11月31日、横浜市港北区新吉田町
早いもので明日から12月に入る。しかし、今日は薄曇りなのに比較的暖かいので身体は軽やかだが、貧果だろうなあと思うと心は決して明るくはならない。何処へ行こうかなと考えたが、何処へ行っても同じだろうから、ガソリン代のかからない新吉田町へ行った。農家の庭先のドウダンツツジの葉は燃えるように紅葉し、風が当たらない場所だからか、何処でも台風で実が落ちてしまったウメモドキがたわわに実っていた。また、本年は珍品となったヘクソカズラの実も見られた。その後、丘の上の植木屋さん畑へ行くと、ユズ、レモン等が黄色く色き、サザンカや早咲きのツバキも咲いていた。昆虫はまったく見られなかったが、アカボシゴマダラの幼虫がエノキの幼木にへばりついていた。そんな訳で、早くもクズの葉痕をカメラに納めて引き返した。
<今日見られた主なもの>花/セイタカアワダチソウ、ノゲシ、ハキダメギク、コセンダングサ、イヌタデ、ホトケノザ等。蝶/アカボシゴマダラの幼虫等。その他/クズの葉痕(写真上左)、ウメモドキの実(写真上右)、マユミの実、ヒヨドリジョウゴの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、ジョロウグモ等。
11月29日、横浜市鶴見区三ッ池公園
駐車場が来年の3月15日まで平日無料となったのに、まだ1回しか行っていないので、デジスコで散策しようと出かけてみた。下の池の水位は前回と同じく低いが、公園の関係者によると、中の池の外来種駆除の「かいぼり」の為で、もうすぐ元に戻るだろうとの事であった。この為、杭は水面からかなりの高さとなっていて、カモは登れないようで見られなかったが、カワウが一羽休憩していた。前回は三ッ池公園ならではのハシビロガモが観察出来なかったが、今日は雄が2羽いたので頑張って撮影した。その後、中の池へ行ってみると水は完全に干されていて、アオサギが1羽餌を探していた。いずれ水位は元に戻るだろうが、雨水のみだから相当先になるだろう。という訳で、今年もカモ類に関しては期待は出来そうもないが、至近距離だからまた行く事になるだろう。
<今日見られた主なもの>鳥/カワウ(写真上左)、ハシビロガモの雄(写真上右)、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、アオサギ、カワセミ等。
11月28日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は身体にとっても良いとは言えないが、寒いので脂肪分たっぷりの横浜家のラーメンを食べた。NHKのラジオで渋谷はまだ8度との事、寒い筈である。昼食後は、コーナンで買った暖か毛布をかけて昼寝をしたが、やはり短時間で起きてしまった。外はぱらぱら雨が落ちて来ていたが、西の空は明るいので新治市民の森へ行った。例によって鎌立奥のカワセミの池へ行ったが、もちろんカメラマンは誰もいず、ヤマガラとシジュウカラだけがたくさんいた。そこで、しばしヤマガラと遊んで、カワセミが来ないからまたしても旭谷戸へ転戦かなと腰を上げようとしたら、カワセミの雄がやって来た。もちろんばんばん撮影してから旭谷戸へ向ったが、モズもジョウビタキも見られなかった。こんなに寒いと餌となる昆虫も不活発だから休息をとっているのだろう。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上左)、ヤマガラ(写真上右)、シジュウカラ、ハクセキレイ等。
11月28日(午前)、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
今日も昨日に続いて雲一つ無い晴れと思っていたら、曇りでとても寒い。夏場なら大歓迎の散策日和なのだが、今の季節は布団にUターンしたくなる。しかし、身体に鞭打って久しぶりに茅ヶ崎公園へ行った。まずはハダカホウズキの実を撮りに行ったが、寒くはなったが緑の葉をまだ一杯つけていた。その後、実以外と大原みねみち公園まで往復したが、ヒラタケ、エノキタケ、ニガクリタケを見つけたものの、絵にはならなかった。そこでトチノキの冬芽を撮って戻って来たが、小鳥の囀りが聞こえて来たので近寄ってみると、シジュウカラ、コゲラの他に、とても小さい鳥がいたのでじゅっくり観察すると、頭の頂が黄色いキクイタダキとノーネクタイのヒガラが混じっていた。港北ニュータウンの緑道で両種を見るのはもちろん初めてで、侮れないなあと微笑んだ。
<今日見られた主なもの>昆虫/テントウムシ等。鳥/キクイタダキ、ヒガラ、シジュウカラ、コゲラ等。キノコ/ヒラタケ、エノキタケ、ニガクリタケ等。その他/ハダカホウズキの実(写真上左)、トチノキの冬芽(写真上右)、ナンテンの実、シオデの実、ソヨゴの実、ゴンズイの実、ムラサキシキブの実、ジョロウグモ等。
11月27日、横浜市緑区梅田川
昨日は一日中雨で気温も低く、まさに氷雨であった。雨をもたらした低気圧は北海道沖で発達し、今日はいわゆる西高東低の冬型の気圧配置となった。そんな訳で、雲一つない真っ青な空で北風が強く、撮影は手古摺るなあと思ったものの、雨の翌日は暗い場所には行きたくないので梅田川周辺を散策した。しかし、被写体は極端に少なくて、まずは植木屋さんの畑に植栽されているナンテンの実を撮った。同所にはロウヤガキやマメガキの実も見られたが絵にならず、しからばカラスザンショウの葉痕でも撮って散策記アップにこぎ着けようと探したが、まだ完全には葉が落ちてなくて良い顔は無かった。やはり今日は万事休すかなと車に戻る途中、オオカマキリの卵のうを見つけて青空バックで撮影し、どうにかこうにか2枚の写真を得る事が出来た。
<今日見られた主なもの>花/コセンダングサ、ノゲシ等。蝶/キタテハ、ヤマトシジミ等。昆虫/オオカマキリの卵のう(写真上右)、アキアカネ等。鳥/ジョウビタキの雌等。その他/ナンテンの実(写真上左)、ムラサキシキブの実、ツルウメモドキの実、シオデの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実等。
11月25日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は例によって鴨志田町で半ラーメン半チャーハンセットを食べ、下市ヶ尾の田んぼにて昼寝をした後に、新治市民の森の鎌立奥のカワセミの池へ行った。すると、ヒゲ爺、シメ兄、K2爺、ネジ兄、看護姫等がいてとても賑やかであったが、ついさっきまでサービスがとても良かったというカワセミは現れず、皆さんを見送った後に、またしても旭谷戸へ転戦となった。途中、無農薬有機栽培のSさんの畑にジョウビタキの雄がいて嬉しくなった。その後、旭谷戸奥まで行ったが、農作業の方や散策の方が多くて、いつも見られるジョウビタキの雌は見られなかった。しかし、車に戻る途中の新治小学校教員駐車場前の畑に、ジョウビタキの雌がお待ちかねであった。もう良いよという位に様々なポーズをとってくれて、「ありがとさん」とお別れを言って引き上げた。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、シジュウカラ、ヤマガラ、モズの雄、シメ、ハクセキレイ、スズメ、ハイタカ等。
11月25日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
何処へ行っても被写体に事欠かない季節は終了したが、それでも成果が上がってる早野の里へまた行った。まずは例によってジャコウアゲハの蛹を撮影したが、ウマノスズクサにまだ幼虫がいたのには驚いた。次にコバノガマズミの実を撮影していると、鳥撮りのカメラマン等がマヒワがたくさんいると大騒ぎであった。ハンノキの実を食べに30羽程が群がっていた。その後、いつものコースで一回りしたが、これといったものには出合わなかったが、車に戻る途中の池を囲っている木製の手摺に、オジロアシナガゾウムシ、クヌギカメムシ、ハラビロカマキリがいた。そこで、11月はまだ登場させていないハラビロカマキリを真正面から撮影した。カマキリは有名女子高の眼鏡をかけた女教師の様で好きになれないが、被写体不足なので「まあ、いいかにな」という訳である。
<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、セイタカアワダチソウ等。蝶/ジャコウアゲハの蛹、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/ハラビロカマキリ(写真上左)、オジロアシナガゾウムシ、クヌギカメムシ等。鳥/ジョウビタキの雄、マヒワ等。その他/コバノガマズミの実(写真上右)、ガマズミの実、ツルウメモドキの実、ノイバラの実、ムラサキシキブの実、スイカズラの実、ピラカンサの実、ジョロウグモ等。
11月24日、神奈川県大和市泉の森公園
一昨日の大腸内視鏡検査は、専用の下剤1.8リットルを2回に分け時間をおいて飲んだ以外は、これといった不快も無く終了した。結果は、ポリープも潰瘍も無く綺麗な大腸という事でほっとした。そして今日は待ちに待った道端自然観察会。しかし、冬場の観察会は気候が良い時に比べると快適とは言い難く成果も少ない。それでも8名もの方が集まって散策を開始した。まずは「しらかしの池」へ寄ったが、オナガガモが新たに加わり、カワセミの雄も現れてくれた。次にヤマグワの葉に集合しているムラサキツバメを見に行ったが、それほど多くは無かったものの羽を開いて歓迎してくれた。午後からは「ふれあいの森」まで行ったが、途中のイチジクの木には例年通りたくさんのキボシカミキリが居たものの、クヌギの幹でのクヌギカメムシの産卵は見られなかった。
<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、タイワンホトトギス等。蝶/ムラサキツバメ等。昆虫/キボシカミキリ、クヌギカメムシ、テントウムシ、アキアカネ、ツマグロオオヨコバイ等。鳥/ホシハジロの雄(写真上左)、キンクロハジロの雄(写真上右)、コガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、バン、カワセミの雄、マヒワ、ジョウビタキ、メジロ、エナガ、オナガ、シジュウカラ、オオカワラヒワ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、シメ、カケス、ワカケホンセイインコ、キセキレイ、コサギ、アオサギ等。その他/イイギリの実、ムクの実、ムラサキシキブの実等。
11月21日、横浜市港北区新吉田町
明日はあんまり受けたくないのだが勧められて久しぶりの大腸内視鏡検査で、明後日は雨のようだから、しばし散策は出来ない。そんな訳で、近頃他所に比べると成果が上がる至近距離の新吉田町へ行った。まずは例によって植木屋さんのセイヨウカマツカの実を写し、丘の上の農道脇に見られるアオツヅラフジの実を撮りに行った。すると絵になるように垂れ下がっていて嬉しくなった。ネットで調べてみると、木防己(モクボウイ)と呼ばれる薬草なのだそうである。その後、実ではないものをと探し続けたが、ツチイナゴやナガコガネグモを見つけたもののバックが悪く、窮余の一策でクサギの葉痕を撮って、これでジ・エンドかなと思われたが、日当たりの良い雑木林の小道にコウヤボウキがたくさん咲いていた。まこと花期が長い花だなあと驚いた。
<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ(写真上右)、クコ、ノゲシ、ハキダメギク、コセンダングサ、イヌタデ等。蝶/キチョウ等。昆虫/ツチイナゴ、アキアカネ等。鳥/ジョウビタキの雌、スズメ等。その他/アオツヅラフジの実(写真上左)、マユミの実、ヒヨドリジョウゴの実、カラスウリの実、セイヨウカマツカの実、ナガコガネグモ、ジョロウグモ等。
11月20日(午後)、横浜市緑区恩田川
このところ水分摂取量が減って、330mlのドクダミ茶だけでほぼ足りるが、ドクダミ茶だけではノーサンキューなので、アルカリイオン水を少々持参している。そんな訳でペットボトルの水の残量がまだたくさんあったので、スーパー「つるかめ」にて297円の「お好み弁当」を買って食べた。まこと財布にもとてもヘルシーである。その後、気温が高いから快適な昼寝の後に田んぼ巡りを開始し、何もいなければ早野の里までと思ったら、横浜線に隣接する田んぼにモズの雄がいて、恩田川を越えるとチョウゲンボウが見られた。チョウゲンボウはこの場所が気に入ったらしく最近確実に見られるが、竹の棒の先に止まった時は勿論、電線や石垣等に止まった時でも近づくと逃げてしまう。しかし、辛抱の甲斐あって、どうにかこうにか証拠写真は撮れてほっとした。
<今日見られた主なもの>鳥/チョウゲンボウ(写真上左)、モズの雄(写真上右)、ハクセキレイ、ハシブトガラス等。
11月20日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園
雨や曇りだと気温がグーンと下がるが、晴天で風が無いと気温が高い小春日和。そんな訳で、朝晩はかなり寒いから、着るものの調整が日替わりメニューとなっている。今日は朝から気温が高くて風も無く散策日和となったが、一般撮影機材では被写体不足。そこで、少なくともツルウメモドキの実とオニグルミの葉痕は撮れる筈と横浜動物の森公園へ行った。散策を開始していつものように昆虫横丁へ入ったが寒々しく、梅田川の方へ降りて行って予定通りツルウメモドキの実とオニグルミの葉痕をカメラに納め、水車が回るOさん宅から戻ったが、これといった被写体には遭遇しなかった。湿地脇の雑木林の樹液は枯渇し、気温が高いにもかかわらず何も蝶は見られなかった。しかし、湿地際に咲くセイタカアワダチソウにテングチョウが吸蜜していて驚いた。
<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ、ノハラアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/テングチョウ、ムラサキシジミ等。昆虫/コバネイナゴ、オオハナアブゴ等。鳥/ガビチョウ、シジュウカラ等。その他/オニグルミの葉痕(写真上左)、ツルウメモドキの実(写真上右)、クサギの実、ノイバラの実、ムラサキシキブの実、マユミの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、サンシュユの実等。
11月19日、横浜市港北区新吉田町
今日は午後から星状神経節ブロック療法の日なので、午前中のみ至近距離での散策となる。しかし、午前9時頃より雨が落ちて来たので、無理かなあと思ったら、10時になったら止んだ。そこで予定通り新吉田町へ行った。散策時間がかなり減ったので、まずは植木屋さんの畑のセイヨウカマツカの実を撮り、小道脇に垂れ下がっていたエビヅルの実も追加した。早くも2枚の写真を確保し、元庄屋さん宅の方へ降りて行ったが、草原のコセンダングサの花の上にヤマトシジミが凍えていたので簡単に撮影出来た。ベニシジミやウラナミシジミ等も良く見られるが、コセンダングサの花はとても止まり易いのだろう。その後、足早に一回りして車に戻ったが、途中、マユミの実がたわわに実っていたので嬉しくなった。今日のコースは、まこと木の実ロードやなあとほくそ笑んだ。
<今日見られた主なもの>花/タイアザミ、ハキダメギク、コセンダングサ、イヌタデ、シロダモ等。蝶/ヤマトシジミ(写真上右)等。昆虫/ハラビロカマキリ等。その他/マユミの実(写真上左)、シロダモの実、エビヅルの実、ヒヨドリジョウゴの実、カラスウリの実、セイヨウカマツカの実、アオツツラフジの実等。
11月18日(午後)、東京都町田市薬師池公園
午後からは風が強くなるという予報だったので、田んぼでの鳥撮りは出来ない。こんな時は風に強い泉の森公園か薬師池公園しかないが、早野の里からは薬師池公園が断然近いので、すき家の牛皿定食を食べ、田んぼで健康昼寝の後に行った。まずはまだ開催中のS15さん等の写真展会場に顔をだしたら、織姫さん、ねこままさん、オカピさん、まいたにさん、zamamedakaさん等、本当にたくさんの方々来てくれたと喜色満面であった。薬師池公園はモミジが紅葉して美しく、その枝に止まるカワセミを撮ろうとたくさんのカメラマンが集結していた。ちなみにコスモスに止まるノビタキを野鳥カメラマンの間では「コスノビ」と呼ぶが、紅葉したモミジに止まるカワセミは「モミカワ」と呼ばれている。そんな訳で、薬師池公園は今の時期の人気スポットとなる。
<今日見られた主なもの>鳥/スズガモの雌?(写真上左)、カワセミの雌(写真上右)、キンクロハジロ、カイツブリ等。
11月18日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
昨日は天気予報通り午前9時頃より雨となり一日中降り続いたから、散策は出来ずに良い休養となった。今日は雲一つない快晴で、何処へ行こうかなあと考えたが、少なくともジャコウアゲハとコバノガマズミの実は撮れる筈と、またしても早野の里へ行った。まずはジャコウアゲハの蛹をカメラに納めたが、これで合計3個見つけた事になる。次にコバノガマズミの実が綺麗に撮れて満足し、ハンノキ林の方へ行くと、栽培ナメコが昨日の雨で美味しそうに成長していた。また、羽化したばかりのヒメヤママユを見つけて、またしてもジャコウアゲハの蛹とコバノガマズミの実は次回にとっておくこととなった。今の時期にヒメヤママユやウスタビガは羽化するが、ほとんど飛ばずに交尾し産卵して世代を終える。それにしてもその割には美しく大きな羽だなあと不思議に思った。
<今日見られた主なもの>花/セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/ジャコウアゲハの蛹等。昆虫/ヒメヤママユ(写真上左)、クヌギカメムシ、ツチイナゴ等。キノコ/栽培ナメコ(写真上右)、ニガクリタケ等。その他/コバノガマズミの実、ガマズミの実、ノイバラの実、ヤブムラサキの実、ムラサキシキブの実、カラスウリの実等。
11月16日、横浜市鶴見区三ッ池公園
待ちに待った三ッ池公園の駐車場の無料期間が始まった。来年の3月15日までの平日は無料となる。そんな訳で、野鳥の偵察も兼ねて、今日は一般撮影機材で散策した。まずはエノキタケが良く生えるポイントへ行ってみたが、切り株からヒラタケがぽつんと一本生えていた。食べるととても美味しいキノコである。しかし、どう撮っても絵にならないのだが、貧果必至だから日中シンクロにてカメラに納めた。次にコリア庭園へ行ったが、ノコンギク、イソギク、コウテイダリア、メギの実等見られた。また、ジョウビタキの雌が飛んでいる昆虫を捕食していた。その後、カモの飛来状況を見ながら一周したが、この池の名物たるハシビロガモの姿は見られなかった。また、期待しているユリカモメはたったの3羽で、今後の飛来を待つしかないなあと苦笑した。
<今日見られた主なもの>花/シャクチリソバ、タイアザミ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、クコ等。蝶/キチョウ、ウラナミシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ヒメヒラタアブ等。鳥/ジョウビタキ、モズ、スズメ、ユリカモメ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ等。キノコ/ヒラタケ(写真上右)等。その他/メギの実(写真上左)、ゴンズイの実、マユミの実、ピラカンサの実等。
11月15日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は、一昨日の吉野家で50円の割引券を貰ったし、(仮称)246の森から至近の蕎麦も食べられる吉野家へ行った。こう寒くなって来ると笊蕎麦はチョットネーなので、ミニたぬき蕎麦とミニ天丼セットを食べた。朝は冷え込んだが昼寝の時間はとても暖かく、短時間だがぐっすり眠って新治市民の森へ行った。鎌立奥のカワセミの池に行く途中、最奥に住むSさんに会ったが、今朝は霜が降り薄氷が張ったという。そんな訳でもなかろうが、カワセミは見られず、もちろんウソ、マヒワ、ベニマシコ等も見られなかった。そこで例によって旭谷戸へ転戦すると、今日もジョウビタキの雌がお相手をしてくれた。鎌立谷戸や梅田川遊水池にもジョウビタキの雌がいるので、今年の新治には雄が近づけないのかもしれないなあと苦笑した。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上)、カケス、モズ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、カシラダカ、スズメ、ホシハジロ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハシブトガラス等。
11月15日(午前)、横浜市緑区長津田町(仮称)246の森
こう寒くなって来ると、マクロレンズ装着のカメラでの被写体はとても少なくなる。やはり野鳥撮影の季節に入った訳なのだが、鳥もトール花虫だから、一日中デジスコ担いで散策する気にはなれない。もっと後一か月半で、この「みちばた散策記」は終了となるから、来年からはHPアップの為に2枚の写真を撮らねばならないというプレッシャーからは解放される。まあそんな訳で、本日も貧果必至だったが、ガマズミの実は撮れる筈と長津田町の(仮称)246の森へ行った。思惑通りにガマズミの実は綺麗に撮れたが、その後が続かない。蝶を除く昆虫はツチイナゴとマルカメムシを見つけただけで、野の花も本当に少なくなった。そこで苦肉の奥の手でカキの葉痕を撮った。笑っているような顔つきなので「笑みちゃん」とも呼ばれるが、やはりカッキー君ですよね。
<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、ハキダメギク、ノゲシ等。蝶/ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ウラナミシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/ツチイナゴ、マルカメムシ等。その他/カキの葉痕(写真上左)、ガマズミの実(写真上右)、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、マユミの実、ムラサキシキブの実等。
11月14日(午後)、東京都町田市薬師池公園
昼食は最近見つけた500円のラーメンが食べたくなったので、鴨志田町まで戻った。太麺豚骨味が主流となっているラーメン界で、細麺醤油味はまこと貴重である。少年マガジンが50円で、当ったり前田のクラッカーのCMが流行っていた頃、ラーメンは35円であったが、その頃はみな細麺醤油味だった。それにしても、ラーメン程バラエティーに富んで進化した食べ物はないなあと苦笑した。今日も短時間の昼寝の後に薬師池公園の写真会場に行くと、S15さん夫婦や久しぶりの龍之介がいて、様々な秀作を拝見する事が出来た。その後、公園内をデジスコにて一回りしたが、池にはキンクロハジロ、カイツブリ、カワセミが居て、雑木林にはマヒワをはじめとする小鳥が見られた。落葉樹の葉が落ちたら、今年もまた足繁く通う事になるだろう。
<今日見られた主なもの>鳥/キンクロハジロの雄(写真上左)、カイツブリ(写真上右)、カワセミ、マヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ガビチョウ等。
11月14日(午前)、東京都町田市三輪町
今日は午後から薬師池公園で開催されている友人の写真展に行くつもりなので、その途中となる三輪町へ寄った。ラジオビタミンというNHKのラジオ放送が終了して、スッピンなるものが始まってしばらく経つが、私の好みには合わないので他の局を聞くようになった。まことラジオはパーソナリティー次第である。三輪町に到着すると、まずはヒヨドリジョウゴとトキリマメの実を撮った。今年は台風があった為か、何処でも普通で厄介者のヘクソカズラの実が見られないが、ここではたくさん見られた。その後、尾根を通って日当たりの良い谷間に降りて来たが、晩秋なのに何故かナツアカネやアキアカネやマユタテアカネがいたので嬉しくなった。車に戻る途中の道ではノイバラの実がたわわに実り、ノブドウの実も美しく色づいていた。
<今日見られた主なもの>花/ノハラアザミ、ヨメナ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/アカタテハ、キタテハ、キチョウ、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ等。昆虫/ナツアカネ(写真上右)、アキアカネ、マユタテアカネ、ツマグロオオヨコバイ等。その他/ノブドウの実(写真上左)、ヒヨドリジョウゴの実、トキリマメの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、マユミの実、ヤブムラサキの実、ノイバラの実等。
11月13日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
昼食は久しぶりに吉野家へ行って牛焼肉定食を食べようと店に入ったら、一時メニューから外されていた十勝風豚焼肉定食が復活していたので嬉しくなった。あんに美味い豚焼肉定食を廃止するなんて、吉野家さんもちょいとおかしいなあと思っていたのだ。そんな訳で、とても満足して長津田町の畑で健康昼寝に入ったが、空は曇って来て寒くなり、またしても短時間の昼寝となって泉の森公園へ行った。新設されたカワセミの止まり木の右の方に止まる写真を撮りたいと思っていたのだ。その願いは3度目の正直で叶って止まってはくれたのだが、夕方で良い写真とはならなかった。また、マヒワの群れも飛んで来たが、まだ葉をつけているハンノキの実がお目当てで、枝被り葉被り、しかもちょこちょこ動くから一眼向きで、一回もシャッターは切れなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上)、マヒワ、シジュウカラ、キセキレイ、コガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモ、バン、コサギ、アオサギ等。
11月13日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
先だって旭谷戸に鳥撮りに行ったら、リュウノウギクが満開だったので、今日は迷わず新治市民の森へ行った。一般に野菊というと、ノコンギクやヨメナやユウガキクを思い浮かべるが、晩秋に雑木林の日溜りで咲くリュウノウギクが栽培種に一番近いと言う。漢字で書くと竜脳菊となり、香料の竜脳に似た香りがするので名付けられた。とは言うものの含まれる量としては樟脳の方が多いらしく、葉を揉むと独特な樟脳の香りがする。その他、リュウノウギクの咲いている小道や斜面には、ノハラアザミやヤマハッカ等がたくさん咲き残っていて、気温がぐんぐん上昇したので蝶やアブの仲間が吸蜜に訪れ、路傍に挿された竹の棒ではコバネイナゴが日向ぼっこをしていた。最後に盗掘が心配なので極秘にしている場所で、リンドウとアキノキリンソウを愛でてから車に戻った。
<今日見られた主なもの>花/リュウノウギク(写真上左)、リンドウ、ツリガネニンジン、ヤマハッカ、ワレモコウ、アキノキリンソウ、ノハラアザミ、ヨメナ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/アカタテハ、キタテハ、キチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/コバネイナゴ(写真上右)、クロウリハムシ、アキアカネ、マユタテアカネ、オオアオイトトンボ、ヒメジュウジナガカメムシ、ツマグロオオヨコバイ、チョウセンカマキリ等。その他/ガマズミの実、シオデの実、トキリマメの実、センニンソウの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実等。
11月12日、横浜市港北区新吉田町
早朝に上がるとの予報であったが、朝起きると雨が降っていた。そこで朝食後に久しぶりに布団にUターンし、11時頃に再び目覚めた。外へ出ると陽が射していて、気温はかなり高くなった。衣類は秋物から冬物にほとんど入れ替えていたが、かなりの薄着で外回りの掃除等を済ませ、バーミアンに寄って日替わりランチを食して新吉田町へ行った。まずは保険として植木屋さんの畑のセイヨウカマツカの実を撮り、庄屋さんの池に降りて行く途中、奇妙な格好のトゲナナフシや羽化したばかりのテントウムシを見つけた。テントウムシは成虫越冬だから今が羽化の最盛期のようである。その後、日陰の斜面でシロダモの雄花と実を見つけた。シロダモは雌雄別株とあるが、実が着いている枝に雌花は見当らなかった。今後注意して観察せねばならない。
<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ、ノゲシ、ハキダメギク、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、イヌタデ、シロダモ等。蝶/モンシロチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/テントウムシ(写真上右)、トゲナナフシ、シマハナアブ、オオハナアブ、ホシホウジャク等。その他/シロダモの実(写真上左)、ノブドウの実、ヘクソカズラの実、ノイパラの実、ヒヨドリジョウゴの実、カラスウリの実、セイヨウカマツカの実等。
11月11日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は、もちろん北八朔公園上の東名高速港北PAの「横浜うまいもん亭」へ行った。こう寒くなると豚汁定食も食べたいが、朝から決めていた630円のアジフライ定食を注文した。その後、恩田川の田んぼで掛け布団を被って昼寝をしたが、寒いからぐっすりと眠れず、雨が心配だから早目に新治市民の森へ行った。一昨日はカワセミに会えなかったので、「カワちゃんやーい」なのだが、今日もお留守のようなので天を仰いだ。そこでヤマガラの餌付けが始まっていて、「ニーニーニー」と懐かしの囀りが聞こえて来て立てかけてある棒に止まったので、すかさずシャッターを切った。更に、ヤマガラの楽しそうな姿に触発されたのかシジュウカラもやって来た。しかし、待てどもお目当てのカワセミは飛来せず、雨が降って来たので無念の早上りとなった。
<今日見られた主なもの>鳥/ヤマガラ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、アオゲラ、キセキレイ、カルガモ等。
11月11日(午前)、横浜市緑区北八朔公園
今日は朝からどんよりと曇っている。何処へ行こうかなあと思案したが行く当てが無い。そこで、サンシュユの実は撮れる筈と、本当に久しぶりに北八朔公園へ出かけた。まずは、夏場に大変お世話になった日陰の昆虫横丁へ行ったが、寒々しく昆虫の姿はまったくなかった。そこで、北八朔住宅に面した東名口から手摺昆虫観察をしながら降りて行ったが、チャバネアオカメムシを見つけて嬉しくなった。広場の方に降りてからも手摺昆虫観察を続けたが、何故かハラビロカマキリが2匹もいて驚いた。その他には、これといったものは見られず、実でも撮ろうとまずはコクサギを見に行ったが、まだ葉が青々としていていて、良い絵柄となる実は無かった。しかし、今日の主目的のサンシュユの実は落ちずに残っていて、素直に切り取ってカメラに納めた。
<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、イソギク、ジュウガツザクラ等。昆虫/チャバネアオカメムシ(写真上右)、ハラビロカマキリ等。その他/サンシュユの実(写真上左)、ノイバラの実、ムラサキシキブの実、コクサギの実、マユミの実、クサギの実、トキリマメの実等。その他/ワカバグモ等。
11月10日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
今日は午後から高校の同期会があるので、午前中のみ至近距離の茅ヶ崎公園へ行った。今年は中学の同窓会もあったが、みんな堅実な人生を送っていて、それに比べると私の人生は幼稚で決して褒められたものではなかった。しいて言えば、道端自然観察及び花虫撮るが私らしい人生だったなあと感ずる。まこと自分らしい充実した人生を送るのは難しい。今日は、まだ紹介していなかったハダカホウズキの実をまず撮りに行った。ここは藪蚊の巣窟だから、軽く数か所刺されてしまった。その後、一回りして土曜日だから開園している生態園内も散策したが、これといったものは見られず、車に戻る途中の手摺昆虫観察で、テントウムシ、エサキモンキツノカメムシ、ハラビロカマキリ等を、また、樹木の幹に静止しているアオマツムシの雌を見つけた。
<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ、ユウガギク、シロヨメナ、タイアザミ等。蝶/キチョウ、ムラサキシジミ、チャバネセセリ等。昆虫/アオマツムシの雌(写真上右)、テントウムシ、アキアカネ、ツマグロオオヨコバイ、エサキモンキツノカメムシ、ハラビロカマキリ等。その他/ハダカホウズキの実(写真上左)、ムラサキシキブの実等。
11月9日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
何故だか定期的に「すき家」の420円の牛皿定食を食べたくなる。牛肉はそれ程の量では無いから、身体にヘルシー、お財布にもヘルシーという訳である。その後、今日も暖かいから健康昼寝は快適で、四季の家で開催中の「風のむろさん」の写真展を覗いてから、新治市民の森へ行った。昨日、入り口にマヒワがいたし、ジョウビタキの雄雌、ベニマシコ等も入っているらしい。もしそれらがNGであっても、カワセミは撮れる筈という訳である。しかし、鎌立谷戸奥のカワセミの池で待つこと1時間、なんにも現れないので旭谷戸でも覗いて見るかなと行ってみたら、電線にスズメが止まっていて、ジョウビタキの雌がブドウ園隣の畑の鉄パイプに止まっていた。まあ珍しいものにはお目にかかれなかったしカワセミにも出会わなかったが、お楽しみはこれからという訳である。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上左)、スズメ(写真上右)、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、モズ、アオゲラ、ハクセキレイ、カルガモ等。
11月9日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
このところ写すものが少なくなったので木の実・草の実ウォッチングを続けているが、国道246号線を越えなければ見られないものがある。コバノガマズミ、ヤブムラサキ、アワブキ等の実である。今年はアワブキは不作のようだが、それ以外は早野の里や三輪町で台風が来た割にはかなり見られる。という訳で、今日はコバノガマズミの実を目的に早野の里へ行ったのだが、目的以外に木製の手摺にオジロアシナガゾウムシが2匹這もっていたり、ジャコウアゲハの蛹を見つけたり、斜面にはアキノノゲシが咲いていた。そんな訳でコバノガマズミの実も綺麗に撮れたのだが、1日に紹介しているから、アキノノゲシとオジロアシナガゾウムシを登場させる事にした。今頃見られるから成虫越冬かなと図鑑を開いて見たら、ピンポンパァーンの大正解であった。
<今日見られた主なもの>花/アキノノゲシ(写真上左)、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/ジャコウアゲハの蛹等。昆虫/オジロアシナガゾウムシ(写真上右)、サンゴジュハムシ、ナツアカネ、アキアカネ、クヌギカメムシ、ハラビロカマキリ、コカマキリ、ツチイナゴ等。その他/コバノガマズミの実、ガマズミの実、ムラサキシキブの実、ヤブムラサキの実、ツルウメモドキの実、スイカズラの実、ピラカンサの実、ゴンズイの実等。
11月8日、横浜市緑区梅田川
今日は、ゴンズイの実は確実に撮れる筈と梅田川周辺へ行った。このところ寒気は一段落したようで、かなり暖かいが、日陰の下草にはたっぷりと露が降りていた。まずは、脇目も振らずにスモモの丘へ行ってゴンズイの実を撮影した。ここは風があまり当たらないから、かなり実が残っていて嬉しくなった。しかし、中途半端な高さだったから、90ミリマクロでは遠過ぎて200ミリまでのズームレンズに付替えたが、最短撮影距離が長いからかなり手こずった。そんな訳で、ゴンズイの実だけで30分位かかってしまった。その後、ラブラドール犬に挨拶して農道へ出ると、コスモスにマヒワが来ていて種子を啄んでいた。日当たりの良い場所のクズの葉にはコフキゾウムシがいて驚いたが撮影出来ず、遊水池へ行ってダイコンソウをカメラに納めて散策は終了となった。
<今日見られた主なもの>花/ダイコンソウ(写真上左)、ノハラアザミ、ヨメナ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、ハキダメギク等。蝶/キタテハ、ヒメアカタテハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/クロウリハムシ、コフキゾウムシ、クモヘリカメムシ、ツマグロオオヨコバイ等。鳥/マヒワ等。その他/ゴンズイの実(写真上右)、アオツヅラフジの実、カラスウリの実等。
11月7日、東京都町田市三輪町
今日は寺家ふるさと村「四季の家」で開催中の第4回道端自然写真展の最終日で、午後4時から作品搬出なので、会場に至近距離の町田市三輪町へ行った。自宅を出発した時は昨日の雨が嘘の様に青空一杯であったが、国道246号線を越えたあたりからかなり曇っていた。この為、散策開始当初は日陰の下草等は濡れていたが、30分程すると陽が射して来たのでにんまりした。今日散策した場所は寺家ふるさと村から尾根を越えた北側のあたりで、寒いけど風が当たらない場所だから各種の実は台風が来たにもかかわらずたくさん実っていた。特に近場では全滅状態のマユミの実が見られ、ことによったらその実を吸汁するキバラヘリカメムシはいるかなと探してみたがいなかった。昆虫は殆ど見られなかったので、窮余の一策としてツマグロオオヨコバイをカメラに納めた。
<今日見られた主なもの>花/ヨメナ、ヤクシソウ、コウヤボウキ、ノハラアザミ、ハキダメギク、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、イヌタデ等。蝶/アカボシゴマダラの幼虫、キチョウ、ヤマトシジミ等。昆虫/ツマグロオオヨコバイ(写真上右)、アキアカネ、ヤマトシリアゲ等。鳥/ジョウビタキ等。その他/マユミの実(写真上左)、ヤブムラサキの実、ノブドウの実、ヘクソカズラの実、ノイパラの実、ヒヨドリジョウゴの実、トキリマメの実、カラスウリの実、クサギの実、ピラカンサの実等。
11月5日、横浜市都筑区東方公園周辺
今日は曇っていて寒い。もうすぐ立冬なのだから当然なのかもしれないが、11月に入ったばかりなのにと首を傾げた。何処へ行こうかと考えたが、こんなに寒いと横浜家のラーメンが恋しくなって、本店に近い東方公園周辺を散策する事にした。まずはハナミズキの実を見に行ったが、数える程しか残っていなかった。農道を歩いて行くと、山に行けば踏みつけるほど咲いているノコンギクを見つけた。だが近場では希少種、都筑区で出会うなんて特別な味わいがある。その後、農耕地の方へ降りて行ったが、イチヂクに片方の触覚が短くなったキボシカミキリがいた。歴戦の強者を彷彿させるに十分な貫禄であった。また、いつもなら枝一杯に実をつける植木屋さんのウメモドキが、まったく実をつけていないのには驚いた。初秋にやって来た台風の影響なのだろう。
<今日見られた主なもの>花/ノコンギク(写真上右)、コセンダングサ、セイタカアワダチソウ、イヌタデ、ノゲシ、クコ、ボケ、ナワシログミ等。蝶/モンシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/キボシカミキリ等。その他/ハナミズキの実(写真上左)、ムラサキシキブの実、コムラサキの実、エビヅルの実、ナンテンの実、カラスウリの実等。
11月4日(午後)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
そんな訳で昼食も昨日と同じスーパー「つるかめ」にて297円の「鮭弁当」と、マカロニサラダを買って食べた。しかし、鮭と名がついているが冷凍の鱒ではないのと思われる、ぱさぱさした味であった。鮭はやっぱり紅鮭に限る。健康昼寝は暖かいから久しぶりにノー掛け布団で、その後、昨日と同じコースで偵察したが、結局、早野の里を散策する事となった。ノビタキは見られなかったが、雑木林近くの畑にジョウビタキの雌がいて嬉しくなった。たぶん1日に観察した個体だろう。見つけた時は梅の小枝に止まっていて絵にならなかったが、きっと、立てかけられている竹の先に止まる筈と照準を合わせて待っていたら、期待通りにやって来た。その後、シラカシの梢の天辺で鳴くモズの雄も撮れて、早野の里も捨てたもんじゃないなあとほくそ笑んだ。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雌(写真上左)、モズの雄(写真上右)、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、スズメ等。
11月4日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園
今日は朝から雲一つ無い秋晴れ、東方公園裏の農道からは富士山がくっきりと見えた。とは言っても貧果が必至だったので、少なくともゴンズイの実は撮れるだろうと梅田川周辺へ向かった。しかし、ゴンズイの実はまだこれからでも撮れるが、昨日撮り逃がしたクロコノマチョウは今がタイムリミットである。そう思ったので、急遽、昨日と同じ横浜動物の森公園へと方向転換した。今日は脇目も振らずに早足で、湿地脇の樹液が出ている雑木林に行った。それから正午までの約2時間、コナラの樹液に来る蝶や昆虫と対峙したが、気温が昨日より高いからルリタテハもたくさんやって来た。クロコノマチョウの幼虫の顔は個体差があって楽しいが、成虫(蝶)の羽裏の色や紋様は、それ以上にバラエティーに富んでいる。今日は写真の様な明るい個体のものを撮影した。
<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/クロコノマチョウ(写真上左)、ルリタテハ(写真上右)、キタテハ、テングチョウ、ムラサキツバメ等。昆虫/オオスズメバチ、ベッコウバエ、ホシアシナガヤセバエ等。
11月3日(午後)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
昼食は持参しているペットボトルのお茶の残量がたくさんなので、またしてもスーパー「つるかめ」にて297円の「お好み弁当」を買って食べた。かなりの量があるからマカロニサラダや切り干し大根の煮付等は買わなかったので、お財布にもとてもヘルシーな昼食となった。その後、寒いから掛け布団を被って昼寝をし、恩田川から鶴見川の田んぼへと偵察しながら車を走らせたら、終着の早野の里になんとノビタキが2羽いて驚いた。「寒くなったから早く南の国へ旅立たなければ駄目だよう」と言いながら、デジスコで思う存分撮らせて貰った。畑に挿してある竹の棒や鉄管等にも止まったが、T字状の塩ビ管に止まっているものを紹介する。表面がつるつるしているのに良く止まれるなあと感心したが、観察していると時折り足をほんの少しだが滑らしていた。
<今日見られた主なもの>鳥/ノビタキ(写真上)、ハクセキレイ、スズメ等。
11月3日(午前)、横浜市緑区横浜動物の森公園
昨日の夕方から急に気温が低くなって、今朝起きてみると曇りだからとても寒い。そこで、かなりの厚着にて自宅を出発した。天気予報では晴れる筈だったが引き続いて曇りなので、蝶や昆虫の姿は無かろうと、まずはヤクシソウを撮影した。次に、先月13日に紹介したクサギの実がだいぶ開いていたので素直に切り取った。そんな訳で、散策開始後30分で2枚の写真がカメラに納まって、ほくそ笑んだ。昆虫横丁は何もいなかったが、今年は見られないなあと思っていたハダカホウズキの小さな株があって、真っ赤な実をつけていたので嬉しくなった。その後、樹液でクロコノマチョウを見つけたが、今日からカメラを久しぶりのペンタックスにしたのでストロボの光量調整の仕方を忘れてしまって、あたふたしていたらクロコノマチョウは飛び去ってしまった。
<今日見られた主なもの>花/ヤクシソウ(写真上左)、シロヨメナ、コウヤボウキ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/クロコノマチョウ等。昆虫/ツマグロオオヨコバイ等。その他/クサギの実(写真上右)、ヒヨドリジョウゴの実、ハダカホウズキの実、ヘクソカズラの実等。
11月2日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
11月に入ると虫より鳥の季節に突入といった感じで、一般撮影機材では何処へ行っても貧果は必至である。 そこで、少なくともハダカホウズキの実は撮れると茅ヶ崎公園へ行った。ハダカホウズキのポイントは藪蚊の巣窟で、かなり寒くなったが軽く数か所刺されてしまった。その後、毎度お馴染みの゛「野の花やーい、昆虫やーい」と散策を続けたが、ササキリが見られた位で、これといったものには出合わなかった。こうなったらまたしてもコウヤボウキかなと生態園前の緑道に降りて戻る途中、時期外れのヤマハギがちらほら咲いていた。また、久しぶりにウシカメムシにも出会って、今回もハダカホウズキの実を登場させずに済んだ。秋に入って今日は散策記アップは難しいと感ずる日々が続いているが、いつも終了間際に何かしらに救われる。
<今日見られた主なもの>花/ヤマハギ(写真上左)、コウヤボウキ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ等。蝶/アカボシゴマダラの幼虫、キチョウ、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ等。昆虫/ウシカメムシ(写真上右)、アキアカネ、ツマグロオオヨコバイ、オジロアシナガゾウムシ、ササキリ等。その他/ハダカホウズキの実、ムラサキシキブの実、シオデの実、ゴンズイの実等。
11月1日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
これといったものが無い早野の里を早めに切り上げ、寺家ふるさと村の「四季の家」のへ行った。写真展にはたくさんの方が来てくれているようで、ノートには有難いお言葉がたくさん書かれていた。また、本や写真を分けて貰いたいという方も現れたという。ほとんどが背景を選んで手振れの無いよう三脚を使用し、ぴしっと精確に撮ったものばかりだが、皆様のお褒めのお言葉は涙涙という訳である。午後からは新治市民の森へ鳥撮りに行こうと思っていたが、風がかなり強くなったので、こんな時は泉の森公園しかないと昨日に引き続いて行った。今日こそ新しい止まり木のカワセミをと期待したが、2本のある止まり木のうちの絵になる方には止まってくれなかった。しかし、この公園のカワセミは美しく、「しらかしの池」に映る黄葉をバックに撮影した。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上左)、マガモの雄(写真上右)、キセキレイ、コガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモ、カイツブリ、バン、コサギ、ハシブトガラス等。
11月1日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
今日から11月、陽は短くなり気温もかなり低くなった。年賀状の販売も始まったという。この散策記も残すところ2ヶ月となり、来年からの自由に羽ばたける日を楽しみにしているのだが、しばらくは今まで通りのペースという事で早野の里へ行った。先だっては雨が降って来たのでじゅっくり散策出来なかったから、今日こそはという訳である。まずは近場でも見られるムラサキシキブの実を撮った。ヤブムラサキに比べるとかなり小粒で色が薄紫である。その後、花か昆虫が良いなあと探したが、手摺にクヌギカメムシがかなり見られた以外、これといったものには出合わず、不本意ながらコバノガマズミの実を撮った。こちらはガマズミに比べるとかなり大きく真ん丸に近い。コバノガマズミも自宅近辺では見られないが、早野の里にはかなり生えている。
<今日見られた主なもの>花/コウヤボウキ、ノハラアザミ、タイアザミ、ヨメナ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ、ハキダメギク、イモカタバミ等。蝶/ツマグロヒョウモン、モンキチョウ、モンシロチョウ、キチョウ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ等。昆虫/アキアカネ、ツチイナゴ、ホシハラビロヘリカメムシ、クヌギカメムシ、ツマグロオオヨコバイ、サンゴジュハムシ等。鳥/ジョウビタキの雌等。キノコ/ミヤマタマゴタケ、ニガクリタケ等。その他/ムラサキシキブの実(写真上左)、コバノガマズミの実(写真上右)、ガマズミの実、ヤブムラサキの実、スイカズラの実、ヘクソカズラの実、カラスウリの実、ツルウメモドキの実、ピラカンサの実等。