12月31日、横浜市鶴見区三ッ池公園
いよいよ今日で2012年が終わる。5年間続けて来た、この「みちばた散策記」に完の字を打たねばならない。ご承知のように2003年〜2007年の5年間は「つれづれ観察記」を記して来たから、計10年間が過ぎ去ったという事になる。十年一昔と言われるが、まこと10年前はフィルムカメラで散策していたのだから驚きである。その間、父母を見送ったが、ちょいとした手術やインフルエンザに罹った位で過ごせたのは幸いであった。今日は至近距離の三ッ池公園へ行った。完の字を打つのは、やはり31日がふさわしい。昨日の雨が幸いして杭の天辺と水面との間は30cmとなり、カルガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、カワウが上っていた。そんな訳で短時間で撮影は終了し、ワルター指揮のベートーベンの第9でも聞きながら散策記を書こうと自宅に戻った。
<今日見られた主なもの>鳥/ハシビロガモの雄(写真上左)、ユリカモメ(写真上右)、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、モズ、コゲラ、カワセミ、ハクセキレイ、シジュウカラ、シロハラ、ハシブトガラス等。
12月29日、横浜市緑区横浜動物の森公園
いよいよ今年も今日を含めて後3日となった。何処へ行こうかなあと考えても、撮りたい被写体がほとんど無いから決まらない。そこでカラスザンショウの葉痕とウスタビガの空繭でも撮ろうと、久しぶりに横浜動物の森公園へ行った。棘のある木は数あるものの、カラスザンショウとハリギリが大将格で、ともに崩壊地等に逸早く侵入して来るフロンティア植物である。今日も同じ場所で両種とも見られ、カラスザンショウの葉痕は無事にカメラに納まった。次は、ウスタビガの空繭だなあと目を皿の様にして探したが、枯れ木に緑の花は着いていなかった。そこで仕方なくトキリマメの実を撮って、やっと散策記用の2枚の写真が確保出来た。この「みちばた散策記」はもうすぐ完となるが、撮るものが無いので終わるのにはまこと切りが良いなあと微笑んだ。
<今日見られた主なもの>その他/カラスザンショウの葉痕(写真上左)、トキリマメの実(写真上右)、ヒヨドリジョウゴの実、ヘクソカズラの実、ヤブランの実、マンリョウの実等。
12月28日、横浜市港北区新吉田町
今日は曇っていて、気温も相変わらず低い。年末にありがちな嫌な天気なのだが、風が無いので至近距離の新吉田町へ行った。丘の上の植木屋さんの畑へ登って行くと、ポーポーの葉痕が「撮って下さいよ」と話しかけて来たので、丁寧に撮影した。次は、実でも撮ろうとマサキの生垣を見ると、「あっかんベー」と舌を出しているが如くの実が見つかった。マサキは常緑だが、マユミやニシキギの仲間である。その後、蝶の蛹を求めて家庭菜園巡りをしたが、サンショウの近くの土止めにアゲハの蛹を見つけたものの、絵にならないので撮影は諦めた。今日は何故だかツグミが各所にいて、お仲間のシロハラも1羽観察する事が出来た。また、カケスが数羽、こちらの丘から向こうの丘へ飛翔し、独特な鳴き声が聞こえて来た。野鳥に於いても侮る事なかれの新吉田町であった。
<今日見られた主なもの>花/カンツバキ等。蝶/アゲハの蛹等。鳥/カケス、シロハラ、ツグミ、ムクドリ、スズメ、メジロ、ハシブトガラス等。その他/ポーポーの葉痕(写真上左)、マサキの実(写真上右)、ヒヨドリジョウゴの実、ヘクソカズラの実、ネズミモチの実、ガマズミの実、ノイバラの実、ナンテンの実、マンリョウの実等。
12月27日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食はバーミアンでラーメンとギョウザを食べた。この取り合わせが一番安くしかも美味なのである。中華レストランなのだから、最もポピュラーなラーメンとギョウザが安くて美味しいのは当然という訳である。その後、短時間の昼寝の後に撮影機材の試写に新治市民の森へ行った。来春から東横線が東上線と西武線に相互乗り入れとなって、明治神宮、石神井公園、光が丘公園等に一本で行かれるようになる。しかし、これらの公園は鳥までの距離が近過ぎてデジスコには不向きなのだ。そこで今日はシグマの150〜500ミリを試写したが、ISO感度を上げてシャッター速度が早ければ、かなり鮮明な写真が撮れる事が分かった。先だって試写したオリンパスE-30は高感度ではノイズが出て使い物にならなかったが、今回はニコンD300Sなので安心して感度を上げる事が出来た。
<今日見られた主なもの>鳥/ヤマガラ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ルリビタキの雌、モズ、シメ、アオジ、メジロ、スズメ、カルガモ等。
12月27日(午前)、横浜市鶴見区三ッ池公園
昨日は北風ぴーぷーで、さすがの私も散策する気が起きず、ヨドバシカメラに行った。今日も気温はかなり低いが、風が止んだからどうにかこうにか耐える事が出来た。午前中は雨が降ったから水位がまた上がって、杭の天辺と水面との距離が縮まり、カモちゃんが上がっているのではないかと三ッ池公園へ行った。しかし、池を渡る風はまだやや強くて、かなりの寒さだから陽が当たって風が遮られる場所に避難していた。こんな状態なら一般撮影機材に変えて散策しようかなとも思ったが、貧果必至なのでデジスコのまま散策を続行した。しかし、これといった野鳥がいないのでキンクロハジロと遊んでいると、ユリカモメが2羽やって来て嬉しくり、その後、数がだんだん増えて合計5羽となった。杭の上にこそ上がってくれなかったが、今季初撮りとばかりにばんばんシャッターを切った。
<今日見られた主なもの>鳥/キンクロハジロの雄(写真上左)、ユリカモメ(写真上右)、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ヤマガラ、ハシブトガラス等。
12月25日、横浜市港北区新羽町
今日は25日、被写体も少なくなったし、そろそろ「完」の字を打って、この「みちばた散策記」を終了させても良いのだが、風邪を引いたり何か用があったりしない限り年末まで続けて行こうと、久しぶりに新羽町へ出かけた。しかし、ツルウメモドキがたくさんある辺りは工事中で、作業員の方が仕事に精を出していたので横目で通り過ぎた。新羽丘陵公園の方に足を進めて、以前、ゴンズイの実がたくさん実っていたのを思い出して行ってみると、ほんの僅かだが残っていたのでカメラに納めた。その後、新羽丘陵公園内を散策したが、これといったものは無く、農耕地へ降りて行くと、何故だか畑に植栽されているウグイスカグラが数輪咲いていて驚いた。しかし、まだひねくれた様な花だったので撮影せず、なんにも巡り会わないのでアジサイの葉痕を撮って引き上げた。
<今日見られた主なもの>花/ウグイスカグラ、ノゲシ、ホトケノザ等。鳥/ツグミ等。その他/アジサイの葉痕(写真上左)、ゴンズイの実(写真上右)、ノイバラの実、ツルウメモドキの実、ナンテンの実、マンリョウの実、ヒヨドリジョウゴの実、ヘクソカズラの実等。
12月24日(午後)、東京都町田市薬師池公園
前述したように早野の里では貧果と寒さに泣いたので、昼食だけは温かいものをと、鴨志田町のラーメン屋「青龍」へ行って、半ラーメンとミニ中華丼セットを食べた。800円とお高いが、まあ仕方が無い。その後、短時間の昼寝の後に、龍之介からルリビタキ、ジョウビタキ、ソウシチョウ、オオアカゲラが出ているとの情報を貰ったので、薬師池公園へ久しぶりに行った。しかし、午前中はかなり賑やかだったとの事だが、ジョウビタキの雌が見られたのみであった。そんな訳で、池に浮かぶカイツブリやキンクロハジロ等を撮影しているとカワセミの雌がやって来た。薬師池公園名物のモミジにカワセミは終了したが、綺麗な水面をバックに丁寧に撮影した。駐車場が有料となり気楽に行けなくなったが、今季も週一ペース位で顔を出してみようと引き上げた。
<今日見られた主なもの>鳥/カイツブリ(写真上左)、カワセミの雌(写真上右)、キンクロハジロ、カルガモ、ジョウビタキの雌等。
12月24日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
今日はクリスマスイブである。私もかなり齢をとったが、その昔はサンタクロースを信じて靴下を吊るしたものである。その頃は風呂を薪で沸かしていたから小さな煙突はあったが、最近の住宅だと換気扇あたりからサンタクロースが入って来るのかもしれない。また、昨日は競馬の有馬記念。サラリーマン時代はこの頃、少ないボーナスと気温の低さに震え上がったがものだが、今日は今季一番の寒さではなかろうか。そんな訳で、ずっと被写体に恵まれて来た早野の里へ行ったが、各種の木の実は萎びたり落ちたり鳥に食べられたりして、ほとんど見られず、手摺観察でもなんにも見られずがっくり来た。そこでアオバセセリやスミナガシの食樹として著名なアワブキの冬芽と、鳥が不味くて一番最後に食べると言われるピラカンサの実を撮った。
<今日見られた主なもの>蝶/ジャコウアゲハの蛹等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/アワブキの冬芽(写真上左)、ピラカンサの実(写真上右)、コバノガマズミの実、ツルウメモドキの実、スイカズラの実等。
12月23日、横浜市港北区新吉田町
今日は天皇誕生日、陛下は心臓の手術を受けられたのだが、79歳でとてもお元気である。私なんぞ陛下に比べれば雲泥の差の楽々生活を送っているのだが、あちこちが痛くて困ったものである。今日は朝からどんよりと曇っていて寒かったが、ちょっとだけのつもりで新吉田町へ行った。今日の目的は明確で、ヒヨドリジョウゴの実と何かの葉痕という訳でポイントへ直行したが、途中、とても面白いお爺さん顔のクサギの葉痕を見つけた。クサギにはクサギカメムシが見られるし、実もカラフルで楽しませてくれる。その名の由来は小枝や葉を千切ると臭いからだとあるが、そう感じた事が無いので、一度試してみなければならない。目的のヒヨドリジョウゴの実は、周りが落葉しているから今の時期は本当に目立つ、また、いくらか萎びた実の方がクリスタルガラス風で美しい。
<今日見られた主なもの>花/ソシンロウバイ等。鳥/ジョウビタキの雌、メジロ等。その他/クサギの葉痕(写真上左)、ヒヨドリジョウゴの実(写真上右)、ノイバラの実、ツルウメモドキの実、マユミの実、アオツヅラフジの実、ナンテンの実、ネズミモチの実等。
12月22日、横浜市緑区恩田川
今日は一日中雨かなと思っていたが、久しぶりに自宅にて昼食をとった後に外へ出てみると雨が止んでいた。そこで、田んぼの舗装された農道なら、ぬかるんでいたりはしないだろうと恩田川へ行った。まず最初にモズの雌を見つけたが、良い場所に止まってくれずに恩田川を挟んで反対側の田んぼへ行こうかなあと思ったら、チョウゲンボウが現れて電線に止まった。しかし空は相変わらずの鉛色だから空をバックにした写真はNGで、背景に雑木林が入る所まで移動したら、ああ無情、遠くに飛び立ってしまった。そこでモズ狙いに徹して反対側の横浜線沿いの田んぼへ行ったが、なんと雄が2羽もいた。もちろんかなり離れた距離にいた訳だが、近づくと逃げられ、待つとやって来るを繰り返しながら、どうにかこうにか撮影出来てほっとした。
<今日見られた主なもの>鳥/モズの雄(写真上)、チョウゲンボウ、ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス等。
12月21日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
明日は天気がぐずつくようだが、今日は風も無く散策日和、とは言っても今の時期は貧果必至、そこで、なにかしらは見つかる茅ヶ崎公園へ出かけた。まずはハダカホウズキの実を見に行ったが、すっかりしなだれていたものの保険としてカメラに納めた。次に、いざという時のために撮影せずに残しておいたシオデの実を見に行ったが、こちらは皺だらけになっていた。そこで今日の本命たるクロモジの冬芽を撮りに行った。横浜動物の森公園へ行くとたくさん見られるが、近場では意外と希少種なのである。ここまでで約1時間、残りは手摺昆虫観察でもしようと生態園前へ行ったが、チャバネフユエダシャクの雌とテントウムシを見つけた。雑木林の中にはクロスジフユエダシャクの雄がひらひらと飛んでいて、フユシャク観察の季節はまだまだ続く。
<今日見られた主なもの>昆虫/テントウムシ(写真上右)、クロスジフユエダシャクの雄、チャバネフユエダシャクの雌、オオカマキリの卵のう等。鳥/エナガ、シジュウカラ、コゲラ等。その他/クロモジの冬芽(写真上左)、ハダカホウズキの実、シオデの実等。
12月20日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
最近の午前中の散策は、2枚の写真が得られると深追いせずに早目に切り上げ、ゆったりと昼食と昼寝をとる事にしているが、今日も有難い事にそのパターンとなった。近場では何処へ行っても撮りたいなあと思う野鳥もいないので、先だっては気温が高かった為か現れなかったルリビタキの雌を撮ろうと、新治市民の森へまた行った。今までの経験だと寒い日に現れる事が多いので期待したのだが、その通りになって2度も現れてくれたものの、良い場所には止まってくれなかった。カワセミは池が午前中だけだが全面氷結する日が多くなって現れず、仕方が無いので常連さんのヤマガラとシジュウカラを丁寧に撮影した。確率がかなり低いアオジ等の枝止まりも期待したが叶えられず、気温がぐんぐん下がって来たので早目の帰途についた。
<今日見られた主なもの>鳥/ヤマガラ(写真上左)、シジュウカラ(写真上右)、ルリビタキの雌、ジョウビタキの雌、カワセミ、エナガ、コゲラ、マヒワ、モズ、シメ、ヒヨドリ、ムクドリ等。
12月20日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園
北海道の陸別町では零下26度を記録したと報じられていたが、今朝もかなりの冷え込みとなった。それでも昨日と違って風がないから、自宅出発時間には寒さはかなり和らいだ。今日も、先だっての散策で見つけておいたイボタの実とアブラチャンの冬芽を撮ろうと鴨池公園へ行った。目的が明瞭だから足取りは軽く、まずはイボタのポイントへ行ったが、ああ無情、かなり伐採されていて天を仰いだが、どうにかこうにかカメラに納める事が出来た。次に、前にも記したが、伐採されたものの「ひこばえ」が伸びて来て生き残った、近場ではここでしか見られないアブラチャンの冬芽を撮った。その後、2枚の写真が撮影出来たので楽しい散策を続けたが、前回見つけたエノキタケは誰にも収穫されずに萎びていた。また、エナガが目の先至近距離に飛んで来て嬉しくなった。
<今日見られた主なもの>花/カンツバキ等。昆虫/クロスジフユエダシャク、オオカマキリの卵のう等。鳥/エナガ、シジュウカラ等。キノコ/エノキタケ、ニガクリタケ等。その他/イボタの実(写真上左)、アブラチャンの冬芽(写真上右)、トウネズミモチの実、ピラカンサの実、トキリマメの実等。
12月19日、横浜市都筑区東方公園周辺
今日は本当に寒い。気温が低いばかりでなく北風がかなり強いので尚更だ。そんな訳で、今朝の外回りの掃除は、今季一番の落ち葉の収穫となった。こうなっては何処へ行っても貧果は免れないので、先だっての散策の時にノイバラの実とセンダンの葉痕を見つけておいた東方公園及びその周辺へ行った。成長の速い樹木はかなりあるが、近場ではニワルシ、カラスザンショウ、センダンが御三家ではなかろうか。この中のニワウルシは中国からの渡来種だが、カラスザンショウとセンダンは自生種である。その昔は両種とも海岸に近い暖かい地域のみ見られたものだが、昨今の温暖化で横浜市東北部でも普通に見られるようになった。センダンの葉痕は猿顔で有名だが、まだ葉が落ちて時間が経っていないために緑の顔色での紹介となった。
<今日見られた主なもの>花/カンツバキ等。鳥/ジョウビタキの雄、モズ雌等。その他/センダンの葉痕(写真上左)、ノイバラの実(写真上右)、イボタの実、ツルウメモドキの実、ウメモドキの実、アオツヅラフジの実、ナンテンの実、ネズミモチの実等。
12月18日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
午後からは新治市民の森でのデジスコ撮影のつもりで、三ッ池公園を早目に後にしたが、途中、バーミアンに寄って日替わりランチを食べた。5%の割引券とTポイントカードで実質600円を下回る値段となるのだから、ファミレスとしてはお安い。デジスコを担いで散策を開始すると、幸先よく梅田川遊水池にカワセミの雄が見られた。ここのカワセミもサービスが良くて、長い時間のホバリングを披露してくれた。その後、例によって鎌立奥のカワセミの池へ行ったが、カワセミの姿は見られず、1時間程粘ってみたが、ルリビタキの雌も一度だに現れなかった。今日は気温が高いから、あちこちで各種の美味しい餌が見つかるのだろう。その後、旭谷戸へ転戦したが、どんよりとした曇り空に変わったからか、これといった野鳥の姿は見られなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄(写真上左)、ヤマガラ(写真上右)、モズ、メジロ、シジュウカラ、アオジ、ハクセキレイ、ムクドリ、ハシブトガラス、オオタカ等。
12月18日(午前)、横浜市鶴見区三ッ池公園
第46回衆議院選挙は下馬評通りで、なんと自民党と公明党の圧勝で終わった。やっぱり野田さんはNO田さんで、歴史には政権交代を無にした大馬鹿者と評価されることだろう。そんな惨敗の民主党員の涙の御蔭で昨日はぐずついた天気となり、またしても休養日となった。もっとも一般撮影機材で散策しても、これといった被写体はないのだから、どうってことないが、ぐずついた寒い冬はノーサンキューである。そんな訳で、今日はデジスコデーにしようと午前中は三ッ池公園へ行った。雨の日が多かったから下ノ池の水位はだいぶ上がった筈と期待したが、もう少し雨が欲しいという程度までの回復具合であった。しかし、見られる野鳥の種類は相変わらず少なく、今回もハシビロガモを狙ったが、期待した池の杭の上には上がってくれなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/ハシビロガモの雌雄(写真上左)、ハシビロガモの雄(写真上右)、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、アオサギ、カワセミ、ジョウビタキの雌、アオジ等。
12月16日、東京都町田市三輪町
今日は第46回衆議院選挙の投票日である。下馬評では自民党と公明党で過半数を超え、あのぼんぼんの安倍ちゃんが首相に復帰しそうなので、なんとなく投票に行きたくないのだが、国民の務めという事で朝の内に投票を済ませた。前回は政権交代の可能性をはらんでいて熱気が感じられたが、やっぱり野田さんはNO田さんだったのだ。昨日は一日中雨で良い休養となったが、今日は気温がぐんぐん上がって、えっ、師走なのと疑いたくなった。そんな訳で、キタテハが舞っていた。冬に入って期待を裏切らなかった三輪町だが、さすが息切れか被写体が少なく、今季他の場所では少ないトキリマメの実とムクロジの葉痕をカメラに納めた。ムクロジは子供の頃、その実の皮で石鹸遊びをした懐かしい樹木だが、意外と見られる所は少ない。
<今日見られた主なもの>蝶/キタテハ等。昆虫/クロスジフユエダシャク等。キノコ/エノキタケ等。その他/ムクロジの葉痕(写真上左)、トキリマメの実(写真上右)、ヒヨドリジョウゴの実、ヘクソカズラの実、ノイバラの実等。
12月14日、横浜市都筑区東方公園周辺
今日の午後は、来年1月の第9回里山写真クラブ作品展の打ち合わせに行かなければならないので、午前中のみ至近距離短時間の散策となった。ここ数日続けて都筑区の西側の公園を散策しているので、貧果は必至だが東方公園とその周辺へ行ってみた。まず最初に大好きなモミジバフーの葉痕をカメラに納めた。小枝にもコルク質が発達していて、少し変わった北米産の樹木である。次に柿の畑へ行ってイラガの繭を探したが、今年もあって嬉しくなった。幼虫に刺されると電撃的な痛みが走って困った存在なのだが、固い繭は冬の風物詩の一つである。また、繭の中の幼虫はタナゴ釣りの餌としても著名である。その後、いつものように農耕地へ降りて行って戻って来たが、ヒイラギが咲いていた位で、これといった被写体には巡り会わなかった。
<今日見られた主なもの>花/ヒイラギ等。昆虫/イラガの繭(写真上右)等。鳥/ジョウビタキの雌等。その他/モミジバフーの葉痕(写真上左)、エビヅルの実、マユミの実、ヒサカキの実、ヤブコウジの実、ナンテンの実、ノイバラの実、ヘクソカズラの実等。
12月13日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は、またしても東名港北PAの横濱うまいもん亭へ行き、ここでの定番である630円のアジフライ定食を食べた。これで3日連続だから、しばらく間を空ける事は言うまでも無い。その後、恩田川の田んぼで昼寝をして新治市民の森へ行った。今日はルリビタキの雌をなんとしても撮りたいと思った訳で、ポイントに腰を据えるとルリビタキの雌がすぐに様子を見に来た。しかし、良い所に止まらずに消え去って、次にまた現れた時にミズキの枝に止まってくれ、背景は今一だが今季初撮りとなった。その後、シジュウカラとヤマガラは本当にたくさん繰り返しやって来たが、ちょこまかちょこまか動きが激しくて良い写真が得られない。今日はカワセミもお留守だから万事休すかなと思われた時、アオジがやって来て棒の先に止まってくれた。
<今日見られた主なもの>鳥/ルリビタキの雌(写真上左)、アオジ(写真上右)、ジョウビタキの雌、カワセミ、シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ等。
12月13日(午前)、横浜市都筑区都筑中央公園
今まで何べんも記しているが、公園愛護会活動が盛んな為に貧果に泣く事の多い都筑中央公園だが、都筑区の西側の公園及び緑道を散策し続けているので、行かないのも片手落ちと思い出かけてみた。とは言っても、野鳥に関しては樹木の枝ぶりが良いので観察し易く、今後の野鳥撮影の下見も兼ねてという事でもあった。そんな訳で、まずはニセアカシアの葉痕を保険としてカメラに納めた。今までは可愛い子ちゃん系の葉痕が多かったが、ニセアカシアは角を生やした般若顔で一見の価値がある。次にまたしても保険としてガマズミの実を撮って、手摺昆虫観察に励んだが、とっても気温が低い朝だったからか、数種の小さな蜘蛛以外にこれといったものは見られなかった。鳥ではアオゲラが見られ、柿の実にメジロが嘴を差し込んで食事をしていた。
<今日見られた主なもの>昆虫/クロスジフユエダシャク等。鳥/メジロ、アオゲラ等。その他/ニセアカシアの葉痕(写真上左)、ガマズミの実(写真上右)、ムラサキシキブの実、イボタの実等。
12月12日(午後)、東京都多摩市豊ヶ丘南公園
昼食は昨日に引き続いて東名港北PAの横濱うまいもん亭へ行き、550円の豚汁定食を食べた。豚汁、冷奴、生卵、海苔、漬物、ご飯で、この値段なのだから嬉しい限りである。その後、下谷本町の田んぼで昼寝をし、マガモの雄を撮りたくなったので多摩市の豊ヶ丘南公園へ行った。日本に飛来するカモの種類は多いが、なんといっても馴染み深いのは、マガモ、コガモ、カルガモである。カモなんだから食べるとみんな同じ味ではと思うのだが、その道の通に言わせると、マガモが一番美味しいのだそうである。また、マガモの頭部の緑色は晴れている時にこそ輝いて綺麗なので、今日の様な晴天は大歓迎である。久しぶりの豊ヶ丘南公園だが、ひそかに期待した珍しいカモは入ってはいなかったが、マガモとオナガガモが何処よりもたくさん見られた。
<今日見られた主なもの>鳥/オナガガモの雄(写真上左)、マガモの雄(写真上右)、カルガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ハクセキレイ等。
12月12日(午前)、横浜市都筑区鴨池公園
昨日一昨日と都筑区の公園巡りが続いたので、今日もまた久しぶりに鴨池公園へ行った。まず最初に寒々しい昆虫の谷へ寄ってみたが、もちろん昆虫の姿は見られなかったものの、ノササゲの実がたくさんぶら下がっていた。また、カキの大木の切り株にエノキタケが爆生していたが、地面近くで絵にならないから撮影は諦めた。味噌汁に入れたら美味いだろうなあと思ったのだが、荷物になるのでこれまた諦めた。次に、毎年ここで撮影しているアキニレの葉痕を撮りに行った。帽子を被った少年顔でとっても可愛い。そんな訳で早くも2枚の写真が撮れたので池の方へ行ってみたが、カルガモばかりで他のカモ類は見られなかった。また、伐採されて心配していたアブラチャンは、ひこばえで生き残り、かなりの花芽をつけていたので嬉しくなった。
<今日見られた主なもの>昆虫/クロスジフユエダシャク、ツマグロオオヨコバイ等。キノコ/エノキタケ等。その他/アキニレの葉痕(写真上左)、ノササゲの実(写真上右)、コムラサキの実、イボタの実、ピラカンサの実等。
12月11日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は、東名港北PAの横濱うまいもん亭でアジフライ定食でも食べようと思ったのだが、メニューを見ていて肉野菜炒め定食に急遽変更した。その後、恩田川の田んぼで昼寝をしたが、衆議院選の宣伝カーに起こされてしまった。午後は何処へ行こうか、池のカモともしばらくご無沙汰だなあ、雑木林の小鳥も撮りたいなあ等と思ったが、行くのが面倒だし、まだ完全には葉が落ちていないしなあ等と考え、またしても新治市民の森へ行った。まずは例によって鎌立奥のカワセミ池を見回ったが、相変わらず落ち葉で池は汚く、目的のルリビタキの雌は絵になる所に止まってくれないので、仕方なしに旭谷戸へ転戦した。今日はジョウビタキの雄を鎌立谷戸のSさんの畑と旭谷戸で見つけ、何処かに追い払われてしまったと思ったジョウビタキの雌を、新治小学校で撮影した。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、ジョウビタキの雌(写真上右)、カワセミ、ルリビタキの雌、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ヒヨドリ等。
12月11日(午前)、横浜市都筑区葛ヶ谷公園
今日も、先だっての東高根森林公園で見られたが、良い写真が得られなかったキハダの葉痕を撮ろうと、久しぶりに葛ヶ谷公園へ行った。野鳥が何処かで食べて、ここで糞をしたためなのか、幼木がなんと4本も同じ場所に生えている。まこと嬉しい限りなのだが、手入れがされている訳では無いので、他の樹種との競争に負けて今後何本かは枯れてしまいそうである。それでも鼻の大きな奥さん顔をカメラに納め、他になにかないかなあと散策を続けると、ウバユリの実殻を見つけた。寺家ふるさと村へ行くとたくさん見られるが、近場でのウバユリは貴重である。この公園は面積こそ狭いものの手入れが適当で、思わぬ植物があって驚かされる。その後、大原みねみち公園まで行ったが、クロスジフユエダシャクが地面から湧いて来るが如くにたくさん見られた。
<今日見られた主なもの>昆虫/クロスジフユエダシャク、クヌギカメムシ等。その他/キハダの葉痕(写真上左)、ウバユリの実殻(写真上右)、マユミの実、ムラサキシキブの実、イボタの実、ピラカンサの実、トキリマメの実等。
12月10日、横浜市都筑区茅ヶ崎公園
今朝は本当に冷え込んだ。茅ヶ崎公園へ行く途中、新吉田町の農耕地帯を通るが、霜が真っ白に降りていた。いよいよ本格的な冬がやって来たなあと実感させられたのは言うまでも無い。先だっての東高根森林公園の観察会で、葉が霜で枯れたハダカホウズキの実が綺麗だったので、まずはカメラにしっかり納めようとポイントへ行った。まだ実が萎びる少し前で、今が撮り頃なので嬉しくなった。次にエノキタケでも生えていないかと探したが、キノコ類は全く見られなかった。こうなってはウスタビガの空繭やイラガの繭だなあと探してみたものの、見つかったのはハラビロカマキリの卵のうだけだった。最後に、ほんの少しあるが馬鹿にならない手摺昆虫観察を試みたら、羽が全く無く特異な模様のチャバネフユエダシャクの雌やテントウムシが這っていた。
<今日見られた主なもの>昆虫/チャバネフユエダシャクの雌(写真上右)、テントウムシ、トビナナフシ、ハラビロカマキリの卵のう等。その他/ハダカホウズキの実(写真上左)、ゴンズイの実、ガマズミの実、ムラサキシキブの実、シオデの実等。
12月9日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食はN仙人と連れ立って鴨志田町のラーメン屋へ行って、ミニ中華丼半ラーメンセットを食べ、N仙人を送り返してから田んぼにて昼寝を貪ったものの、寒いから短時間で起きてしまった。健康昼寝は5月とか10月とかがベストシーズンだなあと苦笑して新治市民の森へ行った。例によって鎌立奥のカワセミ池へ行ったが、木枯らしが吹いたから水面には枯葉が落ちていて汚く、これといった鳥も相手にしてくれなかったので、旭谷戸へ転戦した。途中、Sさんの畑でジョウビタキの雄を撮影したから、旭谷戸で雌を撮ろうとポイントへ行ったら雄が占拠していて、どうやら新治市民の森のジョウビタキの雌は何処かに追いやられてしまったようである。帰りがけに旧奥津邸前に新設された遊水池を覗いたら、カワセミの雄がこちらにやって来ていて嬉しくなった。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上左)、カワセミの雄(写真上右)、モズ、キクイタダキ、アオジ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、ヒヨドリ等。
12月9日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
天気予報では、今日からもの凄く寒くなるとの事だったが、風は強いもののもの凄く寒くは無かった。しかし、何処へ行っても貧果は必至なので、成果の上がる早野の里へ行った。まずは例によってジャコウアゲハの蛹を撮影したが、今日は手摺にぶら下がっているものを、日中シンクロにてカメラに納めた。同手摺にはクヌギカメムシもかなり見られたが、じっとしているものは少なくって撮影出来なかった。そんな訳で農耕地へ降りて行って、前からノミネートしていたツルウメモドキの実を撮影した。その後、ハンノキ林の手摺も丹念に探したが、これといったものは見られず、早上りして寺家ふるさと村の四季の家に顔を出したら、N仙人が居て驚いた。「キノコはなんにもないもの」との事であったが、これからしばらくキノコ屋さんはどのようして過ごすのだろう。
<今日見られた主なもの>蝶/ジャコウアゲハの蛹(写真上右)等。昆虫/クヌギカメムシ等。その他/ツルウメモドキの実(写真上左)、ノイバラの実、ヤブムラサキの実、ガマズミの実、ムラサキシキブの実、ピラカンサの実、カラスウリの実等。
12月8日、神奈川県川崎市宮前区東高根森林公園
今日は待ちに待った道端自然観察会の日である。こう寒くなって来ると昆虫の姿はほとんど無くなるが、東高根森林公園の手摺にはかなりの昆虫が見られる。天候は晴れで気温も上がり、ただ風が強かったから心配したが、窪地の為に快適な散策となった。散策当初は手摺に昆虫の姿が少なく心配したが、何しろ11人も鍛えられた虫目だから、時間が経つにつれてどんどん見つかった。まずは人気のコミミズクの幼虫がいて、羽の退化したチャバネフユエダシャク等の雌もかなり見つかった。後はウシカメムシが見たいとの声が上がったら、遠くから「いたよー!」と今日のインストラクターのMさんの声がする。みんな駆け寄ると独特な格好のウシカメムシが静止していた。散策が終わるとティー忘年会を催し、「今年も良かったね」で終わった事は言うまでも無い。
<今日見られた主なもの>蝶/ヒメアカタテハ、ウラギンシジミ等。昆虫/コミミズクの幼虫(写真上右)、クロスジフユエダシャク、チャバネフユエダシャク、テントウムシ、キイロテントウ、ウスキホシテントウ、クサギカメムシ、ウシカメムシ、オンブバッタ等。鳥/ヒガラ、シジュウカラ、コゲラ、ツグミ等。その他/カツラの葉痕(写真上左)、ハダカホウズキの実等。
12月7日、横浜市緑区北八朔公園
今日も晴れて風が無く気温も上がって散策日和、しかし、撮るものが無い。そこで、サンシュユの実とコクサギの実殻なら撮れる筈と北八朔公園へ行った。コクサギは種子を弾き出しても殻がしばらく残っているのだ。自宅近辺のフィールドでは希少種だが、低山地の渓流沿いにはたくさんあって、カラスアゲハの食樹として著名なミカン科の低木である。目的のサンシュユの実とコクサギの実殻を無事にカメラに納めたので、手摺昆虫観察もしたが、左程の成果は上がらなかった。雑木林の中にはひらひらとクロスジフユエダシャクが舞い、マンリョウの実も真っ赤に色づいていた。途中、ビデオで鳥を撮っているKさんに出会ったが、シメやツグミは食べる実が落下していないからか樹上高くで見られ、まだ地面や低い所には下りて来ないとの事であった。
<今日見られた主なもの>昆虫/クロスジフユエダシャク、オオクモヘリカメムシ、テントウムシ、キイロテントウ等。鳥/ジョウビタキの雌等。その他/コクサギの実殻(写真上左)、マンリョウの実(写真上右)、マユミの実、トキリマメの実、サンシュユの実等。
12月6日(午後)、神奈川県大和市泉の森公園
昼食は、昨日の「なか卯」で鳥の唐揚げ割引券を貰ったので、今日も引き続いて「なか卯」にて、カレー、鳥の唐揚げ5個、お新香を食べた。その後、長津田町の丘の上の畑で昼寝を貪った後に、風が強い時の避難場所である泉の森公園へ行った。まずは野鳥観察デッキの上の方へシメを探しに行ったが見られず、「しらかしの池」へ戻って来たが、見られるカモの種類は相変わらずで、「ふれあいの森」まで行ってみたが、期待したマヒワやジョウビタキは見られなかった。気温が高目だから散策者も多く、窪地といえどもやや風があるから、これでは鳥も寄り付かないわなと苦笑した。そこで、「しらかしの池」へ戻って、なんでも良いから散策記用に2枚の写真をと思っていたら、池の杭にヒドリガモの雄が上がり、カワセミの止まり木にキセキレイがやって来た。
<今日見られた主なもの>鳥/ヒドリガモの雄(写真上左)、キセキレイ(写真上右)、カケス、シジュウカラ、バン、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、カイツブリ、コサギ、アオサギ等。
12月6日(午前)、横浜市緑区新治市民の森
発達した低気圧の影響で関東地方もかなり荒れるかなと思ったが、夜中に少し雨が降って風が強かったようだが、大した事がなくてほっとした。それでもかなりの風が残っていて、何処へ行っても被写体ぶれで快適な撮影は無理だろうと思われた。そこで、比較的風が無さそうな新治市民のも森の鎌立ての奥と池ぶち広場のみの散策と決めて出かけた。風は南西の為か気温はかなり高くて、昆虫では、アキアカネ、キボシカミキリ、コバネイナゴが見られた。それにしても、特にキボシカミキリの頑張りには毎年驚かされる。実では、カワセミの池で鳥を撮影している時に綺麗だなあと思っていたノイバラの実をカメラに納め、池ぶち広場でニワトコの葉痕を撮影した。更に、奥まで行ってみるとぽかぽかで、コセンダングサにキチョウが2頭もやって来ていた。
<今日見られた主なもの>花/セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。蝶/キチョウ等。昆虫/クロスジフユエダシャク、アキアカネ、キボシカミキリ、コバネイナゴ等。鳥/カワセミ、ルリビタキの雌等。その他/ノイバラの実(写真上左)、ニワトコの葉痕(写真上右)等。
12月5日(午後)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
昼食は、わざわざ上川井の「なか卯」まで行って、ミニ親子丼、ミニうどん、お新香を注文して食べ、恩田川の田んぼに戻って昼寝をした。その後、恩田川、鶴見川の各田んぼをパトロールしながら、結局は早野の里へ辿り着いた。先だってマヒワの群れを観察したので期待したのだが見られず、常連さんのハクセキレイやモズをカメラに納めていると、寺家ふるさと村に出没する自転車Kさんに会った。有り難い事にウソが出ているとの情報を頂いて、ポイントまで行ってみると、ウソは合計5羽程いて、ウメやサクラの芽を食べていた。しかし、かなり頑張ったが小枝被りばかりで、すかっとした絵柄の写真を得られぬ前に飛び去られてしまった。今季はウソがあちこちで見られて話題になっていたが、良い写真こそ得られなかったものの、やっと今季初見となった。
<今日見られた主なもの>鳥/ハクセキレイ(写真上左)、モズの雄(写真上右)、ウソ、メジロ、シジュウカラ等。
12月5日(午前)、横浜市緑区梅田川
今日は朝から晴れで、なんだか久しぶりのように感じてしまう。まこと冬は太陽の光が有難い。しかし、これから日本海で急速に低気圧が発達して全国的に風が強くなり、東北地方以北では猛烈な吹雪が予想されている。そんな訳で、束の間の散策日和とばかりに午前中は梅田川周辺を散策した。まずは三保念珠坂公園へ行って手摺昆虫観察をしたものの、種名の分からぬ甲虫やハエトリグモの仲間がいた位であった。そこで、もう少し歩みを進めてオニグルミの冬芽を撮影した。その後、Uターンして遊水池を通り過ぎスモモの丘へ登ってゴンズイの実をカメラに納め、昼寝をしているラブラドール犬を起こして、梅田川沿いにメダカ広場まで行った。途中、バードウォッチングの催しがなされていて、30名程の団体さんに遭遇した。冬鳥30種を見るのだという。
<今日見られた主なもの>花/ワレモコウ、セイタカアワダチソウ等。蝶/キタテハ等。昆虫/テントウムシ、オオカマキリの卵のう等。鳥/ジョウビタキの雄等。その他/オニグルミの冬芽(写真上左)、ゴンズイの実(写真上右)、ツルウメモドキの実、サンシュユの実、ピラカンサの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実等。
12月4日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
今年は冬鳥の飛来が多く、特に、マヒワ、ウソ、キクイタダキ、コガラ等の情報が届いているが、今日も一昨日に引き続いて新治市民の森へ行った。マヒワは群れで移動していて、近場では偶然の出会いが多く、狙って撮れる鳥では無い。また、ウソは見つけたとしても背景がすかっと抜けた写真を撮る事が難しい。そんな訳で、前回は赤褐色のジョウビタキの雄を紹介したので、青色の鳥、カワセミを登場させたいなあと思ったのである。鎌立奥のカワセミ池に行くと、カメラマンは一人も居なかったが、カワセミの雄の幼鳥が待っていた。しかし、サービスが悪くて、良い絵柄となる止まり木には一度も来てくれなかった。また、ヤマガラやシジュウカラは多く、周辺ではカシラダカもかなりの数が見られた。帰りがけにジョウビタキを探したが、どういう訳か雄も雌も見られなかった。
<今日見られた主なもの>鳥/カワセミの雄の幼鳥(写真上左)、ヤマガラ(写真上右)、シジュウカラ、カシラダカ等。
12月4日(午前)、横浜市緑区三保市民の森
今日は気温こそ高めだが昨日に続いての曇り日、このところ天気がぐずつく事が多い。サラリーマン時代、ボーナス支給を前にしての12月の暗く冷たい天候不順は、懐まで凍えるような気持になったものである。また今日は衆議院選挙の公示日、16日の投票日まで激しい選挙戦が繰り広げられるが、どうなることやら興味深々である。そんな訳で巷は熱そうだが、フィールドは寒々しく、久しぶりに三保市民の森へ行った。散策を開始すると各種の実が出迎えてくれたが、まずはオニグルミの葉痕を見に行った。しかし、まだ先端部分に葉が残っていて、くっきりとした羊顔はほんの少しであった。その後、三保平へ行ってから谷道へと歩みを進めたが、相変わらず被写体は各種の実程度の貧果であったものの、最後に手摺でウシカメムシを発見して慎重にカメラに納めた。
<今日見られた主なもの>昆虫/ウシカメムシ(写真上右)等。その他/アマチャヅルの実(写真上左)、ガマズミの実、マユミの実、クサギの実、サルトリイバラの実、マンリョウの実、トキリマメの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実、ヒヨドリジョウゴの実、ワカバグモ、ジョロウグモ等。
12月3日、横浜市港北区新吉田町
さすが12月、今日は曇りで朝からとても寒い。今年は残暑が強烈で長かったし、寒さも早くやって来たから、秋がとても短く感じられる。今日の様などんよりと暗く寒い日は、散策などもってのほかだが、昼食前の1時間ほど新吉田町へ行ってみた。目的は植木屋さんの畑のセイヨウカマツカの実で、ブルーベリーの紅葉をバックに撮影した。小道を挟んだ反対側にはエビヅルの実も残っていて、これまたカメラに納めたので、散策開始後10分で2枚の写真を得る事が出来た。その後、旧庄屋さん宅の方へ降りて行くと、シロダモ、カラスウリ、ヒヨドリジョウゴの実が見られた。更に、違う道で車に戻る途中の丘の上で、アオツヅラフジ、ツルウメモドキ、マユミ、スイカズラの実が見られたのだから、今日のコースは、まこと木の実・草の実ウォッチングロードだなあとほほ笑んだ。
<今日見られた主なもの>花/アメリカイヌホウズキ、ノゲシ、ハキダメギク、コセンダングサ、イヌタデ等。昆虫/ハラビロカマキリの卵のう等。その他/セイヨウカマツカの実(写真上左)、エビヅルの実(写真上右)、スイカズラの実、アオツヅラフジの実、シロダモの実、ツルウメモドキの実、マユミの実、ヒヨドリジョウゴの実、カラスウリの実、ヘクソカズラの実等。
12月2日(午後)、横浜市緑区新治市民の森
昼食は久しぶりにセブンイレブンの幕の内弁当を買ったが、持参している「どくだみ茶」では弁当を食べる気が起きないので、「おーいお茶」も追加し、おやつのメロンパンも買ったが、締めて616円ととてもリーズナブルであった。健康昼寝は下市ヶ尾の田んぼでとったが、生憎曇り空となって毛布を被っても寒かった。そんな訳で早めに新治市民の森の鎌立奥のカワセミ池に行ったが、寒さの為に常連さんはK2爺と宮爺しか残っていなかった。しかし、有難い事にカワセミの幼鳥はいて、ばしばしシャッターを切る事が出来た。その後、ジョウビタキを探しに旭谷戸に転戦したが、今まで雌がいた畑に雄がいて嬉しくなった。去年はジョウビタキの飛来も少なく雄を撮るのに苦労したが、今年は早くも鮮明画像で捉える事が出来、ほくほく顔で車に戻った。
<今日見られた主なもの>鳥/ジョウビタキの雄(写真上)、モズ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ヒヨドリ、スズメ、コサギ等。
12月2日(午前)、神奈川県川崎市麻生区早野の里
今日も貧果に泣くのは嫌だなあと、成果が上がっている早野の里へ行った。まずは例によって、保険としてジャコウアゲハの蛹をカメラに納めた。昨日に比べると陽も出て暖かくなったので、池を囲む木製の手摺に何かいるかなあと思って探してみると、クヌギカメムシとアキアカネがいた。アキアカネは何も食べていないのかお腹が細くなって痛々しい姿であったが、クヌギカメムシの雌は産卵前でお腹がぷっくりと膨らんでいた。農耕地に降りて行くと、ピラカンサやツルウメモドキの実が見られ。コスモスの畑にはマヒワが30羽程見られたが、なにせ90ミリマクロレンズではどうしようもなく、帰りがけに寄ってみたが、マヒワの姿は無くなっていた。マヒワがコスモスの実を食べるとは知らなかったが、今年は多数飛来しているので食性研究にはもってこいである。
<今日見られた主なもの>花/セイタカアワダチソウ等。蝶/ジャコウアゲハの蛹等。昆虫/アキアカネ(写真上右)、クヌギカメムシ等。鳥/マヒワ等。その他/ヤブムラサキの実(写真上左)、コバノガマズミの実、ガマズミの実、ツルウメモドキの実、ノイバラの実、ムラサキシキブの実、スイカズラの実、ピラカンサの実等。
12月1日、東京都町田市三輪町
いよいよ12月に入った。今月でこの「みちばた散策記」は終了となるが、被写体が少なくなったから有終の美を飾れるかどうかは疑問である。今月は年賀状を書かねばならないし、来年1月の第9回里山写真クラブ作品展の準備もせねばならないし、更に、衆議院選挙が加わりとっても慌しい。ここに来て、大学は異なるが私と同じ農学部出身の嘉田由紀子さんが新党を立ち上げた。それを後押しした小沢一郎さんは、まこと只者ではない力ある政治家なんだなあとびっくりした。そんな訳で、今月初日は行けば何かしらが撮れる三輪町へ行った。北風がやや強く寒い曇り日なので、昆虫はまったく観察出来なかったが、各種の実は相変わらず見られた。特に秋の台風に蹴散らされて、お目にかかれなくなった普通種のヘクソカズラも、ここではたくさん実っていた。
<今日見られた主なもの>花/ベニバナボロギク(写真上左)、ノハラアザミ、ヤクシソウ、セイタカアワダチソウ、コセンダングサ等。その他/ヘクソカズラの実(写真上右)、ヒヨドリジョウゴの実、トキリマメの実、ノイバラの実等。