2012年:みちばた散策記

(7月)



7月31日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今年はセミをまだ撮っていないので、鴨池公園でも覗いてみようかなあとも思ったが、今日は火曜日なので静かに散策出来る寺家ふるさと村へ行った。まずはセミを探しに鴨志田公園へ寄ったが、見られたものはニイニイゼミと発生が始まったばかりで個体数が少ないアブラゼミとヒグラシだけであった。セミは羽化したばかりだと高い所に止まっている事が多くてなかなか撮影出来ないが、アブラゼミもそうであった。それにしても、今年の夏の昆虫の発生は遅れているものも多く、おまけにスズメバチが少ない事もあってか樹液の出が悪い。そんな訳で、本来今の時期に見られる昆虫の姿も少なく、なんだか不吉な予感すらするのだが、なんにも起こらない事を祈るばかりである。その後、昆虫横丁へ行ったがこれといったものは見られず、また、とんでもない暑さだから探し回る元気も消え失せてしまったものの、美麗なスケバハゴロモがたくさん発生していた。

<今日見られた主なもの>花/ユウガギク、アキノタムラソウ、ミズタマソウ、オカトラノオ、ヤマホトトギス、ヒヨドリバナ、ダイコンソウ、ツユクサ等。蝶/アカボシゴマダラ、ルリタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ウラギンシジミ、オオチャバネセセリ等。昆虫/ニイニイゼミ(写真上左)、スケバハゴロモ(写真上右)、カナブン、トビサルハムシ、マメコガネ、アオメアブ、シオヤアブ、オオシオカラトンボ、ササキリの幼虫、アブラゼミ、ヒグラシ等。その他/アマガエル等。


7月30日、横浜市緑区北八朔公園

 長期の夏休みが迫っているので、その前にカメラのローパスフィルター清掃をしておこうと、午後から銀座まで行く事にしていた。また、星状神経節ブロック療法を受けに医者にも寄らねばならないから、今日はかなり忙しくなる。そんな訳で散策時間がとれないから何処へ行こうかと迷ったが、オオムラサキはどうなったかと気になって北八朔公園へ行った。まずは日陰の昆虫横丁から始めたが、こんなに暑いと葉裏等に隠れているのか、ほとんど見られなかった。大池に降りて行くと葦の草刈りがあったので池のトンボが勢揃いしていて、チョウトンボが3匹も飛んでいた。また、コフキトンボ♀のオビトンボ型もいて嬉しくなった。その後、クヌキの樹液酒場へ行ったが、アカボシゴマダラとキタテハがいたのみでオオムラサキは見られなかった。そこでパトロールをしているオニヤンマの旋回コースに枯れた葦の棒を立ててあげたら、「花虫さんサンキュー、疲れていたので休みます」と止まってくれた。

<今日見られた主なもの>花/ヘクソカズラ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/モンキアゲハ、クロアゲハ、クロヒカゲ等。昆虫/オニヤンマ(写真上左)、コフキトンボ♀のオビトンボ型(写真上右)、ギンヤンマ、チョウトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、ニイニイゼミ、エサキモンキツノカメムシ、ササキリの幼虫、カブトムシ、カナブン、クロカナブン、キマワリ、トウキョウヒメハンミョウ、オジロアシナガゾウムシ、クロウリハムシ等。


7月29日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 今日もまた樹液に集まる蝶を求めて、横浜動物の森公園へ行った。雑木林の中は原っぱや田んぼ等に比べると、かなり暑さが和らぐので有難い。まずは例によって木陰の昆虫横丁を覗くと、ナガサキアゲハの雄が休んでいたので至近距離で観察する事が出来た。次に掘立小屋上の雑木林に行ったが、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、キタテハが樹液に吸汁していた。前回、ルリボシカミキリを発見した丸太は、これといった昆虫は見られなかったが、タマムシが頭上をかすめて通り過ぎて行った。また、ヒグラシがいたので撮影しようと近づいたら、接近を感知して逃げられてしまった。まことヒグラシは敏感なセミである。最後に樹液に集まる蝶の本命場所である湿地上の雑木林へ行ったが、期待したアカボシゴマダラやゴマダラチョウは見られず拍子抜けしてしまった。しかし、やや破損したクロコノマチョウとルリタテハを見る事が出来た。

<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、ダイコンソウ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/アカボシゴマダラ(写真上左)、クロコノマチョウ、クロヒカゲ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、コミスジ、ルリタテハ、キタテハ、キチョウ、ベニシジミ等。昆虫/コウゾハマキモドキ(写真上右)、タマムシ、カナブン、キマワリ、ヨツボシオオキスイ、イチモンジカメノコハムシ、ヒグラシ、アミガサハゴロモ、クサギカメムシの幼虫、ササキリの幼虫、オオシオカラトンボ、ハキナガミズアブ、等。キノコ/クサハツ等。


7月28日、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森

 今日は昨日より暑くて何処へ行こうかと迷ったが、車を木陰に止められて日陰の昆虫横丁がある所という事で、本当に久しぶりに(仮称)246の森へ行った。散策を開始すると、お盆前だから綺麗にしておこうという事なのか、民家の近くの小道は草刈りがなされていた。そんな訳で、今日はとてつもない貧果にめぐまれるのではないかと、日曜菜園に植えられているクサキョウチクトウを撮影した。期待して日陰の昆虫横丁へ行ったが、エサキモンキツノカメムシ、オジロアシナガゾウムシ、ハキナガミズアブ位で、農家のおばちゃんが一休みしていた。こんな天気に農作業は、まことにつらい事だろう。熱中症が心配だから休み休みだと言う。その後、もう一か所の昆虫横丁へ行ったが、ああ無常、除草剤が撒かれていた。こうなったら日向でも我慢して、畑に挿してある竹の棒にオオシオカラトンボやウスバキトンボがいたので撮影し、なんとか散策記アップにこぎつけた。

<今日見られた主なもの>花/クサキョウチクトウ(写真上左)、オトギリソウ、アキノタムラソウ、ヘクソカズラ、ヨウシュヤマゴボウ、ヒメジオン等。蝶/モンキアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、アカボシゴマダラ、コミスジ、ベニシジミ等。昆虫/オオシオカラトンボ(写真上右)、ウスバキトンボ、ハグロトンボ、エサキモンキツノカメムシ、ベッコウハゴロモ、ササキリの幼虫、ハキナガミズアブ、カナブン、オジロアシナガゾウムシ、キマワリ等。


7月27日、横浜市緑区北八朔公園

 今日も本当に暑い。外回りの掃除をしていると玉の汗が落ちて来る。もっとも風が吹かない日々が続いているから、あっという間に掃除は終わる。今日は樹液に吸汁にやって来る蝶を狙って、またしても北八朔公園へ行った。まずは、ここの昆虫横丁ともいえる東名高速港北PAと公園間の道には、エサキモンキツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ等が見られた。公園内に降りて行くと大池の葦の草刈りがなされていたので、公園奥のクヌギの木を見に行くと、カブトムシの雄が2匹いたのも嬉しかったが、なんとオオムラサキの雄がいてびっくりした。去年大発生した寺家ふるさと村では全く見られないというのに、自然度が低く面積的にもかなり狭い北八朔公園にいたとはどういう事なのだろう。羽はやや破損していたが、これは撮らねばならぬとストロボの発光量や露出補正値を変えて何枚も撮ったが、良い写真とはならなかったものの満足して引き上げた。

<今日見られた主なもの>花/ヘクソカズラ、ヨウシュヤマゴボウ、ヒメジオン等。蝶/オオムラサキの雄(写真上左)、モンキアゲハ、クロアゲハ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、コミスジ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ等。昆虫/ツチイナゴの幼虫(写真上右)、オニヤンマ、コシアキトンボ、クロイトトンボ、ニイニイゼミ、エサキモンキツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、ササキリの幼虫、カブトムシ、カナブン、クロカナブン、キマワリ等。


7月26日、横浜市緑区三保市民の森

 今日は朝から本当に暑い。やっと夏本番になったなあといった陽気である。実は昨日の午後に(仮称)アオバズク鎮守の森へ行ったのだが、もう1羽巣立っていて、1羽しか残っていなかった。残った1羽もすぐに巣立つだろうから、(仮称)アオバズク鎮守の森通いは終わった。巣穴のある大木は枯れたから切られてしまうので、ここ数年続いた恒例の写真撮影も終わりとなった。今日は、こんなに晴れていて暑くては三保市民の森しかないなあと出かけた。旧道に降りて行くとヨツスジトラカミキリやラミーカミキリが出迎えてくれ、オニヤンマがパトロールを開始していた。バス通り歩道脇は大物こそいないがかなり賑やかで、例によって谷道へ行くと、花ではオトギリソウやイヌゴマが咲いていた。また、美麗なタマムシが飛んで来たり、日陰の葉上では可愛らしいクロタマゾウムシも見られた。これからも暑い日が続くので、三保市民の森は貴重な散策場所となる。

<今日見られた主なもの>花/イヌゴマ(写真上左)、オトギリソウ、ヤマハッカ、ハエドクソウ、アキノタムラソウ、ホタルブクロ、ヨウシュヤマゴボウ、ツユクサ等。蝶/アカボシゴマダラ、コミスジ、キタテハ、ジャノメチョウ、クロヒカゲ、イチモンジセセリ、コチャバネセセリ等。昆虫/キバラヘリカメムシの幼虫(写真上右)、タマムシ、ヨツスジトラカミキリ、ラミーカミキリ、アトジロサビカミキリ、マメコガネ、テントウムシ、クロタマゾウムシ、コフキゾウムシ、カシルリオトシブミ、クロウリハムシ、ニイニイゼミ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシの幼虫、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、オニヤンマ、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ等。


7月25日、横浜市緑区横浜動物の森公園

 梅雨が明けて本格的な夏になると、鳥は勿論の事、昆虫も少なくなる。鳥枯れ虫枯れという訳だが、そのかわりに雑木林のクヌギやコナラの樹液に集まる蝶や昆虫が楽しませてくれる。毎年その期待を裏切らないのが横浜動物の森公園なので、藪蚊対策を万全にして散策を開始した。まずは昆虫横丁を覗いてみたが、アミガサハゴロモがたくさん発生していて、クサギの先端部の柔らかい茎で吸汁していた。掘立小屋上の雑木林に行くと、マダラアシゾウムシは見られなかったが、樹液にルリタテハが吸汁し、ゴマダラチョウとアカボシゴマダラが軽快に飛翔していた。また去年の台風で倒れた木々の伐採丸太があったので、ルリボシカミキリがいるのではないかと注視したら、飛んで来てアズマネザサの葉に止まってくれた。最後に湿地上の雑木林へ行ったが、こちらではジャノメチョウとクロヒカゲが吸汁していたものの、本命のゴマダラチョウやアカボシゴマダラはいなかった。

<今日見られた主なもの>花/ハエドクソウ、ダイコンソウ、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/ジャノメチョウ(写真上左)、クロヒカゲ、モンキアゲハ、クロアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、コミスジ、ルリタテハ、キタテハ、キチョウ、スジグロシロチョウ、ムラサキシジミ、コチャバネセセリ等。昆虫/ルリボシカミキリ(写真上右)、ニイニイゼミ、ヒグラシ、カナブン、シロテンハナムグリ、キマワリ、ヨツボシオオキスイ、コフキゾウムシ、クロウリハムシ、チャバネアオカメムシ、オオシオカラトンボ等。キノコ/クサハツ等。


7月24日(午後)、東京都(仮称)アオバズク鎮守の森

 昼食は、サービスの悪い鴨志田団地のスーパー「SANWA」で弁当を買う気も起きないので、脂肪分が少ない肉を使っている「すき家」の白髪ネギ牛丼とおしんこ味噌汁セットを食べた。その後、小川が流れる竹林脇の木陰で健康昼寝をとった後に、(仮称)アオバズク鎮守の森へ行った。鳥友からの情報では21日の夕方に2羽が巣立ったというので、ことによったら残った2羽も巣立ちしたかもしれないと危惧したが、まだ残っていてほっした。先に巣だった2羽は、両親と一緒に高い杉の木の枝に止まっていた。両親は両方に分かれた雛を見張ったり餌をやったり大変だろうが、まこと野生とはすばらしい。今日は残念な事に兄弟2羽がいなくなった巣は広過ぎるのか、2羽並びの場面は少なかった。そこで(仮称)アオバズク鎮守の森通いはお終いにしようかなあとも思ったが、前述したように巣穴がある木が切られるから今季限り、巣に2羽いるうちは行ってみようと考え直した。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズクの雛(写真上)等。


7月24日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 寺家ふるさと村の案内人であるN仙人に電話したところ、キノコはいくらか出ているが、オオムラサキは誰もまだ見ていないとの事だった。今日は待ちに待った火曜日、寺家ふるさと村を静かに散策出来る週一回の貴重な日だが、オオムラサキが見られなければ散策しても仕方がないとも思ったが、キノコに期待して行ってみた。そんな訳で、キノコの丘へまず行ったが、ヤマドリタケモドキ、アイタケ、カワリハツ、ガンタケ等が見られたものの老菌ばかりで、撮影する気が起きなかった。そこで昆虫横丁へ行ったが、またしてもエゴヒゲナガゾウムシの雌が葉上に止まっていた。今度は顔を撮ろうと、向きを変えてよと草の茎でつついたら、やっぱり飛び立ってしまった。その他の昆虫は「ここが寺家?」と疑う程少なく、静山亭前の畑に未成熟のナツアカネやアオメアブがいた位であった。今後、オオムラサキの発生が無ければ、魅力の乏しい状態がしばらく続きそうだ。

<今日見られた主なもの>花/ユウガギク(写真上左)、アキノタムラソウ、ミズタマソウ、オカトラノオ、タカトウダイ、ワルナスビ等。蝶/アゲハ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ、コチャバネセセリ等。昆虫/マドガ(写真上右)、ナツアカネ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、アオメアブ、マメコガネ、エゴヒゲナガゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、ハスジカツオゾウムシ、コフキゾウムシ、アトボシハムシ、ルリクビボソハムシ、ササキリの幼虫、ヤマトフキバッタの幼虫、ベッコウハゴロモ、ニイニイゼミ等。キノコ/ヤマドリタケモドキ、アイタケ、カワリハツ、ガンタケ等。その他/アマガエル等。


7月23日、横浜市緑区北八朔公園

 今日は鴨池公園でも行こうと思っていたが、エゴヒゲナガゾウムシが昨日撮れたし、これといった昆虫もいないだろう。それなら東名高速港北PAの「横濱うまいもん亭」にて鯖の味噌煮定食も食べたいし、樹液に集まる蝶を撮ろうと北八朔公園へ行った。まずは大池へ行ってみたが、今日は曇天だからか、ギンヤンマ、チョウトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、キイトトンボは見られなかった。岸辺にはクロイトトンボがたくさんいて、ここはアオモンイトトンボのみと思っていたので驚いた。池の周りの擬木の手摺には、相変わらずツマグロヒョウモンの雄やシオヤアブが止まっていた。その後、樹液が出ているクヌギの木に行ったが、カブトムシの小型の雄がいたので今季初撮りとなったものの、期待したアカボシゴマダラやゴマダラチョウは見られず、クロヒカゲとヒカゲチョウが仲良く吸汁していた。そんな訳で、近々また散策する事にして早上りの昼食となった。

<今日見られた主なもの>花/コバノカモメヅル、ダイコンソウ、ヘクソカズラ、ヨウシュヤマゴボウ、ヒメジオン等。蝶/クロアゲハ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、スジグロシロチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ツバメシジミ等。昆虫/カブトムシの雄(写真上左)、クロイトトンボの雄(写真上右)、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、コシアキトンボ、ニイニイゼミ、クサギカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシの幼虫、ツチイナゴ、ササキリの幼虫、シオヤアブ、カナブン、マメコガネ、ヤマイモハムシ、オオニジュウヤホシテントウ、トホシテントウ等。


7月22日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 昼食は、嘉門にてラーメンチャーハンセットを食べようかとも思ったが、セブンイレブンの商品券が500円残っていたので、ナポリタンと紀州梅干しおにぎりを1個買って食べた。その後、北八朔町の田んぼで昼寝をしたが、やはりここが一番爆睡出来る。1時間程眠ったが睡魔がとれないので、ダイエットに反するものの仕方なく目覚ましの為に「超バニラ」を買って食べ、新治市民の森へ行った。馴染みのコンビニの店員さんが、涼しいからアイスクリームが売れないとぼやいていた。デジスコを担いで、昨日とは異なって鎌立谷戸奥のカワセミの池へ行った。カワセミの雌がいたもののサービスが今一で、羽の色艶も失われていたので早めに引き返して梅田川遊水池へ行った。すると日馬富士が白鵬を破って全勝優勝を決めたまさにその瞬間から、カワセミの幼鳥が現れての大サービスとなった。まこと昨日の昆虫と同じで鳥撮りも、困った時の梅田川遊水池やなあと微笑んだ。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの幼鳥(写真上)、ツバメ、ホオジロ、コゲラ、ガビチョウ、ウグイス等。


7月22日(午前)、横浜市港北区新吉田町

 今日も涼しく、梅雨明け宣言はちょいと早過ぎたのではなかろうか。週間天気予報を見ると火曜日あたりから本格的な夏となるようなので、涼しい内に私の道端自然観察の発祥の地である至近の新吉田町へ行った。丘の上の畑へ通ずる小道では、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、羽化したてのウラギンシジミの雄が見られた。また、早くもガガイモが咲いていて嬉しくなった。丘の上の雑木林に接する道端には様々な昆虫が見られたが、なかでもエゴヒゲナガゾウムシの雄がいて、今季3度目の出会いとなったが、片方の長い触覚が伸びていなかったので草の茎でつついていると、ああ無情、飛び立たれてしまった。今年はエゴヒゲナガゾウムシに出会えても撮影出来ないなあと苦笑したが、なんと谷を挟んで反対側の丘の上の小道でエゴヒゲナガゾウムシの雌に出会った。こちらはおとなしく、とても良い背景にいたので素直に撮影した。やっぱり花虫とおるさんは、女性にもてるようである。

<今日見られた主なもの>花/ガガイモ(写真上左)、アカバナユウゲショウ、ツユクサ等。蝶/ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/エゴヒゲナガゾウムシの雌(写真上右)、ナガゴマフカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、アカガネサルハムシ、ヤマイモハムシ、ルリクビボソハムシ、トウキョウヒメハンミョウ、セマダラコガネ、マメコガネ、トホシオサゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、エサキモンキツノカメムシ、クサギカメムシ、ウズラカメムシ、ナガメ、キバラヘリカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、ヤマトフキバッタの幼虫、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、オオシオカラトンボ、ヨツスジヒメシンクイ等。


7月21日(午後)、東京都(仮称)アオバズク鎮守の森

 昼食は100円の割引券の期限が近くなったし、必勝を期して「かつや」のカツカレーを食べた。その後、健康昼寝に入ったが、ちょいと寒いから爆睡からはほど遠かった。しかし、明日は催事があってカメラマンは入れないし、こんな曇り日だと良い写真が得られるからと東京都にある(仮称)アオバズク鎮守の森へ期待して行った。もう10年近くもこの時期になると通っているのだが、アオバズクの営巣する大木が先だっての台風で枯れてしまったので、8月中に伐採する予定だという。そんな訳で今季限りの営巣及び写真撮影となり、時間があれば行こうと思っていて、実は今回で3度目となる。今日は土曜日だからたくさんのカメラマンが集まっている筈と覚悟したのだが、10人以下で拍子抜けしてしまった。雨が降るかもしれない天気だからかもしれない。それでも女性のバーダーが数人いて、双眼鏡で飽きもせず3時間も観察していて、来て良かったと満足して帰って行った。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズクの雛(写真上)等。


7月21日(午前)、横浜市緑区新治市民の森

 今日も昨日に引き続いて、朝から寒いような陽気である。そんな訳で、長袖シャツを着用して、晴天なら暑くて歩くのも嫌になる新治市民の森の旭谷戸へ行った。まずはスモモの小道から向原を散策したが、マユタテアカネ、アカガネサルハムシ、ラミーカミキリ、シロコブゾウムシがいた位で、これといったものは出会えなかった。そこで腹いせに、こんな陽気なのに昼寝をしているラブラドール犬を起こしてあげた。その後、旭谷戸へ行ったが、歩けども探せどもこれといったものには出会えず、早々のUターンで梅田川遊水池へと引き返した。途中、路傍にウマノスズクサが咲いていて嬉しくなった。大きく成長した株しか咲かないと思っていたのだが、かなり小さな株であったが、しっかりと咲いていた。遊水池周りではハグロトンボが大発生していて、これなら撮影も楽だから今季初を狙って頑張った。その他にも昆虫の種類は多く、貧果の時の梅田川遊水池であった。

<今日見られた主なもの>花/ウマノスズクサ(写真上左)、アカバナユウゲショウ、ツユクサ等。蝶/ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、コチャバネセセリ等。昆虫/ハグロトンボ(写真上右)、マユタテアカネ、ラミーカミキリ、マメコガネ、シロコブゾウムシ、コフキゾウムシ、アカガネサルハムシ、クサギカメムシ、チャバネアオカメムシ、マダラアシナガバエ、ササキリの幼虫、ヤマトフキバッタの幼虫、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、クロホソスジハマダラミバエ等。


7月20日、横浜市都筑区葛ヶ谷公園

 今日は夏の高原合宿の鹿沢高原のように涼しく、いったいどうしたのだろう、梅雨は明けた筈だがと思ってしまった。こんな天気なら新吉田町も快適に散策出来るが、もう一度、エゴノキの実にいるエゴヒゲナガゾウムシを探しに葛ヶ谷公園へ行った。まずは野球グランドのフェンス沿いは草刈りがなされていなかったので行ってみると、アゲハ、ヒメアカタテハ、ベニシジミが休んでいた。また、クマノミズキの葉にはスグリゾウムシがかなりいたが、泥化粧をしていたり良い場所にいなかったりして撮影を断念した。葛ヶ谷公園のバス停裏に行くと、ベッコウハゴロモがクワモドキにたくさん見られた。その後、本命のエゴノキを見て回ったが実が付いていなくて、またしても大原みねみち公園へ行ったが、一匹確認出来ただけであった。しかし、途中でアカボシゴマダラの羽化したばかりの美麗な個体に出会った。やはり例年よりほんの少しだが発生が遅れているようである。

<今日見られた主なもの>花/アカツメクサ(写真上左)、ツユクサ等。蝶/アゲハ、クロアゲハ、アカボシゴマダラ、ヒメアカタテハ、キチョウ、ベニシジミ、ツバメシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ベッコウハゴロモ(写真上右)、トウキョウヒメハンミョウ、エゴヒゲナガゾウムシ、スグリゾウムシ、コフキゾウムシ、マメコガネ、アオドウガネ、ヤマイモハムシ、シオヤアブ、マガリケムシヒキ、ホシハラビロヘリカメムシ、ササキリの幼虫、ヤマトフキバッタの幼虫、ニイニイゼミ、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ等。キノコ/クサハツ等。


7月19日、横浜市緑区梅田川

 明け方はとても寝苦しかったが、やはり朝からむっとした陽気で、散策は躊躇われたものの木陰のみ歩こうと梅田川周辺へ出かけた。まずは梅田川遊水池へ行ったが、ハラビロトンボの真っ青な個体もいて、なんとかゲットと誘導棒等の秘術を尽くしたものの、良い絵柄には止まってくれなかった。また、コミスジやヒメウラナミジャノメも新鮮だったが、もう一歩の場所で撮影する気が起きなかった。しかし、ダイコンソウが咲き出していて嬉しくなった。次に、三保念珠坂公園下へ行ったが、梅田川を挟んで反対側は草刈りが入っていたので、こちら側も午後から始まるのだろうと思うとがっかりした。それでも、コチャバネセセリがクサギの葉に止まっていたり、ベッコウハゴロモの成虫がクサギの茎で吸汁していた。相変わらず美麗なハラビロトンボも見られたが、今年は長靴を履いて梅田川に入って撮影する気になれない。やはり身体に不具合が生じるとガッツまで失われる。

<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ(写真上左)、ヤマハギ、ツユクサ、ヘクソカズラ等。蝶/コチャバネセセリ(写真上右)、キタテハ、コミスジ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ等。昆虫/イタドリハムシ、ヤマイモハムシ、ラミーカミキリ、ヒメクロオトシブミ、コフキゾウムシ、ナガメ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ベッコウハゴロモ、ハグロトンボ、ハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、マルボシハナバエ、アオメアブ、シオヤアブ等。


7月18日、横浜市緑区北八朔公園

 今日は去年の今頃、クヌギの樹液に吸汁するアカボシゴマダラやゴマダラチョウを撮影しているし、また、昼食はすぐ上の東名高速港北PAの「横濱うまいもん亭」にてアジフライ定食等が食べれるので、本当に久しぶりに北八朔公園へ行った。まずはキイトトンボが見られるという大池に行ったが、キイイトトンボはすぐに観察出来たものの撮影までには至らなかった。また、野鳥撮影レンズでも装着してくれば、チョウトンボや近場では珍しいコフキトンボも撮影出来るかもしれないが、なにしろ暑いのでちょっとばかり勇気がいる。その他、池の周りには羽化したばかりのツマグロヒョウモンの雄がテリトリーを張っていて、なんと大型のヤンマにまで体当たりをしていたのには驚いた。目的の樹液たが、2本のクヌギから滲み出ていてキタテハとカナブンが見られ、地面にはカブトムシのばらばら遺体が落ちていた。やはり、この辺にもアオバズクがいるのだろう。

<今日見られた主なもの>花/ヘクソカズラ(写真上左)、ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/ツマグロヒョウモンの雄(写真上右)、キタテハ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ベニシジミ等。昆虫/ギンヤンマ、チョウトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、コフキトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、キイトトンボ、アオモンイトトンボ、ニイニイゼミ、シオヤアブ、マダラアシナガバエ、ベッコウハゴロモの幼虫、カナブン、マメコガネ、トウキョウヒメハンミョウ、トホシオサゾウムシ等。


7月17日、横浜市都筑区大原みねみち公園

 今日は朝から真っ青な空が広がった。梅雨明けかな?と思ったら、気象庁から発表があった。平年より1〜4日早いという。そんな訳で温度計は鰻上りで、群馬県館林市では39.2度を記録したという。こんな天気だと熱中症が心配だが、本年末までは頑張ろうと茅ヶ崎公園から大原みねみち公園を往復した。まずはキノコのポイントを覗いたが、テングタケの老菌等が見られ位で、今年の梅雨のキノコの発生は例年より少なく、撮影する機会を逸してしまった。次に昆虫の谷へ行ったが、ヌルデにはマダラアシゾウムシは見られず、クロヒカゲが吸汁していた。その後、暑くて暑くて、これといったものは観察出来ずに大原みねみち公園へ辿り着き、池のコシアキトンボやオオシオカラトンボを撮影した。最後に、エゴノキの実にエゴヒゲナガゾウムシの雄を一匹発見したが、風の為に撮影出来なかった。帰路も何本ものエゴノキに注意したが、実が付いていないものが多かった。

<今日見られた主なもの>花/ヨウシュヤマゴボウ等。蝶/クロヒカゲ(写真上左)、アオスジアゲハ、アゲハ、アカボシゴマダラ、ヤマトシジミ等。昆虫/コシアキトンボ(写真上右)、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ニイニイゼミ、ウシカメムシ、トウキョウヒメハンミョウ、カナブン、セマダラコガネ、マメコガネ、エゴヒゲナガゾウムシ、エゴツルクビオトシブミ、ヒメクロオトシブミ、コフキゾウムシ、ルリクビボソハムシ、クロウリハムシ、マガリケムシヒキ、シオヤアブ、マダラアシナガバエ、アミガサハゴロモ等。鳥/カワセミ、ヒヨドリ、スズメ等。キノコ/テングタケ、ヤマドリタケモドキ等。


7月16日(午後)、神奈川県(仮称)アオバズク郷土の森

 昼食は、お馴染みのスーパー「つるかめ」にて、297円のビビンバ丼と切り干し大根の煮付を買って食べた。もちろん、常連だから言わなくともレジのおばちゃんが一番大きなレジ袋をくれた。けちけちの鴨志田団地のスーパー「SANWA」とは大違いである。こう暑くなると健康昼寝も汗たらたらの不健康昼寝になりがちだが、極秘の風が良く通る長津田町の木陰で爆睡した。18日からは毎年恒例の東京都にある(仮称)アオバズク鎮守の森へ足繁く通うことになるので、今日は今年最後の神奈川県のアオバズクの撮影に出かけた。まずは前回良い場所に止まっていなかった(仮称)アオバズク郷土の森に行ったが、今日はなんとかなりそうだったので頑張ってみた。しかし超近過ぎで、中古で8000円だが円形絞りで良く写るタムロンの55〜200ミリを装着して撮影した。その後、(仮称)アオバズク鎮守の森にも寄ったが、風が強過ぎて諦めざるを得なかった。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)等。


7月16日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園

 今日は久しぶりのすっきりとした晴れで、しかも風がかなり強い。こんな撮影泣かせの天気だと梅田川周辺か三保市民の森なのだが、クヌギやコナラの樹液の出が気になって、横浜動物の森公園へ行った。まずは散策記用にと昆虫横丁を2往復したが、クサギカメムシ、チャバネアオカメムシ、マルボシハナバエ等がいたくらいで、これといったものには出会えなかった。そこで本来の目的たる雑木林に入ったが、昨日の小野路町に比べると樹液の出ている木はかなりあった。今日は特にキタテハがたくさんいて、一本のコナラの樹液に4頭も見られた。また、美麗なルリタテハも2頭いたし、カナブンもかなり発生していた。後は、蝶ではアカボシゴマダラやゴマダラチョウが発生すれば良い訳だが、いつもなら既に見られる筈のカブトムシがいなかった。また、ヒグラシの数も少ないようだから、やはり季節の進み具合が遅れていると思いたい。

<今日見られた主なもの>花/アキノタムラソウ等。蝶/キタテハ(写真上左)、ツマグロヒョウモン、ルリタテハ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、コチャバネセセリ等。昆虫/ノシメトンボ(写真上右)、ニイニイゼミ、ヒグラシ、カナブン、マメコガネ、コフキゾウムシ、クサギカメムシ、チャバネアオカメムシ、オオシオカラトンボ、マルボシハナバエ、マダラアシナガバエ等。キノコ/カワリハツ等。


7月15日、東京都町田市小野路町

 どうも今年のオオムラサキの発生は変だ。遅れているのか発生数が極端に少ないのか分からない。また、クヌギやコナラの樹液の出が悪い。スズメバチの発生数がかなり少ないというから、樹肌の傷口が大きくならないようである。そんな数々の謎を探るために、本当に久しぶりに小野路町へ行った。例年なら樹液が滴っている筈のクヌギ林へ直行したが、僅かに滲み出ている木が2本で、スズメバチの仲間は全く見られず、もちろんオオムラサキはいなかった。山梨県北杜市長坂町にあるオオムラサキセンターでは大発生との事だが、多摩丘陵でのこの惨状はどうしたことなのだろうか。去年と今年6月の台風の影響なのだろうか。今までの20年以上にわたる観察では無かった事だから不吉である。スズメバチの発生が少なくて結構な事なんて言ってられない。なんだか今年は横浜動物の森公園等での樹液に集まる蝶の撮影が怪しくなった。

<今日見られた主なもの>花/ミソハギ(写真上左)、ヤブカンゾウ、ヤマホトトギス、ヤブミョウガ、ツユクサ、アキノタムラソウ等。蝶/ジャコウアゲハ、キタテハ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ等。昆虫/コクワガタ、ヨツボシケシキスイ、カナブン、マメコガネ、イチモンジカメノコハムシ、ムナグロツヤハムシ、カシルリオトシブミ、シロオビアワフキ、ハグロトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ヒメアカネ等。その他/コガネグモ(写真上右)、サツマノミダマシ、アマガエル等。


7月14日、横浜市緑区三保市民の森

 北九州では梅雨末期の大雨が相変わらず続いているようだが、横浜では風がようやく治まって、時折陽が差し込む天気となった。そんな訳で、長袖のシャツの腕まくりから半袖シャツへと変更して三保市民の森へ行った。旧道のムクゲは咲き出していて、相変わらずラミーカミキリが見られた。そこで顔が黒くて落ち着きのある雌を撮影したが、やはりラミーカミキリは雄の方が明るくて美麗だなあと思った。バス通り歩道脇ではベッコウハゴロが成虫となり、ツユクサにルリクビボソハムシがたくさん見られた。久しぶりに三保平に登って行くと斜面草地にワルナスビが一面に生え、雑木林のコナラの樹液にジャノメチョウとヒカゲチョウが吸汁していた。最後に谷道へ行ったが、もうルリタテハがシオデの葉に産卵に来ているのには驚いた。まこと昆虫の世界での繁殖は待った無しである。また、コチャバネセセリの第2がたくさん発生していてとても綺麗であった。

<今日見られた主なもの>花/ワルナスビ(写真上左)、ヤブカンゾウ、チダケサシ、ホタルブクロ、ツユクサ、ドクダミ、アキノタムラソウ、ネジバナ、ハエドクソウ、ムクゲ、オオキンケイギク等。蝶/ルリタテハ、キタテハ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、コチャバネセセリ等。昆虫/ラミーカミキリの雌(写真上右)、アカクビナガハムシ、キイロクビナガハムシ、オオアカマルノミハムシ、ヤマイモハムシ、ルリクビボソハムシ、トホシオサゾウムシ、コフキゾウムシ、カシルリオトシブミ、マメコガネ、ササキリの幼虫、チャバネアオカメムシ、ベッコウハゴロモの幼虫等。


7月13日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 昨日は一日中とても風が強く、時折雨がぱらついた。熊本県や大分県ではとんでもない大雨に見舞われ、日本列島は梅雨末期の大荒れの天候が続いている。今日は雨は止んでいくらか風が残っていたものの、茅ヶ崎公園へ行ってみた。まずはキノコのポイントを覗いてみたが、テングタケが生えていたものの、今一絵にならないので諦めた。その後、例によって昆虫の谷へ行ったが、ヌルデにマダラアシゾウムシがいるだけだったので尾根道へ上がったら、アジサイが植栽されている場所で、トウキョウヒメハンミョウやヨツスジトラカミキリ等に出会った。その後、エゴヒゲナガゾウムシはいないかと大原みねみち公園まで行ったが、実が食べられた跡もないので、これからのようである。また、エノキの伐採丸太でタマムシを期待したが発見出来なかったものの、帰路の生態園近くで飛翔するタマムシを見つけた。今日の散策も不快指数100%で、これからが思いやられる。

<今日見られた主なもの>花/ヨウシュヤマゴボウ、アカツメクサ、ネジバナ、ツユクサ等。蝶/アオスジアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、クロヒカゲ等。昆虫/トウキョウヒメハンミョウ(写真上左)、ヨツスジトラカミキリ(写真上右)、タマムシ、カナブン、マダラアシゾウムシ、トホシオサゾウムシ、コフキゾウムシ、テントウムシ、トホシテントウ、ルリクビボソハムシ、クロウリハムシ、マガリケムシヒキ、ホシハラビロヘリカメムシ、ササキリの幼虫、ニイニイゼミの脱殻、ギンヤンマ、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ等。鳥/ツミ等。キノコ/テングタケ、ツルタケ等。


7月11日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日は待ちに待った定例の道端自然観察会の日である。昨日の朝の天気予報では曇り後雨だったが、夜には晴天の予報に変わって、熱中症が心配となった。それでも、この日を楽しみにしていたお仲間が集まり、まずは日陰の昆虫横丁へ行った。前回ほどの昆虫の賑わいは無かったが、大物のトラフカミキリ、寺家ふるさと村では少ないハグロトンボ、エゴヒゲナガゾウムシの雄が見られた。その後、新池裏へ寄り道したが、今日もアオモンイトトンボがたくさんいた。また、羽化したてのアカボシゴマダラや、まだ新鮮なオオミドリシジミの雌もいた。その後、オオムラサキを探して「むじな池」へ行ったが、去年の多数の雄飛が嘘の様に静まり返っていた。昼食後は尾根に上がって大池へ下りたが、樹液を出しているクヌギやコナラはほとんどなく、もちろんオオムラサキはいなかった。今年は同時期に発生するルリタテハも見られなかったから、発生が遅れているのかもしれない。

<今日見られた主なもの>花/ヤマホトトギス(写真上左)、ヤマユリ、ヤブカンゾウ、タカトウダイ、アキノタムラソウ、オカトラノオ、ホタルブクロ等。蝶/クロヒカゲ(写真上右)、ナガサキアゲハ、アカボシゴマダラ、キタテハ、メスグロヒョウモン、イチモンジチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、キチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、オオミドリシジミ、ウラナミアカシジミ、アカシジミ、ツバメシジミ、オオチャバネセセリ、キマダラセセリ等。昆虫/シロスジカミキリ、トラフカミキリ、キボシカミキリ、ゴマフカミキリ、エゴヒゲナガゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、ハスジカツオゾウムシ、コフキゾウムシ、ヤマイモハムシ、トホシテントウ、テントウムシ、トウキョウヒメハンミョウ、カナブン、マメコガネ、セマダラコガネ、チャバネアオカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、オニヤンマ、ウスバキトンボ、マユタテアカネ、アキアカネ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、アオモンイトトンボ、ハラビロトンボ、ハグロトンボ、ニイニイゼミの脱殻、ササキリの幼虫、ヤブキリの幼虫等。鳥/カルガモ、カイツブリ、アオサギ、カワセミ、ガビチョウ、アオゲラ、シジュウカラ、ムクドリ等。その他/シュレーゲルアオガエル、アマガエル、ナワシロイチゴの実等。


7月10日(午後)、神奈川県(仮称)アオバズク鎮守の森

 昼食は時間がないのて鴨志田団地のスーパー「SANWA」で弁当等を買ったが、大きなレジ袋にして下さいとお願いしたら、おばちゃんが大きいのは高いから駄目とおっしゃる。他のスーパーや量販店等で、そんな事を言われた事がないのでびっくりした。まこと競争相手の無い地域独占スーパーだから、サービスや態度が横柄なんやなあと納得した。その後、木陰で健康昼寝を貪ったが、スーパー「SANWA」の一件や気温が高い事もあって熟睡出来なかった。そこで、ちょいと早いがアオバズク探索に遠出してみた。まず最初に行った(仮称)アオバズク郷土の森には、至近距離にいた事はいたが、止まっている場所が悪かったので仮称)アオバズク鎮守の森に転戦した。こちらも至近距離なのでED50のデジスコは使えず、仕方無しに10年も前のズームレンズで撮影した。そんな訳で、約250枚シャッターを切ったが、びしっとピントが合ったのはたった一枚であった。

<今日見られた主なもの>鳥/アオバズク(写真上)等。


7月10日(午前)、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 今日は待ちに待った火曜日、寺家ふるさと村を静かに散策出来る週一回の貴重な日だが、昨日より雲が多いものの晴れなので行く気が起きなかった。しかし、明日の道端自然観察会の下見もしなければならないので、しぶしぶ出かけた。まずは、雨が続いたからキノコが爆生しているのではなかろうかとキノコの丘へ行ってみたが、カワリハツが生えている位であった。そこで、シラカシの幹についているニイニイゼミの脱殻を撮った。その後、熊野池周辺に行ったが、可愛いササキリの幼虫がたくさんいた。尾根へ上がって樹液が出ているクヌギやコナラはないかと探してみたが、ほとんどなくてがっかりしたものの、綺麗なタマゴタケが生えていた。その後、明日の為に三輪町側の尾根も探索したが、やはり樹液の出は悪かった。今年はスズメバチが少ないから樹液の出が今一で、昨秋と少し前の台風の影響もあって、昨年とは打って変わってオオムラサキは望み薄の様であった。

<今日見られた主なもの>花/ヤマユリ、ヤブカンゾウ、アキノタムラソウ、オカトラノオ、ホタルブクロ等。蝶/ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、オオチャバネセセリ等。昆虫/ニイニイゼミの脱殻(写真上左)、ササキリの幼虫(写真上右)、オジロアシナガゾウムシ、ハスジカツオゾウムシ、コフキゾウムシ、ヤマイモハムシ、チャバネアオカメムシ、ホシハラビロヘリガメムシ、ハグロトンボ、シオカラトンボ等。キノコ/タマゴタケ、カワリハツ等。その他/ナワシロイチゴの実等。


7月9日、横浜市(仮称)チョウトンボの里

 今日は茅ヶ崎公園にでも行こうかなと思っていたが、真っ青な空が広がったので、チョウトンボの尻上げポーズが撮れるのではないかと(仮称)チョウトンボの里へ行った。ポイントに到着すると、カメラマンは誰もいない。どうしたのかなと思ったら、チョウトンボの数が前回に比べると3割程度に減っていた。まこと今後の選挙後に予測される民主党の選議減と同じだなあと苦笑した。それでも棒の先に止まっているサービスの良い個体を見つけて頑張ったが、尻上げはなかった。今日は晴れてはいたが、気温は低めで風も爽やかだったからかもしれない。やはりトンボ類の尻上げは、じりじりと焼け付く様に暑くなければならないようだ。その他のトンボ類は数多く、ウチワヤンマがいて嬉しくなった。颯爽とスピード溢れる飛翔は他に類を見ない。昆虫ではアオメアブがかなりいたが、コフキゾウムシやマルカメムシを咥えていたので生々しく、撮影する気になれなかった。

<今日見られた主なもの>昆虫/チョウトンボ(写真上左)、ウチワヤンマ(写真上右)、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、アキアカネ、シオカラトンボ、シオヤアブ、アオメアブ等。


7月8日(午後)、横浜市緑区新治市民の森

 昼食は、だいぶ飽きて来ているのだが、お馴染みのスーパー「つるかめ」にて、297円の海苔弁当を買って食べた。切り干し大根の煮付かマカロニサラダでも追加しようかなあと思ったが、297円でも、鳥の空揚げ、ちくわの天ぷら、白身魚のフライ、小さなコロッケ各1個とおかずがたっぷりで、何故に297円なのと腕組みをした。このHPの掲示板でお馴染みのKさんは、このスーパー「つるかめ」の近くに住んでいるというが、まことに幸せな人生を送っているなあと思わずにはいられなかった。昼食が終わると軽く昼寝をとって午前中に車を停めた場所に戻って、今度はデジスコで新治市民の森へ行った。今日は幸先良くスモモ畑でホオジロの雄が囀っていたので嬉しくなった。また、鎌立谷戸奥のカワセミの池へ行く途中、テレビのアンテナに止まるオナガもゲットした。カワセミこそサービスは悪かったが、ワンチャンスをものにしての早上りとなった。

<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雌(写真上左)、ホオジロの雄(写真上右)、オナガ、カワラヒワ、スズメ、ヒヨドリ、ガビチョウ、ツバメ等。


7月8日(午前)、横浜市緑区梅田川

 今朝目が覚めてシャッターを上げて外を見ると、雨がぱらぱら降っていた。このところ梅雨本番の様相を呈していて、昨年に比べると日照時間が少なく気温も上がらないからか、国蝶オオムラサキの発生は遅れ気味の様である。今日は午後からかなと思っていたら雨が止んだので、いつでも車に逃げ込める梅田川周辺へ行った。まずは、お馴染みの遊水池周りから散策したが、ナガメの成虫や第2化となるイタドリハムシ、ラミーカミキリやハラビロトンボが見られた。次に、三保念珠坂公園下へ行ったが、やはり第2化となるエサキモンキツノカメムシやハグロトンボが見られた。花では早くもヤマハギやヌスビトハギが咲いていて驚いた。今日の三保念珠坂公園下は以上のように貧果で、Uターンして遊水池を通ってスモモの小道から満倉谷戸へ行ったが、見られたのはヤマトシリアゲ位だったので、伸びていたラブラドールリトリバー犬を起こしてあげて車に戻った。

<今日見られた主なもの>花/ヤマハギ(写真上左)、ツユクサ、ドクダミ、ヒメジオン等。蝶/ヒメウラナミジャノメ、コミスジ等。昆虫/イタドリハムシ(写真上右)、ラミーカミキリ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、ナガメ、エサキモンキツノカメムシ、チャバネアオカメムシ、ホシハラビロヘリガメムシ、ハグロトンボ、ハラビロトンボ、ヤマトシリアゲ等。


7月7日、横浜市港北区新吉田町

 「ささの葉サラサラのきばにゆれる。お星さまキラキラ金銀砂子」、今日は七夕である。しかし、天気は梅雨らしくぐずついていて、今年も織姫と彦星(ハンドル名:パルル)は会えない。最近、会えない年が続いているので、やはり旧暦の7月7日に戻した方が良いのではなかろうか。旧暦なら8月だから晴れる日が多くなる。という訳で、朝まで雨がぱらついての曇り空だから、下草の葉が乾いていそうな新吉田町へ久しぶりに行った。散策を開始するが樹林下のアジサイの葉等には、まだべったりと雨滴が残っている。小さなカタツムリが角を伸ばして動いているのが、まこと梅雨らしい。丘の上の家庭菜園のある小道脇のクズの葉には、オジロアシナガゾウムシ、ヒシバッタ、ホシハラビロヘリカメムシの幼虫等が見られたが、藪蚊も多くて落ち着いて撮影出来なかった。家庭菜園は大きなポリ容器に水を溜めている畑が多く、ことに雑木林脇等では藪蚊の巣窟となる。

<今日見られた主なもの>花/ツユクサ(写真上左)、アカバナユウゲショウ、ドクダミ、ネジバナ、ヒメジオン、ガクアジサイ等。蝶/クロアゲハ、キタテハ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ等。昆虫/ヒシバッタ(写真上右)、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、アカガネサルハムシ、セマダラコガネ、マメコガネ、オオニジュウヤホシテントウ、ホシハラビロヘリカメムシ、シオカラトンボ、ショウリョウバッタの幼虫、ホシハラビロヘリカメムシの幼虫等。


7月6日、横浜市都筑区鴨池公園

 今日も昨日に引き続いて湿度が高い。昨日は山中湖だったから気温が低くてどうにか我慢出来たが、自宅近辺は気温も高いから不快指数は耐え難い程となった。今日は曇り日だから新吉田町でも散策しようかなあとも思ったが、雨が続いて湿度と気温が高いから、カビの親戚のキノコが発生しているのではないかとポイントの多い鴨池公園へ行った。結果は左程生えていなくて残念であったが、早くもニイニイゼミの抜け殻があって、耳にニーと鳴き声が聞こえて来た。また、植え込みに生えていてかなり背丈があるナワシロイチゴの実が真っ赤に色づいていた。草原のワルナスビ等の葉には、セマダラコガネやトウキョウヒメハミョウが見られ、枝落としがあって初夏には高い所で撮影出来なかったエゴツルクビオトシブの雌が、伸びて来たひこばえの葉にいたので簡単に撮影出来た。首の長い雄もと探してみたが、いたのはすべて雌であった。

<今日見られた主なもの>花/ツユクサ、ドクダミ、ネジバナ等。蝶/サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ等。昆虫/エゴツルクビオトシブミの雌(写真上右)、コフキゾウムシ、セマダラコガネ、オオニジュウヤホシテントウ、チャバネアオカメムシ、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ、ニイニイゼミ等。キノコ/ヒロハチチタケ、アンズタケ、ニオイコベニタケ、オオキツネタケ、マンネンタケ等。その他/ナワシロイチゴの実(写真上左)等。


7月5日(午後)、山梨県山中湖村(仮称)キビタキの森

 朝食は、毎度お馴染みの東名高速中井PAの500円のハムエッグ定食を食べたから、昼食は、これまたお馴染みの菓子パンをぱくついた。今日は「ズドーン」と時たま北富士演習場から大砲の音が響いて来るので、健康昼寝は無理かなと思ったが、早起きしたからか1時間も眠れた。そこで(仮称)キビタキの森へ行ったが、6月にコサメビタキが見られた場所は静まり返っている。更に歩みを進めるが、キビタキの囀りはおろか鳥の気配すらしない。やっぱり撮影シーズンは過ぎ去ったのかなと思っていたら、毛虫を加えたキビタキの雄がいて、雛を呼んでいるのだろうか変梃りんな囀りで枝から枝へと落ち着き無く移動していた。やっぱり今日は無理なのかなあと思いきや、やっと囀っている雄を見つけて、ばんばんシャッターを切った。キビタキは撮れたから、やはりコサメビタキを撮りたいなあとUターンしたら、またまたキビタキの雄が囀っていた。しかし、コサメビタキには結局会えなかった。

<今日見られた主なもの>鳥/キビタキの雄(写真上)、イカル、ウグイス、シジュウカラ、キセキレイ、アオゲラ、キジバト等。


7月5日(午前)、山梨県山中湖村石割の湯

 今年の山中湖行はもうお終いのつもりでいたが、近場の散策も飽きて来たし、藪蚊も多いし蒸し暑いから、ちょっくら行ってみるかなといった按配で出かけてみた。いつものように午前6時に出発したが、さすが日の出が早い季節、真昼の様な明るさだった。例によって石割の湯の駐車場に車を停めて付近を散策したが、空き地のイタドリにはドロハマキチョッキリの揺籃がたくさんぶら下がっていた。また、今日はヒゲナガオトシブミの雄にも簡単に出会えた。テニスコート際の森の下草には、初見となる真っ黒なクロアナアキゾウムシがいて嬉しくなった。近場のフィールドではお目にかかった事が無かったので帰宅して図鑑で調べてみると、北海道や本州北部に分布する北国の昆虫であった。野の花では各所にヤマオダマキやオカタツナミソウが咲いていて、蝶では美麗なヒオドシチョウやウラゴマダラシジミが見られた。山中湖周辺はゼフィルスの季節を迎えているのだ。

<今日見られた主なもの>花/ヤマオダマキ(写真上左)、オカタツナミソウ、ハンショウヅル、ハコネウツギ等。蝶/オナガアゲハ、ヒオドシチョウ、イチモンジチョウ、テングチョウ、スジグロシロチョウ、ウラゴマダラシジミ等。昆虫/クロアナアキゾウムシ(写真上右)、ヒメシロコブゾウムシ、ヒゲナガオトシブミ、ドロハマキチョッキリ、カシルリオトシブミ、フタコブルリハナカミキリ、アトジロサビカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、エグリトラカミキリ、アオカミキリモドキ、クルミハムシ、ルリハムシ、ヒメアシナガコガネ、マメコガネ、ニワハンミョウ、クロジョウカイ、マルムネジョウカイ、オバボタル、マドガ、テングアワフキ、エゾハルゼミ等。


7月4日、横浜市緑区三保市民の森

 昨日の午後からの雨は深夜に止んだが、青空が広がってとても暑い。尾端を上げたチョウトンボでも撮りに行こうかなあとも思ったが、熱中症が心配なので身体が暑さに慣れてからにしようと、例によって日陰の多い三保市民の森へ行った。いつもの場所に車を停めて歩き始めると、美麗なムラサキナガカメムシを見つけた。旧道へ降りて行くと、またしても葉に止まったシロヒゲナガゾウムシやアトジロサビカミキリが出迎えてくれ、カメラの中はどんどん賑やかになって行った。例によってムクゲの葉にいるラミーカミキリに挨拶してからバス通り歩道脇へ行ったが、第2化のルリクビボソハムシやトホシオサゾウムシがたくさんいた。最後に毎度お馴染みの谷道を往復したのだが、シオデの大好きなアカクビナガハムシや初見となるベニヘリテントウに出会った。この他、キベリクビボソハムシやヒメクロオトシブミ等の第2化の個体がかなり発生し、可愛いササキリの幼虫も各所で見られた。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ、チダケサシ、ホタルブクロ、ツユクサ、ドクダミ、アキノタムラソウ、ネジバナ、ハエドクソウ等。蝶/ムラサキシジミ、ベニシジミ等。昆虫/アカクビナガハムシ(写真上左)、ベニヘリテントウ(写真上右)、シロヒゲナガゾウムシ、トホシオサゾウムシ、コフキゾウムシ、ヒメクロオトシブミ、カシルリオトシブミ、アトジロサビカミキリ、ラミーカミキリ、ベニカミキリ、キベリクビボソハムシ、キイロクビナガハムシ、ルリクビボソハムシ、ヤマイモハムシ、アトボシハムシ、セマダラコガネ、オオニジュウヤホシテントウ、カノコガ、ササキリの幼虫、カワトンボ、ムラサキナガカメムシ、チャバネアオカメムシ等。


7月3日、横浜市青葉区寺家ふるさと村

 昨日、民主党は分裂した。離党した小沢一郎さん達49名のこれからは、まこと茨の道であろう。しかし、前回の選挙でマニュフェストを信じて一票を投じた国民のある程度の理解は得られるに違いない。私も転職したり会社を作ったりしたが、やはり良いお客さんを持っている会社は強い。民主党には連合がくっついているのだから、ある程度の議席数は維持して行くに違いない。今日は待ちに待った火曜日、寺家ふるさと村を静かに散策出来る週一回の貴重な日なので迷わず出かけた。天気は湿度が高かったので、曇り日といえども快適とは言えなかったが、熊野神社から釣り堀までではスグリゾウムシやマメコガネが出迎えてくれ、農道にはヤブカンゾウが咲いていた。期待してキノコの丘へ行ってみたが、巨大なアカヤマドリの老菌が生えているだけだった。次に、むじな池までの昆虫横丁へ行ったが蝶や昆虫の姿は少なく、その後、蝶の丘へ寄ったが、草刈りがなされていて絶句した。

<今日見られた主なもの>花/ヤブカンゾウ(写真上左)、ワルナスビ、オカトラノオ、ツユクサ、ドクダミ、アキノタムラソウ等。蝶/メスグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ツバメシジミ、オオチャバネセセリ、キマダラセセリ等。昆虫/ハスジカツオゾウムシ(写真上右)、スグリゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、カシルリオトシブミ、キベリトゲトゲ、カノコガ、アケビコノハの幼虫、ササキリの幼虫、ヤマトフキバッタの幼虫、アオモンイトトンボ等。キノコ/アカヤマドリ等。鳥/カイツブリ、カルガモ、カワセミ等。その他/アマガエル、シュレーゲルアオガエル、ヒメコウゾの実等。


7月2日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園

 天気予報では朝から曇りの筈であったが、ほんの少し雨がぱらついていた。今日は足底痛の治療の日だから遠くにも行けないし、予定通り茅ヶ崎公園から大原みねみち公園を散策した。まずは昆虫の谷へ行ったが、ヌルデにマダラアシゾウムシがいたが、前回記した様に草刈り後なので寂しい限りであった。それではキノコわ?とポイントへ行ってみたが、テングタケの老菌が一本見られただけであった。今日はやはり貧果かなと尾根に上がって行くと、なんと初見の美しいクビアカトラカミキリがいた。更に少し進むと、ヨツスジハナカミキリがアジサイの葉にいて嬉しくなった。カミキリは左程興味は無くなっていたのだが、やはり美麗種がいるなあとほくそ笑んだ。その後、大原みねみち公園に行ったがエノキの伐採丸太が賑やかで、アシナガオニゾウムシやヒシモンナガタマムシ等が集まっていた。もうすぐタマムシが来るだろうから、片付けないで欲しいなあと思った事は言うまでも無い。

<今日見られた主なもの>花/ホタルブクロ、ネジバナ、ドクダミ、キバナコスモス等。蝶/ベニシジミ等。昆虫/ヨツスジハナカミキリ(写真上左)、クビアカトラカミキリ(写真上右)、マダラアシゾウムシ、アシナガオニゾウムシ、コフキゾウムシ、ヤツボシハムシ、サンゴジユハムシ、ヒシモンナガタマムシ、マガリケムシヒキ、キバラヘリカメムシ、ホタルガ、カノコガ、ヤマトフキバッタの幼虫、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ等。キノコ/テングタケ、サンコタケ、キツネノロウソク、アラゲキクラゲ等。


7月1日、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森

 いよいよ7月に入った。この散策記も後6ヶ月続ければお終いである。長いお付き合いの友達から花虫さんの写真は昔の方が良かったと言われるが、誰でもHPやブログを始めると、その為のおざなりの写真となってしまう場合が多い。HPやブログはコミュニケーションの場だと割り切れば、それなりの写真でも良いのだが、小沢一郎さんが「国民の生活が第一」と言うように、花虫とおるは「写真の出来が第一」という訳である。今日は曇り日で、本当に久しぶりに(仮称)246の森へ行った。何故だか「かつや」のカツカレーが食べたくなったので、その近くへ行った訳である。散策を開始すると雨がほんの少しだが落ちていたが、ママコノシリヌグイ、クサノオウ、ネジバナ等をカメラに納めた。それにしても、ネジバナは本当に絵にし難い花である。昆虫では第2化となるのだろう、綺麗なアカガネサルハムシやヒメクロオトシブミが見られた。

<今日見られた主なもの>花/クサノオウ(写真上左)、アキノタムラソウ、ヤブカンゾウ、ホタルブクロ、ネジバナ、ママコノシリヌグイ、ドクダミ、ツユクサ、ヨウシュヤマゴボウ、ムラサキカタバミ等。蝶/ヒカゲチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/アカガネサルハムシ(写真上右)、オオニジュウヤホシテントウ、クロウリハムシ、ヒメクロオトシブミ、オジロアシナガゾウムシ、コフキゾウムシ、ホタルガ、カノコガ、ヤマトフキバッタの幼虫等。その他/ヒメコウゾの実等。


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