券の有効期限が今月末迄なのを思い出して、仕方無しにカツ丼の梅と豚汁の小の昼食となった。お仲間から「花虫さんは脂肪分のあるものをとり過ぎる」との有り難いお言葉を頂いているのだが、風邪の快復には栄養を摂る事も大切だからとぱくついた。その後、カワセミやヤマガラが良く現れるようになったとの情報を頂いたので、久しぶりに新治市民の森へ行った。カワセミは大サービスであったが、他の小鳥はそれ程でも無く、期待したジョウビタキは一度も現われなかった。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上)、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、カルガモ等。


11月27日(午後)、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 散策を早目に切り上げて車に戻り、久しぶりにスーパー「つるかめ」へ行って、野菜がたっぷり入った格安の中華丼を購入し、店内の電子レンジで温めてから食した。その後、恩田川の田んぼで蒲団を被って眠ったが、またしても短時間で目覚めてしまった。やっぱり寝飽きかなあと苦笑すると、上谷本町の田んぼへ偵察に寄ったが、空は曇って来て、チョウゲンボウも見当たらない。たとえチョウゲンボウが飛来しても、真青な空でないと良い写真が得られないからと早野の里へ転戦した。すると、田んぼに挿しておいた竹の棒の先にモズの雄が止まっていた。そこで背景を変えたり、モズが止まる位置を変えるのを待ったりして撮影した。その後、ほんの少しだがジョウビタキを探したが発見出来なかった。今日は日曜日、寺家ふるさと村で開催中の「道端自然写真展」が気になって、様子を見に行く為に早々と引き上げた。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雄(写真上)、ハクセキレイ、アオサギ、スズメ、ハシブトガラス等。


11月27日(午前)、横浜市緑区梅田川

 深夜にうなされたり、咳や鼻水が出たり、寝汗をかいたりとさんざんだったが、朝起来て食事後、何故か蒲団にUターンする気にはなれなかった。さんざん眠ったから、風邪が治った訳ではないのだが、寝床に横たわるのが苦痛になったようである。そんな訳で、アップダウンの少ない梅田川周辺をちょっと歩いてみるかなと出かけた。まずはスモモ畑へ行ったが、さすがに撮るものが無く、Uターンして遊水池周りへ寄ってみたが、まだダイコンソウが咲いていたのには驚いた。その後、三保念珠坂公園で手摺昆虫観察を試みたが、今日はコミミズクとクヌギカメムシが這っていた。そんな訳で散策前半は芳しくなかったが、バス通りを越えて旧道へ入った先の棚作りのツルウメモドキ周辺で、手摺に日向ぼっこをしているキバラヘリカメムシの幼虫がなんと3匹もみつけた。もうすぐ12月、一体全体、成虫になれるのだろうかと心配になった。

<今日見られた主なもの>花/イモカタバミ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、ダイコンソウ、ハキダメギク等。蝶/ウラナミシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/キバラヘリカメムシの幼虫(写真上右)、クヌギカメムシ、ツマグロオオヨコバイ、コミミズク等。その他/マユミの実(写真上左)、ツルウメモドキの実、ゴンズイの実、ガマズミの実、シオデの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、ナンテンの実、ハナミズキの実、サンシュユの実、ロウヤガキの実、ジョロウグモ等。


11月25日、横浜市鶴見区三ッ池公園

 昨日も風邪が治らず寝込んでいたが、今朝起きてみると少しぐらいなら散策出来る位に回復したので、厚着をして出かけてみた。三ッ池公園には近場では見られないハシビロガモが飛来しているので、ターゲットはもちろんハシビロガモである。前にも記したと思うが、風が強い日だと風が当らない場所に避難するので、今日の様な風の弱い小春日和が最適となる。下之池のポイントへ直行すると、有り難い事にハシビロガモが水面にほんの少し隠れている杭の上で羽繕いをしていた。水面より上に飛び出している杭は、登るのに「よいしゃ!」と力を込めないといけないので、泳いで来てそのまま乗れる杭がお気に入りという訳である。まあ、人間ならまだしも、野生なのだから「よいしゃ!」と力を込めて高い杭に登って欲しいなあと思った。その後、体調を考えてほんの少し散策したが、また日溜りのこのポイントへ戻って来て、日向ぼっこをしながら撮影した。

<今日見られた主なもの>鳥/ハシビロガモの雄(写真上雄)、ハシビロガモの雌(写真上右)、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒヨドリ、ハシブトガラス等。


11月23日、神奈川県大和市泉の森公園

 久しぶりに風邪を引いてしまって、2日間も寝込んでしまった。まあ、溜まりに溜まった疲れを取り除くための休憩と思えば良い訳だが、今日は待ちに待った観察会なので、身体に鞭打って出かけた。気温は昨日より高くなると予想されていたが、北風がほんの少し吹いていて、風邪が完全には治っていないからマスクをしての散策となった。「しらかしの家」に集合したが、早くもムラサキツバメが現れた。今日は皆さん日溜りの散策をご希望の様なので、「ふれあいの森」を目指して歩いて行った。池には各種のカモが見られ、カワセミも各所で現れてくれた。偽木の手摺には昆虫は少なかったが、それでも何種類かは見つかった。今日の特筆事項はオカピさんが見つけてくれたトホシカメムシと、エノキの大木の股にいたゴマダラチョウの幼虫であろうか。また、「ふれあいの森」では小鳥の囀りも聞こえて来たが、本格的なバードウォッチングは落葉が済んでからとなるだろう。

<今日見られた主なもの>花/セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/ゴマダラチョウの幼虫、ツマグロヒョウモン、キタテハ、モンシロチョウ、キチョウ、ムラサキツバメ、ウラナミシジミ、ヤマシトシジミ等。昆虫/キボシカミキリ(写真上右)、トホシカメムシ、クヌギカメムシ、ブチヒゲカメムシ、チャバネアオカメムシ、アカスジキンカメムシの幼虫、アキアカネ、カネタタキ、ハラビロカマキリ等。鳥/カワセミ(写真上左)、マガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、バン、アオサギ、コサギ、シジュウカラ、エナガ、ジョウビタキ、ハシブトガラス等。その他/ノイバラの実、コクサギの実、ムクロジの実、センダンの実、ガマズミの実等。


11月20日、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 昨日は一日中雨で、夕方には風も非常に強くなった。北風ではなかったものの、自宅周りには落葉がかなり散乱していて、掃除はいつもより時間がかかった。秋に入ってからずっと、木の実、草の実ウォッチングを続けているが、まだヤブムラサキの実を撮っていなかったので早野の里へ行った。霊園内に車を停めてすぐの所に、ムラサキシキブと並んでヤブムラサキが生えている。そんな訳で、この両方の木の実を見分ける観察には格好の場所である。今日の目的の写真は無事に撮り終わり、落ちている枯れ枝に雨を存分に吸って膨れたタマキクラゲを見つけたので保険として撮影した。その後、エノキタケやヒラタケを探して、人が来ない霊園の外周の雑木林を一回りしたが、これといったものは見られなかった。最後にハンノキ林の谷に降りて来て手摺昆虫ウォッチングをしたら、クサギカメムシ、エサキモンキツノカメムシ、クヌギカメムシ、アオバハゴロモ等が這っていた。

<今日見られた主なもの>花/ヨメナ、コセンダングサ、セイタカアワダチソウ、イヌタデ等。蝶/ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ等。昆虫/コバネイナゴ、アキアカネ、ツチイナゴ、アオマツムシ、クサギカメムシ、エサキモンキツノカメムシ、クヌギカメムシ、アオバハゴロモ等。キノコ/タマキクラゲ(写真上右)等。その他/ヤプムラサキの実(写真上左)、コバノガマズミの実、ムラサキシキブの実、マユミの実、ノイバラの実、ピラカンサの実、ネコハエトリ、ワカバグモ、ジョロウグモ等。


11月18日、横浜市緑区梅田川

 昨日は第3回道端自然写真展の搬入日で、寺家ふるさと村の四季の家に行った。N仙人が手伝ってくれたので、正午前に無事に展示作業は終了した。午後からは、スッポンタケを撮りに行くというN仙人と別行動で三輪町を歩いてみたが、展示作業の疲れと、これといった被写体が無かったので短時間で切り止めた。今日は午前中は曇りというので、開放感がある梅田川周辺を散策してみた。まずはスモモ畑へ行ったが、ヤクシソウがまだ咲き残っていた。また、遊水池周りにも寄ったが、なんとダイコンソウも咲き残っていて驚いた。その後、三保念珠坂公園にも短いが手摺があるので注意してみたら、クヌギカメムシとキバラヘリカメムシが見られた。最後にツルウメモドキの実が撮れれば良いなあとポイントへ行ってみると、実が割れて真赤な種子が現れていた。ご婦人に大人気なのだが、本当に綺麗だなあと改めて感心した。

<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、ダイコンソウ、ハキダメギク、イヌタデ等。昆虫/クヌギカメムシ(写真上右)、キバラヘリカメムシ等。その他/ツルウメモドキの実(写真上左)、トキリマメの実、マユミの実、ゴンズイの実、ガマズミの実、ピラカンサの実、アオツヅラフジの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、ジョロウグモ等。


11月16日(午後)、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 東名高速港北PAの「横浜うまいもん亭」で新メニューが続々誕生し、昨日はタバスコが効き過ぎたメニューで苦労したから、今日は敵討ちにまたしても行って無難なマーボウ茄子丼を食べた。これも左程美味しいとは感じられなかったので、3度目の正直とばかりに、近々また行かなければならなくなった。そんな訳で昼食は連敗したが、風は完全収まって健康昼寝はとてもスムーズであった。そこで上谷本町の田んぼで1時間ほどデジスコを担いで散策し、相変わらずのチョウゲンボウやモズを撮影した後に、残り1時間は早野の里を散策した。背景の良い場所に刺しておいた竹の棒の先にはスズメやモズが止まってくれて大正解であったが、期待したジョウビタキの姿は今日も見られなかった。晩秋の落日はとても早くて午後4時になると光線具合が非常に悪くなり、早や上がりの帰宅となった。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雄(写真上左)、スズメ(写真上右/15日に撮影)、ハクセキレイ、ハシブトガラス等。


11月16日(午前)、横浜市鶴見区三ッ池公園

 今朝は北風がかなり強く、今季一番の冷え込みとなった。こんな日は、大きな池がある三ッ池公園は風で撮影に難儀するだろうと思ったが、やっと平日のみ駐車場が無料(来年の3月15日まで)になったので、行かなきゃ損々と言う訳である。また、カモ類の飛来状況も確認にしておきたかったのだ。散策を開始すると予想したように風が強く、カモ類は杭に上って羽繕いの気持ちも起きないらしく、風が弱い場所に集っていた。それでも、ここの名物のハシビロガモが数羽泳いたので嬉しくなった。今日はマクロレンズでの散策だから被写体探しに苦労したが、ヒヨドリジョウゴの実が風の弱い場所にあったのでほっとした。期待したエノキタケは極秘の場所には見られなかったが、なんと美味しそうなヒラタケが生えていて驚いた。次第に北風が収まって来て、帰る頃には蝶や昆虫達がかなりたくさん見られるようになった。

<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、ノコンギク、コセンタングサ等。蝶/ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/アカスジキンカメムシの幼虫、アキアカネ、ハラビロカマキリ等。キノコ/ヒラタケ(写真上左)等。鳥/ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ等。その他/ヒヨドリジョウゴの実(写真上右)、クサギの実、マユミの実、ピラカンサの実、ジョロウグモ等。


11月15日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 久しぶりに風邪でダウンかなと心配したが、湿布を痛む肩に貼って眠ったら、かなり良くなってほっとした。そこで、曇り日で気温が低いから、今まで薮蚊の為にじっくり撮れなかったハダカホウズキの実を写しに茅ヶ崎公園へ行った。確かに薮蚊には刺されなかったが、子供の悪戯なのか、3本生えている内の2本が倒されていて、良い絵柄の写真は撮れなかった。次に、シオデの実をカメラに納めてから竹林へ行ってみると、カニノツメがかなり生えていたので、カメラを地面に押し付けるようにして撮影した。また、スッポンタケも見られたが、撮影意欲を起こさせるようには生えていなかった。なお、頭部のグレバにベッコウバエがたかっていた。今日は低温の為に蝶の姿はまったく見られず、しからば手摺り昆虫観察だと注意してみたが、まったく何も這っていなかった。いよいよ被写体不足に泣く季節となった。

<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。昆虫/ベッコウバエ等。キノコ/カニノツメ(写真上右)、スッポンタケ等。その他/ハダカホウズキの実(写真上左)、カマツカの実、ゴンズイの実、ソヨゴの実、ノイバラの実、シオデの実等。


11月14日、神奈川県大和市泉の森公園

 昨日の夕方から右肩が痛くて、これはちょっとして脳神経系の病気で倒れるのかもしれないと思ったが、どうやら風邪の一種のようであった。氷雨降る中、銀座に出かけたのがいけなかったのかもしれない。まこと、爺ちゃんは悪天候時は自宅蟄居だなあと反省した。そんな訳で朝食をとると布団にUターンして、昼食がてらに泉の森公園へ行ってみた。「しらかしの池」へ降りて行くと、またしてもカワセミが大サービスであったが、またカワちゃんの止まり物と言われるのもなんだから、数枚撮るとカモに切り替えた。種類は増えてはいなかったが、個体数はまたまた増えていた。そんな中でコガモの群れがおとなしくしていたので、ばんばんシャッターを切った。カモの名所でもある「しらかしの池」ではあるが、もう少し季節が進んで込み合って来ると、コガモは引地川の方に移動するようで、たかだかコガモなのだが、なかなか良い写真が撮れていなかったのである。

<今日見られた主なもの>鳥/マガモの雄(写真上左)、コガモの雄(写真上右)、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、カワセミ、アオジ等。


11月13日(午後)、横浜市青葉区上谷本町

 昼食後の健康昼寝は、暑過ぎて熟睡出来なかった。たかだか車の中での昼寝なのだが、安眠はまこと天候に左右される。鳥友から恩田川の田んぼも面白いとの情報を頂いているが、上谷本町のチョウゲンボウを何とかものにしたいと今日も行ってみた。しかし、ポイントへ到着したもののモズすらも見られない。いつもより少し早く来たからかなと思っていたら、やはりモズの雄が現れてくれた。しかし、なかなか良い所に止まらないなあと思っていたら、電線に止まっているカラスを追払うかのようにチョウゲンボウがやって来た。いつもカラスに追われているチョウゲンボウの姿ばかり見ているので、こんな事もあるんだなあと不思議に思った。電線といえども空は真青、シャッターをばんばん切った事は言うまでも無い。その後、電線や電柱ではなくて良い場所に止まってくれないかなと粘ったが、鶴見川を越えて大場町の方へ飛び去った。

<今日見られた主なもの>鳥/チョウゲンボウ(写真上左)、モズの雌(写真上右/16日に撮影)、ハクセキレイ、コガモ、ハシブトガラス等。


11月13日(午前)、横浜市都筑区大原みねみち公園

 今日は昨日よりも気温が上がって、こんなに寒暖の差が激しいと、体調に良くないなあと苦笑した。何処へ行こうかなあと思ったが、都筑区の公園巡りが続いているので、今日は葛ヶ谷公園から大原みねみち公園を散策した。まずは葛ヶ谷公園へ行ったが、ゴンズイの実を撮っていたら薮蚊に刺されてしまった。気温が高くなると、まだ、お出ましになるようである。期待した葛ヶ谷公園ではこれといったものは見られず、ガマズミの実でも撮ろうと大原みねみち公園へ歩みを進めた。今年はガマズミの実の付きが悪いのか、それとも台風の為なのか、何処へ行っても満足出来る写真が撮れないが、大原みねみち公園のものもやはり実が少なかった。その後、昆虫やぁーいと探したら、日当りの良いタブノキの葉で各種カメムシが日向ぼっこほをしていた。また、手摺観察ではシロスジショウジョウグモやネコハエトリ等が見られた。

<今日見られた主なもの>花/セイタカアワダチソウ、ヤツデ等。蝶/ムラサキシジミ、ウラナミシジミ等。昆虫/ツチイナゴ、エサキモンキツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、キバラヘリカメムシ、マルカメムシ等。その他/ガマズミの実(写真上左)、シロスジショウジョウグモ(写真上右)、ゴンズイの実、マユミの実、ネズミモチの実、クロガネモチの実、カクレミノの実、ネコハエトリ、ジョロウグモ等。


11月12日、横浜市都筑区都筑中央公園

 昨日は一日中雨でとても寒かったが、蝶の写真展があったので銀座に出かけた。皇居東御苑のコムラサキや大田区のゴマダラチョウ等が展示されていて、その内、銀座のヤナギにもコムラサキが発生するかもしれないとの事であった。今日は昨日の寒さが嘘の様な小春日和で、このHPの掲示板にも時たま投稿のある森の旅人さんが発見したというイシミカワの実を見に都筑中央公園へ行った。シャリンバイの植え込みにたくさん有ったので、短い足だが柵を乗り越えて撮影した。都筑中央公園と言えば、やんなっちゃう程長い手摺があるので、半分位見て回ったら、エサキモンキツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、クヌギカメムシ、アオマツムシ等が見られた。また、気温がぐんぐん上がった為に蝶がたくさん御出ましになって、なんとナガサキアゲハまで飛んでいた。また、竹の柵にはアキアカネが日向ぼっこをしていた。

<今日見られた主なもの>花/ゲンノショウコ、イヌタデ、セイタカアワダチソウ等。蝶/ナガサキアゲハ、クロコノマチョウ、キチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/アキアカネ(写真上右)、エサキモンキツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、クヌギカメムシ、アオマツムシ、テントウムシ等。その他/イシミカワの実(写真上左)、イボタの実、ガマズミの実、ナンテンの実、ジョロウグモ等。


11月10日(午後)、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 前述したように自宅を遅く出て来たので、時計を見ると正午をかなり回っていた。そこで、「花虫さんは脂肪のあるものをとり過ぎる」とのお言葉を頂いているのだが、至近距離の「すき家」で白髪葱牛丼とお新香と味噌汁を注文した。これで450円なのだから、何と言いましょうかねぇーと苦笑した。今日は昨日よりかなり寒いので、またしても短時間の昼寝となってしまった。相変わらず空はどんよりとしているが、午前中の2時間だけで帰るのも物足りない。そこで、北八朔町、上谷本町の田んぼをパトロールした後に、早野の里へ行った。すると敷地の広い農家の庭でジヨウビタキの囀りが聞こえたので待っていると、少々遠いいが良い場所に止まってくれ、今季初撮りとなった。その後、モズの雄も雌も現れてくれたのだが、如何せんかなり暗くなってシャッタースピードが遅くなり、尾を動かすモズに数打ちゃ当るとばんばんシャッターを切った。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雄(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、ハクセキレイ、ハシブトガラス等。


11月10日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園

 今日は天気予報通りの曇り日で、気温がかなり低くなった。こんな日は何処へ行っても良い被写体に巡り会いそうもないし、Yahooのオークションで落札したものの振り込みもあったので、至近距離の鴨池公園へ行った。散策を開始すると、植え込みのマルバシャリンバイの実が黒々と熟していたので一応カメラに納めた。また、イボタの実もかなり黒く色づいていた。今日の目的であるコマユミの実は有り難い事にまだ残っていて、なんとか絵になるものを探して撮影した。これで気が楽になって、最悪の時はジョロウグモかツマグロオオヨコバイだなと歩みを進めると、なんとツリバナの葉にアカスジキンカメムシの幼虫が待っていてくれた。それにしても、アカスジキンカメムシの幼虫は何故だかツリバナが大好きなようである。これで散策記はアップ出来ると引き返すと、ヒヨドリジョウゴの実が綺麗に垂れ下がり、ご無沙汰していたサンコタケが生えていて嬉しくなった。

<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、ヨメナ等。昆虫/アカスジキンカメムシの幼虫(写真上右)、ツマグロオオヨコバイ等。キノコ/サンコタケ等。その他/コマユミの実(写真上左)、イボタの実、ハナミズキの実、ピラカンサの実、ガマズミの実、サンシュユの実、マルバシャリンバイの実、カラスウリの実、ジョロウグモ等。


11月9日(午後)、東京都町田市薬師池公園

 昼食は、相も変らず東名高速の港北PAの「横浜うまいもん亭」で、550円の豚汁定食を食べた。最近、このHPの掲示板でお馴染みの葛の葉さんは、もっと安くて様々なものが食べられる東洋英和女子大学の学生食堂に通っていて羨ましい限りだが、車を停める場所が無いので利用する事が出来ない。まことに残念至極である。今日の健康昼寝は薄い掛け布団を掛けていても寒くて、30分程で目覚めてしまった。このまま自宅に帰るのも早過ぎるので、またしても薬師池公園へ行った。今日は飛来が確認されているジョウビタキの雌を撮ろうと思ったのだが、ポイントに何遍足を運んでも見られなかった。カワセミは各所に止まって大サービスであったが、まだ今季載せていないカモでも撮ろうと頑張った。しかし、3種類のカモしかいないのだから、極々普通に見られるホシハジロとキンクロハジをアップする事となった。

<今日見られた主なもの>鳥/キンクロハジロの雄(写真上左)、ホシハジロの雄(写真上右)、カルガモ、スズガモの雌、カイツブリ、カワセミ等。


11月9日(午前)、横浜市緑区北八朔公園

 今日からいよいよ寒くなって、晩秋になったなあと実感した。もうじき雪の便りが、北国や雪国から聞こえて来るに違いない。何処へ行っても被写体は無いしなあと泣言を繰り返しても仕方ないので、サンシュユの実は確実に撮れる北八朔公園へ行った。梅が満開の頃に黄色に花咲くサンシュユは各所に植栽されるようになったが、何処でも台風の為に実はほとんど落ちてしまった。しかし、風当たりが弱かったのだろう、北八朔公園のものは例年並に残っている。まずはサンシュユの実をカメラに納めると、何かいないかと手摺に注意して歩いていたら、ハサミツノカメムシの雌がいてほっとした。例年なら、もっと普通に見られるのだが今年は少ない。更に歩いて行くとアキアカネが日向ぼっこをしていた。こう寒くなるとアキアカネも姿を消す事だろう。花はこれといったものは見られず、蝶は咲き残っているコスモスに、チャバネセセリが見られただけであった。

<今日見られた主なもの>花/イヌホウズキ、ノゲシ、セイタカアワダチソウ等。蝶/チャバネセセリ等。昆虫/ハサミツノカメムシの雌(写真上右)、アキアカネ等。その他/サンシュユの実(写真上左)、マユミの実、コマユミの実、ノイバラの実、コクサギの実、ハナミズキの実、イヌホウズキの実、ハダカホウズキの実、カラスウリの実、ワカバグモ、ジョロウグモ等。


11月8日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 お仲間から「花虫さんは脂肪分のあるものをとり過ぎる」との有り難いお言葉を頂いているのだが、100円割引券の有効期限が近づいていたので、しぶしぶ仕方無しに「かつ家」へ行って、カツ丼の梅と豚汁の小を頼んだ。その後、国道246に乗ればあっという間に行かれる泉の森公園へ行った。種々のカモが浮かぶ「しらかしの池」に降りて行くと、窪地で曇天だからか、かなり寒かった。カモの数は前回より数を増し、オナガガモの雄も見られた。また、マガモの雄も増えていて、頭部の緑色がかなり鮮やかになった。今日はカモでは無く小鳥を撮りたいなあと思っていたら、ハクセキレイがカワセミの止まり木に長い時間いたので、ばんばんシャッターを切った。逆三角形の黒い涎掛けが、まことお似合いである。また、カワセミは2羽もいて、人が近づいても飛立つ事無く、色々な場所に止まってくれた。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミ(写真上左)、ハクセキレイ(写真上右)、キセキレイ、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、バン、アオサギ、コサギ等。


11月8日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里

 今朝は曇っていて北風がやや強く、気温は昨日に比べるとぐんと下がった。天気予報によると、今までが高くて平年並みになっただけという事である。秋に入って木の実、草の実ウオッチングを続けて来たが、コバノガマズミとヤブムラサキは国道246号線を越えた多摩丘陵でないと見られないので、久しぶりに早野の里へ行った。早野聖地霊園内に車を停めて歩き始めると、ヤブムラサキとムラサキシキブが隣り合わせに生えていて嬉しくなった。ヤブムラサキは気温が高い日が続いたので、まだ葉がたくさん残っていて、次回の為に撮影しなかった。そこで、早野の里へ行ってコバノガマズミの実を撮った。ガマズミの実に比べると本当に丸っこい。その他には、これといった被写体は見当たらず、実の写真を2枚で散策記アップも面白くないなあと思ったていたら、有り難い事にコバネイナゴが竹の棒に抱きついて日向ぼっこをしていた。

<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、タイアザミ、ヨメナ、コセンダングサ、セイタカアワダチソウ、イヌタデ、ツユクサ、イモカタバミ等。蝶/ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/コバネイナゴ(写真上右)、アキアカネ、ツマグロオオヨコバイ、セスジツユムシ、オジロアシナガゾウムシ等。その他/コバノガマズミの実(写真上左)、ガマズミの実、アワブキの実、ヤプムラサキの実、ムラサキシキブの実、マユミの実、ノイバラの実、ピラカンサの実、ジョロウグモ等。


11月7日、横浜市港北区新吉田町

 今日は月一回の通院の日なので、午前中のみ至近距離の新吉田町へ行った。11月に入ったにもかかわらず気温がかなり高くて、民家の庭先のヒャクニチソウやコスモスがまだ綺麗に咲いていた。丘の上の畑に通ずる小道を登って行くと、ヒヨドリジョウゴの実が色づいて垂れ下がっていた。また、普通ならまずは撮らないノゲシを保険としてカメラに納めた。路傍に咲き残っているコセンダングサにはヒメアカタテハが見られたが、今一良い場所には止まってくれない。畑の端にはホトケノザが咲き、差し込まれた棒の先にはアキアカネが止まっていた。一旦下って雑木林の小道に足を踏みいれると、前回とは異なってコウヤボウキがたくさん咲き、ムラサキシジミが日向ぼっこをしていた。その後、かなり目を光らせたのだが、マルカメムシが見られた位であったが、最後の最後に、エビヅルの実やヘクソカズラの実等を撮って車に戻った。

<今日見られた主なもの>花/ノゲシ(写真上左)、コウヤボウキ、イモカタバミ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、ホトケノザ、クコ等。蝶/ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハ、モンキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ツチイナゴ、アキアカネ、クサギカメムシ、マルカメムシ等。その他/エビヅルの実(写真上右)、ムラサキシキブの実、サンショウの実、マユミの実、ニシキギの実、ナンテンの実、クサギの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、ヒヨドリジョウゴの実、ジョロウグモ等。


11月5日(午後)、東京都町田市薬師池公園

 昼食は久しぶりに、なんと700円もする野菜炒め定食を食べたくなって、東名高速の港北PAの「横浜うまいもん亭」へ行った。その後、上谷本町の田んぼで昼寝をした後、約半年ぶりに薬師池公園へ行ってみた。ここは12月に入ってからと思っていたのだが、鳥撮りで良い場所が無いので、少なくともカモは撮れるだろうと思ったのである。駐車場は菊花展が開催されていたのでかなり混んでいたが、池の周りはそれ程の人出ではなかった。池には、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、カイツブリの常連さんに加えて、なんとスズガモの雌が1羽泳いでいた。キンクロハジロに似ているのだが、冠毛は無く雌は嘴の付根が白いので区別出来る。この他、カワセミも大サービスで、更に、Oさんをはじめ薬師池公園のお馴染みさんがたくさん来ていた。あの東日本大震災は、この公園にいた時に起こって、池の水が信じられないほど激しく揺れた。

<今日見られた主なもの>鳥/スズガモの雌(写真上左)、カイツブリ(写真上右)、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、カワセミ、キセキレイ等。


11月5日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 今年は強風を伴う台風がやって来たので、何処でもカマツカの実はほとんど落ちてしまったが、茅ヶ崎公園のものは風があまり当たらない場所なのかかなり残っている。そこで、もう色づいている筈と行ってみた。まずは例によってハダカホウズキの実を撮り、竹林にキノコの様子を見に行ったが、萎れたスッポンタケやキツネノエフデやカニノツメが生えていた。次に、前回今一気に入らなかったゴンズイの実を取り直してから、目的のカマツカの実を撮った。良い按配に色づいていたが、高い所にあったので枝を引っ張って撮影した。その後、今日は生態園が開いていたので入ってみると、私のHPを知っているご婦人のグループに出くわし、「何故知ってるの」と驚いた。また、車に戻る途中、手摺昆虫観察に精を出している、このHPの掲示板でもお馴染みの「ぴたき」さんに会った。「昆虫って面白い」と言うので、どうしてこんなに虫好き婦人が増えるんだろうと苦笑した。

<今日見られた主なもの>花/イヌホウズキ(写真上左)、タイアザミ、ヤクシソウ、ハキダメギク等。昆虫/クサギカメムシ、クヌギカメムシ、カネタタキ、ツマジロカメムシ幼虫等。その他/カマツカの実(写真上右)、ゴンズイの実、クサギの実、ソヨゴの実、ノイバラの実、ハダカホウズキの実、シオデの実、サンショウの実、ジョロウグモ等。


11月4日、横浜市都筑区東方公園

 午後からは写真で御世話になった方の油絵の個展が経堂で開かれているので、見に行く為に、午前中のみ近場の東方公園周辺を散策してみた。毎日毎日道端自然観察の繰り返しでは、お脳の細胞に良くないしという訳でもある。まずは防火緑地帯のハナミズキの実を見に行ったが、萎びているものがかなり多くなっていた。東方公園内では、ムラサキシキブの実が晩秋の陽に輝いていたので素直に切り取った。また、昨日に続いて綺麗なベニシジミがいたのだが、今一絵になる場所には止まってくれなかった。池辺町へ降りて行く小道のマユミの実はまだ弾けてはいなかったが、キバラヘリカメムシが日向ぼっこをしていた。池辺町ではこれといったものは見られなかったが、棒の先にアキアカネがかなり止まっていた。前回撮り頃だったイシミカワの実を見に行くと、早くも枯れ始めていたのには驚いた。その他、車に戻る途中、何故かウラギンシジミの雌が2頭も見られた。

<今日見られた主なもの>花/イモカタバミ(写真上左)、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、イヌタデ等。蝶/ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハ、モンキチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ツチイナゴ、アキアカネ、キバラヘリカメムシ、マルカメムシ、アオバハゴロモ等。その他/ムラサキシキブの実(写真上右)、サンショウの実、マユミの実、スイカズラの実、ナンテンの実、ハナミズキの実、カラスウリの実、エビヅルの実、イシミカワの実、ジョロウグモ等。


11月3日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園

 昼食は時間がなくなったし、お仲間から「花虫さんは脂肪分のあるものをとり過ぎる」との有り難いお言葉を頂いていたので、昨日に引き続いてスーパー「つるかめ」で高菜おにぎり1個と焼きそばを買って食べた。これならどう見てもヘルシーだなあとほくそ笑んだ。天気は相変わらずの曇り空で、こんな日は白トビの少ない写真が撮れるからと、本当に久しぶりに泉の森公園へ行った。各地のカモの名所から飛来の情報が届いていたが、泉の森公園は個体数はまだ少なく珍しいものも入って居なかったが、ヒドリガモ、コガモ、マガモ、キンクロハジロ、ホシハジロが飛来していた。また、ここの名物たるカワセミはとてもサービスが良くて嬉しくなった。更に欲張って去年、ジョウビタキやマヒワの見られた「ふれあいの森」方面へ行ってみたが、祝日の為に人が多くて、これでは期待出来ないと引き返した。観察会の頃には紅葉が綺麗な事だろう。

<今日見られた主なもの>鳥/ヒドリガモの雌(写真上左)、コガモの雌(写真上右)、マガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カルガモ、カイツブリ、バン、カワセミ、ハクセキレイ、コサギ等。


11月3日(午前)、横浜市緑区梅田川

 何処へ行っても、これといった被写体はないし、今日は文化の日で祝日だから、人の来ない静かな梅田川周辺を散策しようと出かけた。まずは、いつものように三保念珠坂公園下の小道を上流に向かって歩いた。手摺には羽化したばかりのベニシジミが日光浴をしていて、ススキの葉にはショウリョウバッタモドキがまだ見られた。バス道路を渡って旧道に入ると、期待していた棚作りのツルウメモドキは綺麗に剪定されていた。そこで、反対側の丘の上の植木屋さんの畑のツルウメモドキを見に行った。ここのは剪定されてはいなかったが、まだ葉がたくさんついていてキバラヘリカメムシがかなり見られた。今日もここまで貧果に泣いていたが、トキリマメの実を撮ってから俄然好調となって、ハナミズキの実や美しく咲いているキクを撮った。最後に遊水池を回ったが、クロウリハムシがお腹を膨らませて葉上に静止していた。

<今日見られた主なもの>花/キク(写真上左)、ノハラアザミ、ノコンギク、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、ハキダメギク、イヌタデ、ツユクサ等。蝶/ヒメアカタテハ、キチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/クロウリハムシ、ショウリョウバッタモドキ、キバラヘリカメムシ、ホソヘリカメムシ、アキアカネ、ツマグロオオヨコバイ、アオバハゴロモ等。その他/トキリマメの実(写真上右)、マユミの実、ツルウメモドキの実、カマツカの実、クサギの実、ハナミズキの実、サンシュユの実、ヘクソカズラの実、ナガコガネグモ、ジョロウグモ等。


11月2日(午後)、横浜市青葉区上谷本町

 昼食は寒くなったので暖かいものを食べたくなったが、時間が無いので至近距離のスーパー「つるかめ」で、エビフライ弁当とポテトサラダを買って食べた。もちろん、レンジで軽く温めた事は言うまでも無い。その後、恩田川の田んぼで健康昼寝の後に周辺をパトロールし、何もいないので北八朔町の鶴見川の田んぼを見回った後に、ちょうど鶴見川を挟んで市ヶ尾高校の裏にあたる上谷本町の田んぼへ行った。するとチョウゲンボウが電柱に止まり、モズの雄も雌も見られた。また、鶴見川を覗いて見ると、コガモ、マガモ、カルガモ等が石の上で休んでいた。しかし、ジョウビタキの雄を撮りたいと早野の里へ行ってみたが、上空にチョウゲンボウとトビが舞っているだけだったので、またしてもUターンして一番期待出来そうな上谷本町の田んぼへ戻った。すると、モズの雄がサツマイモの畑に挿してある棒の先に止まって出迎えてくれた。

<今日見られた主なもの>鳥/モズの雄(写真上)、モズの雌、ハクセキレイ、チョウゲンボウ、コガモ、マガモ、カルガモ等。


11月2日(午前)、横浜市緑区三保市民の森

 今日も竹林にキノコが生えていないかと気になって、三保市民の森へ行った。いつものように保険として、まずは三保平で、トイレ近くのマユミの実と東屋近くのウメモドキの実を狙ったが、マユミの実は赤い種子が見えているのは少なく、撮り頃はもう少し先のようであった。次に草刈がなされていることを忘れて谷道へ入ったが、アジサイの葉にツマグロオオヨコバイがいた位で、途中Uターンしてバス通りを挟んで反対側の歩道脇の草むらに注視ながら竹林へ向った。昆虫ではアミガサハゴロモがまだ見られ、トキリマメの実がたくさんぶら下がっていた。今日の目的である竹林に行ってみたが、キノコのキの字も見られず天を仰いだ。時計を見ると早や12時、今日こそ散策記アップは無しかなと思われたが、ケヤキの幹でハラビロカマキリが日向ぼっこほをしていて、もう1つ別の幹には卵のうが産み付けられていた。

<今日見られた主なもの>花/リュウノウギク、シロヨメナ、ノハラアザミ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、マルバルコウソウ等。蝶/ヒメアカタテハ、ウラナミシジミ等。昆虫/ハラビロカマキリ(写真上左)、ハラビロカマキリの卵のう(写真上右)、ササキリ、オオトビサシガメ、アミガサハゴロモ、ツマグロオオヨコバイ、アオバハゴロモ等。その他/トキリマメの実、マユミの実、ガマズミの実、ウメモドキの実、ジョロウグモ等。


11月1日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 いよいよ被写体がかなり少なくなる11月に入った。まだ冬芽葉痕の登場には早過ぎるし、冬鳥も落ち着かないから、これまでの木の実、草の実ウォッチングを中心に、何でも出会ったらシャッターを切って紹介する事になる。今日は、竹林にキノコが生えていないかと茅ヶ崎公園へ行った。まずは保険としてハダカホウズキの実を撮りに行ったが、気温がかなり高いので、薮蚊の襲来にあって落ち着いて撮れなかった。目的の竹林に入ってみると、キツネノエフデが数本生えていたが、残念ながら今一絵にならなくて撮影を断念した。そこで先月気に入った写真が撮れなかったゴンズイの実に再び挑戦した。その後、手摺や木の幹や葉上に注意して昆虫を探したが、何故だかなり多くのクサギカメムシが樹木の幹で日向ぼっこをしていた。また、手摺ではササキリやクヌギカメムシ等が見られ、期待していなかった昆虫にたくさん出会えて嬉しくなった。

<今日見られた主なもの>花/ノコンギク、タイアザミ、、ヒヨドリバナ、アキノウナギヅカミ等。蝶/ツマグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、キチョウ、ウラギンシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ササキリ(写真上右)、アキアカネ、クヌギカメムシ、クサギカメムシ、チャバネアオカメムシ、マルカメムシ、アオバハゴロモ、ウリハムシ等。キノコ/キツネノエフデ等。その他/ゴンズイの実(写真上左)、シオデの実、ハダカホウズキの実、カラスウリの実、カマツカの実、ソヨゴの実、ジョロウグモ等。


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